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身辺雑記(2008年1月)

2008年1月31日(木)
「女王国の城」読了

  ようやく有栖川有栖さんの「女王国の城」(東京創元社)読了。ミステリが中心のサイトといいながら、このところ読書のミステリの占める割合が少なくなっていました。久しぶりの本格ミステリ。15年以上待たせた江神シリーズの新作、やっぱりいいですねえ。有栖川さんの作品では火村シリーズよりこちらの方がずっと好きです。「Yの悲劇’88」と副題が付いた第1作の「月光ゲーム」を本屋さんで手にとったときのことは今でも覚えています。あ〜おもしろかった。あとがきによると、このシリーズは長編5作で完結だそうですから、残りは1作。5作目はもっと早く刊行されることを期待したいですね。
 次に読み始めるのは道尾秀介さんの「ラットマン」です。あちらこちらで評判が良いので楽しみです。  

2008年1月29日(火)
「僕が死んだら・・・」

 パソコンの中には様々な情報が蓄積されています。中には人に見られると恥ずかしいものも。もし、僕が突然死んだあとにパソコンを立ち上げた家族にそんなものを見られるのは嫌だなと常日頃から思っていたのですが・・・。
 インターネットを見ていたら、「僕が死んだら・・・」という名前のフリーソフトの記事を読みました。あらかじめ削除したい項目を設定し、家族などへ向けたメッセージを書き込んでおくと、家族などがそのパソコンを立ち上げると、初期画面に「僕が死んだら」というアイコンが表示されます。これをクリックするとソフトが起動し、打ち込んでいたメッセージが表示され、指定したファイルも削除されるという仕組みだそうです。これなら、いつ不測の事態に陥っても安心です。これは使えるかなあ。

2008年1月27日(日)
「アヒルと鴨のコインロッカー」DVD購入

 「アヒルと鴨のコインロッカー」のDVDが金曜日に発売されました。伊坂幸太郎さんの原作の映画化ということで、昨年休暇を取って東京の恵比寿ガーデンシネマまで観に行った映画ですが、息子がいる仙台が舞台のせいで、妻が珍しく観てみたいというので購入しました。さっそく、本日家族で鑑賞会です。主人公の濱田岳くんや瑛太くんも最初はよくわからなかったという伊坂さんの原作のトリックをわかってくれるかなあと思ったのですが、これが意外に妻娘に評判が良かったですねえ。ところどころ、わからないといけないと思って説明を加えようとしたのですが、娘にうるさい!と一喝されてしまうほど夢中で観ていたようです。
 伊坂作品では今年は「死神の精度」が映画化になります。これもどのように映画に料理されるのか楽しみです。
 有栖川有栖さんの「女王国の城」はようやく、半分です。先は長いです。  

2008年1月25日(金)
ようやく「女王国の城」

 昨夜は仕事の打ち上げで久しぶりに飲んで帰ってきました。苦労を共にした仲間達と愚痴を言い合いながら不満を発散してきました。焼き鳥がおいしかったけど、少し飲み過ぎてしまいましたね。午前中は息が酒臭いかなあと思って、なるべく職場の若い女性とは話をしないようにしていました(笑)
 久保田健彦さんの「みなさん、さようなら」(幻冬舎)読了。現在、有栖川有栖さんの「女王国の城」(東京創元社)に取りかかりました。昨年9月下旬に発売してから3月間積読でしたが、ようやくページを開きました。500ページの大作、果たして読了するのに何日かかるでしょうか。

2008年1月22日(火)
明日は雪

  この冬はまだ雪が積もっていません。天気予報では今夜夜半過ぎから雪になるとのこと。娘は明日の登校のことも考えずに「雪、降らないかなあ」とのんびりとしたことを言っていますが、こちらは明日の出勤を考えると雪などとんでもないです。バスは時間どおりこないし、来たとしても満員で通過されることもありますからねえ。子どものときのように雪を楽しむことはできなくなりました。
 ここ何日か、読書が進んでいません。一昨日から読み始めた久保田健彦さんの「みなさん、さようなら」は、まだ100ページに至っていません。布団の中に入るとすぐ眠くなってしまうんですよね。さて、「みなさん、さようなら」は、団地の中で一生を過ごそうとする少年の物語です。現在、団地の中に引き籠もり始めて8年目のところを読んでいます。果たして彼はこの後も団地の中に留まるのか・・・。  

2008年1月20日(日)
「スウィーニー・トッド」鑑賞

  昨夜観ることのできなかったジョニー・デップ主演の「スウィーニー・トッド」を観に行ってきました。今年初めての映画鑑賞です。いや〜娘に見せなくてよかったです。やっぱり、R−15に指定されただけの映画です。昨夜は「どうして15歳以上なのに中学生だと駄目なんだ!」と憤慨したのですが、謝ります。娘が観るにはちょっと刺激が強すぎますね。「パイレーツ・オブ・カリビアン」を観てジョニー・デップのファンになた人にとっては今回のジョニー・デップの役はショックでしょうね。でも、以前からのジョニー・デップファンからすれば今までのジョニー・デップに戻ったに過ぎないのですがねえ。「パイレーツ・オブ・カリビアン」で見せる三枚目役が新境地だったのですから。とにかく、ミュージカルと思って観に行くとその描写のすごさにあ然とします。
 今夜からは久保寺健彦さんの「みなさん、さようなら」(幻冬舎)を読み始めます。

2008年1月19日(土)
「スウィーニー・トッド」を観に行ったのに・・・

  妻も娘もジョニー・デップのファンです。というわけで、今夜は今日から公開のジョニー・デップ主演「スウィーニー・トッド」を観に行きました。観に行ったのですが・・・なんと!娘は年齢制限で観ることができない映画でした。“Rー15”だったので、15歳以上であれば大丈夫と思っていたのですが、窓口のお姉さんが言うには、15歳になっていても中学生は駄目だそうです。あ〜それなら、最初から中学生以下は駄目と言えばいいのに。新聞の映画欄にも「15歳未満は観ることができません。」とだけで中学生は駄目とは書いてあったのになあ。まさか、娘を置いて夫婦二人だけで観るわけにもいかず、結局Uターンして帰ってきました。明日一人で観に行ってこようかな。

2008年1月17日(木)
「鹿男あをによし」放映開始

  フジテレビ10時から玉木宏主演で万城目学さんの「鹿男あをによし」が始まりました。初めて読んだ万城目作品で、あまりのおもしろさに、その後デビュー作の「鴨川ホルモー」「ホルモー六景」と、すっかり万城目さんの描く世界に魅了されるきっかけとなった作品です。主人公役の玉木さんは、意外にいいですねえ。なかなかはまっています。綾瀬はるかさんの役は本の中では同僚の藤原君でしょうか。ビジュアル的には男よりかわいい女性の同僚の方がいいのでしょうね。さて、これから先、本のおもしろさをテレビでどれだけ描くことができるのか楽しみです。

2008年1月16日(水)
第138回直木賞

  第138回芥川賞・直木賞の受賞作が発表されました。興味のあった直木賞の受賞作は予想どおり桜庭一樹さんの「私の男」(文藝春秋)でした。あの辛口の「文学賞メッタ斬り!」の大森さん、豊崎さんでさえ、本命に押していたくらいですから、もう何も言いようがありません。あまりに当たり前すぎておもしろくありませんねえ。まあ、今回は応援したい作品もなかったし、とにかく桜庭さん、おめでとうございます。ところで、伊坂さんの「ゴールデンスランバー」はどうなったんでしょうね。大森さんは、次回回しと言っていましたが、果たしてどうなるのか・・・。

2008年1月15日(火)
「名前探しの放課後」感想アップ

 今年になって、本も何冊か読了していますが、仕事が忙しいこともあって感想を書かないままでいました。今日、ようやく年をわたって読んだ辻村深月さんの「名前探しの放課後」の感想をアップしました。まだ、坂木司さんの「ホテルジューシー」と「先生と僕」の感想も書いていないし、溜まるばかりでまずいなあ。
 佐藤正午さんの「アンダーリポート」(集英社)を読む予定だったのですが、石田衣良さんの新刊「5年3組リョウタ組」が発売されたので、「5年3組〜」に予定を変更。昨日の休みを使っていっきに読了しました。本の帯には2008年版「坊っちゃん」とありましたが、ちょっと違うでしょう。主人公良太先生は茶髪でドクロがモチーフのネックレスをするという四角四面な先生ではありませんが、坊っちゃんほど型破りではありません。それにしても、こんな先生いるかなあ。でもいたらいいなあと思う若い先生の奮闘記です。
 さて、今度は本当に佐藤さんの「アンダーリポート」に取りかかります。

2008年1月13日(日)
TOEIC受験

 今年の元旦に立てた目標の一つは、今年も頑張ってTOEIC試験を受けること。別に会社からの要求ではありませんが、昨年このところ鈍くなった脳の働きを維持していくために何かしようと思って初めて受験したのがきっかけで、今年はもう少し本腰を入れたいと考えました。
 ということで、今日は今年第1回目の試験を受けに行ってきました。受験者のほとんどが20代の若い人ばかりで、中年男は教室に僕以外は一人だけ。ちょっと気恥ずかしい感じがしながらも、強制的に受けているわけではないこちらは、緊張感漂う彼らと違って気楽なものでした。それに昨年初めて受けたときもそうですが、久しぶりに受ける試験の雰囲気というのは嫌いではありません(笑)。
 結果としては相変わらずのヒアリング能力不足です。これでは字幕スーパーなしで映画を見ることができるまではほど遠いですね。

  昨夜テレビ朝日で放映したスマステの特集は「大人の泣ける洋画ベスト30」でした。裏番組の「SP」を見ていたので、ビデオにとって今日見ましたが、ベスト3は第1位「タイタニック」、第2位「アルマゲドン」、第3位「ゴースト」というランキングでした。確かにこれらの映画を観たときは泣けてしまいましたね。
 30作品中で観ていない映画は第6位の「アイ・アム・サム」、第18位の「亜ディソン群の橋」、第29位の「哀愁」の3作品、残りの27作品は映画館かビデオで観ているのですが、マイベストとしては第9位の「ニュー・シネマ・パラダイス」でしょうか。ラスト成長して映画監督になった主人公がキスシーンを繋いだ映画を観ているところにはジーンときてしまいました。
 父親という立場からは第7位の「ライフ・イズ・ビューティフル」と第26位の「フィールド・オブ・ドリーム」も泣ける映画として外すことはできません。悲しい涙というより歓喜の涙という点では第5位に入った「ショーシャンクの空に」でしょう。とにかくどれもこれも映画っていいなあと感じさせてくれる作品です。

2008年1月12日(土)
直木賞の行方は

  土曜日の朝、出かけないときにテレビで見るのはTBSテレビの「王様のブランチ」です。この番組の本のコーナーと映画のコーナーを見るのが好きなんです。今朝の本のコーナーでは芥川賞・直木賞の予想をしていました。筑摩書房の編集者の松田さんの予想では直木賞には桜庭一樹さんの「私の男」か佐々木譲さんの「警官の血」を挙げていました。読んでいないので、内容の感想は言えないのですが、以前にも書いたように桜庭一樹さんの作品は評判がいいようですし、何と言っても文藝春秋からの発行ですからねえ、堅いところでしょうか。佐々木さんは、何を今さらでしょうね。さてさて、16日の発表が待たれます。
  このところフジテレビ土曜日夜に放映されているテレビドラマ「SP」が高視聴率を取っています。主演のV6の岡田准一クンの人気もうなぎ登りです。うちの母娘も夢中になってテレビにかぶりついています。確かに内容もおもしろい。男としては岡田クンよりは同僚のSP役で出演している真木よう子さんに目が行きますけどね。ショートカットで男勝りの口調、いいですねえ(笑) 脚本が金城一紀さんというのも惹かれる一因です。
 今日は岡田クンが主演している「フライ・ダディ・フライ」のDVDを借りてきて見ました。原作は金城一紀さんの同名小説ですが、これは大好きな作品です。果たして作品の魅力がどれだけ描かれているのかと思いましたが、脚本を金城さんが書いているので、原作の魅力が損なわれないおもしろくて僕ら中年男が感動する作品に仕上がっていました。ちょっとしたエピソードですが、バスと競争して走る鈴木をバスの乗客の中年サラリーマンたちが応援するシーンは、同じ中年サラリーマンとしては感動してしまいますね。
 今夜は「SP」です。どんな展開になるのか?

2008年1月10日(木)
今年初めての本屋さん

  今日は仕事を早く終えることができたので、今年初めて本屋さんに寄ってきました。そこで目についたのは、井上ひさしさんの「青葉繁れる」(文春文庫)です。新装版ということで今月の新刊ですが、これは僕がまだ高校生時代にハードカバーで買って読んだ本です。作品の舞台となるのは戦後間もない頃ですが、同じ高校生ということで興味深く読んだ記憶があります。今ではすっかり内容は忘れてしまいましたが・・・。懐かしさのため、何十年ぶりかの再読をしようと思って、今年最初の購入本となりました。
 坂木司さんの「ホテルジューシー」読了。次は、佐藤正午さんの「アンダーリポート」(集英社)です。

2008年1月9日(水)
「キサラギ」DVD到着

 予約しておいた「キサラギ」のDVDが届きました。昨年映画館に観に行ったのですが、これが意外におもしろくてゆっくり見直したいと購入してしまいました。売れないアイドルの一周忌に集まった5人のオタクたち。思い出話に花を咲かせながら追悼をする予定が、しだいに彼女の死の真相を探る場へ・・・。小栗旬、小出恵介というイケメン俳優に、ユースケ・サンタマリアとドランクドラゴンの塚地武雄、それに実力派俳優の香川照之の5人が個性的な演技を繰り広げます。ワンシチュエーション映画として秀逸の出来です。今週の休日が楽しみです。
 それにしても、今月は「アヒルと鴨のコインロッカー」のDVDも思わず予約してしまったし、年明け早々ちょっと散財です。
 坂木司さんの「ホテルジューシ」は、あと1編を残すのみ。今夜中に読み終える予定です。今年はまだ1冊も本を購入していないし(そもそも本屋さんに行っていない。)、今のうちに積ん読ままになっている本を少しでも片付けなくては。

2008年1月7日(月)
直木賞候補作発表

  第138回芥川賞・直木賞の候補作の発表がありました。芥川賞は中国人作家がノミネートされたことで話題になっているようですが、一方興味のある直木賞の候補作はといえば、次のとおり。
  井上荒野  「ベーコン」(集英社)
  黒川博行  「悪果」(角川書店)
  古処誠二  「敵影」(新潮社)
  桜庭一樹  「私の男」(文藝春秋)
  佐々木譲  「警官の血」(新潮社)
  馳星周    「約束の地で」(集英社)
 候補作を見ると、受賞の可能性が高いのはやはり文芸春秋から出版されている桜庭一樹さんの「私の男」でしょうか。主催者から出版されているというのは大きなメリットですが、それ以上に意外と様々な書評のサイトやブログで評判がいいようです。あらすじを読んだだけで、「これは読めないなあ。」とまったく関心がなくて読んでいない僕としてはなんとも言いようがないのですが。そもそも「私の男」だけでなく候補作は1冊も読んでいないので、ひたすらおとなしく結果の発表を待つだけですが。
 ところで、今回は、伊坂幸太郎さんの作品は候補に上りませんでした。11月末に出版された「ゴールデンスランバー」は選考の対象にならなかったのでしょうか。次作に期待です。
 坂木司さんの「先生と僕」(双葉社)読了。あとさきになってしまいましたが、現在坂木司さんの「ホテルジューシー」(角川書店)読書中です。

2008年1月5日(土)
お世話になった人の告別式も終わり

  昨日が通夜、今日が告別式と慌ただしい日が終わりました。夫婦二人暮らしで、年下の妻が先になくなってしまうというのはご主人としては考えもしなかったでしょう。気を落とされている様子が明らかにわかって、何とも声をかけることができませんでした。50年以上連れ添ってきたのに突然一人残されるというのは辛いでしょうね。
 そんな我が家も子供はいつか家を出ていって、夫婦二人が残るのでしょうが、将来のことは考えておかなくてはなりません。今の日本は老人にとってあまり住みやすいとは言えませんからねえ。
 読書はまったくできていません。昨晩から積読本だった坂木司さんの「先生と僕」(双葉社)を読み始めましたが、数ページ読んだだけで寝入ってしまいました。とりあえず、今夜はその続きを読もうと思っているのですが、さてさて寝ないでいられるかな。

2008年1月3日(木)
休みも本日まで

  年末年始の休みも本日で終わりです。毎度のことながら、大掃除をして、妻の実家に出かけ、テレビで箱根駅伝を見て、という年末年始でした(ただ、お世話になった人が亡くなって、弔問に伺ったといういつにないこともありましたが。)。
 この休みの間に読み終えた本は辻村深月さんの「名前探しの放課後 上・下」(講談社ノベルス)だけでした。映画は「エイリアンズVS.プレデター」のみで、DVDでも見なかったし、テレビで放映していた映画も見ませんでした。いったい、何していたんだろう(笑)
 明日からは通常どおりの仕事です。残業の予定でしたが、通夜に行かなければならないため、仕事は切り上げて帰る予定です。年始めから慌ただしい1年が始まります。 

2008年1月2日(水)
明けましておめでとうございます

  明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 昨日は妻の実家に行き1泊して帰ってきました。義父に付き合って酒を飲んで、ちょっと飲み過ぎてしまいました。
 今日は朝からテレビで恒例の箱根駅伝の観戦です。地元の大学が出場しているし、その大学の選手たちが毎日朝早く自宅前の道路を練習で走っている姿を見ていると、今年はシード権獲得の目標を果たしてやりたいと思って、早起きしてテレビの前に座りました。子ここ数年になく、スタートの1区で上手く流れに乗ることができたため2区のエースでトップに立ち、5区で抜かれたものの、往路3位で芦ノ湖のゴールに飛び込みました。駅伝というのは流れですね。2区のエース以外は目立った記録を持つ選手がいなかったのですが、うまく流れに乗ってトップに立ってからは、どの選手も自己の力以上のものを出せたような気がします。それに対して、強豪校が当日までに有力選手が故障をしたり、思いがけないアクシデントでブレーキになったりで、日頃の力を出し切れていませんでした。明日の復路をどうにか踏ん張ってシード権獲得を目指してもらいたいと思います。
 それにしても、かわいそうだったのは脱水症状で5区で途中棄権した順天堂大学の選手です。途中まで快走を見せていたのに、思わぬアクシデント。本人としてはあと500メートルをどうしても走りきりたかったでしょうが、もしものことを考えると止めた判断は正しかったでしょう。ゴールで待っていた順天堂大学の選手たちは、泣いていましたが、苦しいのは棄権となった選手ですよ。あなたたちが泣いていたら彼を苦しめるだけです。よく頑張ったと迎えてやりましょうよ。
 辻村深月さんの「名前探しの放課後」(講談社)の上巻読了。