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身辺雑記(2008年10月)

2008年11月10日(月)
ブルーマンデイ

  ただでさえ、月曜日はブルーマンデイなのに、昨日が休日出勤だったのでその傾向はなおさらです。会社には言えないですが、月曜日の仕事の効率はかなり悪い気がします(^^;
 綾辻行人さんの「びっくり館の殺人」(講談社ノベルス)を購入。講談社ミステリーランドの1冊として刊行されたときには、ちょっと高くて買う気にならなかったのですが、今回館シリーズが従来から出ている講談社ノベルスからの発売ということで購入しました。それほど評判にはならなかったようですが、やはり館シリーズですからねえ、手元に置いておきたい1冊です。何といっても、日本のミステリを読むきっかけになったのが綾辻さんの「十角館の殺人」を手にしたことからでしたから。まだ「暗黒館の殺人」も積読状態ですが、それより薄いこちらから読むことになりそうです。
 綾辻さんとともに本日購入したのが笠井潔さんの「オイディプス症候群 上・下」(光文社文庫)です。これまた、ハードカバーでは高くて買えなかった作品です。矢吹駆シリーズ第5弾、孤島ものです。1000ページ以上の大作、当分積読ままになりそうです。 

2008年10月31日(金)
10月も終わりです

  今日で10月も終わりです。明日からは3連休ですが、先週の土日は仕事で愛媛まで出かけていたので、のんびり家で過ごしたいと思っています。なにせ、東野圭吾さんのガリレオシリーズの2冊と伊坂幸太郎さんの「モダンタイムス」が積ん読ままになっているし、そのうえ、今日本屋さんで本多孝好さんの新刊「チェーン・ポイズン」(講談社)を見つけて、思わず購入してしまい、さらに買ったままの本が増えてしまいました。これらの本、読みたいし、何となく読むのがもったいない気もするし、どれから読もうか思案中です。
 昨日からいっきに、辻村深月さんの「ロードムービー」(講談社)読了。デビュー作の「冷たい校舎の時は止まる」から生まれた3編の短編集です。とはいえ、「冷たい校舎の〜」を読んだのはもう4年前のことですから、登場人物の名前も作者と同じ辻村深月を除いては、すっかり忘れてしまっているので、この作品が「冷たい校舎の〜」とどんな繋がりがあるのか、「雪の降る道」以外はまったくわかりませんでした。結局ネットで他の人の感想を読んで、あ〜そうだったのかとわかった次第。まあ知らなくても読むには問題ないですが、知っていた方がより楽しめるでしょうね。
  そうだ!テレビをどうにかしなくては!

2008年10月29日(水)
テレビのない生活

  テレビが点いていない夜というのは静かです。気温が下がり、すっかり秋の夜長といった今夜は、ジャズの「枯葉」を聴きながら、のんびり本を読んで過ごしています。秋の静かな夜にはジャズが何となく似合いますね。音楽のことに造詣がなくても、マイルス・デイビスのトランペットの音色は心地よく感じられます。テレビがなくても、朝はラジオでニュースを聞いたりしてどうにかなるものです。かえって、帰宅してからの時間も長く感じられて、いろいろなことができていいですね。
 とはいえ、娘からはテレビがなくては生活できない!早くテレビを買ってくれとの強い要望。まったく、パソコンから始まり、携帯電話にテレビと、故障続きです。まだまだボーナスまで2か月もあるのに、この出費は痛いです。
 このところ通勤バスの中で読んでいた井上夢人さんの「あわせ鏡に飛び込んで」読了。このところ作品の発表がない井上さんの文庫オリジナルの短編集ですが、僕としては短編よりも長編が読みたいですね。 

2008年10月27日(月)
松山に行っていました

  土曜日から愛媛県の松山に行っていました。今日は休みを取って、一日道後温泉本館のお風呂に入ったり、松山市内をぶらぶらして先ほど帰宅しました。携帯に備えられている万歩計によると、この3日間、机に向かっている仕事ばかりという通常と異なって、毎日1万歩以上歩いていました。ただし、せっかく消費したカロリーでしたが、おいしい地ビールと地酒で消費した分以上のカロリーを取ってしまいましたけど。それにしても、今日午前中道後温泉本館のお風呂に入った後に飲んだ地ビールはおいしかったなあ。日頃の発泡酒とは大違い、昨晩もかなり飲んだのに、ついついグラスを重ねてしまいました。くわしい松山滞在記はまた後日に。

 家に帰ってきたら、なんと!テレビが壊れていました。地デジ放送になる平成11年まではブラウン管テレビで頑張ろうと思っていたのに、その前に長年使用していたテレビが音を上げてしまったようです。お金がありさえすれば、すぐに液晶大画面テレビを買いたいところですが、先立つものはなし。さて、どうしたものか。でも、テレビのない生活というのも静かすぎて、変な感じです。東野圭吾さんの「聖女の救済」と「ガリレオの苦悩」も留守の間にオンライン書店から届いていたし、読書の秋、テレビのない静かな生活の中で読書三昧もいいかもしれません。ただし、娘はテレビがないと○○が見ることができないから、はやく液晶テレビを買ってくれと、うるさいのですが。

2008年10月23日(木)
ガリレオシリーズ新作発売

  本屋さんの店頭にはもう東野圭吾さんの「聖女の救済」と「ガリレオの苦悩」が並んだようです。予約していたオンライン書店からもすでに発送されたようです。早く届かないかなと思うのですが、今週末は仕事で県外出張なので、届いても読むことはできないからまあいいか。それにしても積ん読本が増えるばかりです。 

2008年10月22日(水)
ピーター出演「罠」

 全国公演の一環として地元の文化ホールで上演されたピーター(池畑慎之介)、上条恒彦ら出演の「罠」を観に行ってきました。混むかなと思って、チケット発売時間とともに電話予約したら、なんと一番前の席になってしまったのですが、やはり文化後進県なんでしょうか、予想に反して二階席はまったくの空席という入りでした。でも、内容はおもしろかったです。これはおすすめです。とにかく、まずはピーターの女役にびっくりします。まったく女性そのものでした。休憩時に女性の観客の皆さんが、「どうしてあんなに腰がくびれているの〜」と口々に感嘆していましたからねえ。確かにそのとおりです。それにあの胸の谷間は本物なのかなあ。ピーターは、いわゆる女性になるための手術ってしていましたっけねえ? 男だとわかっていながら、ミニスカートで足を組む仕草にはドキッとしてしまいました。お見事でした。
 どうしてもピーターの女装に目がいってしまいますが、ストーリーも素晴らしかったです。題名の「罠」というのが、そういう意味(ネタバレになるので言えませんが。)とは、わからなかったなあ。ラストのどんでん返しも途中までは予想できましたが、最終的にああなるとは・・・。いやぁ〜参りました。
 昨夜、ようやく小路幸也さんの「HEARTBLUE」読了。さて、いよいよ伊坂さんの「モダンタイムス」に取りかかろうかなあ。何だか読むのがもったいない気もするし・・・

2008年10月21日(火)
西澤保彦「スナッチ」

  今月、光文社から発売される西澤保彦さんの新刊「スナッチ」の内容を光文社ホームページで見ると、『22歳だった。次の日、ぼくは53歳になっていた。空白の31年。ぼくは。きみは。ぼくたちは。少しは幸せだったのだろうか。彼を襲ったのは、不条理でやりきれない、人生の黄金期の収奪。あらかじめ失われた、愛しい妻との日々。おぼえのない過去を振り返る彼に、さらなる危険が迫る!』(光文社HPから抜粋)とあります。これだけ読むと、すぐ頭に浮かぶのは北村薫さんの「スキップ」です。女子高校生が目覚めたら40代の中年女性になっていたという“時と人”シリーズの第1作はいろいろ考えさせてくれる作品でした。西澤さんのことですから、同じパターンの話ではないと思うので、ちょっと気になる作品です。
 そのほか、今週は気になる作品が続々と発売になります。坂木司さんの「夜の光」、辻村深月さんの「ロードムービー」、そして今話題の東野圭吾さんのガリレオシリーズ新作「聖女の救済」、「ガリレオの苦悩」と読書好きにはたまらない週ですが、懐具合は寂しくなるばかりです。図書館が近くにできてくれないかなあと思うこの頃です。  

2008年10月19日(日)
読書進まず

  先週は、いろいろバタバタしていて読書があまりできませんでした。せっかく伊坂さんの「モダンタイムス」が発売されたというのに、そのときに読み始めていた小路幸也さんの「HEARTBLUE」が全然進まずにまだ半分も読んでいないという状況です。今週も忙しいし、「モダンタイムス」の積ん読はいつまで続くやら。
 昨日、スティーブン・スピルバーグ製作総指揮、シャイア・ラブーフ主演の話題作「イーグル・アイ」を観に行ってきました。最初から息もつかせぬ怒濤のアクションとあらゆるテクノロジーを操作してシャイア・ラブーフとミシェル・モナハンの二人を操る女の正体は誰かというミステリにすぐに映画の世界に入っていくことができました。世間ではいろいろ言ってきますが、僕としてはある有名な宇宙を舞台にしたSF映画のことを頭に思い浮かべてしまったのですが、それって少数派なのかな。ともあれ、自分が持っている携帯電話、そこらへんに設置されている監視カメラ、そして空高くに存在する監視衛星等々、いつでも自分が見張られている可能性があると思うと怖い世の中です。
 久しぶりに息子から電話があり、何かおもしろい本はないかと聞かれたので、伊坂幸太郎さんの本を推薦。前回推薦した友人は駄目だったけど、果たして息子は伊坂さんのファンとなるのか、果たしてどんな感想を持つのか、ちょっと楽しみです。

2008年10月14日(火)
伊坂幸太郎「モダンタイムス」発売

  仕事から帰ったら、オンライン書店に注文しておいた伊坂幸太郎さんの「モダンタイムス」が届いていました。結局悩んだ末挿絵が完全収録された特別版を購入してしまいました。通常版とは挿絵が収録されているのが違いで、内容は同じだそうです。読むだけを考えたら1000円安い通常版を買った方がよかったんでしょうけど。つい、出版社の策略に乗ってしまいました(笑)それにしても京極さんの本に負けないほどの厚さです。
 さてさて、いざ手元にあると読むのがもったいなくなりますね。とりあえず今は小路さんの「HEARTBLUE」を読み始めたばかりのなので、そちらを優先です。

2008年10月13日(月)
三連休も終わりです

  三連休も終わってしまいました。せっかくの行楽の季節ですが、学校の定期試験と国家試験を目前にした娘と妻は行楽どころではないようで、毎日図書館通いです。僕自身は、先日のパソコンに続き、今度は携帯もボタンを押しても反応しなくなるという状況で、しょうがないので昨日、今日とパソコンと携帯電話を見にあっちこっち歩いていました。
 電器屋さんに行くといろいろ買いたくなってしまいます。大画面の液晶テレビも欲しいし、ブルーレイ・ディスクも画像が綺麗で、お金さえあれば買いたいですよねえ。ちょっと前まではDVDの映像にビックリしていたのですが、店頭でDVDとブルーレイ・ディスクで同じ映画の画像を流しているのを見ると、鮮明なブルーレイ・ディスクの画像にはまたビックリです。大画面で映画を観たら最高だなあと思って見入っていたら、店員さんもこれは買いそうだと思ったのでしょうか、延々30分以上もああだこうだと液晶とプラズマの違いから、メーカーの製品の違い、ブルーレイ・ディスクとのリンク等々説明してくれました。おかげで詳しくなってしまいました(笑)
 この三連休、パソコンのリカバリーで読書をする気分にならず、ほとんど読むことができませんでした。とりあえず、以前に購入して積ん読ままだった小路幸也さんの「HEARTBLUE」(東京創元社)を読み始めます。

2008年10月12日(日)
ガリレオシリーズ24日2作同時刊行

  昨日の身辺雑記に「10月発売予定の東野圭吾さんのガリレオシリーズ「ガリレオの苦悩」と「聖女の救済」は、いまだに文藝春秋のホームページを見ても発売の告知がされていません。」と書いたのに、先ほど文藝春秋のホームページを覗いたところ、出ていました! 10月24日、「ガリレオの苦悩」と「聖女の救済」同時刊行だそうです。「ガリレオの苦悩」が論理の短編で、「聖女の救済」が情念の長編だそうです。やはり気になるのは「容疑者Xの献身」に続く長編ですね。今回のガリレオの敵が女性というのも惹かれます。さてさて、24日が楽しみです。でも、パソコンをどうにかしなくてはと思っている今、伊坂さんの新作の他に東野さんの2作の新作、それに辻村さんや佐々木譲さんの新作も刊行されるし、今月は懐具合が非常に厳しいです。

2008年10月11日(土)
伊坂幸太郎「モダンタイムス」予約中

  諦めきれずにああだこうだと試みた結果、どうにかウインドウズが起動しました。ただ、データは破損してしまっており、外付けハードディスクにコピーしていたものだけは、最新のものではなかったけど、ある程度まで復旧させることができました。でも、大事な友人からのメールが消えてしまったのは大ショックです。やはり、あぶないと思ったらマメにバックアップを取っておかないと駄目ですね。とりあえず起動したけど、いつまた駄目になるかわからないし、不安な日が続きそうです。
 今月発売予定だった伊坂幸太郎さんの「モダンタイムス」(講談社)がいよいよオンライン書店でも予約が始まったようです。連載時のイラストが入った特別版は税込で2835円で、ちょっと高いですよねえ。う〜ん、どうしようか思案中です。
 一方、同じく10月発売予定の東野圭吾さんのガリレオシリーズ「ガリレオの苦悩」と「聖女の救済」は、いまだに文藝春秋のホームページを見ても発売の告知がされていません。もしかしたら発売延期になったのでしょうか。今月は映画が公開されるし、テレビでも新作が放映されるなど、ガリレオ人気がいっきに高まっているので、営業的には発売するには今が一番なんでしょうけど。まあ文藝春秋の社員でもない僕が気にかけても仕方ないですが、とにかく早く読みたい。特に「聖女の救済」に期待です。
 芦辺拓さんの「十三番目の陪審員」(創元推理文庫)読了。陪審員制度をテーマに書かれた作品です。来年から始まる裁判員制度を前にして、興味深く読むことができました。 

2008年10月9日(木)
諦めきれず

  諦めきれずに今夜も帰ってからずっと、起動しないパソコンをからかっていましたが、やはり駄目です。いやぁ〜疲れました。読書をする気も起こりません。とりあえず、先日読み終わった久保寺健彦さんの「すべての若き野郎ども」の感想をアップしました。こうした色々考えたくないときに読むのにはぴったりの作品だと思います。さて、明日一日頑張れば三連休です。新しいパソコンを買いに行きたいけど、お金はなし。当分妻のパソコンを借りて我慢しようかな・・・。

2008年10月8日(水)
大ショックです

 大ショックです。ついにパソコンが起動しなくなりました。このところ、急に再起動したり、あるいはシステムダウンしたりして、まずいなあと思っていたのですが・・・。まあ、購入から既に5年以上がたち、どうにかメモリやハードディスクを増設したりして頑張ってきたのですがついに寿命がつきました。とりあえず、大事なデータは外付けのハードディスクにコピーはしておいたのですが、新しいパソコンを買って、いろいろ設定するのも面倒です。このHPは、妻のパソコンにホームページ作成ソフトをインストールして、サーバーからデータをダウンロードできたので、どうにか大丈夫そうです。それにしても参ったなあ。新しいパソコンを買う資金をどうにかしなくてならないし・・・。今夜は本を読む気力もないので、寝ることにします。

2008年10月7日(火)
テレビにキャラメルボックスが・・・

  今朝出勤前にテレビを見ていたら、テレビ朝日の「やじうまプラス」という番組の芸能ニュースで演劇集団キャラメルボックスのクリスマスツアー「君の心臓の鼓動が聞こえる場所」の発表記者会見の模様が放映されていました。黒川智花さんの舞台ということが主たる話題でしたが、西川浩幸さんも名前入りでしっかり登場していました。今回は娘と一緒に観に行く予定です。チケットも確保したし、12月のサンシャイン劇場が楽しみです。

 俳優の緒方拳さんが亡くなりました。緒方拳さんといえば、僕が一番印象深いのは必殺シリーズ第1作「必殺仕掛人」で演じていた仕掛人の一人、藤枝梅安です。普通は女好きの軽い男の梅安が、仕事となると眼光鋭く、長い針を使用して悪者を殺すシーンは衝撃でした。いやぁ〜夢中でテレビにかじりついて見たものです。必殺シリーズとなると、どうしても藤田まことさんが演じた中村主水の人気が高いのですが、緒方さんの演じた藤枝梅安は中村主水に匹敵するキャラクターでした。そのほか「楢山節考」「復讐するは我にあり」「鬼畜」と、日本映画には欠かせない俳優さんでした。ご冥福をお祈りします。

  今夜は、ついTBSテレビでやっていた「あなたが聴きたい歌の4時間スペシャル」という番組に見入ってしまいました。昔懐かしい歌が次々と歌われるのを聴くと、あの歌が流行ったときは、そういえばあんなことしていたなあという記憶が蘇ってきました。はぁ〜歳取ったなあ・・・

2008年10月6日(月)
歳を取るのは怖い

  時間の経過というのは、ときに残酷です。親戚の葬儀で久しぶりに出会った妻の伯母が、妻の顔がまったくわからない状況になっていました。はきはきした男勝りの人で、僕らの結婚も大いに応援してくれた人だったのに。悲しいことですが、周りの人は受け入れていかなければならないですね。僕らもいつ同じような状況になるかもしれません。歳を取るというのは本当に怖いです。
 本日発売の「ダ・ヴィンチ」11月号の特集は、東野圭吾さんの「ガリレオ」です。表紙も、湯川を演じている福山雅治さんです。うらやましいほど、格好いいですねえ。あの格好とあの声ですから女性が騒ぐのも無理ないです。 ところで、文藝春秋のホームページでは、まだ掲載されていませんが、特集の中では今月発売のガリレオシリーズの2作が紹介されています。短編集の「ガリレオの苦悩」と長編の「聖女の救済」です。「ガリレオの苦悩」には、湯川と草薙のコンビに加えて、ドラマでは柴咲コウさんが演じている内海薫刑事がようやく登場します。さて、小説版の内海刑事はどんなキャラなのか楽しみですね。
 一方「聖女の救済」では、草薙刑事が容疑者の女性に恋してしまうようです。こちらでは“湯川の論理的思考癖がかえって弱みと化す”ようですから、今までとはまた違った湯川が見られるかもしれません。
 伊坂さんの「モダンタイムス」も発売されるし、今月はまた懐具合が寂しくなりそうです。
 平山瑞穂さんの「桃の向こう」(角川書店)読書中。

2008年10月4日(土)
映画「容疑者Xの献身」

  今朝は学校に行く娘を駅まで送って、そのまま今日から公開の「容疑者Xの献身」を観に行ってきました。1回目の上映が8蒔40分という早い時間だったのにもかかわらず、映画館に着くと映画館の前にはすでに長蛇の列が。並んでいる客はと見ると、小中学生くらいの子どもから年配の客まで、幅広い年齢層でした。福山雅治ファンの人、柴咲コウファンの人、そして東野圭吾さんの原作のファンの人と、きっと様々だったのでしょうね。
 映画の内容は、ほとんど原作どおり。大きく異なっていたのは、湯川と石神が山に登るシーンがあったこと。いかにもその登山中に何かあるのではと思わせる描き方でしたが、果たして何があったのかは見てのお楽しみ(と言うほどでもないかな。)。危惧していた堤真一さんの石神役も、堤さんの意識的に身体を丸めて猫背になり、目も細めてといった役作りのため、原作の石神の風貌とはもちろん違っていますが、そんなに違和感がなかったですね。
 ただいま、フジテレビでガリレオの新作の放送が終わりました。3年前を舞台にしているため、柴咲コウさんは登場せず、代わりに研究室の学生役で長澤まさみさんが出演していました。湯川が大学生の頃のエピソードも描かれますが、そのときに大学内のベンチで4色問題を解いていたのは、“あの人”なんでしょうね。今月はガリレオの新作の本も発売予定ですが、今回のガリレオはその短編集に収録されている話が原作だったようですね。となると、本を読む前に謎を知ってしまったことになります。フジテレビさん、それはないよ!
 久保寺健彦さんの「すべての若き野郎ども」(講談社)読了。第1回ドラマ原作大賞の選考委員特別賞受賞作らしいテレビドラマにお似合いのスピーディーな展開の作品でした。  

2008年10月3日(金)
また後悔です

  先月の人間ドックで身体のあちこちにガタがきているのがわかって、アルコールはできるだけ控えようと決意したのにもかかわらず、昨夜の飲み会はちょっと度が過ぎてしまいました。良い気持ちで寝たのですが、今朝は頭痛で完全に二日酔い。まったく何度も後悔しているのに学習しないですねえ。自分自身に呆れかえってしまいます。娘には「そのお腹ではメタボ寸前だ!」とバカにされるし、あ〜どうにかしないと・・・。
 今月は出張で愛媛県に行きます。四国は高知県しか行ったことがないので、仕事は別にして楽しみです。坊っちゃんが泳いだ道後温泉にも行ってみたいですね。
  田中啓文「辛い飴」(東京創元社)読了。続いて、久保寺健彦さんの「すべての若き野郎ども」(講談社)を読み始めます。

2008年10月1日(水)
今日から10月

  今日から10月。まったく早いもので今年もあと3か月になってしまいました。嫌ですねえ。歳とると時間がたつのが早くて・・・。
 読書好きとして今月の楽しみは、何と言っても伊坂幸太郎さんの「モダンタイムス」の発売です。「魔王」の時代から50年後の日本を舞台にした物語。どんな話になっているのか、今から発売が楽しみです。ちなみに講談社BOOK倶楽部には「モダンタイムス」の特別なサイトがあります。初めて開いたときは、こりゃあ、まずいサイトを開いてしまったと焦りましたが(笑)
 今週末には東野圭吾さん原作の「容疑者Xの献身」が福山雅治さん主演で公開されます。ただ、福山さん演じる湯川のかつての親友・石神役が堤真一さんというのが原作のイメージと大きく違います。原作では石神は“ずんぐりした体型で、顔も丸く、大きい。そのくせ目は糸のように細い云々・・”という外見ですからねえ。このことが、この作品を感動的なものにさせている大きな理由になってくるのですが。う〜ん、映画はどういう感じになるのでしょうか。
 そんな映画の公開ということもあって、今月はガリレオシリーズの新作も発売されるようです。こちらも楽しみですね。そうそう、忘れてならないのは、同郷ということでデビュー時から応援している辻村深月さんの新作「ロードムービー」も発売されます。デビュー作の「冷たい校舎の時は止まる」の登場人物たちが再登場するようです。