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身辺雑記(2006年12月)

2006年12月31日(日)
ありがとうございました

  2006年もあと1時間ほどを残すだけとなりました。歳をとるに従って時間の経過が早く感じられます(昨年も同じこと書いていますね。)。昨年の年末は友人のお父さんが亡くなって、お通夜、告別式とあったのですが、そのことがつい先日のように感じられます。
 昨年の最後の読了本は伊坂幸太郎さんの「砂漠」でしたが、今年は三崎亜記さんの「失われた町」が最後の読了本になりました。ラストスパートでどうにか今年中に読み終わることができました。感想は、来年になってから。今年感想を書いた本は121冊でした。昨年が117冊ですからだいたい同じペースで読んだことになります。どうにか月10冊のペースを達成しました。来年も同じくらい頑張って読むぞ!
 このHPにおいでの皆さん、訪問していただいて、どうもありがとうございました。来年も少しずつ更新していきますので、よろしくお願いします。それでは、よいお年を!

2006年12月30日(土)
今年もあと少し

 今年もあと2日、といっても実際はあと1日と40分ほどになりました。年末年始の休みももう2日が過ぎてしまいました。まったく休みというのは何をするわけでもないのにあっという間に過ぎてしまうものですね。
 ようやく、今年の映画と本のマイベスト10をアップしました。とりあえず、順位は付けましたが、どれも甲乙つけがたくおもしろい作品でした。もちろん、これ以外の作品にもおもしろいものが沢山ありました。特に、今年文庫化された作品の中に、これは素晴らしいと思うものが多かったですね(たとえば、乙一さんの「ZOO」とか、朱川湊人さんの「都市伝説セピア」、梨木香歩さんの「家守綺譚」とか)。
 現在三崎亜記さんの「失われた町」を読書中。あと100ページほど。どうにか今年中には読了できそうです。 

2006年12月26日(火)
積読本の片付け完了

  ようやく、枕元の積読本の片付けを終わりました。とにかく枕元の本を片付けるために、本棚を空けようと、日曜日に朝早くから本棚の整理。もう読まないなあと思う本を段ボール箱に詰め込んで、代わりに枕元の本を本棚に入れました。段ボールに入れた本は、捨ててもよかったのですが、そこはなかなか捨てられない性格。とりあえず押入と庭にある物置の中へ分けて収納しました。なんだか一時しのぎという気がしますがねえ。まあこれで部屋はすっきり。気分いいです。
 日曜日の夜と昨日の夜で、ようやく年賀状も作成しました。懸案事項が片づいて気分一新、新年が迎えられそうです。
 そんなこんなで、このところ、本を読んでいません。本棚に並べた未読本を見ながら、さてどれから読もうかと思案中です。第一候補は三崎亜記さんの「失われた町」です。

2006年12月23日(土)
今日は風呂掃除

  今日は正月を前にして少しずつ家の中の掃除をしようと、まずはお風呂掃除に取りかかることにしました。ホームセンターに行って、浴室のカビ取りの○○キラーというやつを買ってきて、浴室内を隅から隅まで徹底的に綺麗にしました。ぴかぴかになった今夜のお風呂は気持ちよかったですねぇ〜。ただ、そのせいで、ドッと疲れて、結局今日は風呂掃除だけ。明日は、ホームセンターに行った際に段ボール箱を購入してきたので、本棚を整理して、本を少し片付けようと思っています。とにかく、そうしないと枕元に積み重ねられた本の行き所がありません。
 こうして、本の置き場所に頭を悩ませているくせに、ホームセンターに行ったついでに本屋さんに寄り道して、伊坂幸太郎さんの「アヒルと鴨のコインロッカー」の文庫本を買ってしまいました。ハードカバーを持っているにも拘わらずです。通勤バスの中で再読しようと思ったのですが、それにしてもバカですよねぇ・・・。さすがに振り返って、自分でも呆れてしまいます。

2006年12月22日(金)
「自転車少年記」ほか感想

  久しぶりに本の感想をアップしました。3冊とも通勤バスの中と職場の昼休み時間中に読んだものです。仕事が忙しかったり、忘年会があったりで、なかなか家で本を読むことができません。この土、日くらいはハードカバーを1冊は読みたいものです。ただ、年賀状も書きたいし、掃除もしなくてはならないし、やらなければならないことはいっぱいです。

2006年12月20日(水)
佐藤多佳子「しゃべれども しゃべれども」

  通勤バスの中で読んでいた佐藤多佳子さんの「しゃべれども しゃべれども」(新潮文庫)を読了しました。これは、本当におもしろいです。佐藤多佳子さんは、今年「一瞬の風になれ」がかなり評判になりました。確かに「一瞬の風になれ」は陸上競技にかける高校生を描いた青春小説として素晴らしい作品でしたが、僕としてはそれよりおもしろく読みました。ハードカバーが刊行された年の「本の雑誌」の年間ベスト1小説に輝いたのも当然です。とにかく、まだ読んでいない人にオススメです。  

2006年12月18日(月)
三崎亜記「となり町戦争」

  三崎亜記さんの「となり町戦争」の文庫を買ってしまいました。ハードカバーで購入していたので、買うつもりはなかったのですが、バスを待つ時間つぶしに本屋さんで手に取ったところ、帯に「緊急書き下ろし サイドストーリー収録」の文字が。慌ててパラパラと本をめくったところ、目次に「〈文庫版書き下ろし〉別章」とあります。ハードカバーにない別章が掲載されているとなれば買わないわけにはいきません(まあ、立ち読みでも良かったのですが)。まったく、ハードカバーを買った人に文庫を買わせるよう、集英社も考えますよねえ。最初からハードカバーに掲載してくれればいいのに!
 そうして購入した「となり町戦争」の中に三崎さんの新作「失われた町」の広告のチラシが入っていました。「失われた町」を読み解くキーワードなるものが書かれたり、3人の登場人物が紹介されています。設定がおもしろそうで、大期待作とトップページにも書いたのですが、ネットの書評HPでは意外に評判が良くないようですね。いまだに積読ままなのですが、う〜ん、そろそろ読まないとなあ・・・。

2006年12月17日(日)
硫黄島からの手紙

 今日は妻と娘と一緒にクリント・イーストウッド監督の硫黄島2部作の第2弾「硫黄島からの手紙」を観に行ってきました。前作の「父親たちの星条旗」がなかなかよかったので、期待して行ったのですが、期待に違わぬ素晴らしい映画でした。141分という長い上映時間でしたが、飽きることなくスクリーンに見入ってしまいました。
 硫黄島司令官の栗林を英雄視するわけではなく、かといって戦争反対を声高に叫んでいる映画ではありません。クリント・イーストウッド監督は、この2部作でアメリカ、日本のどちらかを悪として描くことはなく、ただ、戦争という現実をありのままに描いているだけです。しかし、逆にそれは僕たちに戦争というものは何かを改めて考えさせます。隣のスクリーンの「エラゴン」の満員の入りに比較し、残念ながら映画館の中は空席が目立ちました。僕自身も戦争を知らない世代ですが、世界のどこかで戦争がいまだに続いている現在、多くの人に観てもらいたい映画です。感想は後日アップします。

 今週も結局年賀状を作成しないで終わってしまいました。次の日曜日までにどうにかしないと元旦に着かないかなあと、ちょっと焦っています。

2006年12月16日(土)
おいしいお酒

 昨夜は、久しぶりに気のおけない友人と遅くまでお酒を飲んだので、今朝はのんびりと起床。気を遣わないで、何でも話せる友人と飲む酒というのは値段の安い酒でもおいしいし、二日酔いにもなりませんね。本当に楽しいお酒を飲むことができました。勤務場所が離れているので、そうたびたび飲む機会を設けるわけにもいきません。次回は来春です。
 村上春樹さん翻訳の「グレート・ギャツビー」が売れているようですね。今日行った本屋さんでも売り切れで注文扱いになっていました。村上春樹ファンはこの地方でも多いのでしょうが、「グレート・ギャツビー」をそんなに大勢の人が読むのでしょうか。ちょっと懐疑的です。それにしても村上春樹恐るべしです。
 それより期待したいのは、村上さんが訳す「ロング・グッドバイ」です。早川書房から発行されるようですが、早川書房のホームページにはまだ告知がありません。いつ発売になるのでしょうか。何はさておいても絶対購入ですね。

2006年12月11日(月)
枕元が・・・

  今、枕元が大変な状態になっています。読まなくてはと思う本を購入しては積み重ね、結局読まずに減らないまま次第に高くなった本の山ができているからです。このところ、なかなか家で本を読まないので(本を読む時間はあるのですが、なんだか違うことに時間を使っている)、積読本は増えるばかり。年末の大掃除を控えて、部屋の中をどうにかしなくては! 現在、通勤バスの中では乙一さんの「ZOO」(集英社文庫)を読書中です。 

 本屋さんでこんな年配の夫婦の話を耳にしました。
  夫「この本、買っていいか?」
  妻「そんなに買ったら、床が抜けてしまうでしょ!」
 まったく、ウチの妻とおなじこと言っています。このご主人は、きっと本好きなんでしょうね。同じ本好きとして、心の中で声援を送ったのですが、結局持っていた本の中から何冊かは棚に戻したようです。かわいそうに・・・。

2006年12月8日(金)
「このミステリーがすごい!」発売

  「このミステリーがすごい! 2007年版」が発売になりました。注目の国内編第1位は平山夢明さんの「独白するユニバーサル横メルカトル」。おもしろいとの評判は聞いていましたが、反面、嗜虐とか人肉食とかの内容ということも漏れ聞いていたため、チョット手が伸びませんでした。毎年このミスが発表になると、ベスト10内の読んでいない本を読もうとするのですが、この本は将来文庫化されでもしないと読むことはないかなという気がします。
 ベスト10内で読んだ作品は3位の「シャドウ」、4位の「狼花 新宿鮫\」、6位の「名もなき毒」、9位の「赤い指」、10位の「夏期限定トロピカルパフェ事件」の5冊、20位までに広げると、13位の「顔のない敵」、14位の「落下する緑」、15位の「ボトルネック」、17位の「向日葵の咲かない夏」、19位の「乱鴉の島」の合計10冊でした。ベスト3作品を今年は読んでいません。どうも世間と自分との好みの差が広がったと感じた一年です。マイベスト10については、後日ゆっくり時間があるときに考えて決定したいと思います。

2006年12月6日(水)
妻が風邪

 目が覚めると、いつもは妻が朝食の支度をしている気配を感じるのが、どうも静かすぎる、と思ったら、妻は具合が悪くて起きられなかったようです。運良く、子どもたちは臨時休校だったので、慌てて一人だけ起きて食事をして仕事へ。午後は少し休みをもらって、早く帰宅し、妻を医者に連れて行ったり、夕ご飯の用意をしたり(といっても、お総菜とかを買ってきただけですが)と大忙しでした。洗濯物は子供に頼んだのですが、夕方になっても干したままで、まったく役に立ちません。あ〜、疲れました。毎日仕事しながら、これをこなしている妻には感謝ですね(樋口有介さん描く探偵柚木草平みたいに平気で面と向かっては言えませんがね。)。
  ここ2,3日、本を読んでいないので、感想は先月読了していた樋口有介さんの「探偵は今夜も憂鬱」(創元推理文庫)をアップしました。あれだけ楽しみにしていた三崎亜記さんの「失われた町」は積ん読ままだし、今日は東野圭吾さんの「使命と魂のリミット」(新潮社)も発売になってしまいました。いつか積読本を片付けたいと思っているのですが、どうも本を読了するより本を買うペースの方が早いのか、積読本は増えるばかり。今年もこれでは来年に持ち越す本が何冊か出てきそうです(何冊で終わればいいのですが・・・。)。

2006年12月4日(月)
プレイボーイ1月号(2)

  オンライン書店に注文していた雑誌プレイボーイの1月号が届きました。特集の“ミステリー徹夜本を探せ”は期待どおりおもしろそうです。中に、PLAYBOYが選ぶ国内ミステリー、海外ミステリーのベスト50が掲載されていますが、ベスト1はそれぞれ古川日出男さんの「アラビアの夜の種族」、セオドア・ローザックの「フリッカー、あるいは映画の魔」でした。両者とも未読。古川さんの「アラビアの夜の種族」はいつか読もうと思っていたのですが、今回文庫化されたことでもあるし、挑戦してみようかなという気もします。
 それにしても、やっぱりPLAYBOYですから、中には金髪の女性の裸の写真が・・・。これは娘のいるところではページを繰るわけにはいきませんねえ。しまうところも気をつけないと。

2006年12月2日(土)
プレイボーイ1月号

  雑誌プレイボーイの1月号で特集が“ミステリー徹夜本を探せ”とあるのを見て、これは買わなくてはと思ったのですが、なにせ小心者、オヤジがプレイボーイを買うなんてレジの若い女店員さんどう思うかなあと気になってしまって、行きつけの本屋さんでは購入する勇気がありませんでした。若いときには、そりゃあ男ですから、プレイボーイも見ましたけれど、今では本屋さんでページを繰ったこともありません。こういうときに便利なのは、オンライン書店ですよね。さっそく注文しました。“この10年で最もおもしろいミステリー・ベスト100”とか“『このミス』今年のナンバー1はこれだ!”とか、おもしろそうな記事が満載です。到着するのが楽しみです。とはいえ、娘に読んでいるのを見られたら誤解されそうだなあ。
 加納朋子さんの「モノレールねこ」読了。とても素敵な短編集でした。オススメです。

2006年12月1日(金)
今日から師走

  早いもので、今日から師走に突入です。今日はほとんど取っていなかった有給休暇を取って一日休みました。昨夜の忘年会疲れもあって、朝は遅くまで寝ていました。みんなが働きに出ているときに、のんびり布団の中にいるっていうのは、なんだか幸せな気分です。昨夜は8か月ぶりに会う、かつての仲間達とのひとときを楽しく過ごしました。お酒もおいしく飲んで本当に時間がたつのを忘れるほどでした。あ〜楽しかった。とはいえ、体調はもうひとつです。なるべく飲まないようにしないと・・・。
 午後からは、せっかくの休みがもったいないと、映画館へ。1日の映画の日だったこともあってか、平日の昼間というのに意外に混雑していました。観た映画は「カジノ・ロワイヤル」。新しいジェームズ・ボンド、割といけます。