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身辺雑記(2008年2月)

2008年2月29日(金)
カウンターが90000を超えました

  訪問者のカウンターが90000を超えました。訪問してくださった皆さん、本当にありがとうございます。ホームページを開設してから4年と8か月、細々と運営しながらも、ここまで続けてこれたのは訪問してくださっている皆さんのおかげです。これからもどうぞよろしくお願いします。
 今夜は仕事が一段落したので、担当で憂さ晴らしの飲み会をしてきました。また来週からは忙しい日々が待っているのですが、酒を飲んで言いたいことを言って日頃の鬱憤を一気に吐き出してきました。お腹の中に貯めているばかりでは病気になってしまいますからね。気のおけない仲間達と飲む酒は格別です。ちょっと、飲み過ぎてしまいました。

2008年2月27日(水)
今日も寒い!

  このところ、風も強くて寒い日が続きます。とはいいながらも、寒い2月もあと少しで終わりです。早く暖かくならないのかな。
 昨年の今頃は子どもの受験で大変な日々を送っていました。受験したところが端から軒並み落ちて、浪人を覚悟したら、最後の最後で逆転ホームラン。あれから1年なんて早いものです。子どももすっかり一人暮らしを満喫しているようで、何だかうらやましいですね。
 関口尚さんの「シグナル」(幻冬舎)読了。映画好きには楽しい作品でした。帯に書いてあるような青春ミステリーというのとはちょっと違うかなと思いますが。

2008年2月25日(月)
アカデミー賞授賞式

  アカデミー賞の授賞式が開催されました。一時は脚本家組合のストの影響で開催が危ぶまれていましたが、無事開催ができたようです。
 今回のアカデミー賞は、作品賞に大作がノミネートされていず(どうして、アメリカン・ギャングスターは駄目だったのでしょう?)、地味な作品ばかりとなったようですね。作品賞の受賞はコーエン兄弟の「ノーカントリー」、監督賞はコーエン兄弟となりました。コーエン兄弟の「ファーゴ」や「未来は今」って好きなんですよね。さて、この「ノーカントリー」という映画はどんな作品なんでしょうか。どうも客が大入りになりそうな映画でもないし、地方の映画館まで来てくれるか心配です。
 地味ながらも一番注目していたのは、主演男優賞をジョニー・デップが受賞できるかどうかでしたが、やっぱり駄目だったですね。受賞したのは「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」のダニエル・デイ=ルイス。2回目の受賞ですが、やっぱり地味な俳優さんでした。
 さてさて、受賞作品のうちどれだけ観ることができるでしょうか。

2008年2月24日(日)
ジョー・オダネル「トランクの中の日本」

  ようやくゆっくりとした休日を過ごすことができたので、積み残しておいた「女王国の城」等の感想をアップしました。少しだけ肩の荷がおりた感じです。残っている「ラットマン」等もそのうち書かなくては。

 昨年テレビで紹介されたジョー・オダネルという人の写真集「トランクの中の日本」。昨年買おうと思ったときは品切れだったのですが、昨日Amazonで紹介されていたのに気づいて、すぐに注文したところ、今日さっそく届きました。副題に「米従軍カメラマンの非公式記録」とあるように、第二次世界大戦で従軍カメラマンとして焦土の日本に降り立った男が私用カメラで撮った戦後すぐの日本の姿です。どれも心に突き刺さるような写真ですが、中でも「焼き場にて、長崎」という写真は衝撃的です。背中に幼い弟を背負って直立不動で気をつけの姿勢を取っている男の子の写真です。実は男の子は、死んでいる弟を焼き場に連れてきたのです。解説によると、彼は弟が焼かれている間、涙も見せず、気をつけの姿勢でじっと前を見つめていたそうです。気をつけをしている彼の目はいったい何を見ていたのでしょうか。そして、急に回れ右をすると背筋をぴんと張り、まっすぐ前を見て歩み去ったそうです。一度も後ろを振り返らないまま。本当に切ない写真です。

2008年2月21日(木)
恩田陸「猫と針」発売

  恩田陸さんが演劇集団キャラメルボックスのために書き下ろした戯曲が書籍となって発売されました。ひと足早く今月初旬に、昨年9月に上演された公演DVDとセットで購入したキャラメルボックス限定仕様の本と比べると、限定仕様の方のカバーは出演者5人の写真。まあ、それだけのことなんでしょうけど。

 映画「バタフライ・エフェクト2」がDVDで発売されます。カオス理論をモチーフにした「バタフライ・エフェクト」の第2弾です。カオス理論なんて難しくてよくわからないのですが、“君を救うため、僕は何度でも過去に戻る”という言葉には感激しましたねえ。そういえば、ブログには書きましたが、こちらのホームページには感想を書くのを忘れていました。第1弾の評判のよさに対して第2弾は厳しい批評が多いのですが、タイムトラベルものが好きな僕としてはやっぱり観てみたいです。休日にはTSUTAYAに行かなくては。

2008年2月20日(水)
まだまだ忙しい

  まだまだ忙しい毎日。なかなか帰宅してから読書をする気になれません。いやぁ〜参りました。
  とにかく、先日某古書店で買った「陰日向に咲く」は読了。ホームレスに憧れたサラリーマンの子どもは、小説では女の子だったんですね。この子のエピソードは映画では描かれなかったんですね。それにしても、初めてこれだけの小説を書くことができるなんて、劇団ひとりって、凄いですよね。脱帽です。
 友人から、明日休みを取って、東京に劇団四季の「ウィキッド」を観に行くというメールが入っていました。うらやましいなあ。

2008年2月17日(日)
久しぶりに映画の感想を

  どうにか、今年観た映画のうち「スウィーニー・トッド」ほか2本の感想を書くことができました。それでもあと2本が残っています。読書の感想は溜まるばかりです。やはり、こういうのは心に余裕がないと駄目ですね。休日でも、休み明けにはあれもあるし、あれもしなくてはなんていろいろ考えてしまって、現実逃避に本を読むのですが、なかなか感想まで書くことができません。今日、石田衣良さんの「夜を守る」を読了して、またまた感想を書かない本が増えてしまいました。
 映画の「陰日向に咲く」を観に行ってから、原作を読みたいと思っているのですが、今さら本屋さんで買うのももったいないし、某古書店で買おうと休日のたびに探しに行っていました。80万部以上が売れているのですから、古書店にもいっぱいあるだろうと考えていたのですが、これがなかなか見つかりません。本屋さんにこのところ再びうずたかく積まれた本を見ながら、しょうがないから買おうかなあと思っていたのですが、今日、ようやく見つけることができました。映画化の帯がついた奥付を見ると今年1月下旬にでたばかりの52刷の本です。さっそく購入です。今夜から眠るまでの間、布団の中で読み始めます。

2008年2月16日(土)
アメリカン・ギャングスター

 このところ仕事が慌ただしくて、帰ってきても落ち着いて本を読む気力もわきません。今日は、以前一緒に働いていた友人に子どもの出産祝いを届けに行って、そのまま行きつけの本屋さんを散策(本屋さんを散策と言うのか?)。そのあとは、評判が良いと聞いた映画「アメリカン・ギャングスター」を観に行ってきました。現実逃避には映画が一番ですね。今年に入ってから邦画を観ることが多かったのですが、久しぶりに重厚な洋画です。今年のアカデミー賞にノミネートされなかったのが不思議なくらいの映画でした。デンゼル・ワシントンは善人の役という印象が強いのですが、この映画や、悪徳警官を演じた「トレーニング・デイ」のように悪役を演じても素晴らしいですね。もう一人の主役のラッセル・クロウは「グラディエーター」のときとすっかり変わって、中年のお腹でしたねえ。まあ、歳も歳だから仕方ないですね。

2008年2月14日(木)
バレンタインデー

  今日はバレンタインデー。あっちのサイトもこっちのサイトもバレンタインの話題で賑やかです。僕はといえば、妻が職場の男性に贈るついでに、お義理で買ってきてくれたチョコだけ。娘もくれないし・・・。最近は職場での義理チョコもなくなりましたしねえ。もう、まったく世間の慌ただしさとは関係ない日になってしまいました(笑)
 今夜からは昨日買った石田衣良さんの「夜を守る」を読み始める予定です。ただ、ちょっと疲れ気味。布団に入ってからどれだけ読むことができるのか・・・。 

2008年2月13日(水)
初めての有川浩作品

  有川浩さんの「阪急電車」(幻冬舎)読了。初めての有川作品です。「図書館戦争」が評判が良かったのは知っていましたが、その作品を手に取ったことはありませんでした。ついこの前まで有川さんのことを男性だと思っていましたからねえ。阪急電車に乗り合わせた人を描いた連作短編集です。一駅ごとに繰り広げられる話と個性的な登場人物で、これはおもしろい。おすすめです。「図書館戦争」を読みたくなってしまいました。
 石田衣良さんの本が続けて発売になっていますね。先日、「親指の恋人」(小学館)が発売されたと思ったら、今日は「夜を守る」(双葉社)が発売になりました。「夜を守る」は、アメ横の平和を守る4人の若者の話のようです。さっそく購入です。
 このところ、本は少しずつ読んでいますが、感想の方はなかなか書くことができません。もう少し、仕事が落ち着いたら書くことができるかな。 

2008年2月10日(日)
チーム・バチスタの栄光

  昨日降った雪も朝からの日差しで午前中には日陰を除いて溶けました。午後からは妻子の希望で竹内結子、阿部寛主演の「チーム・バチスタの栄光」を観に行ってきました。昨年テレビで放映された「医龍」の影響もあって、「チーム・バチスタ〜」も妻子の興味を引いたようです。
 原作が「このミス」大賞を受賞した作品ということもあって、本を読んでいる人も多かったのか、それとも竹内さん、阿部さんのファンが多かったのか、昨日観た「結婚しようよ」と違って、今日は入場者の列ができるほどの大入りでした。ミステリでありながら、阿部さん演じる白鳥のキャラクターのせいで、場内には笑いも。真ん中の前に座っていたおじさんなんか、ちょっとしたことにも大笑い。あれだけ笑ってくれれば演じた人は嬉しいだろうなと思うくらいでした。残念ながら原作のおもしろさは描き切れていませんでしたが、あれだけ笑うことができればまあよしとしましょう。

2008年2月9日(土)
三連休初日

  三連休初日。このところ週末となると天気が悪くなって、今日も午後から雪となりました。
 午前中、日本映画の「結婚しようよ」を観に行ってきました。吉田拓郎の名曲の数々がバックに流れる中、父と娘、夫と妻、そして家族を描いた映画です。吉田拓郎といえば、僕の上の代、団塊の世代の支持を得た大人気歌手でした。僕自身も遅れてきたファンでしたが、大学生時代、LPレコードのアルバムを買って、よく聞いたものでした。
 今日は5つのスクリーンを持つシネコンで上映だったのですが、隣のスクリーンは今日から公開の「L チェンジ ザ ワールド」で長蛇の列。それに対して、こちらはといえば、僕が入場いの一番で、その後の入場者が4人という寂しさでした。みなさん、拓郎に熱中した年代らしい人ばかりでした。三宅裕司扮する主人公が帰宅で降りた駅前でアマチュアバンドが歌っていた吉田拓郎の「落陽」にあわせて口ずさんでしまうところは、何となくわかりますねえ。ほかにお客さんがいなかったら、僕自身もきっと歌ってしまっていたでしょうね。主人公の次女役を演じていた女の子は、どうも歌が上手いと思ったら、「中ノ森BAND」という女性バンドののボーカルだったんですね。まったく知りませんでした。それにしても歌は上手いです。
 映画代の元は十分取れました。帰りの車の中では用意しておいた吉田拓郎のCDをかけて歌ってきました。満足!

2008年2月7日(木)
セバスチャン・フィツェック「ラジオ・キラー」読了

  仕事でドッと疲れて帰ってくると、なかなか本の感想を書く気力が起きません。とりあえず、昨日に「ラジオ・キラー」を読了。ラストのどんでん返しは最初から想像がついてしまいましたが、いつもは名前を覚えるだけで疲れてしまう外国作品が、この作品に限ってはすらすらと読み進めてしまうくらいおもしろい作品でした。筑摩書房の松田さんの推薦は信じることができますね。
 伊坂幸太郎さんの「死神の精度」が文春文庫から発売されました。来月下旬から公開される映画を観に行く前にもう一度読んでみるつもりで購入です。もう1冊、購入したのは梶尾真治さんの「クロノス・ジョウンターの伝説∞インフィニティ」(朝日新聞社)です。既発表の5編に書き下ろし1編を加えた連作集です。何回読んでもクロノスシリーズは感動しますね。

2008年2月5日(火)
「スティング」

  NHK衛星放送で「スティング」を放映していました。ロバート・レッドフォードとポール・ニューマン主演のアカデミー賞受賞作品です。いやぁ〜二人が若いですねえ。当たり前ですが。二枚目俳優として人気絶頂の頃ですね。この「スティング」という映画は、僕の好きな映画ベスト10の常に上位に入る映画です。初めて観たときのあの驚きは忘れることができません。あれだけ見事に観客を騙してくれると爽快です。一度観ればトリックがわかってしまうのですが、わかってしまっていても何度見ても楽しめます。素晴らしい映画ですね。この映画を観ると、映画ってなんて素敵なんだろうと思ってしまいます。
 「ラジオ・キラー」がおもしろい。読んでいてこのあとどうなるだろうと気になるばかりです。今日は結局鞄の中に入れて持ち歩き、通勤バスの中や昼休みまで読んでいました。今、半分まで読み進みました。この後の展開が気になります。

2008年2月4日(月)
セバスチャン・フィツェック「ラジオ・キラー」

  ただいま、セバスチャン・フィツェックの「ラジオ・キラー」(柏書房)を読書中です。土曜日の朝のTBSテレビ「王様のブランチ」の本のコーナーで筑摩書房の編集者の松田さんが推薦していた本です。発行元が柏書房というまったく知らないところで、テレビで推薦されていることを知らなければ、本屋さんでもきっと手に取ることもなかった本でしょう。気になると、実際に見てみたくなるもので、昨日雪が降る中、買いに行ってきました。今のところ、ラジオ局が乗っ取られて、人質が殺されたのか?というところまで読み進みました。この先、どんな展開になっていくのか。松田さんが推薦するほどのものなのか、ちょっと期待しながら今夜もこのあと続きを読み始める予定です。
  道尾秀介さんの「ラットマン」読了。最初は今回のトリックはだいたい想像できるなあとタカを括って読み進んだのですが、今回もまたこれでもかというほど騙されましたね。

2008年2月2日(土)
正座は苦手

  若い頃から身体が硬いせいか、正座というのがどうも苦手です。最近、正座ということをすることがなかったのですが、今日は法要で、和尚さんがお経を唱えている間、さすがに胡座をかくわけにもいかず、正座をしていました。いや〜参りました。拷問ですね。江戸時代、奉行所では捕まえた者に対し、自供をさせるために正座をした太ももに石を乗せるという拷問をしたそうですが(よくテレビの時代劇で見ますね)、石など乗せなくても僕ならすぐに自供します(^^; もう痛くて痛くて。この痛みから解放してくれるなら、何でもします、という思いでした。ようやく足を崩すことができたときは、嬉しかったですねえ。しびれてすぐには動くことができませんでしたが(笑)
 今朝の「王様のブランチ」のブックコーナーで筑摩書房の松田さんが紹介していたのがセバスチャン・フィツェックの「ラジオ・キラー」(柏書房)というドイツのサスペンス・ミステリーです。松田さんの紹介を聞いているだけで読みたくなってしまいました。明日、雪が降っていなければ本屋さんに買いに行くのですが。明日は大雪の予報です。
 道尾秀介さんの「ラットマン」は、まだ3分の1ほど。まだ作品の姿が見えてきません。