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身辺雑記(2006年3月)

2006年3月31日(金)
3月も終わりです

  今日は3月最後の日。今の職場も今日で終わり、来月からは新しい職場での仕事が始まります。とはいえ、今の職場に異動する前にいたところにまた戻るので、仕事自体に不安はないのですが、やはりまた知らない人と仕事をしなければならず、人間関係を築くのが大変です。周りの人を見ていると、あっという間に知らない人とも仲良くなれる人がいますが、うらやましいですね。ああいうのも才能なんでしょう。仕事も4月、5月は忙しく、ゴールデンウィークをきちんと休むためにも4月は精力的に仕事をこなさなければならないようです。明日、明後日はゆっくり英気を養わなくては!
 映画館がメンズデー、入場料金1000円の日だったので、仕事が終わってからシャーリーズ・セロンの「イーオン・フラックス」を観てきました。アカデミー賞女優が社会派映画の次に選んだのはSFアクション映画です。アカデミー賞を受賞しても、こうした娯楽作品に出るなんて素敵ですね。

2006年3月30日(木)
おめでたい!

  今日はとってもおめでたい。なぜかと言うと、友人が、結婚することを告白したからです。なかなか男前で気持ちも優しい男なので女性にもてるのですが、なかなかこの人と思った女性とこれまで出会わなかったのか、30半ばになるまで結婚を考えていないようでした。それが、今日会ったので、「どう、いい人が見つかったかい?」と軽い気持ちで聞いたとたん、「結婚することになった」とうれしそうに話すのです。ついに彼も年貢の納め時となったようです。そういえば、メールに思わせぶりなことが書いてあったことがあったっけ、と今になってなるほどなあと思い出しました。とにかく、おめでとう!!!  

2006年3月27日(月)
おすすめ!伊坂幸太郎「終末のフール」

  今日はこの土・日で読んだ本の感想をMY本棚にアップしました。貫井徳郎さんの「愚行録」については、また明日にでも。
 伊坂さんの「終末のフール」は、3年後に世界の破滅を前にした人々を描く8つの物語。本当にいい本を読ませてもらったという感じです。前作の「砂漠」も素晴らしかったですが、この「終末のフール」も甲乙つけがたいです。次回の直木賞の受賞はもう間違いがないという気がします。 
 ところで、伊坂さんの作品には他の作品の登場人物が顔を出しているのが通例ですが、今回の「終末のフール」ではどの作品の誰が登場しているのでしょうか。「鋼鉄のウール」で“ぼく”が通うキックボクシングの道場は、「砂漠」で鳥井が通った道場とモデルは同じようですが、話の中では同じではないのでしょうね。3年後には世界は滅亡するという話の性質上、他の作品の登場人物が登場するのは難しいのでしょうか。誰か気がついた人がいたら教えてください。

2006年3月27日(月)
藤岡、荻原、伊坂、貫井読了

 この土・日は精力的に本を読みました。藤岡真さんの「ゲッペルスの贈り物」(創元推理文庫)、荻原浩さんの「ママの狙撃銃」(双葉社)、伊坂幸太郎さんの「終末のフール」(集英社)そして貫井徳郎さんの「愚行録」(東京創元社)の4冊を読了しました。久しぶりに集中して読書をしました。
 「ゲッペルスの贈り物」は、通勤バスでの読書用でしたが、先が気になる展開に、つい家で読んでしまいました。荻原さんの「ママの狙撃銃」は、評判を呼んで映画化される「明日の記憶」とは異なる路線の作品です。一押しの伊坂さんの新作は世界が終わる前の人々を描く連作短編集です。読んでいて幼い頃テレビで観た「地球最後の日」という映画を思い出しました。先ほどまで読んでいた貫井さんの「愚行録」は語りの文だけで構成されている作品です。最近では恩田陸さんの「Q&A」が同じ形式だったですね。「ゲッペルスの贈り物」は最後にちょっとねえと思ってしまいましたが、荻原、伊坂、貫井の3作品には満足です。さて、明日からは何を読もうかな。

2006年3月23日(木)
藤岡真「ゲッペルスの贈り物」

  先日購入した藤岡真さんの「ゲッペルスの贈り物」(創元推理文庫)を「ダ・ヴィンチ・コード」を読み終えたあとの通勤途上の読書用に昨日から読み始めました。今月藤岡さんの新刊が文庫で出るとうろ覚えに覚えていたので、書店の平台にうずたかく積まれていたのを中もよく見ずにレジに持って行って買ってしまったのですが、なんと新刊ではなかったのに今日ようやく気がつきました。先の見えない序盤のストーリー展開におもしろそうだと思ったのですが、どこかで読んだ気がしないでもないと発行日を見たところ5年前。もしかしたら、昔買ってどこかにしまってあるかもしれないという思いが・・・。100ページほど読んだけど、ラストが思い浮かばないのでまあいいか。でも、覚えていないということは、おもしろくなかったのかなあという嫌な思いもふと浮かんでしまいました。さてさて、どうなることやら。
 伊坂幸太郎さんの「終末のフール」と貫井徳郎さんの「愚行録」が発売されました。大ファンの二人の作品です。読むのがもったいない気がするし、早く読みたい気もするし、悩みます(^^;

 今日人事異動が発表されました。相変わらずの悲喜こもごもの風景です。能力があってもその能力が生かせるところに行けない人、逆に能力がなくても中枢に座ってしまう人といろいろあります。でも、人事というのは所詮人間が行うもの。思うようにはいかないものですし、いく人はそれなりにいろんな努力もしているのでしょう。さて、4月からはまた忙しくなりそうです。

2006年3月22日(水)
明日は伊坂さんの「終末のフール」が発売

  昨夜はフジテレビの「アンフェア」が最終回でした。始まる前から、真犯人は○○だ、××だと予想しながら家族揃って見ていたのですが、正解者は、友人からあの人に間違いないと聞いてきた娘。僕自身は大ハズレ、う〜ん、あの人だったとはねえ。ミステリ好きとしては恥ずかしい。それにしても篠原涼子さん、すっかりファンになりました(^^;正月以降久しぶりに楽しんできたテレビドラマもこれですべて終わってしまいました。これからは読書に回す時間が増えるかな。
  さて、いよいよ明日は伊坂幸太郎さんの「終末のフール」が発売になります。オンライン書店に注文してあるので、手に取るのは明後日になるでしょうが、ワクワクしますね。

2006年3月21日(火)
WBCで日本が優勝

  今日は春分の日で休日。昼間はWBC(ワールド・ベスボール・クラシック)の決勝戦を観戦。見事に日本がキューバを破って優勝しましたね。韓国に2連敗、アメリカには疑惑の判定で惜敗と、もう駄目だと思ったところからの奇蹟の優勝劇に選手たちに拍手です。良かったですねえ。この大会はクールなイチロー選手の闘志剥き出しの様子が話題となりましたが、他の選手がイチロー選手に引っ張られていい結果が出たという感じです。イチロー選手の「怪我をしてもいいから」という言葉には感激しました。祝賀会でのはしゃぎようにもびっくりですね。本当にイチロー選手は日本球界いや世界の野球界を背負う大選手になりました。ヤンキースの松井選手にイチロー選手の爪のあかを煎じて飲ませたい!なんて言いながらも、実は日本が勝っている途中で飽きて出かけてしまいました。WBCを見ていた友人からのメールに、飽きたので出かけると返事したら、「非国民!(古いなあ)」と言われてしまった僕です(^^;

 「ダ・ヴィンチ・コード」読了。通勤途上のバスの中で読むつもりが、あまりにおもしろくて、一気に読了してしまいました。感想はこちら → 海外作品の本棚 5月20日公開のトム・ハンクス主演の映画も楽しみです。今夜からは荻原浩さんの「ママの狙撃銃」(双葉社)を読み始めます。

2006年3月20日(月)
「ダ・ヴィンチ・コード」中巻読了

 「ダ・ヴィンチ・コード」中巻読み終わりました。いや〜おもしろいです。思わぬ人物が敵だったことも明らかとなり、謎も徐々にではありますが解き明かされてきました。僕の頭の中にはトム・ハンクスとオドレイ・トトゥが走り回っている情景が浮かんでいます。しかし、小説とはいえ、こんなこと書いてキリスト教関係者は怒らないのでしょうかね。キリスト教世界を根底から覆す事実を題材にしているのだから、抗議がこないわけはないと思って映画情報誌を読むと、やっぱり一部のキリスト教団体が映画化に抗議活動を起こすなど物議を醸しているそうですね。そうなると、なおさら読みたくなるのが心情です(^^)

 昨日は野球の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本が韓国に勝って決勝に駒を進めました。それにしても印象的だったのは、イチロー選手の様子です。今まで、イチロー選手といえば、何があってもクールな感情を表に出さない男という印象だったのですが、この大会では闘志をむき出しに戦っている様子がテレビに映し出されています。あれっ?何か変わったなあと思ったのは僕だけではないのではないでしょうか。そもそも、ヤンキースの松井等多くの日本人大リーガーは、自分を優先してWBCに参加しようとしないのに、イチロー選手は率先して参加を表明しましたし、お正月にはフジテレビの「古畑仁三郎」にも出演してプロの俳優顔負けの演技も見せるなど、いったいどうしたのでしょう。とにかく、いい意味で従前より人間臭くなってきたという感じですね。

 今夜はテレビで「西遊記」の最終回が放映されました。子供が見ているのにつられて見始めましたが、意外におもしろくて、ついに毎回見てしまいました(^^; 毎回終盤の香取慎吾演じる孫悟空の口上が聞いていて感動でしたね(笑)最終回では、かつて孫悟空を演じた堺正章がゲスト出演し、如意棒を振り回すサービスまで見せて大団円。しかし、あの終わり方は、もしかしたらパート2を作る余地を残したのでしょうか。明日は「アンフェア」の最終回です。

2006年3月18日(土)
新刊ラッシュ

  綾辻行人さんの館シリーズ「びっくり館の殺人」が講談社ミステリーランドの1冊として発売されました。館シリーズがミステリーランドで出るとは思わなかったので、どんなだろうと思ってさっそく書店に足を運びました。やはり、子供の読者も対象としているミステリーランドだけあって、字も大きく行間もかなり広く取られています。普通の体裁なら、かなり短い作品になるのではと思うくらいです。これで2100円の定価。これでは費用対効果を考えてしまいます。平台に積まれた本の前でかなり悩みましたが、購入は断念しました。今月はほかに買いたい本が多いですしね。評判が良かったら、そのときにまた考えることにしよう!
  財布の中身と相談しながら石田衣良さんのエッセイ「空は、今日も、青いか」(日本経済新聞社)と「I LOVE モーツァルト」(幻冬舎)購入。「I LOVE モーツァルト」は、薄いし立ち読みですませようと思ったのですが、石田さんがクラシックの魅力に撃たれたのはグレン・グールド演奏の「ゴルドベルク変奏曲」を聞いたからという部分を読んで、つい購入してしまいました。僕自身もグレン・グールドの「ゴルドベルク変奏曲」は大好きなんですよね。石田さんも同じとはうれしいです。
 宮部さんの「ドリームバスター」と恩田さんの「チョコレートコスモス」も買ってしまったし、来週は真打ち登場の伊坂幸太郎さんの「終末のフール」と貫井徳郎さんの「愚行録」が発売されるので、いよいよ小遣い大ピンチです。  

2006年3月16日(木)
「ダ・ヴィンチ・コード」2

 「ダ・ヴィンチ・コード」上巻読み終わりました。最近、カタカナの登場人物名が覚えにくくて、海外物から離れていたのですが、これは噂に違わずおもしろいです。スピーディーな展開で読者をダレさせません。ダ・ヴィンチの絵、ダ・ヴィンチやニュートンも参加していたという秘密組織○○修道会、インディー・ジョーンズでも描かれたテンプル騎士団と聖杯伝説等々キリスト教社会の歴史の謎が続々登場し、今後の中巻の展開がいっそう興味深くなってきました。意外に早く読み終えることができそうです。
いよいよ好きな作家の新刊ラッシュが始まります。まずは、荻原浩さんの「ママの狙撃銃」を購入しました。表紙を見るとわかるように、このところのシリアスな路線とは異なった作品のようですね。オンライン書店では宮部みゆきさんの「ドリーム・バスター3」や恩田陸さんの「チョコレートコスモス」も発売になっています。明日あたりは綾辻さんの館シリーズ新作「びっくり館の殺人」が発売になるようですし、来週はいよいよ待望の伊坂幸太郎さんの「終末のフール」も出ます。さて、何を買うか小遣いと相談しなくては。
 好きな本を購入するために無駄使いをするわけにはいかないのに、今夜は職場の飲み会でした。課長以下参加するので、行かないわけにはいかないのが、サラリーマンの辛いところ。とりあえず一次会で帰ってきましたが、本好きとしては今月は飲むより本を買いたいのが正直な気持ちです。今後も送別会、歓迎会があるし、何を買えるかなあ・・・。何はともあれ、「終末のフール」は絶対購入です。  

2006年3月14日(火)
「ダ・ヴィンチ・コード」

  「ダ・ヴィンチ・コード」、通勤途上のバスの中で読み始めました。まだ100ページほどですが、劇場で観た予告編のところまで来た感じです。誰かに追われて逃げていたのは、そうかぁ、あの人だったのかと納得。トム・ハンクスは主人公ロバート・ラングトンを演じるのでしょうし、フランス司法警察暗号解読官を演じるのは「アメリ」、「ロング・エンゲージメント」のオドレイ・トトゥですね。予告編で観ると全然雰囲気が違いましたが、彼女の演技を観るのもまた楽しみです。文庫で上・中・下3巻の大作ですが、映画が公開されるまでには読み終えることはできそうです。
 福井晴敏さんの「Op.ローズダスト」が発売されました。久しぶりの長編。今回も当然ながら登場してくるのは防衛庁、自衛隊。読むのは楽しみですが、上・下巻会わせて100ページ以上の大作です。腰を落ち着けて読むことができるときでなくては挫折しそうです。
  今夜は同じ職場にいる高校時代の同級生と軽く飲んできました。帰宅してからは、テレビで毎週見ている「アンフェア」を見ました。次々に犯人と思われる人が殺害されて、真相が見えてきませんねえ。いつもの脳天気な役ではない笑顔を見せない篠原涼子さんがいいですね。

2006年3月13日(月)
寒さ厳しい一日でした

  週末の暖かさが一転、今日は寒い一日となりました。朝から強い北よりの風が吹き、先週コートを脱いだばかりというのに、今日は改めてコートを着ての出勤です。ニュースによると東京では雪が舞ったようですね。そろそろ桜の季節が近づいているというのに、どうしたのでしょう。

 「ダ・ヴィンチ・コード」は、行き帰りのバスの中で読むこととして、今夜からは第27回吉川英治文学新人賞を受賞した今野敏さんの「隠蔽捜査」を読み始めます。 

2006年3月12日(日)
ホワイト・デー直前

  ホワイト・デー直前の日曜日。職場の女性からもらった義理チョコのお返しは、もらった男性みんなからお金を集め、代表して一番の若手が買って返すことになっているので、こちらは気が楽。それに対し、クラスメートから手作りチョコレートをもらった息子は、お返しをしなくてはと、家族で買い物に行ったついでに妻のアドバイスを受けて(というより、妻の好みで)クッキーを購入。手作りチョコはすべて自分のお腹の中に入れたのに、クッキーを買うお金は妻の財布の中から。こら息子!自分の小遣いで買え!お母さんに買って貰ったと知られたら女の子に呆れられるぞ。

 中島たい子さんの「そろそろくる」(集英社)読了。今夜からは久しぶりに海外もの、「ダ・ヴィンチ・コード」を読む予定です。あくまでも予定ですが。

2006年3月10日(金)
「ナルニア国物語」観に行ってきました

  今夜は家族で映画「ナルニア国物語」を観に行ってきました。トールキンの「指輪物語」、J・K・ローリングの「ハリー・ポッター」とファンタジー小説の映画化が盛んですが、果たして「ナルニア国物語」は、これらの作品に続く三匹目のドジョウになれるのか興味津々。今日はメンズ・デーで、男性客1000円で入場できるうえ、最終上映の回で女性でも入場料金1200円だったためか、珍しくかなりの入場者でした。感想は後日2006映画鑑賞の部屋にアップします。
 本編上映前の予告編でいよいよトム・クルーズの「M:I:V」とジョニー・デップの「パイレーツ・オブ・カリビアン2」が始まりました。「M:I」は、2がちょっとこけてしまったので、今回の3がどう盛り返すか楽しみ。「パイレーツ〜」は、やっぱり三枚目のジョニー・デップが見所でしょう。これからも観たい映画はいっぱいです。

 あの「ダ・ヴィンチ・コード」が角川文庫から今日発売になりました。映画を見に行く前に寄った書店では平台の上に何列も山積みとなっていました。映画化を前にして売ろうという魂胆は見え見えですが、文庫化されたことはうれしいですね。映画を見に行く前には読まないと。

2006年3月8日(水)
同級生に遭遇

 今朝、通勤のバスの中で、中・高のときの同級生に20数年ぶりに出会いました。彼は最初は「あれ!」というような顔をしたのですが、すぐ思い出してくれたようです。学生時代は突っ張っていて、高校のときなど応援団に呼び出されて殴られたということもあった男でしたが、今では中国を拠点としてタイやインドまで飛び歩く経営者として頑張っているようです。すっかり角が取れて世界を飛び歩くビジネスマンという雰囲気。バスの車中で聞いた彼の話は大学卒業以来地元で生活している僕にはこれからも経験できることではなく、すごくうらやましく思ってしまいました。再会を約束して別れましたが、さてまた会うことがあるのでしょうか。

 山本幸久さんの「男は敵、女はもっと敵」(マガジンハウス)読了。短編集でいささか物足りないところはありましたが、相変わらず山本さんの人物造型は見事。おもしろかったです。

2006年3月6日(月)
アカデミー賞授賞式

  今日はアカデミー賞の授賞式がありました。注目の作品賞は僕が一押しの「クラッシュ」でした。候補作品では「ミュンヘン」と「クラッシュ」しか見ていないのですが、「クラッシュ」を見て、これは今年一、二を争う作品だなと思ったほど素晴らしい映画でした。とにかく脚本が素晴らしいです。車の追突事故から始まり車の追突事故で終わるのですが、ミステリーファンにも十分楽しめるほど凝った構成の作品でした。作品賞とともにオリジナル脚本賞を受賞したのもうなずけます。地味な映画のせいか、こちらの映画館ではわずか2週間で上映が終了し、系列の小劇場へと上映劇場が変わってしまいました。残念ですが、このアカデミー賞受賞で見に行く人が増えるでしょうか。まだ見ていない人はぜひ見に行ってください。テーマは人種差別等明るいものではありませんが、心に訴えるものがあると思いますよ。

2006年3月5日(日)
チケット取れず・・・

  今朝10時から演劇集団キャラメルボックスの公演「あしたあなたあいたい」「ミス・ダンデライオン」のチケットの一般発売が開始されました。昨年から年明けにかけての公演「クロノス」同様、梶尾真治さんの「クロノス・ジョウンターの伝説」の舞台化です。12月の公演に娘を連れて行ったところ、帰ってきてから原作を読むほど気に入ってしまいました。今回の公演もぜひ行きたいと言うので、チケットぴあでインターネット予約をしようと、パソコンの前に座って10時になるのを待ちかまえていたのですが、アクセスが集中してなかなか繋がらず、繋がったと思ったら土日公演はすべて完売で、チケットは結局手に入らず。あっという間でしたねえ。「クロノス」のときは簡単に手に入ったのでタカを括っていたのですが、キャラメルボックスの人気侮れずです。平日は行くことは無理ですし、娘もがっかり。再演してくれないでしょうか。

2006年3月4日(土)
1週間に本屋さんへ

  職場が変わってからバス通勤となったため、今までのように仕事帰りに本屋さんに寄ることが少なくなりました。職場の周りにもデパートの中に本屋さんはあるのですが、郊外の大型書店と比較するとどうしても本は少ないし、新刊も売れそうな本ばかりしか置いてありません。そんなわけで、休日の楽しみは大型書店に行ってぶらぶらと本棚にある本を見て回ること(ちょっと寂しいかな?)。今日も午前中のんびりと一人で大型書店に行ってきました。今月は伊坂さんを始め好きな作家の新刊が目白押しで、すでにオンライン書店に予約していることもあって無駄遣いはできないので、別に買う予定の本はなかったのですが、新刊の平台を見ていたら1冊の本が目に飛び込んできました。山本幸久さんの「男は敵、女はもっと敵」(マガジンハウス)です。このところマイブームな山本さんの作品ということで、購入してしまいました。勢いでその隣にあった中島たい子さんの「そろそろくる」(集英社)も購入。「漢方小説」で第28回すばる文学賞を受賞した中島さんの受賞後第1作でしょうか。勢いで購入したと言っては失礼か。今月は送別会シーズンでもあるし、金銭的に非常に苦しいことになりそうな予感です。

2006年3月3日(金)
館シリーズ新作

  綾辻さんの新作が講談社のミステリーランドシリーズから出ることは知っていましたが、まさか館シリーズとは。子供も対象としているミステリーランドシリーズですから、今までの館シリーズとは趣が異なる予想をしているのですが、さてどうでしょう。館シリーズとなると買わないわけにはいきません。なんといっても、日本のミステリを精力的に読み始めたのは、綾辻さんの館シリーズ第1作の「十角館の殺人」を読んだのがきっかけでしたから。前作の「暗黒館の殺人」も未だ積ん読ままですけど。

 今夜は日本テレビで日本アカデミー賞の授賞式を放映していました。海の向こうのアカデミー賞とは比較できないくらいのささやかな授賞式ですが、日本の映画人にとっては晴れ舞台。いつもは辛口の井筒監督でさえ、作品賞、監督賞の候補として出席していました。例年授賞式など見ないのですが、今年は「ALWAYS 三丁目の夕日」がノミネートされており、小雪さんも主演女優賞で出席していたので2時間しっかり見てしまいました(^^; 結果は「ALWAYS 三丁目の夕日」の圧勝でしたね。作品賞を始めとして主な賞を総ナメでした。受賞できなかったのは皮肉にも小雪さんが候補となっていた主演女優賞くらい。なんだか、みんなが受賞して壇上にいるときに一人受賞できなかった小雪さんは、ちょっと辛かったでしょうね。娘がいうには、「吉永小百合が候補になっているんだから、吉永小百合に受賞させないわけにはいかないでしょう、しょうがないわよ。」ですって。まあ、吉永小百合を差し置いて、他の若い人が受賞するわけにはいかなかったのでしょうねえ。小雪さんには次回に期待です。それにしても、よく井筒監督が何も言わずにおとなしく黙っていましたね。ハプニングを期待していたのですが、残念(^^)

2006年3月1日(水)
オリンピックが終わって思ったこと

 平山瑞穂さんの「忘れないと誓ったぼくがいた」(新潮社)読了。高校生を主人公にしたど真ん中直球の純愛小説です。こういう物語はくさいと思いながらも引き込まれてしまいました。

 オリンピックが終わって思ったことをひとつ。
 自分に自信を持つことは大切ですが、自分の力を過大に評価することがあってはならないと思います。自分の力を客観的に判断することはとても大切です。オリンピックで日本はフィギュアスケートの荒川さんの金メダルが一つだけでしたが、日本選手はそれなりにメダルを取るというのがマスコミの戦前の大方の予想だったし、選手の中にも自信を持っていた選手がいたはずです。ところがふたを開けてみると惨敗。これはやはり、贔屓の引き倒しのマスコミや選手たちの力を客観的に把握していなかった各競技の役員たち、そして何より選手自身に責任があるのでしょう。
 同じことが今年ワールドカップを迎えるサッカーにも言えます。各マスコミのサッカーの解説者たちは、日本は予選リーグを確実に突破するといって楽観的です。突破が難しいと言っているのは、セルジオ越後さんくらいです。しかし、正しいのがセルジオさんであるのは、昨夜のボスニア・ヘルツェゴビナ戦を見れば明らかです。相手はワールド・カップには予選で敗退して出場できませんが、そこに勝てないのですから(ロスタイムにようやく同点です。)。解説者たちはまた言い訳をするのでしょうか。海外組が加わったばかりで、連携がまだうまくとれていないとか。また楽観的に予選でスペインに引き分けたチームに引き分けたのだから日本はすごいと。でも、そうした客観的にチーム力を判断できない目が、日本チームをさらに悪い方に向かわせていると思うのです。選手たちもいつまでも言い訳していては勝てませんよ。自分に自信を持つのは自分の力を正確に判断した上でのことです。