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身辺雑記(2007年12月)

2007年12月31日(月)
ありがとうございました

 2007年も今日で終わりです。訪問をしていただいた皆様、本当にありがとうございました。
  今年感想を書いた本は109冊、劇場に観に行った映画は51本。昨年感想を書いたのは121冊、見た映画は52本ですから、読書の方は少し減りましたね。ただし、購入した本は変わらないので積読本が増えるばかりのようです。来年は、図書館を利用して購入本を減らそうと思うのですが、田舎町で、公立図書館まで遠いんですよねえ。はぁ〜。
 今年最後に読んでいる本は、地元の作家、辻村深月さんの「名前探しの放課後」(講談社)です。タイムトラベル、学園ミステリと僕が好きなジャンルで、最後を飾るにふさわしい作品です。上・下二巻、今年中の読了は無理なので、二年越しの読書となりそうです。
 来年も時間を探しながらせっせと読書に励みたいと思っています。どうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m

2007年12月30日(日)
今日は大掃除

  今日は朝から家の中の大掃除。晴れたり、急に雨が降ったりする中でどうにか大掃除は終了、その後は今年最後の本屋さんに行ってきました。もう購入する本はなかったけれど、とりあえず今年もお世話になりましたm(_ _)m
 昨日、今日で読みっぱなしになっていた、畠中恵さんの「おまけのこ」、佐藤正午さんの「リボルバー」、恩田陸さんの「いのちのパレード」の3冊を読了。さて、今年最後に読む本は・・・ 

2007年12月29日(土)
今年最後の映画

  今夜は今年最後の映画を息子と観に行ってきました。「エイリアンズVS.プレデター」、何も考えることなく楽しむ娯楽作品です。これで今年劇場に足を運んでみた映画は合計51本。だいたい週1回は観に行っていた計算になります。目標は達成といったところですが、暇とお金があればもっと観に行きたいくらいです。やはり映画は暗い劇場の中で大きなスクリーンで観た方が映画の世界に入っていくことができますからね。
 来年も観たい映画がいっぱいです。今日の本編上映前の予告編で流れたロバート・レッドフォード監督・出演、共演がトム・クルーズ、メリル・ストリープという豪華俳優共演の「大いなる陰謀」は惹かれますねえ。ロバート・レッドフォードもメリル・ストリープも歳を取りました。それからヘイデン・クリステンセン主演の瞬間移動する能力を持った青年が悪と戦う「ジャンパー」も予告編を観た限りでは気になります。東京でロケを敢行したそうですから。
 それ以上に来年の目玉は、あの「インディー・ジョーンズ」シリーズの第4弾が公開されるということです。主演のハリソン・フォードも65歳を過ぎましたが、スタントは大丈夫でしょうか。「トランスフォーマー」のシャイア・ラブーフが相棒役で共演しますので激しいスタントは彼任せでしょうか。そうそうシリーズ第1作「レイダース」のカレン・アレンが同じマリオン役で登場することもシリーズのファンとしては楽しみです。
 ともかく、年明けは最初の映画は、ジョニー・デップの「スウィーニー・トッド」かな。 

2007年12月28日(金)
仕事納めです

  仕事納めだというのに、予想どおり定時には終了できず。課内で仕事納めの会を行ってから、またまた仕事へと。一人、また一人と「よい、お年を!」と言って帰る中、残っているのは僕たちの係ばかり。それでもどうにか10時前には終えて帰ってきました。気がかりなことはいっぱいあるけど、とりあえず来月4日の仕事始めまですべて忘れて休みを満喫したいです。
 今夜は夫婦揃って残業だったのですが、昨日仙台から帰省してきた次男坊が、自分でスーパーに買い物に行って夕食を作っておいてくれました。アパートでの自炊生活で、すっかり料理をすることに慣れたようです(料理の本まで買ってきて、料理をしているそうです。まったく、同じように勉強にも身を入れてもらいたいものです。)。そのうえ、少ない仕送りで生活しているせいか、金銭感覚も磨かれたようで、「魚を食べたかったけど、仙台と比べると高かったからやめた。」だそうです。やはり海のない県と海に面している県とは違いますかねえ。
 昨日はぼけっとしながら日記を書いていたためか、通勤バスの中で読んでいる畠中さんの本を「まんまこと」と書いてしまいましたが、これは「おまけのこ」の誤りでした。さっそく昨日の日記を修正しました。あ〜ぼけていたなあ・・・
 さて、明日はとりあえず掃除をと思っているのですが、あいにく天気はあまり良くないようです。今も外では雨が降っていますが、雪に変わらないといいのですが。 

2007年12月27日(木)
今日も残業

  明日出勤すれば年末年始の休暇。とはいえ、今夜も残業で、この分だと明日も早く帰れそうもないです。お正月に出勤なんてゴメン被りたいので、明日は遅くなっても仕事の切りを付けたいと思っています。どうにかなるかなあ・・・。
  そんなわけで、読書の方は全然進みません。寝る前に読んでいる恩田陸さんの「いのちのパレード」も読み出した途端に眠くなってしまって、まだ3分の1も読み終えていません。通勤バスの中で読んでいる畠中恵さんのしゃばけシリーズの「おまけのこ」はあと表題作を残すのみとなりました。収録作の中には、今まで若だんなの部屋から出ていくことはできないと思っていた屏風のぞきの活躍を見ることができたりして、楽しい作品となっています。
 さて、冬休みは何を読もうか思案のしどころです。 

2007年12月25日(火)
クリスマスだというのに

  世間はクリスマスだというのに、今日は残業。いつもは大勢が乗る終バスも今夜は数えるほど。いくらクリスマスのメインは昨日のクリスマス・イブだといっても、今夜残業しなくてもいいのにねえ・・・。と、ブツブツ言いながら帰ってきました(笑)
 年賀状はどうにか今日ポストに入れてきました。仕事もあと3日だけ。年明けから忙しい日々が始まるので、少しでも片付けておくために、明日からも残業です。さすがに年末年始の休みに職場に通いたくないですからね。
 今年の本の買物も、昨日東京に行った際に寄った紀伊國屋書店で購入した津原泰水さんの「ルピナス探偵団の憂愁」(東京創元社)を最後とする予定です。今年も「今、買っておかなければ!」という思いにとらわれてせっせと本を購入しましたが、結局積読本が増えるばかりとなってしまいました。今年も何度、購入した本が読まないうちに文庫化されて複雑な思いを抱いたことか。来年はあまり欲張らずに計画的に本を購入したいものです。
 恩田さんの「いのちのパレード」は、全然読み進みません。 

2007年12月24日(月)
「トリツカレ男」観てきました

  三連休中日の昨日は娘と一緒に、東京まで演劇集団キャラメルボックスの「トリツカレ男」を観に行ってきました。前日の夜は雪という予報だったので心配したのですが、東京へ向かう途中が雪景色だったほかは、東京はすっかり天候が回復していてひと安心。なにせ、夏の台風の大雨の時はひどい目にあっていますからね。
 会場の池袋サンシャイン劇場に向かう道は、クリスマス・イブの前日の日曜日ということもあってか、ものすごい人出でした。人にぶつからずに歩くのが一苦労。日頃夜9時ともなれば人通りが消える田舎に住んでいる身としては、ただ歩いているだけで疲れてしまいました。そのうえ、娘に東急ハンズを始めとするお店巡りに付き合わされましたからねえ。
 会場となったサンシャイン劇場は、超満員。そのほとんどが女性で、男性はカップルで来た人ぐらいでした。僕ぐらいの年齢の男性は少なかったですね。今回の「トリツカレ男」はいしいしんじさん原作の小説の舞台化です。いしいさんのファンタジーの世界をどう描くのかと思ったら、キャラメルボックスらしい、感動だけではなく笑いもある楽しい2時間でした。今回は役柄がカタカナで、前説でも加藤さんがそれを笑いのネタにしていたし、違和感があるかなあと思ったのですが、意外にすんなり入っていくことができました。まあ、確かに菅野さんの“ロミオ”とか、岡田さんのハツカネズミの“トト”にはちょっと笑ってしまいますが。
 来春はいよいよ上川隆也さん主演で梶尾真治さん原作のクロノス・ジョウンターシリーズの1作「きみがいた時間 ぼくのいく時間」です。僕がキャラメルボックスを観るきっかけとなったクロノスシリーズですから、ぜひ観に行きたいのですが、久しぶりの上川さんの主演ということでチケットの争奪戦がすごいのでしょうね。ぜひゲットしたいものです。

  今日は朝から「ナショナル・トレジャー2」を観に行ってきました。いろいろ難しいことを考えずに楽しませてくれる娯楽大作です。アビゲイル役のダイアン・クルーガーが相変わらず素敵です。気の強そうな役どころがお似合いです。ところで、大統領が見ろと言った“大統領の秘密の記録”の47ページには何が書かれていたのでしょう。気になります。 

2007年12月22日(土)
ようやく年賀状を・・・

  三連休の初日、いいかげんに書かなくてはと思っていた年賀状にどうにか手を付けました。とりあえずパソコンで作成して終了。あとは、せめて手書きで一言くらい書かなくては。
 明日は娘を連れて東京へ演劇集団キャラメルボックスの公演「トリツカレ男」を観に行く予定です。いしいしんじさんの同名小説の舞台化です。今現在強い雨が降っていますが、天気予報によると「山沿いは雪が降り、交通機関に影響が出る恐れがあります」ですって。こちらから東京に向かうJRは雨・雪に弱いんですよねえ。この夏も台風の雨で運行が停止になり、「猫と針」のチケットを無駄にしてしまいました。クリスマスを前に雪が降ることを望んでいる人も多いでしょうが、お願いですから雪よ降らないで!

 ふるさと出身の作家、辻村深月さんの新作「名前探しの放課後 上・下」が講談社から発売になりました。辻村さんの新刊は今までは講談社ノベルスから出ていたので、てっきり今回もそうだと思っていましたが、違いましたね。正直のところ、ノベルスより高い上・下巻それぞれ1400円は、この年末にきて痛い。とはいえ、内容は青春ミステリのうえにタイムスリップとくれば、買わないわけにはいきません。さて、恩田さんの「いのちのパレード」を読み始めてしまったけど、こちらも早く読みたいですねえ。
 今日本屋さんにいった目的は、辻村さんの新刊を買うこととともに、今年後半亡くなられた打海文三さんの「裸者と裸者」を買うことでした。単行本で発売されたときに評判がいいのは知っていたのですが、文庫になったら買おうと思って、今まで読んでいませんでした。打海さんの死によってシリーズが未完のまま終わってしまいましたが、文庫解説の北川次郎さんによると、この「裸者と裸者」だけでもその魅力は十分知ることができるそうです。正月休みを前にして読みたい本がいっぱいで、どれを読むか選ぶのが難しい!

2007年12月21日(金)
今夜は忘年会でした

  今夜は職場の忘年会でした。我が職場では忘年会の際に毎月給料から積み立てた会費を使って、ささやかながら福引きをしています。今年の目玉はiPod。ビンゴゲームでiPodを巡っての争いが繰り広げられました。残念ながらゲットしたのはiPodではなく、「電気フライヤー」という聞いただけでは何なんだ?と思ってしまう器具。説明書を読むとフライが手軽にできる器具のようです。それにしても、忘年会が終わったあとにビニール袋に箱を入れて歩いているところは、間違いなく忘年会帰りというのがわかってしまう姿です(笑)
 明日から三連休です。真ん中の日曜日には東京の池袋サンシャイン劇場で公演している演劇集団キャラメルボックスの「トリツカレ男」を娘と一緒に観に行くことになっています。「トリツカレ男」は、いしいしんじさん原作の同名小説の舞台化です。原作を読んでいないまっさらな状態で観に行きますので、どんな話なのかすごく楽しみです。心配なのは、天気があまりよくないこと。明日の夜には雪も降るという天気予報です。雪が降ると、東京に向かう電車がすぐ止まってしまうんですよねえ。どうも僕は雨男のようです。

2007年12月20日(木)
疲れ気味かな?

  ここ数日仕事が忙しいせいか、今日は昼ご飯を食べたあとに眠くなって仮眠をとろうと奥の会議室で寝ていたら、すっかり寝入ってしまいました。同僚に「昼休み終わったぞ!」と言われて慌てて飛び起きました。ぽけっと開いていた口からは涎も(笑) いや〜恥ずかしい!
 夜は家族で楽しみにしている「医龍2」が最終回。ストーリーは予想がついてしまいましたが、感動してしまいますね。本当にこんなブラック・ジャックみたいな医者がいてくれればどんなにいいことか。
 石持浅海さんの「温かな手」読了。今年は石持さんが短編集を相次いで刊行しましたが、甲乙つけがたい作品集でした。これだけ続けざまに刊行しても水準を落とさない石持さんはさすがです。さて、今夜からは今度こそ恩田陸さんの「いのちのパレード」にとりかかります。

2007年12月18日(火)
年賀状書かなくては・・・

  昨夜は寝る前に布団の中で恩田陸さんの「いのちのパレード」を読み始めようと思ったのですが、布団の横に置いてあった石持浅海さんの「温かな手」を何気なくページを捲って読み出したらなかなかおもしろくて、結局「いのちのパレード」は後日に。今のところ「温かな手」が半分まで読みましたので、それが終わってからにする予定です。
 12月も半ばが過ぎたというのに、年賀状にまだ手がついていません。毎年早く書こう書こうと思いながら、結果としてはいつも正月直前に慌てて書いているのが毎年のこと。今度の三連休こそどうにかしなくては(とはいえ、三連休は東京に演劇集団キャラメルボックスの公演を見に行ったりと、いろいろ忙しいんですが・・・)。

2007年12月17日(月)
車が欲しい!

  最近身の回りで車を買い換える人が多いせいか、車が欲しくて仕方ありません。この土・日は車を見にディーラーを回っていました。見れば見るほど新しい車が欲しくなります。展示している車の素晴らしさを語る営業マンの言葉は悪魔の囁きのようです。あ〜、車欲しいです。都会と違って、公共交通機関が発達していない地方では車は足代わりですからね。あの車もいい、この車もいいと目移りがするばかり・・・。
 そんなわけで、土・日は車のパンフレットに興味がいってしまって、ほとんど本を読むことができませんでした。今夜からは東京で購入した恩田陸さんの「いのちのパレード」を読み始めます。 

2007年12月14日(金)
東京出張

  今朝はいい気分で寝ていたら、早朝から東京へ出張予定だった同僚からの電話で起こされました。「風邪で具合が悪くて出張に行けそうもないので代わってくれ!」という電話で、慌てて支度をして東京へ向かいました。
 午前中の用事を終えて、帰る前にせっかく東京まで来たのだから本屋さんに寄ろうと思い、紀伊國屋書店に行きました。やはり、紀伊國屋書店の大きさには地元の書店は足元にも及びませんね。文芸書コーナーを見て回るだけで時間がかなりたってしまいました。とりあえず、前からいつ発売になるのかとヤキモキしていた「SF Japan」(徳間書店)をまずはゲット(これには梶尾真治さんのクロノス・ジョウンターの伝説シリーズの新作「栗塚哲矢の軌跡」が掲載されているのです。)、それから恩田陸さんの「いのちのパレード」(実業之日本社)と、偶然平台に積み重ねられていたのを見つけた佐藤正午さんの新作「アンダーリポート」(集英社)をつい購入してしまいました。土・日は読書に励まなくては。

  今日、銃の乱射事件が起こりました。二人が死亡、六人が怪我を負う(それも幼い子供が)という、アメリカのニュースを見ているような事件です。まったく、毎日のように殺人事件が新聞紙上を賑わす昨今、なんだか日本がおかしくなっていないですか。

2007年12月13日(木)
週刊文春ミステリーベスト10

 恒例の週刊文春のミステリーベスト10が発表されました。順位なんて関係ない、自分がおもしろく感じればそれでいいでしょうと思いながらも、やっぱり気になってしまいますね。国内部門の1位は有栖川有栖さんの「女王国の城」、第2位は宮部みゆきさんの「楽園」、第3位は佐々木譲さんの「警官の血」というように、今年はどのベスト10もあまり変わりばえしない結果となりましたね。

 明日からウィル・スミス主演の「アイ・アム・レジェンド」が日米同時公開されます。癌撲滅のために開発されたウィルスの副作用によって人類が死に絶えた2012年、一人感染を免れた科学者、ウィル・スミス演じるロバート・ネビルが、愛犬を唯一の相棒に孤独なサバイバル・ライフを続けているところに、何かが現れて・・・というストーリー。子供の頃、原作が同じチャールトン・ヘストン主演「地球最後の男オメガマン」という映画が観たくて、友だちに見たいと話したら、「あんなエロい映画を観るのか」と言われて断念した過去があります。そんな映画じゃなかったですよねえ。今度は観に行かなくては。娘も連れて行けと言っているので、さっそくこの土・日に観に行こうかと思っています。

2007年12月12日(水)
狩人は都を駆ける

 我孫子武丸さんの「狩人は都を駆ける」(文藝春秋)読了。ペット探偵ではないのにペットに関わる事件ばかり持ち込まれる私立探偵の話です。
  12月も中旬となり、クリスマスも間近となりました。昨日は職場にいるカナダ人女性のお母さんから遙かカナダから手作りのクッキーが届きました。クリスマスを前にして日本人の同僚の皆さんへということのようです。さっそく、みんなでおいしくいただきました。ごちそうさま。
  クリスマスが近づいてきても、子供も大きくなって、おもちゃ屋さんにこっそりプレゼントを買いに行くということもなくなりました。今ではおもちゃよりももっと高いものをねだられます(笑) 以前はもうこの頃になると、クリスマスツリーなどを物置の中から持ち出してきて、飾り付けをしたものですがねえ・・・。

2007年12月9日(日)
北森鴻「香菜梨屋を知っていますか」読了

  この土・日で北森鴻さんの「香菜里屋を知っていますか」(講談社)と久保寺健彦さんの「ブラック・ジャック・キッド」(新潮社)を読了しました。「香菜里屋〜」はシリーズ完結編の連作短編集です。いよいよ前作で思わせぶりに言われた“香菜梨屋”のマスター工藤の過去が明らかとされます。これで完結とはちょっと寂しいですね。
 「ブラック・ジャック・キッド」は、第19回日本ファンタジー大賞優秀賞受賞作です。久保寺さんは、今年この作品のほか、「みなさん、さようなら」(幻冬舎)で第1回パピルス新人賞、「すべての若き野郎ども」で第1回ドラマ原作大賞を受賞というすごい新人です。「ブラック〜」も小学校時代を思い起こさせてくれる、素敵な作品でした。これからも期待できそうです。

2007年12月6日(木)
「ゴールデンスランバー」読了

  伊坂幸太郎さんの「ゴールデンスランバー」読了。ちょっと消化不良気味のラストは賛否両論あるかも。それはともかく、相変わらず引きこまれました。昨夜も読みながらいつの間にか寝てしまったのですが、ふと真夜中目が覚めて、一気に読了しました。伊坂さんの作品には他の作品とのリンクがあるのですが、今回はどうだったのでしょう。
 昨日買えなかった「このミステリーがすごい!」を購入。第1位に輝いた佐々木譲さんの「警官の血」、第2位の桜庭一樹さんの「赤朽葉家の伝説」、第3位の有栖川有栖さんの「女王国の城」が1点差ずつという大接戦のランキングできたね。まあ、ランキングは気になりますが、それは二の次、自分がおもしろいと思えればいいのですよね。
 ダ・ヴィンチ1月号も恒例の「BOOK OF THE YEAR 2007」が発表されています。こちらは、昨年の10月以降に発行されたものが対象ということで総合ランキングの第1位は昨年11月に発行された森見登美彦さんの「夜は短し歩けよ乙女」という結果になりました。確かにこれは最高です。
 さてさて、これらのランキングを最高に今度の冬休みはじっくり読書を楽しみます。
 ダ・ヴィンチ1月号の各出版社の2008年の隠し玉の記事から、購入予定の本をピックアップしました。来年もおもしろそうな本がたくさん発行されます。楽しみです。

2007年12月5日(水)
「ゴールデンスランバー」いよいよ佳境

  昨晩は布団の中で伊坂幸太郎さんの「ゴールデンスランバー」を読んでいるうちに、眠気に負けていつの間にか夢の中。朝起きたら枕元の電気が煌々とついていました。今日は「ゴールデンスランバー」を鞄に詰めて出勤。通勤バスの中、職場に着いてから始業までの時間、そして昼休みと読み続けて300ページを超えました。ここまで読んでまだ先が見えてきません。でも、これからどうなるだろうという気持ちが、ページを繰る手を止めません。さて、これからどういう着地を見せるのでしょうか。伊坂さんの本は、ホント楽しいですねえ。
 今年の「このミス」が発売されたようですが、帰りに寄った駅ビルの本屋さんには、まだ入荷していませんでした。家に帰ってから車で町一番の大きな本屋さんに出かけようと考えましたが、娘から「あほか!」と呆れた顔でひとこと言われてしまいました。結局家族の批判の目に負けて、今夜は我慢して、明日捜すことにしました。まったく、我ながら本好きにも弱ったものです。

2007年12月4日(火)
劇団四季「エビータ」

  昨夜は終業のチャイムとともに職場を抜け出して、全国公演で地元に回ってきた劇団四季の「エビータ」を観に行ってきました。田舎でみんな文化に飢えているのか、20000人近く入る大ホールが満員の盛況でした。
 私生児として産まれながら、大統領夫人まで登り詰めたエバ・ペロンの物語です。次々と男を利用しながら、最後には軍部の実力者ホアン・ペロンと出会い、彼の妻となったエビータ。その波瀾万丈の人生は興味あるところです。
 あのキューバ革命の英雄チェ・ゲバラを狂言回しにしてエビータの人生が描かれていきます。人生といっても死んだときはわずか33歳ですからねえ。なんと波瀾万丈の人生だったのでしょう。労働者階級には圧倒的人気を呼びながらも、アルゼンチンを結局は疲弊させたエビータ。いや〜2時間堪能しました。今度はマドンナがエビータを演じた映画版を観てみたくなりました。
 伊坂幸太郎さんの「ゴールデンスランバー」はようやく100ページを過ぎたところ。気になる展開がつづきますが、まだどういう形になるのか見えてきません。今夜はせっせと布団の中で読み進みます。

2007年12月2日(日)
織田裕二「椿三十郎」

 昨日から公開された織田裕二主演の「椿三十郎」を観に行ってきました。かつて黒澤明監督、三船敏郎主演という、日本映画が華やかなりし頃のゴールデンコンビで製作された1962年公開映画のリメイクです。公開二日目であるし、前作のファンや今回主演の織田裕二のファンで混んでいるかなと思ったのですが、予想に反して2、3割の入りでした。その中、ご老人のカップルや(きっと、若き頃デートで前作を観に行ったんでしょうね。)歳を召した人は多かったのですが、若い人、特に女性がほとんどいなかったですね。朝の第1回目の上映だったせいなのか、それともこの町には織田ファンの女性が少ないのか・・・。

 映画の帰りに寄った本屋さんで「2008本格ミステリ・ベスト10」が発売されているのを見つけて購入。やはり国内版第1位は有栖川有栖さんの「女王国の城」でした。発売してからすぐ購入して読み始めたのですが、乱丁が見つかって出版社に交換を求めている間に違う本を読み出してしまって、結局新しい本が送られてきても積ん読ままになってしまっています。お正月休みの楽しみかな。
  悩んだ末、現在伊坂幸太郎さんの「ゴールデンスランバー」読書中。 

2007年12月1日(土)
「ホルモー六景」感想アップ

 今日は、感想を書いていなかった万城目学さんの「ホルモー六景」以下4冊分の感想をアップ。なかではやはり「ホルモー六景」がダントツでおもしろかったですね。あまりのおもしろさで、感想もネタバレ気味に書いてしまいました。
  伊坂幸太郎さんの「ゴールデンスランバー」がようやく届きました。500ページを超える、なかなか読みがいのある作品ですね。一方一緒に届いた北森鴻さんの「香菜里屋を知っていますか」は、“香菜里屋シリーズ”完結編。香菜里屋のマスター、工藤の秘密が明らかとなります。どちらも気になります。さて、どれから読もうか、悩みます。
  角川書店のHPで12月に発売予定の本に掲載されていた鴻上尚史さんの「僕たちの好きだった革命」が、HP上から消えてしまいました。楽しみにしていたのですが、いったいどうしてしまったのでしょう。発売延期ならいいのですが。
 土曜日の夜は、フジテレビの岡田准一主演の「SP」を見ています。この番組、なんと脚本が金城一紀さんなんですね。「GO」や“ゾンビシリーズ”の作品とも異なるハードボイルド作品で、これがなかなかおもしろいです。今では土曜日の夜の楽しみとなってしまいました。単行本化されるのでしょうか、気になるところです。