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身辺雑記(2009年1月)

2009年1月27日(火)
アカデミー賞ノミネート

 先日、アカデミー賞ノミネート作品の発表がありました。候補に挙がった数が一番多かったのは、ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット共演の「ベンジャミン・バトン」です。老人の状態で生まれた男が成長すればするほど若返っていくというヒューマン・ファンタジーです。来月から公開されますが、こうしたファンタジーは大好きです。ただ、ファンタジーはなかなかアカデミー賞を取れませんからねえ。遙か昔「天国から来たチャンピオン」というファンタジー映画がノミネートされましたが、受賞したのは、社会派映画の「ディア・ハンター」でした(「ディア・ハンター」も確かに受賞に相応しい映画でしたけども)。今回他に作品賞にノミネートされているのは、「フロスト×ニクソン」、「ミルク」という実録ドラマ、ベルハルト・シュリンクのベストセラー「朗読者」を映画化した「愛を読む人」、社会派ドラマ「スラムドッグ$ミリオネア」です。さて、結果はどうなるか楽しみです。
 アカデミー賞の楽しみと言えば、昨年亡くなったヒース・レジャーが「ダーク・ナイト」で助演男優賞にノミネートされています。ジョーカー役を大熱演でしたから、助演男優賞は彼で決まりでしょうね。
 もう一つの楽しみは、日本映画の「おくりびと」が外国語映画部門でノミネートされたこと。でも納棺師のことは日本人でもわかっていなかったのに、アメリカ人に理解できるでしょうか。

2009年1月25日(日)
食い倒れ旅行

  昨日から職場の旅行で名古屋に行ってきました。食い倒れ旅行で、「味噌煮込みうどん」、「名古屋コーチン」、「きしめん」、「ひつまぶし」と、名物料理を食べてきました。メタボを気にしていたのに、この2日間でお腹周りは一段と膨らんだかも。お酒も相当飲んでしまったし。
 とりあえず、旅行鞄の中に恩田陸さんの新作「ブラザー・サン シスター・ムーン」を入れていきました。みんなで楽しんでいるバスの中で、一人本を広げるわけにも行かないし、読む機会があるかなと思ったのですが、昨夜、二次会からホテルに戻ってから目が冴えてしまい、眠くなるまでの時間読みました。今朝朝食を終えて、出発するまでの間も読んで、いっきに読み終えました。う〜ん、別に何か事件が起きるわけでもなし、3人の男女の学生生活を淡々と描いただけ。これだけ?何か読み過ごしてしまったものがあるのかなあ。

2009年1月21日(水)
オバマ大統領就任

  今日は朝早くからオバマ大統領の就任式のニュースばかりでしたね。日本でもオバマ大統領の演説集の本が売れていますが、就任演説ではまた「イエス ウィ キャン」のような名言が出るのかと期待されていたようです。でも、奇をてらうようなこともなく、堅実な演説だったようです。初の黒人大統領の就任ということで、アメリカは、ひいては世界はどう変わっていくのでしょうか。当然、日本には何らかの影響が出てくるのでしょうけど。
 重松清さんの「希望ヶ丘の人びと」読了。いっき読みでした。絵空事といわれるかもしれませんが、主人公と同じ中年男には楽しい話でした。次は坂木司さんの「夜の光」(新潮社)です。

2009年1月19日(月)
原田マハ「キネマの神様」読了

  原田マハさんの「キネマの神様」(文藝春秋)をいっき読みしました。素敵な作品でした。映画好きの人におすすめです。
 今夜からは重松清さんの「希望ヶ丘の人びと」(小学館)を読み始めます。妻をガンでなくし、娘と息子を連れて妻が幼い頃住んでいた70年代初めに開発されたニュータウンに引っ越してきた男。さて、彼ら一家の行く末はどうなるのかという話です。このところ、久保寺健彦さんや小路幸也さんの作品など昔開発されたニュータウンを舞台にした物語が目につきますね。さて、昔のニュータウンを舞台に重松さんがどんな話にしているのか、楽しみです。

2009年1月17日(土)
007 成功の報酬

 今日は休日なのに早起きして、「007 慰めの報酬」の先行ロードショーを観に行ってきました。さすがに9時からの上映となると、都会と違って観客は少なく、真ん中の一番いい席で観ることができました。
 前作の「カジノ・ロワイヤル」の1時間後から始まる物語のようです(パンフレットを買おうと思ったら、来週の公開日からの発売だそうで、残念ながら買えなかったので、詳しいことは確認できませんでしたが。)。これは、見る前に前作をDVDで観ておけばよかったぁ〜。どうも前作で死んだ愛した女性を操っていた組織を追う話のようですが、もう前作の細かいところは忘れてしまいましたしね。話の展開も速すぎていささかついていけなくなってしまいます。これから見る人はぜひ前作をおさらいしていった方が楽しめますよ。

 原田マハさんの「キネマの神様」(文芸春秋)を読み始めました。帯に書かれた“壊れかけた家族を映画が救う奇跡の物語”という言葉は、映画好きにとっては殺し文句です。即購入してしまいました。
 15日に発表になった直木賞は、天童荒太さんの「悼む人」と山本兼一さんの「利休にたずねよ」の2作受賞となりました。恩田さんと道尾さんは残念ながら次回に期待です。本屋さんの平台に積まれていた「悼む人」は、まだ直木賞受賞の帯が付いていませんが、受賞発表前に比べてかなり減っています。ここ2日で購入した人が多かったようです。う〜ん、この本は文庫化まで待つかなあ〜

2009年1月14日(水)
ジェネラル・ルージュの凱旋

  3月に田口、白鳥コンビの映画化第2弾「ジェネラル・ルージュの凱旋」が公開されます。今回も演じるのは竹内結子さんと阿部寛さん。田口役が女性というのは、原作小説のファンとしては、ちょっとね〜と思ってしまうのですが、でもやっぱり観に行きますよ。そのために、先日発売になった文庫を購入して読み始めました。前作の「ナイチンゲールの沈黙」と同じ時期の話のようです。伝説の歌姫が倒れて、東城大学病院に運び込まれるところまで読みました。看護師の小夜と翔子も登場しています。さてさて、この後どんな話になっていくのか、おもしろそうです。
 作家の梶尾真治さんが「僕らのミライへ逆回転」という映画を絶賛していました。ジャック・ブラック主演の“最良の映画小僧映画”だそうです。ジャック・ブラック主演ではとうてお地方の映画館では観客は入らないので、公開はされそうもありません。観たいなあ〜
 → この映画、昨年秋に既に公開されていたのですね。となると、DVDがもうレンタルされているのかな。

2009年1月12日(月)
3連休も終わり

 3連休も今日で終わりです。先週1週間は、まだお正月気分だったのですが、それも今日まで。明日からまた嫌な仕事が待っています。今日の成人式を前に地元では昨日成人式が行われました。大学生の息子も先日下宿に帰ったばかりだというのに、わざわざ成人式に出るため帰ってきました。電車代もバカにならないのになあ。式の後に同級会があるので、友人たちと出会うのが楽しみだったようです。地元に式にはサプライズゲストで我が県出身のレミオロメンが登場し、新成人たちは大喜び。わずか2曲を歌っただけですが、新成人たちには評判だったようです。全国ニュースにも掲載されたし、市の担当者さん、お見事でしたね。(ちなみにレミオロメンは隣の市の出身です。隣の市の担当者は悔しい思いをしたでしょうね。よその市に取られて、市長さんから怒られなかったかな。)  

2009年1月5日(月)
仕事始め

 長いはずだった年末年始の休みもあっという間に終わり、今日は仕事始めです。これだけ休むと仕事に出るのも嫌になりますね。1週間丸々あるし、今週は辛い1週間になりそうです。
 第140回芥川賞・直木賞の候補作の発表がありました。興味のある直木賞の候補作品は次のとおり。

    恩田陸『きのうの世界』講談社 
    北重人『汐のなごり』徳間書店 
    天童荒太『悼む人』文藝春秋 
    葉室麟『いのちなりけり』文藝春秋 
    道尾秀介『カラスの親指』講談社 
    山本兼一『利休にたずねよ』PHP研究所

 読んだのは、恩田さんと道尾さんの作品だけです。他の作品は内容がわからないので、論評もできないのですが、ミステリファンとしては、やはりこの両者のどちらかに受賞してもらいたいですね。発表は15日です。 

2009年1月3日(土)
箱根駅伝

 昨日は妻の実家で、今日は自宅で、朝からテレビの前で箱根駅伝を見ていました。毎朝自宅前の道路を練習で走る地元の大学に声援を送ったのですが、残念ながら優勝はできませんでした。今年は、期待のエースの快走もあったのですが、思わぬブレーキになる選手も出て、途中優勝争いに絡みながらも次第に後方へと下がってしまいました。しかし、高校の有力選手が東京の大学に入学してしまう中で、高校でエース級の陰に隠れていた選手を見いだして育てる監督と、辛い練習にも頑張ってシード権を獲得した選手たちには拍手を送りたいです。
 それにしても、早稲田大学なんて超高校級が4人も入学、そのうち3人が1年生で今回走ったのですから、うらやましい限りですよね。

 伊坂幸太郎さんの「モダンタイムス」を2年越しで読了。ただいま佐々木譲さんの「警官の紋章」に取りかかりました。休みも明日限り。奥田英朗さんの「オリンピックの身代金」までは休み中は無理でした。今夜は義弟たちが来るので飲まなければならないし・・・

2009年1月1日(木)
明けましておめでとうございます

  明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。
 昨日目標を立てましたが、とにかく今年は昨年よりは読書をする時間を持ちたいと思います。そして、HPの更新もなるべく頻繁にしたいですね。
 ただいま伊坂幸太郎さんの「モダンタイムス」読書中。なかなか読むことができなくて、二年越しになってしまいました。これから妻の実家に行ってくるので、今日ももう読むことができないかなあ。年末年始の休みで、少なくても「モダンタイムス」以外、佐々木譲さんの「警官の紋章」、奥田英朗さんの「オリンピックの身代金」を読みたいと思っていたのですが、果たして読み切ることができるか難しいところです。