▲身辺雑記トップへ

身辺雑記(2008年9月)

2008年9月30日(火)
シャンプー

  本屋さんに寄ったら、レジを担当していた若い女性の店員さんの親指の“手首の方へ下がったあたりの肌”に何か文字が書いてありました。それを見て、伊坂幸太郎さんの小説の1シーンを思い出しました。伊坂さんが斉藤和義さんとコラボした「アイネクライネ」という短編の中のこんなシーンです(斉藤和義さんはこの小説を題材に「ベリー・ベリー・ストロング」という曲を書いています。)。
 駅前でアンケート調査をしている主人公。道行く人に声をかけてもなかなか立ち止まってくれない。そんな彼の求めに応じてやっとアンケートに応じてくれた若い女性。バインダーを持った彼女の手の“親指を手首の方へ下がったあたりの肌”に「シャンプー」とマジックで書いてあるのを見た主人公は、思わず「シャンプー」と呟いてしまう。それを聞いた彼女は、「今日、安いんですよ。忘れないように。」と小さな声で説明する。
 そんなシーンを思い出した僕は、さて、なんて書いてあるんだろうと目を凝らしたのですが、残念ながら確認できず。小説のようにはいかないものです。 

2008年9月29日(月)
寒い一日でした

  まだ9月も終わらないというのに急に寒くなってきました。あまりの気温の変化に職場では体調を崩した人もでてきました。このまま秋に突入なんでしょうか。
 ポール・ニューマンの訃報を聞いて、無性に「明日に向かって撃て」が観たくなり、今夜はDVD鑑賞です。やっぱり何度見ても飽きません。ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドを演じたポール・ニューマンとロバート・レッドフォードのコンビが絶妙です。二人ともまだ若かったですねえ。ラスト、軍隊に囲まれたなか、拳銃を構えて家から飛び出していくところで画面はストップ。二人を映した画面はセピア色となり、バックには一斉射撃の銃音が響きます。これほど印象に残るラストシーンはないですね。初めて上映された頃はまだ子どもで、外国映画を観に行くなんてことは思いもしなかったけど、一度映画館の大きなスクリーンで観たかったなあ。
 小路幸也さんの「空へ向かう花」(講談社)読了。

2008年9月28日(日)
ポール・ニューマン逝去

  26日に映画俳優のポール・ニューマンが亡くなりました。ポール・ニューマンの出演映画といえば、ジョージ・ロイ・ヒル監督、ロバート・レッドフォード共演の「明日に向かって撃て」「スティング」が大好きです。どちらもロバート・レッドフォードの兄貴分として素敵な演技を見せてくれています。両作とも大が付くほどの傑作で僕の好きな映画のベスト10に入る作品です。「ロード・トゥ・パーディション」以降、映画の中で観ることがありませんでしたが、本当に素晴らしい俳優さんでした。ご冥福をお祈りします。

2008年9月27日(土)
映画の梯子

  梶尾真治さんの「穂足のチカラ」読了。プロローグで行方不明になった海野一家があんなことになっていたとは。優しい気持ちになるファンタジーです。
 今日は予定どおり、朝から松田翔太主演の「イキガミ」を観に行ってきました。今日から公開で映画館の方も客が来ると思ったのか、シネコンの中で一番収容数の多いスクリーンでの上映でしたが、意外にもガラガラ。松田翔太くんの人気は地方ではいまひとつか。この映画は、観るとやっぱり自分もしくは家族が“イキガミ”を受け取ったらどうするだろうと考えてしまいますね。それにしても国家のために普通に生活している個人が犠牲になるなんて・・・。あまりに理不尽な世の中の話です。
 「イキガミ」を観終わった後に、上映時間がうまく合ったので、ついでに「アイアンマン」も観てきました。「イキガミ」も原作はマンガですが、こちらもアメコミ・ヒーローもの。「スパイダーマン」や、つい最近では「インクレディブル・ハルク」と同じマーベル・コミックからの映画化です。いろいろ考えることなく理屈抜きに楽しんで観る映画ですね。

2008年9月26日(金)
今夜はゆっくりと

  昨日は意外に早く帰ることができましたが、さすがに眠気が襲ってきて本を読む気にもならず、10時過ぎには布団に潜り込むという有様でした。ようやく今夜は梶尾真治さんの「穂足のチカラ」の続きを読み始めることができそうです。のんびりとコーヒーを湧かし、ちょっと気取ってグレン・グールドの「ゴールドベルク変奏曲」でも聴こうか、それともひと足早く秋の季節を感じさせるマイルス・デイビスの「枯葉」でも聴こうかななんて考えています。。
 昨年執筆した3作品が何らかの賞を受賞した久保寺健彦さんですが、まだ単行本化されていなかった第1回ドラマ原作大賞選考委員特別賞受賞作「すべての若き野郎ども」が発売になりました。すでに発売されている「みなさん、さようなら」と「ブラック・ジャック・キッド」がなかなかよかったので、この作品も期待できそうです。「穂足のチカラ」のあとはこれを読もうかな。
 明日は今週の仕事のストレス解消のために朝から「イキガミ」を観に行く予定です。“イキガミ”を受け取ったら24時間後には死ぬ運命とは厳しいですね。お前は24時間後に死ぬからと急に言われても、たった24時間だけでは何をしたらいいか戸惑うだけのような気がします。さて、登場人物たちはどう行動するのでしょうか。おもしろそうです。

2008年9月25日(木)
午前様

  今は午前3時を過ぎたところ。つい30分ほど前に仕事から帰ってきました。久しぶりの午前様。飲んでではなく、仕事だったのが辛いところです。疲れました。
 疲れたと言いながら、早く眠ればいいのにと自分でも思いながら、ついパソコンに向かってしまうのはあまりうまくないですよねえ。明日は通常出勤ですから。今から寝ても、これでは3時間ほどしか睡眠が取れません。昨日まで読んでいた梶尾真治さんの「穂足のチカラ」も読めないですね。
 来月発売される伊坂幸太郎さんの「モダンタイムス」は通常版と雑誌で連載されていたときのイラストが入った特装版の2冊が出版されるようですね。本文自体は同じといっても、ファンとしては両方買いたいなあと気持ちが動きます。さて、どうしましょう。

2008年9月23日(火)
フロスト警部シリーズ新作読了

 久しぶりに海外ミステリを読み終えました。そこかしこで今年の海外ミステリのベスト1を争うと評判のフロスト警部シリーズ第4弾「フロスト気質 上・下」(創元推理文庫)です。上下2巻の大作ですが、評判どおりのおもしろさでその長さを全然感じさせません。相変わらず口は悪く、セクシャル・ハラスメントなんて関係ないフロストが様々な事件の解決にかけずり回ります。まったく、こんなにたくさんの事件が一度に起きたら、とてもじゃないけど解決なんて無理ですよねえ。海外作品は人の名前を覚えるのが面倒くさくて、最近あまり読んでいないのですが、これはおすすめです。
 「フロスト気質」に続いて読み出したのは、梶尾真治さんの「穂足のチカラ」(新潮社)です。穂足と名づけられた男の子の“チカラ”とは何なのか。気になります。 

2008年9月19日(金)
人間ドック

  今日は1日人間ドックに行ってきました。検査なんて嫌なものですが、年齢を重ねるごとにいろいろと体にガタが出てきているので、病気の早期発見のためにはやむを得ません。何と言っても一番嫌なのは胃カメラです。何度やっても慣れるものではありませんねえ。いくら喉を麻酔で麻痺させているとはいえ、どうしてもカメラが喉を通過するときにオェっと胃の中のものを戻しそうになる不快感は消えません。涙はぽろぽろ、涎はダラダラのみっともない姿です。最近は、鼻からカメラを入れる方法もあるそうで、それだとあの不快感がないそうです。ただ、現在の胃カメラより、機材が高価なようで、僕が行った病院はまだ従来の方法でした。胃はどうにか綺麗でしたが、そのほかいろいろと故障が見つかりました。メタボではなかったけど、結果に運動不足が顕著に表れていました。昨年夏に入隊したビリーズ・ブートキャンプからも早々に逃げ出してしまったし・・・。 

2008年9月17日(水)
伊坂幸太郎「魔王」

  伊坂幸太郎さんの「魔王」の再読が終わりました。文庫本のあとがきでは、伊坂さんは「この物語の中には、ファシズムや憲法、国民投票などが出てきますが、それらはテーマではなく、そういったことに関する特定のメッセージも含んでいません。」と言っています。でも、読んだ者としては、ファシズムや憲法などのことは大いに考えさせられます。特にある政治家による近年の政治状況の元では、嫌でも考えざるを得ませんね。安藤兄の言葉を借りれば、「考えろ考えろ」です。
 ところで、文庫本の帯にもありましたが、「魔王」とはいったい誰なんでしょうか。普通に考えれば、“犬養”ということなんでしょうが、弟の潤也とも考えられるし、もっと抽象的には群衆ということも言えますね。これについては、伊坂さんも明快に書いてはいませんが、う〜ん、気になるところです。 

2008年9月15日(月)
4連休も終わりです

  夏休みを1日取った4連休も今日で終わりです。
 この4連休、初日はジョディ・フォスター主演の映画「幸せの1ページ」を観て、それ以外はひたすら恩田陸さんの「きのうの世界」を読んでいました。読了しましたが、僕としては恩田作品の中では好みの作品ではなかったというのが正直な感想です。

 2日目の土曜日は東京へキャラメルボックスの公演「僕の大好きなペリクリーズ」を観に行ってきました。「ペリクリーズ」というのはシェイクスピアの作品だそうですが、作品名さえ知らず、もちろんどんな話かも知らず観たのですが、役者さんの演技に知らず知らずのうちに引きこまれていました。いつものサンシャイン劇場やシアターアプルとは違う定員わずか180人ほどの小劇場での公演だったので、すぐ近くに役者さんたちの熱演を感じることができたのもよかったです。特に、いつも脇役だった左東さんのペリクリーズ役の熱演には大きな拍手を送ります。

 3日目の昨日はいきつけの映画館が入場料1000円の日。資格試験を目指す妻と中間試験が近い子どもは図書館に勉強に行くというので、一人で映画館に。
 入場料1000円に日曜日が重なったこともあってか、映画館は大混雑でした。家族連れには「パコと魔法の絵本」が人気らしく、上映1時間前にはチケットは完売。それでも次の上映回のために続々家族連れが訪れて、チケット売り場も大混雑という状況でした。
 僕はといえば、せっかく1000円だからと、前日から公開されたばかりの邦画「おくりびと」と先行ロードショーの「ウォンテッド」を梯子してきました。「おくりびと」は所属していたオーケストラが解散し、故郷へと戻った本木雅弘演じる主人公が、ちょっとした誤解から納棺師として生きることになる様子を描いていきます。それにしても、身近に「死」というものを経験していない僕にとって、亡くなった人にあんなことをする職業があるなんて知らなかったですね。
 一方「ウォンテッド」は、主演はジェームズ・マカヴォイという「ナルニア国物語」で半人半獣の“タムナスさん”を演じた青年ですが、共演のアンジェリーナ・ジョリーが格好良すぎてすっかり喰われてしまっています。やっぱりアンジェリーナ・ジョリーに闘う女を演じさせると最高です。

 というわけで、出歩いてばかりいたので、読書はといえば、恩田陸さんの「きのうの世界」のほかは伊坂幸太郎さんの「砂漠」を再読しただけです。現在同じく伊坂さんの「魔王」を再読中です。来月発売される「モダンタイムス」は「魔王」の舞台から50年後の日本が描かれるそうですので、復習の意味での「魔王」読書です。
 さてさて、連休も終わり明日の朝は仕事に行くのが嫌だろうなあ。

2008年9月11日(木)
明日から4連休

  今年は夏休みがなかなか取れなくて、まだ3日も残っています。今月中に取らなければパァ〜になってしまうので、急遽明日は夏休みを取ることにしました。朝晩はもうすっかり秋めいてきて、虫の鳴き声もしてきた今、いまさら夏休みという響きもおかしいですけどね。とにかく、これで明日から4連休です。土曜日は東京へまたまた劇団キャラメルボックスの公演を観に行く予定です。ここ1月で3回目の東京での演劇鑑賞で妻の目は厳しい(笑)まあ、その代わりといっては何だけど、妻の好きな劇団四季の公演「ジーザス・クライスト・スーパースター」の良い席を確保したから勘弁してもらわなくては。
 恩田陸さんの「きのうの世界」は、100ページを超えたところです。まだ全体像が見えてきません。さて、これから続きを読書です。

2008年9月10日(水)
「ナイチンゲールの沈黙」読了

 海堂尊さんの田口・白鳥シリーズ第2弾「ナイチンゲールの沈黙」(宝島社文庫)読了。前作の「チーム・バチスタの栄光」ほどのインパクトはありませんでした。白鳥が意外におとなしすぎます。今夜からは、いよいよ恩田陸さんの「きのうの世界」(講談社)にとりかかります。500ページ弱の大作。今度の連休で読み終えることができるかな。
 講談社文庫から伊坂幸太郎さんの「魔王」が発売されます。ハードカバーを持っているけど、伊坂ファンとしては文庫化に際して手を入れているか気になるところですし、やっぱり買ってしまうんだろうなあ。

2008年9月8日(月)
最近のうつ病

  先日、会社の「メンタル・ヘルス」研修で、講演を聴いてきました。“うつ病”についての講演だったのですが、“うつ病”は、従前は、仕事を頑張りすぎてということから発症するということが多かったが、最近は未熟型と呼ばれるものがあるそうです。その特徴は、本人が「私はうつ病になった。それは上司が悪いからで、自分には責任はない。病気を治すために休暇をくれ」と主張するそうです。ふ〜ん・・・そんなうつ病もあるのかぁ。と思っていたら、本屋さんで「「私はうつ」と言いたがる人たち」(PHP新書)という本を見つけました。精神科医の香山リカさんが書かれた本です。帯には「私うつ病みたいです。休職したいので診断書書いてください!」とあります。研修で聴いたことと同じです。おもしろそうなので買ってしまいました。
 それはともかく、最近うつになる人って多いみたいですね。知人が最近顔が見えないのでどうしたのかと思ったら、うつで休んでいたと知りました。うつになると何をするにも気力が湧かないそうですから、本を読む気がある僕としては、まだ大丈夫かと安心するこの頃です。
 現在、海堂尊さんの田口・白鳥シリーズ第2弾「ナイチンゲールの沈黙」(宝島社文庫)読書中。上巻を読み終えたところですが、前作の「チーム・バチスタの栄光」ほどのパワーはないかなというのが正直なところです。

2008年9月6日(土)
御殿場アウトレットへ

  今日は今週アルバイトを終えて帰省した息子の希望で御殿場のアウトレットまでドライブがてら行ってきました。いやぁ〜息子は学校でいったい何を学んでいるのでしょうか。せっせとファッション雑誌を読んでいるのか、このお店のブランドはああだこうだといろいろと説明してくれました。まったくお前の勉強しているのは服飾ではないだろうに!肝心の勉強は何していることやらです。
  それにしても、もうチョットお腹の肉をどうにかしないと着るものも似合わないなあと思う今日でした。

2008年9月4日(木)
「平等ゲーム」読了

  桂望実さんの「平等ゲーム」(幻冬舎)読了。“将来への不安や焦りが全くない平等社会、頑張れば金も名誉も手に入る競争社会、あなたならどちらを選ぶのか”帯に書かれた言葉に惹かれて東京へ行った際に紀伊國屋書店で購入した作品。予想どおりの結末となりましたが、非常に興味深く読むことができました。やっぱり、人間が平等であろうとすることは難しいのでしょうね。
 いよいよ恩田さんの「きのうの世界」(講談社)が発売になります。恩田さんの言葉では「これは私の集大成です」。これは楽しみな作品となりそうです。

2008年9月2日(火)
「警官の紋章」は10月

  8月下旬に発売の予定だった佐々木譲さんの「警官の紋章」(仮)が出版元の角川春樹事務所のHPを見たところ、10月30日発売になっていました。道警シリーズ第3弾ということで楽しみにして、すでにオンライン書店に予約しておいたのですが、2か月も先になるとは・・・。
 柳広司さんのスパイ・ミステリー「ジョーカー・ゲーム」読了。先月号か先々月号の「本の雑誌」の書評欄でおもしろいとされていただけあって、いっき読みでした。ただ、帯にあるように“2008年最高最強のエンターテイメント”というのは、言い過ぎですけど。
 今日からは桂望実さんの「平等ゲーム」(幻冬舎)を読み始めます。奇しくも“ゲーム”のつく題名の本を連続です。

2008年9月1日(月)
「20世紀少年」観てきました

  今日は9月1日で、映画がサービスデーだったので、「20世紀少年」を帰りに観てきました。マンガは子どもが読んでいるのを借りて、思わず夢中になってしまった作品です。どんな映画になっているのかなあと思ったら、脚本に原作者の浦沢直樹さんも加わっていることもあってか、原作に忠実でしたね。演じている俳優陣も、マンガに似ている人をキャスティングしたかのようです。雰囲気がよく似ていますよねえ。オッチョ役の豊川悦司しかり、ユキジ役の常磐貴子さんもいいなあ。やっぱり、マンガのイメージがあるから、あまり似ていない人はねえ。フクベエ役の佐々木蔵之介さん、万城目役の石橋蓮司さん、貴理子役の黒木瞳さんもぴったりです。ヤン坊・マー坊役の佐野史郎さんも最高です。今回の第1章は2000年の血の大晦日まで。来年1月公開の第2章が楽しみです。果たして、“ともだち”はいったい誰なんでしょうか。マンガと同じラストになるのかこの後に期待です。
 今月の読書の目玉は、恩田陸さんの「きのうの世界」(講談社)ですね。出る出ると言われて久しいですね。ようやくの出版になります。9月4日予定。