▲身辺雑記トップへ

身辺雑記(2008年3月)

2008年3月30日(日)
明日でお別れです

  このところ、何となくダラダラとした日を送っていたのですが、昨日気のおけない友人と会って話をして、やる気をもらいました。この友人、仕事はもちろん一所懸命やるのですが、自分の時間もスポーツジムに通って体を鍛えたり、外国人の教師について英語を勉強したり(早起きして出勤前に毎日英語の勉強もしている)という、本当に見習いたくなるような友人です。いつかはアメリカに行きたいという夢を持ってのことですが、それに向かって努力する姿には尊敬してしまいます。そんな友人と話をしているだけで、ああ僕も頑張らなくてはなぁという気になります。人生は短いです。時間を有意義に使わなくては。
 明日は現在の職場での最後の仕事の日です。夜は係の送別会。人事異動など僕らサラリーマンにとってはいつものことですが、それでも2年間、一緒に頑張った仲間との別れはちょっと辛いですね。

 現在、第11回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した緒川怜さんの「霧のソレア」(光文社)を読書中です。

2008年3月28日(金)
今夜は送別会

 今夜は課の送別会でした。先日も書いたように人事異動は悲喜こもごも。今回は残留組に不満の渦が巻いていて、酒が進んでくるとまずい事態にならないかと、異動に関係なかった人たちは戦々恐々。案の定、一次会が終わる頃にはくだを巻き始める人が出現。これは関わり合いにならない方がいいと、二次会には付き合わずに帰ってきました。今年一年和気藹々だった係の送別会は月曜日。こちらはみんなで心ゆくまで飲んで、別れを惜しむつもりです。来週の火曜日には新しい職場での仕事が始まります。初めての部署なのでちょっと不安。

2008年3月26日(水)
家族は京都へ

  先日まで仙台に行ってきたのに、今夜から家族は京都へと旅立ちました。子どもたちの学校の修学旅行では京都に行くことがないので、一度見せたいというのが妻の考え。さすがに、先日休んだばかりで、また休むわけにもいかず、今回は留守番です。
 この時期は人事異動の季節です。我が社でも先日人事異動が発表されましたが、悲喜こもごもです。自分の希望が叶って思わず顔がほころぶ人、逆に希望どおりいかずにぶすっとする人と、職場の中もいろいろです。僕自身も職場が異動となり、まったく新しい仕事となります。不安な気持ちを抱えたまま4月を迎えることになりそうです。

2008年3月24日(月)
ようやく仙台旅行顛末記

 仙台から帰ってきて、ぼけぇ〜としていてなかなか仙台旅行の日記も書くことができませんでした。2泊3日の車の旅、合計1000キロちょっとの運転にはさすがに疲れました。ようやく今日「アヒルと鴨のコインロッカー」の仙台旅行顛末記を書くことができました。
○まずは「アヒルと鴨のコインロッカー」へ 
  初日は朝5時半に出発して、サービスエリアで休みを取りながら昼前には仙台に到着。あいにくの小雨模様でしたが、まずは仙台に住む息子の案内で青葉城跡へ。伊達政宗の像をバックに記念撮影。小雨に煙る仙台市街を一望しながら“青葉城恋歌”を口ずさんだら、娘から恥ずかしいから止めてと言われてしまいました。高校生の頃北杜夫の「ドクトルマンボウ青春記」を読んで、仙台で学生生活を送ることを夢見た僕としては(結局夢破れましたが)、仙台には思い入れがあるのです!! いいじゃないか、少しぐらい歌っても。
 そこから、 伊坂幸太郎さんの「アヒルと鴨のコインロッカー」の中でドルジと琴美がデートをした八木山動物公園が近いというので入口の前まで行ってきました。天気が悪いせいもあってか、入場者が見えませんでしたね。経営が大丈夫かと他人事ながら心配してしまいました。
 そのあとは仙台市内を散策。やはり政令指定都市だけあって人が多い! 中心街がしだいに廃れていく我が町とは大違いです(政令指定都市と比較するのはどうかと思いますが)。まずは、「アヒルと鴨のコインロッカー」で椎名が神を閉じこめたコインロッカーの前に。何があるわけではないのですが、このあたりのロッカーだなと一人で納得。ここでもボブ・ディランの“風に吹かれて”を口ずさんだらやっぱり娘に止められました。
 妻たちがショッピングしている間、ついていくのも退屈なので、一人本屋さんを捜して時間つぶしをしたのですが、さすが伊坂幸太郎さんが住む町です。本屋さんには伊坂さんのコーナーがありました(そのあと行ったCDショップにも伊坂さんの本が置いてありました。すごいです。)。ぶらぶら時間つぶしをするだけのつもりだったのですが、新刊コーナーに三崎亜紀さんの新作「鼓笛隊の襲来」(光文社)を見つけてしまいました。それもサイン本です。本好きの困ったところで、別に仙台に来てまで本を買うことはないだろうと心の片隅では思いながらも、本を棚から取ってレジに持って行ってしまいました。弱ったものです(笑)
 夜はいよいよ楽しみにしていた牛タンを食べに行きました。地元では有名な某牛タン専門店ですが、いやぁ〜おいしかったぁ。こちらの地元の焼肉店で牛タンというと、スライスしたハムみたいに薄い肉なんですが、仙台の牛タンは違いますねえ。分厚くて食べごたえがありました。地酒の冷や酒がこれまたおいしくて(「アヒルと鴨のコインロッカー」の中でドルジが飲んでいた“一之蔵”です。)、ついお代わりを頼んでしまいました。満足。

○松島へ
 二日目はせっかく仙台まで来たのだからと、日本三景の一つ、松島へ行ってきました。遊覧船に乗って松島湾内を一周して、様々な島々の景色を見てきましたが、低気圧の影響で波がいつもより高く、船の揺れが眠気を誘って、ちょっと眠ってしまいました。
 遊覧船を下りてからは昼食をとったのですが、松島で楽しみにしていたのはやはり「かき」です。ツアー客相手のお店は高いだろうと考えて、8人しか入らないような狭い店に入ったのですが(実は入ったときには奥に部屋があるかと思ったのですが、8人がけの1つのテーブルしかなかったというのが真実です(笑))、それが正解でした。なんといっても値段が安くて、生がきに焼きがきにかきフライとかきを満足いくまで食べました。なかなかあんな大きくて新鮮なかきはこちらでは食べることができません。息子はそのうえ、イカの姿焼きまで食べて大満足のようでした。夜は息子のアパートに寝袋を持ち込んで家族4人で雑魚寝です。
 お土産に笹かまぼこも買い、帰りのサービスエリアでは福島で喜多方ラーメン、佐野では宇都宮の餃子をお土産に買いと、なんだか食べること満載の旅行でした。あ〜楽しかった。

2008年3月19日(水)
明日から仙台

  明日から金曜日も休みを取って2泊3日で仙台に行ってきます。片道500キロ、往復1000キロの車の旅です。明日の夜は仙台名物の牛タンと笹かまぼこを肴においしいお酒をと思うと今から楽しみです。残念なのは天気がいまひとつということ。松島まで足をのばそうと思っているので、晴れてくれると嬉しいのですが。
 伊坂幸太郎さんほか「Reーborn はじまりの一歩」(実業之日本社)購入。伊坂さんの書き下ろし「残り全部バケーション」があるとなれば、買わないわけにはいきません。旅行を前にあまりお金を使いたくはないのですがね。 

2008年3月16日(日)
キャラメルボックス「きみがいた時間 ぼくがいく時間」

  今日は朝から娘を連れて東京に行ってきました。目的は池袋サンシャイン劇場で公演している演劇集団キャラメルボックスの「きみがいた時間 ぼくのいく時間」を観ること。ただ、せっかくの東京ということで、東急ハンズに寄ったり、娘が行きたいお店に行ったりと、あわただしい一日でした。
 「きみがいた時間 ぼくがいく時間」は、梶尾真治さん原作のクロノスシリーズ第4弾です。キャラメルボックスを初めて見たのが2005年冬の「クロノス」ですから、このシリーズには思い入れがあります。今回は上川隆也さんが久しぶりにキャラメルボックスの舞台に出るということで評判を呼んでいましたが、相変わらず女性中心の超満員の舞台でした。大勢の若い女性の中で中年男としてはちょっと恥ずかしいのですが、まあいかにも娘に連れて来られた父親というような顔をして観ていました(笑)。とにかく、キャラメルボックスの公演のテーマが意外に僕好みなんですよね。
 今回はストーリーとしては、原作とは異なった部分があって、原作に登場しない人物が大勢出てきて楽しめましたが、ツッコミどころもいくつか。小さいことでは秋沢が過去に戻ったときなくなったお金はどうなったんだろうとか、大きいところではホテルでプロポーズしたとき、シャンパンをプレゼントしてくれた人物は当然あの人だったのだから、そこで話をすれば事故は起きなかったのではないのか等々、娘から指摘されましたが、まったくですねえ。でもタイム・トラベルものはいろいろ追求すると話がおもしろくなくなってしまいますので、素直に感動するのが一番ですね。
 ストーリーとは別に印象深かったのは、ほとんど出ずっぱりだった岡内さんのスタイルのよさですねえ。娘がスラッとした長い足だねえと嫉妬していました(笑)。それと岡田さんの“トト”にはニヤッとしてしまいましたよ。

2008年3月15日(土)
久しぶりの結婚式

  今日は久しぶりに結婚式に招待されて出かけてきました。招待してくれたのは、2年前まで約2年半の間派遣されていた会社で僕の下で働いていた青年でした。あるプロジェクトの手伝いのため派遣されていた僕を忘れずに招待してくれるなんてうれしかったですねえ。
 最近は男性も女性もいわゆる昔の適齢期といわれる年齢になっても結婚をする人が少ないですね。僕の周りにも、独身だったら結婚したいと思う素敵な女性がいるのですが、なかなか彼女の目に適う男性がいないようで独身を貫いています。今日の彼も男性である我々から見ても好青年でありながら、40歳近くになっても交際している女性がいないというので、女性たちも見る目がないなあと思っていたのですが・・・。なんと周囲の人たちはすっかり騙されていたようです。新婦となる人は彼の同僚で、もう3年以上も前から交際していたとのこと。参ったなあ。どおりで、僕が素敵な女性を紹介するからと言っても、うんと言わなかったはずです。まあ、とにもかくにも、おめでとうです。

 明日は東京まで演劇集団キャラメルボックスの公演「きみがいた時間 ぼくがいく時間」を娘と一緒に観に行ってきます。梶尾真治さん原作のクロノスシリーズの1作です。上川隆也さんが久しぶりにキャラメルボックスの公演に出演するというので話題の作品です。キャラメルボックスと上川さん、楽しみですね。

2008年3月13日(木)
鹿男あをによし

  今夜も10時からは「鹿男あをによし」を楽しく見ていました。原作では男だった藤原役の綾瀬はるかさんもどうなるのかと思っていましたが、なかなかかわいくてよろしい(笑)。いよいよ来週は最終回。
 そんな「鹿男〜」の作者である万城目学さんが初エッセイ集を出しました。「鴨川ホルモー」を出版した産業編集センターから「ザ・万歩計」という題名で、本日から本屋さんに並んでいます。あまりエッセイ集なるものは読まないのですが、今回は別。最近伊坂さんと並んでマイ・ブームな万城目さんの普段の様子を知ろうと買ってしまいました。のんびりと読む予定です。
 万城目さんのエッセイ集と共に購入したのは、平安寿子さんの「こっちへお入り」(祥伝社)です。平さんも続々と新作が出版されていますが、今回はOLが落語に挑戦する話のようです。さて、平さんが描く落語界、どんな話になるのかこちらも楽しみな1冊です。それにしても文字のポイントが大きいですねえ。まあ最近老眼を気にするようになった身にはいいのですが。

2008年3月11日(火)
田村はまだか

  先日から読み始めた朝倉かすみさんの「田村はまだか」(光文社)が意外に(といっては失礼ですが)おもしろいです。題名と表紙絵に惹かれて購入した本ですが、これは拾いものの1冊です。クラス会の三次会で遅れている田村を待ちながら5人の男女が人生を振り返るという話ですが、「田村はまだか」と待ち望まれている田村がうらやましいですね。さてさて、これから田村がどんな顔をして現れるのか楽しみです。今夜で読み終わることができそうです。
 通勤バスの中で読んでいた小路幸也さんの「高く遠く空へ歌ううた」(講談社文庫)読了。

2008年3月9日(日)
高橋尚子さん

 今夜の世間の話題は、何といってもマラソンの高橋尚子さんのことでしょうね。今日の北京五輪最終選考会をかけた名古屋国際女子マラソンの大本命と言われながら、10キロ前で先頭集団から脱落という思わぬ展開を誰が予想したでしょうか。ビックリしました。結局トップから19分近い遅れでゴールしましたが、それでも途中でよく棄権しないで最後まで走りきりましたよね。あれだけの期待の中で、レースが始まったばかりのところで失速してしまえば、普通は嫌になってしまうでしょうに。応援してくれる人への責任感も感じていたのでしょう。その点は立派でした。引退しないで、まだ頑張ると言った彼女に声援を送りたいですね。
 題名に惹かれて初めて読む作者の本を手に取りました。朝倉かすみさんの「田村はまだか」(光文社)という短編集です。偶然にも立ち読みした「ダ・ヴィンチ」の4月の“ヒットの予感”欄にも載っていました。今夜から読み始めます。

2008年3月8日(土)
バンテージ・ポイント

  今日は引っ越しをした友人に引越祝いを届けて、そのあとは今日から公開の「バンテージ・ポイント」を観に行ってきました。大統領狙撃事件を現場にいた8人(?)の人たちの別々の視点で描いた作品ですが、これがおもしろい。上映時間1時間30分という短い時間なので、最初からスピーディーな展開で目が離せません。先週観た「ジャンパー」が短かくて説明不足という感があったのですが、こちらは短い時間におもしろさが凝縮されていました。ネタバレになるので、細かいことは言えませんが観に行って損はありません。おすすめです。

2008年3月5日(水)
「いつでも力になるよ」

  最近読んだセバスチャン・フィツェックの「ラジオ・キラー」という小説の中で、主人公がこんなことを言います。ちょっと長いけど引用してみると・・・

 『「きみのために何かできることがあったら」っていうのが、一番よく使われると同時に一番無意味なフレーズだわ、とイーラは思った。身内が死んだ人にとか、お葬式のときとか、あるいは不治の病と診断された人に、人はたいていそんなことを言う。つまりそれは、誰かがその人のためにできることなんてもう何もないときなのだ。「いつでも力になるよ」というフレーズは、イーラにとってもっと苦手だった。ディーゼルがそういう思いやり深い嘘を言わないのが、彼女には嬉しかった。』

 「何かできることがあったら言って」「いつでも力になるよ」 確かに、僕も身内が亡くなった友人や恋人と別れて落ち込んでいる友人に言いましたねえ。でも、そう言ったからといって友人が僕に頼み事をしてくるなんてことはなかったなあ。ラスト近くのこのセリフを読んでいたら、何だか無意味なこと言っていたのかなあとちょっと落ち込みました。“思いやり深い嘘”とはねえ・・・

 東野圭吾さんの新作「流星の絆」(講談社)が発売になりました。書店の平台にうずたかく積まれています。両親の復讐を誓った3兄妹の物語です。

2008年3月3日(月)
雛祭りです

  3月3日はひな祭り。娘も大きくなると、妻の実家から贈られたひな人形を飾るのも、だんだん面倒くさくなってきました。とりあえずお内裏様とお雛様だけ出して飾りました。三人官女や五人囃子は申し訳ないけど箱の中です。そのうち彼らには恨まれるかな。
  昨日は久しぶりに気のおけない友人と会って、楽しい時間を過ごすことができました。このところ、仕事で疲れ気味だったので、仕事とは関係ない話を友人とできて心が安まりました。おかげで、今日からの1週間はどうにか過ごせそうです(笑)
  今夜からは鴻上尚史さんの「僕たちの好きだった革命」(角川学芸出版)を読み始める予定です。大人気舞台の小説化だそうです。学園紛争の時代に遅れて産まれてきた世代としては、なんとなく気になる作品です。

2008年3月1日(土)
映画の日です

  今日は3月1日。月の初日は映画の日です。友人との予定がキャンセルになったので、夕方から先行上映された「ジャンパー」を観に行ってきました。1000円で観ることができるし、春休みを前にしてシネコンのいくつかで子ども映画の上映が始まったせいか、映画館は大混雑。駐車場に入るのにも手間取って、あやうく上映時間に遅れるところでした。この映画は、テレポーテーションの能力を持った青年と、そんな特殊能力を持った者たちを抹殺しようとする組織との戦いを描いたものです。上映時間1時間28分という短い上映時間のため、展開はスピーディーでしたが、ちょっと物足りないかなという感じも。予告編を見て期待が大きかっただけに残念です。
 「ジャンパー」の上映前の予告編にいよいよ「インディージョーンズ4」が登場しました。ハリソン・フォードはやっぱり年取りましたねえ。60歳を過ぎているのですからやむを得ないですけど。なんだか見ていたらディズニー・シーに行きたくなってしまいました(笑)