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身辺雑記(2010年3月)

2010年3月30日(火)
今年度も終わりです

  4月1日からは新しい職場で仕事が始まります。今日は明後日の異動に備えて書類の整理です。いつの間にか溜まった雑多な書類を片付けて、後任の人に引き渡さなければなりません。日頃、書類整理が下手だったので、いざとなると片付けが大変です。
 村上春樹さんの「1Q84」のBOOK2を読み終えた勢いで、三浦しをんさんの短編集「天国旅行」(新潮社)読了。本の帯には「心中」をテーマと書いてありましたが、そればかりではないですね。「死」と大きく括った方がいいかもしれません。続いては、道尾秀介さんの「光媒の花」(集英社)を読み始めます。

2010年3月26日(金)
送別会です

  今夜は職場の送別会でした。僕自身も送られる立場で、おおいに飲んできました。二次会はカラオケへ。他社から交流でわが課に来ていた女性も2年間の勤務を終え、帰っていくことになりましたが、その彼女が"ウォン・ビー・ロング"をデュエットしましょうと言ってくれました。僕にとっては、"ウォン・ビー・ロング"はバブル・ガム・ブラザーズの歌ですが、若い彼女にとってはエグザイルと倖田來未とのデュエット曲です。歳の差を感じてしまいましたが、誘ってくれたからには断るわけにはいきません。受けて立ちましたよ。彼女の素敵な声にうっとりしながらも、僕自身も満足いくまで歌いました。ラストはみんなでチェッカーズの"涙のリクエスト"を歌って終了です。あ〜久しぶりのカラオケ、もっと歌いたかったなあ。

2010年3月25日(木)
人事異動

  先日人事異動の発表があり、別の職場に異動することになりました。幸いにも同じ敷地内の別の部署だったので、出勤等これまでどおりで困ることはないのですが、仕事的には今までとは180度考え方が違う部署です。どうしてこんな異動をするのだろう、人事課は考えて社員を異動させているのか!と思ってしまいましたが、しがないサラリーマンとしては会社を辞めない限り、命令には従わなければなりません。明日は、今の職場の送別会です。また別れと出会いの季節がやってきました。
 村上春樹さんの「1Q84」があと100ページほど。BOOK3発売までには読み終えることができそうです。でも、このままだと到底いろいろな謎がBOOK2で解明できそうもないですね。まあ、だからこそのBOOK3の発売なのでしょうけど。
 伊坂幸太郎さんの「オー!ファーザー」、近藤史恵さんの「エデン」、道尾秀介さんの「光媒の花」、三浦しをんさんの「天国旅行」と、今日は読みたい本が一度に発売になりました。これは、また積読本が増えそうです。

2010年3月22日(月)
ハート・ロッカー

  三連休最後の日。今日は先日発表があったアカデミー賞作品賞を受賞したキャスリン・ビグロー監督の「ハート・ロッカー」を観に行ってきました。地元では公開予定がなかったのに、アカデミー賞受賞ということで緊急公開。よくぞ公開してくれました。映画は2時間を超える上映時間でしたが、まったく飽きさせません。ドキュメンタリーのようなタッチで爆発物処理を担当する兵士たちを描いていきます。観ているこちらにも緊迫感が乗り移ってくる感じがします。有名俳優も出てきますが、みんなチョイ役です(「L.A.コンフィデンシャル」や「メメント」のガイ・ピアースなどは出てきてすぐ爆死ですし、「シンドラーのリスト」や「イングリッシュ・ペイシェント」のレイフ・ファインズなんて「あれ?どこに出ていたっけ」というくらい。)。逆に有名俳優でないゆえに、映画にリアリティが出てきたといってもいいかもしれません。緊張していて観終わって疲れました。

 明日は人事異動の発表があります。さて、異動になったら後片付けが大変です。

2010年3月20日(土)
キャラメルボックス「クロノス・ジョウンターの伝説」

 三連休の初日、今日は、池袋サンシャイン劇場で公演中のキャラメルボックスのハーフタイムシアターを観てきました。
 クロノス・ジョウンターの伝説「ミス・ダンデライオン」と「南十字星の駅で」の2本立てです。
 演劇集団キャラメルボックスを初めて観たのが、2005年12月に「クロノス」でした。梶尾真治さんの原作を舞台化した作品でしたが、一緒に行った娘ともども大いに感動して、それ以来、すっかりキャラメルボックスにはまってしまい、今では年4回は公演を観に行くほどになりました。
 そんなこともあって、「クロノス」シリーズは思い入れが強い作品です。今回は2006年春の再演である「ミス・ダンデライオン」と、クロノスシリーズ最後の作品である「南十字星駅で」です。
 このシリーズ、好きな人のために、そして友人のために自分のことを省みずにクロノスに乗って過去に飛ぶという、言ってみればベタな恋物語であり、友情物語なのに、込み上げる感動を抑えることはできません。今回も十分堪能させてもらいました。
 これでシリーズ完結ということですが、今回の「ミス・ダンデライオン」のようにぜひ最初の「クロノス」も再演してもらいたいですね。そして、原作者の梶尾真治さんにはシリーズの最新作を書いていただければうれしいのですが・・・。
  村上春樹さんの「1Q84」、BOOK2に突入しました。これはミステリーですね。おもしろい!

2010年3月17日(水)
「1Q84」読み始めました

 ようやく読み始めました。村上春樹さんの「1Q84」(新潮社)。発売とともに購入したのに、今まで積読ままでした。友人のメールに「1Q84」を読んでいるとあったので、背中を押された感じで、枕元に積んであった本の中から抜き出してきて読んでいます。非常に読みやすいです。まだ200ページ弱なので、今後青豆と天吾がどのように関わってくるのか予想もつきません。青豆が"パラレル・ワールド"かと考えているところですが、これって"世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド"みたいですね。
  来月にはBOOK3が発売予定(すでに予約済みです。)なので、それまでにBOOK3まで読み終えないと。でも、来週には伊坂幸太郎さんの「オー!ファーザー」も発売になるし、勤務も異動になりそうなので、後始末で本をのんびり読むどころではないかなあ・・・。う〜ん、読書する時間がもっと欲しい!

2010年3月13日(土)
山本幸久「失恋延長戦」読了

  山本幸久さんの「失恋延長戦」(祥伝社)読了。同級生に片思いをした女の子の成長の物語であり、飼い犬ベンジャミンとの生活を描いた作品です。女の子のラブストーリはともかく、先日、飼い犬を亡くしたばかりの僕にとっては、一人称のベンジャミンには愛犬の姿が重なってしまいます(うちの犬は柴犬ではなくスピッツで、メスでしたが。)。ラストに書き下ろされたGなんて、山本さん!ずるいですよ。

2010年3月10日(水)
愛犬の死

 昨晩、この冬一番の雪が降りしきる中、我が家の飼い犬が亡くなりました。昨年から急に年老いて、好きだった散歩も嫌がり、一日のほとんどを寝ている生活でしたが、食欲は失せずまだまだ大文夫かとも思っていたのですが・・・。ところが、昨日の朝、食事中に急に具合が悪くなり、医者に連れて行くと脳梗塞を起こしたのではないかとの診断。肺も片方が機能していないという中、様子を見ていたのですが、夜になって次第に呼吸が弱まり、ワンワンワンと小さく鳴いたと思ったら眠るように死んでいきました。最後に何を言いたくて鳴いたのだろうと思うと涙がこぼれました。14歳8か月という年齢を考えれば大往生だったのでしょうが、先日父を亡くしたばかりの我が家としては、再びの悲しい出来事となりました。娘は大泣きで、犬の散歩役を引き継いだ二人の兄たちに電話をしていました。娘が幼い頃から我が家の一員としてずっと生活を共にしてきたので、娘にとってショックは大きいようです。まあ今頃は先日亡くなった父のお供をしてるかもしれません。

2010年3月8日(月)
アカデミー賞発表

  映画好きにとっては気になるアカデミー賞の発表がありました。「アバター」対「ハート・ロッカー」、自然対イラク戦争、元夫対妻という構図でしたが、栄冠に輝いたのは作品賞は「ハート・ロッカー」、監督賞はキャスリン・ビグローと、元妻の完全勝利でした。確かに「アバター」は技術の粋を集めて世界中から支持されましたが、やっぱり、アメリカ人にとってはイラク戦争というのは訴えかけるものがあるのでしょうね。「ハート・ロッカー」、観たいですねえ。
 久しぶりに本の感想をアップしました。父が亡くなる前に読んでいた伊吹有喜さんの「四十九日のレシピ」です。"大切な人を亡くしたひとつの家族が、再生に向かうまでの四十九日間"とは、今の我が家のようです。

2010年3月7日(日)
久しぶりにのんびり過ごしました

  バタバタとした日が続く中、ようやく今日はゆっくりした日曜日を過ごしました。
 このところ、永い時間を読書にあてるというわけにはいきませんでしたが、それでも布団に入ってから少しずつ読んできました。読了本は、第13回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作の両角長彦さんの「ラガド」(光文社)、小路幸也さんの「ダウンタウン」(河出書房新社)、初めて読む乾ルカさんの「メグル」(東京創元社)です。
 今日は第22回小説すばる新人賞受賞作の朝井リョウさんの「桐島、部活やめるってよ」を読書中です。小説すばる新人賞といえば、第15回は関口尚さんの「プリズムの夏」、第16回は山本幸久さんの「笑う招き猫」、第17回は三崎亜紀さんの「となり町戦争」、第18回が飛鳥井千砂さんの「はるがいったら」、第19回は水森サトリさんの「でかい月だな」と、僕好みの作品を輩出していたんですよね。ここ3回の受賞は、時代小説や幻想小説だったため未読ですが、今回は再び僕好みの青春小説の受賞となったので、購入しました。さて、内容はどうかな。

2010年3月5日(金)
まだまだ落ち着かない

  父の告別式から1週間が過ぎましたが、まだまだ落ち着いて生活をするという雰囲気ではありません。今週は、何はともあれ母の生活の糧を確保しなければと、年金の手続きに行ったり、市役所での保険等の手続きや、様々な名義変更で飛び回っていました。金融機関で働く義弟が口座振替の手続きを一手に引き受けてくれたから良かったものの、そうでなければ今週中には手続きが終わらなかったかもしれません。来月には四十九日の法要もあるし、その後は相続手続もしなくてはなりません。当分ゆっくりできそうもないですね。
 3月は伊坂幸太郎さんの「オー!ファーザー」をはじめ、近藤史恵さんの「エデン」、道尾秀介さんの「光媒の花」など読みたい本の刊行ラッシュです。でも、読むことができるかな・・・