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身辺雑記(2010年1月)

2010年1月31日(日)
パラノーマル・アクティビティ

  今日は映画「パラノーマル・アクティビティ」を観に行ってきました。この映画、製作費はわずか15000ドル。それが全米公開5週目には興行収入が5億ドルを突破したという何ともすごい映画です。CMでもかなり怖そうな感じの映画だったので、期待して観に行ったのですが・・・。正直のところ拍子抜け。それほど驚くべき映画ではなかったですねえ。場内には若い女の子たちが多かったので、恐怖シーンではきっと黄色い悲鳴が起きるのではないかなあとも思ったのですが、最後までシ〜ンとしていました。ラストだけでしょうか、おぉっと思ったのは・・・。意外に集中してみることはできたのですけどね。
 「蝦蟇倉市事件1」読了。競作者の5人の中では、やはり伊坂さんと道尾さんの作品がおもしろかったです。あとはちょっと・・・。次は、湊かなえさんの「Nのために」を読み始めます。

2010年1月30日(土)
本当なら今頃は・・・

  今日は本当ならば職場の旅行で、新潟でおいしいお酒とカニや新鮮な刺身に舌鼓を打っているはずだったのに、どうしても遠出ができない事情ができて、残念ながら参加を断念。
 その代わりと言っては何ですが、空いた時間に今日から公開の伊坂幸太郎さん原作の「ゴールデンスランバー」を観に行ってきました。初日の1回目の上映で、混むかなと思ったのですが、やはり都会の映画館とは違います。50人にも満たない入場客で、おかげでど真ん中の良い席でゆっくりと観ることができました。でも、伊坂人気は地方ではそれほどでもないのかなあとちょっと複雑。感想としては、伊坂さんのこれまでの映画化作品の中で1番おもしろかった作品といえます。主演が堺雅人さんということが大きな理由ですけど。内容は置いておくとして、とにかく出演陣が豪華です。堺さん以外に竹内結子さん、吉岡秀隆さん、劇団ひとりさん、香川照之さん、柄本明さん、ベンガルさん、伊東四朗さん、そして伊坂作品にはおなじみの濱田岳さん。これだけでもすごいのに、大森南朋さん、貫地谷しほりさん、相武紗季さんがチョイ役で出演しているのですから。ただ単に出演しているだけでなく、みんな役柄にぴったりなんですよ。伊坂ファンはもちろん、原作を読んでいない人でも十分楽しめる映画となっています。
 伊坂幸太郎さん他4人の作家の競作「蝦蟇倉市事件1」を読書中です。やっぱり伊坂さんはおもしろい。

2010年1月26日(火)
ご冥福をお祈りします

  ぽこさんのサイトで北森鴻さんが亡くなられたことを知りました。北森さんといえば民俗学関係の作品より"香菜里屋"シリーズが大好きな作家さんでした。ご冥福をお祈りします。
 読み終えたまま感想を書いていなかった海堂尊さんの「イノセント・ゲリラの祝祭」の感想をようやくアップしました。田口、白鳥シリーズはこのままミステリから離れていくのでしょうか。

2010年1月25日(月)
「カッコウの卵は誰のもの」読了

  東野圭吾さんの「カッコウの卵は誰のもの」を読了。このところ私的なことで忙しい日が続いているので、なかなか落ち着いた読書の時間が取れず、読み終えるのに何日も費やしてしまいました。ガリレオシリーズや加賀刑事シリーズではない作品ですが、前作の「新参者」の印象が強かったせいか、僕としてはいまひとつといった評価でした。次は、山本幸久さんの「愛は苦手」に取り掛かります。

2010年1月22日(金)
今年最初の映画

  仕事帰りに今年初めての映画を観に行ってきました。ブルース・ウィルス主演の「サロゲート」です。舞台は未来、人類はサロゲートと呼ばれるロボットを身代わりにして自らは自宅に閉じこもったままという世界です。ブルース・ウィルスの鬘には唖然としてしまいましたが(笑)、正直のところ、いまひとつのSF映画でした。SFとしては、「アバター」を観てしまうと、評価は厳しくなってしまうのは仕方ないですよね。

2010年1月20日(水)
東野さん新刊発売

  カッコウといえば、卵を他の鳥の巣に産み、その鳥に子どもを育てさせるという習性を持つのは有名です。このことを"托卵"というそうです。東野圭吾さんの新作の題名は「カッコウの卵は誰のもの」。その題名からすると、何となく話の内容は推測できます。さて、今回はノン・シリーズもののようですが、前作の「新参者」を越えることができるでしょうか。
 このところ、私的なことで疲れ気味です。いろいろ考えることが多くて読書も停滞気味。映画も今年になってからは1本も観に行っていません。今週末は何か観に行こうかな。

2010年1月14日(木)
直木賞発表

  第142回直木賞が発表されました。受賞は、佐々木譲さんの「廃墟に乞う」と白石一文さんの「ほかならぬ人へ」の2作同時受賞となりました。ちょっと期待していた郷土の作家・辻村深月さんは残念ながら受賞はなりませんでした。佐々木さんと白石さんは以前にも候補になった経験があるのに対し、辻村さんは初めて。アラサーの辻村さんに対して受賞した二人は50代(佐々木さんはもう60歳になりますね。)で、経験の差もあったのでしょうか。でも、最近次々と新刊が出て勢いのある辻村さんですから、次回大いに期待です。
 小川糸さんの「食堂かたつむり」が文庫化されました。ハードカバーが出てまだ2年ですが、来月からの映画の公開に合わせたのでしょうね。未読だったので、さっそく購入です。

2010年1月11日(月)
優勝!!

  山梨学院大学附属高校おめでとう! 今日の全国高校サッカー選手権大会決勝で、山梨学院大学附属高校が青森の青森山田高校を破って、見事初出場初優勝を飾りました。山梨県勢としても初優勝です。県内では号外も出て大喜びです。正月2日、3日の箱根駅伝での山梨学院大学の3位入賞から始まり、この優勝でお正月も終わったという感じです。あとは14日発表の直木賞で候補となっている山梨学院大学附属高校出身の辻村深月さんが受賞すれば、山梨学院としては万々歳ですね(ちょっと厳しいでしょうけど。)。三連休も終わって、明日からはまた忙しい仕事が始まります。

2010年1月9日(土)
決勝進出

  いやぁ〜長い1週間でした。正月明けの月曜日からの仕事はさすがに疲れました。今日からは三連休です。初日の今日は、本県代表の山梨学院大学附属高校が勝ち進んだ全国高校サッカー大会準決勝をテレビ観戦です。本県代表としては27年ぶりの決勝進出をかけた戦いに思わず熱くなりました。結果は見事に2−0で決勝に進出です。明後日の決勝は青森県代表の青森山田高校。相手のMFはプロも注目の選手で、学院の苦戦が予想されます。でも、頑張れ!学院! 県民も応援しているぞ。かつて、韮崎高校で準優勝3回を数えた横森監督に今度はぜひ優勝をプレゼントしてほしいですね。
 藤谷治さんの「船に乗れ! T 合奏と協奏」(ジャイブ)読書中です。 

2010年1月6日(水)
多島斗志之さん行方不明

  今日届いた東京創元社のメールマガジンに「多島斗志之先生 捜索へのご協力のお願い」が掲載されていました。先月19日から書き置きを残して行方が分からないとのこと。奇しくも先月双葉文庫で刊行された多島さんの「クリスマス黙示録」を読み終えたばかりでした。最近では「黒百合」(東京創元社)が一昨年のミステリベスト10の上位に入るなどの活躍を見せてくれていました。無事見つかるといいのですが。「クリスマス黙示録」はおススメです。

2010年1月5日(火)
直木賞候補作発表

  第142回芥川賞・直木賞候補作の発表がありました。一番の注目は、地元の作家、辻村深月さんの「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」が選ばれたことです。辻村さんは、出身高校が我が子たちと同じということから、「冷たい校舎の時は止まる」でデビュー以来応援している作家さんです。正直、受賞するのは難しいかと思いますが、選ばれただけでもすごいです。大きな拍手です。
 辻村さん以外の候補作は次のとおり。
  池井戸潤「鉄の骨」(講談社)
  佐々木譲「廃墟に乞う」(文藝春秋)
  白石一文「ほかならぬ人へ」(祥伝社)
  葉室麟「花や散るらん」(文藝春秋)
  道尾秀介「球体の蛇」(角川書店)
 候補作の中では、辻村作品以外では佐々木さんと道尾さんの作品を読んでいるだけなので、候補作を比較して論評することはできません。気になるのは、主催の文藝春秋作品が2作も選ばれていることです。2作も選ばれていて果たして両方とも落とすかなあ。あとは、ミステリではない道尾作品か、年齢的には佐々木作品か。何が受賞するにせよ、14日の選考会は楽しみです。そうそう大森、豊崎両氏による「文学賞メッタ斬り!」予想も楽しみです。今回もやるんでしょうね。

2010年1月2日(土)
箱根駅伝往路

  今日は朝から箱根駅伝をテレビ観戦。地元大学が出場するようになってから、1月2日、3日は箱根駅伝を見て過ごすのが恒例となりました。ただ走ってるのを見ているのが何が面白いんだろうと自分でも思いますが、不思議と選手の走る様子にテレビに釘付けになってしまうんですよねえ。地元大学は、今年は昨年までいたケニアからの史上最強の留学生が卒業したので苦戦するとの予想でしたが、結果は往路第2位。高校時代は無名の選手たちですが、全員の頑張りでよくここまで頑張ったものです。大きな拍手を送りたいです。それにしても、5区山登りの東洋大学の柏原選手の走りは圧巻でした。7位でタスキを受け取るとあっという間に首位に立ち2位に3分30秒以上の差をつけてゴールしました。昨年自分自身が作った区間記録を破るという素晴らしい走りでした。お見事です。さて、明日は地元大学の快走を期待して朝からまたテレビ観戦です。
 石持浅海さんの「君がいなくても平気」(カッパノベルス)読了。こういうストーリーは好みではないですねえ。