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身辺雑記(2005年5月)

2005年5月31日(火)
時間がたつのが早い

  今日で5月も終わり、明日からはもう6月です。早いですねえ。ついこの前お正月を迎えたと思ったのに、すでに5ヶ月が過ぎました。歳をとると時間がたつのが早く感じるといいますが、まったくそのとおりです。このサイトも立ち上げてから、6月を過ぎると2年になります。最初は自分の読書の備忘録代わりに作ったのですが、立ち寄ってくれる方もいて、うれしい限りです。ありがとうございます。やはり、立ち上げたからには多くの人に訪問してもらいたいというのが本音ですね。さて、あと少しでカウンターが20000人を超えます。まずは、それを目標です。

2005年5月30日(月)
眠いです

  ブルーマンデーというわけでもありませんが、朝から体がだるいし、眠いしで一日中調子が今一つでした。今も加納朋子さんの「てるてるあした」(幻冬舎)を読み始めましたが、眠くて仕方がありません。とりあえず、昨日読み終わった坂木司さんの「切れない糸」(東京創元社)の感想だけアップして早めに眠ることにします。とりあえず、映画の感想はまた後日に回します。あ〜、それにしても異様に眠いです。
  恩田陸さんの「蒲公英草紙 常野物語」は、アマゾンでは予約を受け付けていますが、bk1ではまだです。本当に予定どおり発売になるのでしょうか。 

2005年5月29日(日)
カエルの合唱

  裏の田に水が入りました。僕が幼い頃は家の周りは田畑だったのに、今では残っているのが家の裏にある田だけ。水が入ったばかりというのに、すでに蛙の鳴き声がしています。いったいどこから集まってきたのでしょうか。もう大きな声で合唱が始まっています。

  山本周五郎賞を受賞した垣根涼介さんですが、まだ知名度は今一つのようで、山本賞受賞後でしたが、図書館では貸し出されずにまだ残っていました。さっそく借りたのですが、その返却日が今週だったのをすっかり忘れていました。慌てて、今朝読み出しました。リストラする者、される者を描いていますが、それほど深刻なタッチではなく、一気に読了できました。それにしても、僕たち40代にとってはリストラも他人事ではないです。

2005年5月28日(土)
「ミリオンダラー・ベイビー」見に行ってきました

 今年のアカデミー賞作品賞を初めとする4部門を受賞した「ミリオンダラー・ベイビー」を見に行ってきました。
 初日の初回ということで、混雑を予想して早めに出かけたのですが、入場券売り場の前は既に長蛇の列。久しぶりにこれは満員かなあと思って劇場の中を覗くと、椅子の上に見える頭はポツン、ポツンと5つほど。入場券売り場の長蛇の列のほとんどが、そのまま別の入り口へと進んでいきます。今日から「機動戦士Zガンダム」が始まったんですね。どおりで、少年たちが多かったはずです。
 結局、シネコンの一番大きなスクリーンで上映したのですが、観客は10人ほどでした。アカデミー賞受賞作品なんですがねえ。あまりに寂しい状況です。

 映画館で会社の同期入社の友人に会いました。彼の話では、今、会社の中はIT化の波が吹き荒れていて、いろいろな事務がどんどんコンピューター化されているそうです。通常の仕事以外にコンピューター化の事務の流れを覚えなくてはならないので大変のようです。外に派遣されている僕としては今年度末に帰ったときは、浦島太郎と同じだとちょっと不安です。 

2005年5月26日(木)
ルパンの消息

 昨夜は横山秀夫さんの「ルパンの消息」(カッパノベルス)を読んでいて、おもしろくてつい最後まで読んでしまいました。気がついたら2時もかなりすぎていて、今朝は起きるが辛かったですね。そのうえ、このところ、雑用的な仕事ばかり片付けていたのですが、今日は久しぶりに頭を使う仕事を一日中行っていたせいか、ちょっと頭が疲れました(笑)
 今夜からはオンライン書店から坂木司さんの「切れない糸」が届いたので、これに取りかかりたいと思います。 

2005年5月25日(水)
骨髄移植の年齢制限引き上げ

  新聞に、骨髄移植の年齢制限が50歳から55歳になるとの記事が掲載されていました。5歳延長することで1万5千人から2万人位提供者が増加するのではないかと予想されていました。記事は新聞の片隅に載っていたのですが、先日読んだ石持浅海さんの「扉は閉ざされたまま」の中に骨髄移植のことが出ていたので、目にとまったのでしょう。
 そして何より、本好きにとって、この記事で思い起こされるのは、横山秀夫さんの「半落ち」です。ネタばれになるので詳しいことは言えませんが、物語の中に書いたことが事実誤認かそうでないかが問題となり、結果として横山さんが直木賞決別宣言をすることになりましたね。
 ともあれ、骨髄移植を待っている患者さんにとっては朗報です。

 テレビ朝日の「報道ステーション」で、連日、あのピアノマンについて報道しています。ほかに大切なニュースがないのでしょうかねえ(笑)
 昨日番組の中で述べられたピアノマンの正体はバルトリンクという人物だという点については、結局、別人であることが判明しました。やはり、彼はパラレルワールドから来た人か?

2005年5月24日(火)
さらにピアノマン続報

 ニュースを見ていたところ、テレビ朝日でピアノマンの正体を知るというイタリアのホテル経営者の元に取材に行っていました。ピアノマンが泊まったとされるホテルの宿泊名簿によると、名前はミヒャエル・バルトリンク、ドイツ人で42歳とのこと。さらにその名簿に書かれていた出身地のドイツに行ったところ、住所地の近所の人は、確かに写真の男はバルトリンクだと言います。テレビ朝日では、今後彼のことをよく知るという女性に取材に行くというので、興味は尽きません。それにしても、ニッポンのテレビ局も暇なんですねえ。 

 もらった映画館の招待券がもう1枚あったので、会社帰りに「炎のメモリアル」を見てきました。もう、その映画館で見てもいいと思う映画は、これしか残っていなかったんですよねえ。この映画は、完全にあの9.11テロ事件を反映した映画でしたね。確かに消防士は、市民の安全を守ってくれる、大変なそして危険な仕事ではありますが、ちょっと消防士という仕事をヒーロー扱いしすぎている気がします。映画のような常に死の危険にさらされているのでは、アメリカの消防士はたまりませんね。

2005年5月23日(月)
ピアノマン続報

  連日、世界を駆け巡っている謎のピアノマンの話ですが、今日のニュースによると、その正体はドイツ人という証言がイタリアのホテル経営者から出てきたそうです。かつて、自分のホテルに泊まったが金はなく、ピアノが上手だったので宿代は取らなかったそうです。相変わらずピアノマンは口をきかず、その正体については、いろいろな噂を呼んでいます。さてさて、真相はいつわかるのでしょうか。

 先日、ちょっとここに書いたインターネット上のグリーティングカード会社からメールが来ました。6月1日より楽天に吸収合併されることになったそうです。楽天は野球はまったく駄目ですが、インターネット上では順調に業務を拡大しているようですね。

2005年5月22日(日)
招待券で「キングダム・オブ・ヘブン」へ

  知り合いから映画館の招待券をもらったのですが、期限が今週の金曜日まで。それも、その映画館で上映している映画で見たいと思っていた映画は既に見てしまったし・・・。あ〜あ、くれるのはいいのだけど、もう少し早くくれないかなあ。とはいえ、もったいないので(こう思ってしまうのが貧乏人の性です)、見る予定ではなかった「キングダム・オブ・ヘブン」を見に行ってきました。主演は、またまたオーランド・ブルームくん。こう続けざまに同じ時代物ではいい加減飽きられてしまうぞ。

 「謎のピアニスト」は、今朝のニュースでも話題になっていました。その中で、これはと思う情報が1つありました。なんと公開を待っている同じ設定(海岸を彷徨っていた記憶喪失の男で、ピアノを弾けるという)の映画があるそうです。もしかしたら、この映画の宣伝を狙ったものではないかという話も一部では出ているようです。だとしたら、謎のピアニストを演じている人は演技力抜群ですよね。医者の前で記憶喪失を装っているのですから。この人をその映画の主役にした方がいいのではないでしょうか
 さて、果たして真実は。僕としては、パラレルワールドからの来訪者の方が夢があっていいのですが・・・。

2005年5月21日(土)
読書三昧

 昨晩、辻村深月さんの「子どもたちは夜とあそぶ」読了。僕の評価としてはデビュー作の不思議な世界の方が好きでしたが・・・。
 ということで、昨晩は遅くまで辻村さんの本を読んでいたのにもかかわらず、今朝は5時半頃に目が覚め、眠れなくなってしまったので、そばにあった島田荘司さんの「夏、19歳の肖像」(文春文庫)を一気に読了してしまいました。
  午後には、行きつけの書店にいったところ、横山秀夫さんの幻のデビュー作「ルパンの消息」(カッパノベルス)がうずたかく積まれているのを発見。当然、購入です。ついでに、石持浅海さんの「扉は閉ざされたまま」(祥伝社ノンノベル)が早くも発売されていましたので、これも購入。石持さんの本はネットでは前評判がいいので楽しみです。
 そんなこんなで、読書三昧の一日でした。 

2005年5月20日(金)
沈黙のピアニスト

 今、全世界で話題になっているのは、4月初旬に英南東部のケント州の海岸で、さまよっているところを保護された男性のことです。着衣のラベルはすべて切り取られ、身元の手がかりになるものはないうえに、精神的ショックを受けたためか記憶を失い、精神が不安定な状態が続いているそうです。ところが、病院側が身元を特定しようと鉛筆と紙を渡したところ、細かい筆致でグランドピアノといすを描いたうえ、ピアノの前に座らせると、チャイコフスキーの白鳥の湖や自作と思われる曲を2時間以上にわたって演奏したとニュースでは伝えています。
 不思議な話ですよね。こうして、全世界にニュースが流れ、写真も出ているのに、どこの誰かがわからないなんて。生きている限りは、他の人とまったく関わりを持たずにいるということはできないはずなのに、これはいったいどういうことでしょう。小さい頃から屋敷の中に監禁されていたとか、もしかしたら、どこか別の世界から来たのではないかとか、未来又は過去から来たのではないかと、ちょっとSFっぽく考えることができます。少年の頃、NHKのドラマシリーズで育った年代としては、そう考える方がおもしろいのですが、果たして真相はどうなのでしょうか。続報が待たれます。

 もう一つテレビの話題です。

 先日テレビのニュースで、東京都が人に迷惑をかける行為を条例で禁止しようと検討している旨を特集していました(真剣に聞いていなかったので、あやふやな点がありますが)。
 その中で、女性が人前で化粧をすることが話題になっていましたが、あれってどうなんでしょう。確かに、バスの中や、路上で化粧をしている女性は多く見かけます。男性の僕にはわからないのですが、人前で化粧をするということは、周りの人にとっては、迷惑なのでしょうか、それとも女性としてエチケット違反ということだけなのでしょうか。
 つい最近も地下鉄のホームで化粧をしていた(本人に言わせると、化粧ではなく汗を拭いていたそうですが)女性を注意した年配の女性が、突き飛ばされてホームに入ってきた電車に接触し、大けがをするという事件が起きました。そうしたことから、こんなことが議論されるのでしょうね。
 一番の問題は、人に迷惑をかける行為が何かということです。その“行為”を客観的に捉えることができるのでしょうか。テレビでは、肌をあらわにした服装で町を歩く女性にインタビューしていましたが、彼女らが男性への目の保養だと、他人に迷惑など与えているわけではないと考えているのに対し、逆に年配の女性はそうした服装をする若い女性に批判的でした。結局考え方の違いなんですよね。そうした考え方に違いを、片方の考え方だけを正しいとして規制をすることができるのか、大いに疑問があります。議論の行方がどこに行くのか、興味がありますね。 

2005年5月19日(木)
暑いです!

  今日は暑かったです。プレハブの事務所というのは、こんなにも暑いものかと、これからの本格的な暑さを思うと気が滅入ります。仕事も、今年はプロジェクトが一段落して暇だなあと思っていたら、今日、重要な問題が急浮上してきてしまいました。これでまたバタバタするなあと、こちらも気が滅入る要因です。それにしても暑い!
 
 辻村深月さんの「子供たちは夜と遊ぶ」上巻読了。デビュー作の「冷たい校舎の時は止まる」では、登場人物は高校生でしたが、今回は大学生(又は院生)。まだ全体の形が見えてきません。どういう話になっていくのでしょうか。
 以前にも書いたように、辻村さんは僕と同郷で、地元で公務員をしているらしいです(昨年地元の新聞に載ったインタビュー記事の著者の略歴に書いてありましたが、今もしているのかな?)。小さい町なので、もしかしたら、町の中ですれ違ったことがあるかもしれません。デビュー作は高校3年の時から書いていたということですが、大学受験前によく授業中に隠れて書いていられたものです。そのうえ、きちんと国立大学に合格しているところがまたすごいですね。同郷のミステリ作家ということで、大いに期待しています。

2005年5月18日(水)
「チルドレン」またも落選

 第18回三島由紀夫賞、山本周五郎賞の選考会が昨日開催され、三島賞が鹿島田真希さんの「六〇〇〇度の愛」(「新潮」05年2月号)、山本賞が垣根涼介さんの「君たちに明日はない」(新潮社)と、荻原浩さんの「明日の記憶」(光文社)に決まりました。
 山本賞については伊坂幸太郎さんを応援していたのですが、残念でした。候補作の「チルドレン」は、昨年の私のベスト1作品だったのですが、「重力ピエロ」、「アヒルと鴨のコインロッカー」と比べてちょっと印象が弱かったでしょうか。
 とはいっても、あの陣内のキャラクターはなかなか魅力的でしたが。

 「重力ピエロ」、「チルドレン」、「グラスホッパー」の直木賞、今回の「チルドレン」の山本賞と立て続けに落選です。選考委員は見る目がないのでしょうか。
 まあ、前回直木賞を受賞した角田光代さんも何回もの落選を経て受賞していますので、伊坂さんも頑張って欲しいですね。 負けるな!伊坂幸太郎さん!来月には、日本推理作家協会賞短編部門を受賞した「死神の精度」が刊行されます。
 なお、受賞作の荻原浩さんの「明日の記憶」もオススメです。
 
  ワイノットという、インターネット上のグリーティングカードサービスを行っている会社があります。無料なので、以前から時々友人へのバースデー・カードを送ったりしているのですが、今日、そこからおすすめカードが来ました。
 「キノコの森」というカードで、おもしろかったので内容を紹介すると・・・

   道に迷ってしまい、おなかが空いた貴方の前に色、模様がさまざまな5本のキノコ。
   どれか食べようと思うキノコを1つだけ記憶してボタンをクリックすると、突然目の前に熊が。
   場面が変わるとそこには、倒れている熊と4本のキノコ。
   そして、「あなたが選んだのは毒キノコで、それをちょうど熊が食べたようです。
   これって偶然だと思いますか」という文があります。
   確かに、残った4本の中には記憶したキノコがありません。

 あれ?と思ってやり直しましたが、やっぱり選んだキノコは残っていません。う〜ん、これはどういうトリックだと何度か試みているうちに気づきました。
 
(謎解きです)
 これは、完全に人間の心理を読んだトリックです。キノコを1つだけ記憶してくださいと言われると、そのキノコはどういう色でどういう模様かよく見ますが、それ以外のキノコなんてまったく見ないんですよね。そうなんです。実は場面が変わって倒れた熊と一緒に残っている4本のキノコは、最初の5本のキノコとまったく違うキノコだったんですよね。だから何を記憶しても同じこと。絶対自分が記憶したキノコが残っているはずがないんです。やられたなあ〜。人間の心理っておもしろいものですね。   

2005年5月16日(月)
「コラテラル」見てしまいました

  夕食後、見るテレビもなかったので、ついレンタルしていたトム・クルーズの「コラテラル」を途中までと思って見始めたのが間違いでした。もう少し、もう少しと思っているうちに、とうとう最後まで見てしまいました。トム・クルーズの悪役がなかなか決まっていましたね。あ〜、でもこれで本を読む時間が少なくなってしまいました。映画を見れば本が読めない、本を読めば映画を見られないと、なかなか難しいですねえ。
 「コラテラル」を見ていたら、風呂上がりの娘がテレビ画面を一瞥して「この映画、コラテラルでしょう」と、言い放ちました。恐るべし、我が娘。あれだけ見ただけで、題名を言い当てるとは・・・。ちょっと映画に興味を持たせすぎてしまいました。

 昨夜から読み始めた角田光代さんの「この本が、世界に存在することに」(メディア・ファクトリー)、職場に持って行って、昼休み読んで読了しました。今夜からは、メフィスト賞受賞作家辻村深月さんの新作「子どもたちは夜とあそぶ」(講談社ノベルス)に取りかかります。

2005年5月15日(日)
「陰摩羅鬼の瑕」ついに読了

  今日は出かける予定もなかったので、朝から腰を落ち着けて、読みっぱなしになっていた京極夏彦さんの「陰摩羅鬼の瑕」を読むことにしました。ソファに座り、テーブルにはコーヒーを用意し、読書スタートです。読みかけの300ページから昼食時を除いて夕食前までに最後の749ページまで、一気に読了しました。ようやく気にかかっていた本を片付けることができました。これであと気になるのは、綾辻行人さんの「暗黒館の殺人」だなあ。これは、「陰摩羅鬼の瑕」より大部だし、よほどその気にならないと無理みたいです。読みたい本は次々発売されてしまいますしねえ。

2005年5月14日(土)
朝から一騒動

  今日は朝から妻の車のバッテリーが上がってしまい、のんびり寝ていたところを起こされて一騒動。どうにか充電して会社へ出かけたので、再度布団の中で本を読んでいたところ、妻からの電話。「用事で出かけようとしたら、またエンジンがかからない!」 またまた起き出してきて、妻の会社まで行って、充電。結局、このままだと不安だということで、バッテリーを交換しました。いや〜、とんだどたばたした土曜日の朝でした。それにしても、そんなに急にバッテリーが駄目になるのかなあ。 

2005年5月13日(金)
Shall we Dance?

 金曜日、映画館がメンズ・デーで、男性料金が1000円だったので、仕事帰りにレイトショーを見て先ほど帰ってきました。「Shall we ダンス?」、あの周防監督作品のリメイクです。役所広司とリチャード・ギアではイメージが合うけれど、草刈民代とジェニファー・ロペスとでは、ちょっとジェニファー・ロペスが逞しすぎでイメージが全然違いますねえ。映画はほとんど日本版と同じです。ただ、奥さんが専業主婦であった日本版と異なって働く女性であるところがアメリカらしいと言えるのではないでしょうか。奥さん役のスーザン・サランドンがいい味出しています。詳しくは後日、2005映画鑑賞の部屋に感想を書きます。

 先日母親を亡くした友人が今週から仕事に出ているのですが、たまたま彼女が担当する仕事が忙しい時期で、出勤して以来毎日夜遅くまで、ときには午前様になるまで働いているようです。負けず嫌いなので、女性であっても他の人に甘えることなく、自分の仕事をこなしているのでしょう。母親を亡くしてかなりショックを受けていたので、逆に仕事をすることで、その間は悲しさを忘れることができていいかもしれません。ただ、仕事が一段落したときが気になりますが・・・。周りの友人たちはそんな彼女を見守るだけで、何ができるわけでもなく、結局は彼女が自分で立ち直るのを待つしかないのでしょうね。

2005年5月12日(木)
20年前に購入した本

 島田荘司さんの「夏、19歳の肖像」をオンライン書店で購入しました。あとがきによると、この本は昭和60年10月にハードカバーで刊行されているそうですが、実は、僕はこの本を持っています。もう20年近く前ですよね。まだ、島田荘司さんのこともあまり知らない頃でしたが、青春小説っぽい題名に惹かれて買ったのでした。今では、おもしろかったという記憶しか残っていないのですが、今回完全改訂版ということで、迷わず購入です。
 もう1冊購入したのは、角田光代さんの「この本が、世界に存在することに」(メディアファクトリー)です。本をめぐる物語が9編収録された短編集です。本好きにとっては、読まずにいられない本ですね。
 昨日までとうってかわって、気温が急に低くなり、雨も降っています。週末は大丈夫でしょうか。

2005年5月11日(水)
昨夜は爆睡

 昨日は朝は3時半起きで、修学旅行に行く子供を学校まで送っていったので、夕食を食べて横になったらあっという間に夢の中でした。
 僕が修学旅行に行ったのは、遙か昔のことですが、やはり出かける前は心うきうきでしたね。子供も、集合は5時なのに、友人たちと4時に待ち合わせをしました。早く行って友人たちと話をするのがまた楽しいそうです。僕らにはこうした無駄な時間を過ごす余裕がなくなりました。それにしても、こんなこと考えるのはうちのバカ息子ぐらいだと思って送っていったところ、ほかにもおバカさんたちがいました。校門の前にはすでに10人以上の人影。若いって、本当にうらやましいですねえ。
 早起きしたからではないでしょうが、昨日の朝から腰痛です。立っているのは痛くないのですが、座ると痛みがあります。腰を曲げるのも辛いです。あ〜あ、歳です。身体のあちこちにガタが出てきました。嫌になってしまいます。

 舞城王太郎さんの「みんな元気。」を読書中です。すっかりあの文体に慣れてきたようです。

2005年5月9日(月)
今日から日常が始まります

 ゴールデン・ウィーク明けの月曜日。何となく体がだるい一日でした。別にゴールデン・ウィークに体力を使ったわけではありませんが、やっぱり気持ちがだれているのでしょうか。なかなか仕事モードになりませんでした。
 明朝は修学旅行に出かける息子を送るために朝4時起きです。本を読みながらそろそろ眠らないと、明日が辛いです。

 森絵都さん「いつかパラソルの下で」読了。オススメです。続いては積読本になっていた舞城王太郎さんの「みんな元気。」(新潮社)にとりかかります。舞城さんの作品は、ここで一気に読んでしまおうと考えています。

2005年5月8日(日)
ついにゴールデンウィーク最終日

 ゴールデン・ウィークも今日で終わりです。昨日は映画をレイトショーで見てきたので、今朝はのんびりと起床です。
 予定どおり、「ハイド・アンド・シーク」と「大統領の理髪師」を見てきました。2本の中では、「大統領の理髪師」がオススメです。おばさま方の騒ぐ韓流スターが出演しているわけではありませんが、コミカルに、そして感動的に1960年代から70年代の軍事政権時代を生きる小市民の家族を描いています。
 昨夜遅く帰ってきた娘は、すっかり劇団四季の「オペラ座の怪人」に魅せられたようで、今日もあの印象的な曲がCDコンポから流れてきます。「今度は“キャッツ”か“ライオンキング”、“マンマ・ミーア”も見たいなあ」と娘は言いますが、そうそうあんな高いチケットは買えません! お土産に買ってきてくれた「オペラ座の怪人」の携帯ストラップを明日から付けていこうかな。

 森絵都さんの「いつかパラソルの下で」を読書中。今までの森さんの「パラソル」に代表される少年少女向けとは異なる大人のためのお話です。京極さんの「陰摩羅鬼の瑕」は300ページを過ぎたあたりから披露される蘊蓄に頭がついていけずに、ちょっと一休みです。

2005年5月7日(土)
いよいよゴールデン・ウィークも終わりです

  ゴールデン・ウィークもこの土日で終わります。今年もあっという間でしたね。今日は妻と娘は東京へ劇団四季の「オペラ座の怪人」を見に行ったので、今から一人でのんびりと映画を梯子してきます。韓国映画の「大統領の理髪師」とロバート・デ・ニーロ、ダコタ・ファニングの共演の「ハイイド・アンド・シーク」の予定です。
 

2005年5月5日(木)
ちょっと骨休みをしてきました

  お金もなし、どこかへ旅行ということもできないので、家族と義妹夫婦とで、県境に親戚が持つ家を借りて、2泊してきました。のんびりと森林の中を散策したり、バーベキューをしたりと、ちょっと骨休めです。退屈になったら近くのアウトレットへ。山の中のアウトレットで、近隣の御殿場や軽井沢に比べると遙かに小さな規模ですが、行楽に来た観光客で混雑していました。周囲の道路も大渋滞です。僕に言わせれば、あの渋滞の中を来るほどのところでもないのですがねえ。まあ清里に行く途中、あるいは清里から帰るときにちょっと寄るのでしょうか。
 昨日は、近くにある友人の御両親がやっているCafe「ぶるうべりー」(リンク集のMoon(P)Hatのホームページをご覧下さい)で、コーヒーを飲みながら御両親と歓談。ゆったりとした時間を過ごしてきました。素敵な雰囲気の喫茶店なので、こちらに来られた方はぜひ立ち寄ってみてください。
 森林浴をしながら舞城王太郎さんのメフィスト賞受賞作「煙か土か食い物」読了。意外と舞城さんのリズムに慣れてきました。
 明日は、出勤です。

2005年5月2日(月)
今日は出勤日

  今日は、連休の合間の出勤日です。職場のみんなは真面目で、誰一人として休暇を取っていません。忙しいせいもあるのですが、遠慮しているのでしょうか。

  午後からは友人のお母さんの告別式に行ってきました。友人はいまだに涙顔で、見ていていたたまれませんでした。先日の脱線事故もそうですが、いつもいた家族が明日からはいないと思うと、たまりませんね。医者からはもう長くないと宣告されていたそうですが、辛かっただろうに、そんなことおくびにも出しませんでした。泣きたいだけ泣いて、早く立ち直ってもらいたいですね。

  明日からまた三連休です。何して過ごしましょうか。  

2005年5月1日(日)
連休三日目

  連休三日目、妻は仕事だし、これといってすることもないので、子供を連れて買い物へ。子供がPS2のソフトのいらないものを売るのに保護者同伴でなければ駄目というので、一緒に売りに行ってきました。購入した際は6〜7千円もしたのに、いざ買い取ってもらうとなると、一番高いものでも2500円、一番安いものは何と300円でした。そうそう、そればかりでなく、買い取ることができないと言われたものさえありました。子供にしてみれば、もう遊ばないソフトなので、売って少しでもお金にした方がいいそうですが、親の立場からすれば、7000円が300円ですよ!やってられないですね。もったいない。

 夜は友人の家のお通夜に行ってきました。母を亡くして号泣する姿を見ていると、こちらまで涙が出そうになってしまいました。一緒に行った友人たちと話をして気をそらして、涙をこぼすのは食い止めましたけど。泣きたいだけ泣いて、どうにかいつもの笑顔を取り戻してもらいたいものです。

 我孫子武丸さんの「弥勒の掌」読了。読後感はよくありません。「弥勒の掌」を読む間休んでいた京極夏彦さんの「陰摩羅鬼の瑕」に再度とりかかります。まだ300ページほど。事件が起きません。