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身辺雑記(2005年3月)

2005年3月30日(水)
二日酔いです

  昨夜は派遣元の課の送別会でした。異動も人によって悲喜こもごも。人間がやる人事ですから、100%公平というわけもなく、寂しそうな人もいましたね。
 昨日は一次会で帰ろうと思って抜け出したまではよかったのですが、そうはいってもまだ時間が早いし、ちょっとだけ寄っていこうかと思ったのが間違いでした。入った店に知り合いがいて、結局午前様になってしまいました。あ〜また飲み過ぎです。そんなわけで、今日は一日中二日酔いです。来週は歓迎会があるし、今度こそ飲まないようにしなくては!  
 帰ってきてしばらくしたら消防車のサイレンの音。外を見ると北側の山の中腹にあるレストランから火が出ています。あっという間もなく3階建てのレストランは火に包まれ、折からの強い風で周りの林にも燃え広がりました。近隣からの何十台もの消防車の放水によって、火は鎮火しましたが、空には消防のヘリコプターが舞い、山火事の恐れがないかいまだに警戒しています。夜景が綺麗ということで評判で、家からも遠くないので一度は行きたいと思っていましたが、これで願いは叶うことができなくなりました。
 ただいま光原百合さんの「最後の願い」を読書中。

2005年3月27日(日)
今日は「ナショナル・トレジャー」

 今日は朝から映画を見に行ってきました。ニコラス・ケイジ主演の「ナショナル・トレジャー」です。二時間何も考えずに楽しむことができました。家族で見ても、恋人と見ても楽しめる作品です。
 本編が始まる前の予告編でいよいよスター・ウォーズの予告編が始まりました。アナキン・スカイウォーカーがなぜダークサイドに落ちたのか。予告編を見ているとやっぱり見ないわけにはいかない気にさせますね。大学生の頃に第1作を見て、それから20年以上かかっての最終章です(本当は全9作のはずだったのに。残念です。)。それぞれのシリーズ作を思い出すと共に公開当時のことが思い起こされます。妻とは違う女性と見に行った作品もあったしなあ。懐かしい。7月9日公開が待ちきれません。  
 映画を見てすっかりミュージカルの虜になってしまった娘の頼みで劇団四季の「オペラ座の怪人」のチケットを購入しました。ゴールデン・ウィークに電通四季劇場に見に行ってきます。映画と比較してどうなのか、こちらも楽しみです。  

2005年3月25日(金)
送別会です

  昨日、人事異動の発表がありました。残念ながら僕は異動がありませんでした。若い頃は誰がどこに異動しようと気にしなかったのですが、この歳になると今まで同じように昇進してきた同期入社の者も異動のスピードが違うようになり、他人のことは気にしまい、誰かは仕事の結果を見てくれると思っていても、どうしても他人のことが気になってしまいますね。
 それはともかく、今夜は職場の係(派遣元)の送別会でした。飲み過ぎないようにしようと思いながらも、異動する人につきあって、かなり飲んでしまいました。来週には派遣元の課の送別会もありますので、体調に気をつけないと。あ〜飲み過ぎました。 

2005年3月23日(水)
人事異動前夜

  もう3月も下旬だというのに、陽気もなかなか春めいてきません。天気も雨ですし、風邪が治った身体も今ひとつの調子で、気分は爽快というわけにもいきません。人事異動の発表を明日に控え、周囲も気はそぞろという感じです。すでに内々に話のあった人もいるようで、どこか気落ちした様子が見られます(きっと、希望どおりにいかなかったのだろうな)。
  さてさて、明日はどうなることやら。サラリーマンである限り、明日から向こうへ行けと言われれば、従わなくてはならないしねえ。

2005年3月19日(土)
「エターナル・サンシャイン」

  医者の処方した薬はよく効きました。朝になり、すっかり熱が下がってしまいました。そうなると、せっかくの三連休、家にいるのはもったいない。かといって、遊びに出かけるとなると、「病気が治ったばかりなのに!!!」と、家族の非難が目に見えています。どうにか堂々と出かけられないかと考えて、子供の塾の送り迎えを口実にすることを思いつきました。いったん出かけてしまえば、こっちのもの。子供が塾で勉強している間に映画を見てきました。
 見た映画は、ジム・キャリー主演の「エターナル・サンシャイン」です。誰もが心の中に抱えている嫌な思い出、辛い記憶を消してくれるというラクーナ社。この物語は喧嘩別れした相手の記憶を消してしまう恋人たちの話です。それにしても、うまい商売ですよね。嫌なこと、辛いこと、恥ずかしいことなど、人間はなかなか忘れることができません。歳をとってきて、物忘れが激しくなったと思っているのに、それらの記憶は消えてくれません。それより、思い出の余分な枝葉がとれて、だんだん肝心な点だけが鮮明になってくるようです。ラクーナ社みたいな記憶を消してくれる会社があれば、行きたくなりますねえ。  

2005年3月18日(金)
インフルエンザでした

  朝になっても熱が下がりません。若い頃は、熱が出ても一晩寝れば翌日にはすっかり熱は下がっているというのが当たり前でしたが、今ではそういうわけにもいかないようです。というより、そもそも若い頃は風邪など引かなかったものですが、まったく弱くなりました。
 せっかく明日から三連休なのに、このまま布団の中ではもったいないと、医者に行ってきました。診断は、インフルエンザです。昨年に続いてまた罹ってしまいました。昨年のように、高熱が続いたわけでもなく、食欲もあったので、ただの風邪だと高を括っていたのですが、甘い考えでした。ただの風邪ならこんなに何日も熱が下がらないということはないですね。あれほど熱が下がらなかったのに、医者の処方した薬を飲んだら、あっという間に熱が下がりました。これで、明日からの三連休は布団から抜け出せそうです。
 それほどの高熱ではなかったため、寝ているのも退屈だったので、布団の中でせっせと読書をしていました。今回のインフルエンザ中に読み終えた本は、石田衣良「反自殺クラブ」、結城昌治「暗い落日」、宮部みゆき「日暮らし」。それと「日暮らし」の前作になる「ぼんくら」を再読しました。 

2005年3月17日(木)
かぜです

  火曜日、家に帰ってきて寒気がするので体温を測ったところ、すでに38度の熱で、あわてて布団の中に潜り込みました。
 翌日には仕事の成果の発表の日だったので休むわけにはいかなかったのです。社長も来ますし、肝心な日に休むというのは、サラリーマンとしてはさすがにできません。
 水曜日の朝起きて体温を測ると、まだ38度を超える熱です。しかし、人間の体というか気持ちというのは不思議なもので、どうしても休むわけにもいかないとなると、どうにか動くものです。僕は裏方だったので、人が見ていないところでうまく体を休ませながら、メインイベントの午前中を乗り切ることができました。終わったとたんに急に具合が悪くなって、休みを取って帰ってきました。今日も相変わらず熱が下がらず、休みです。
 夜になってようやく熱が下がってきたので、パソコンの電源を入れました。さて、これだけ書いてまた布団の中に潜り込むことにします。

2005年3月14日(月)
人生いつどうなるか

  職場の同僚のご主人が亡くなり、今日はお葬式でした。まだ僕より若い年齢だったのに、子供が起こしに行ったらそのまま亡くなっていたそうです。お子さんはショックだったでしょうね。
 人生80年時代ですが、折り返しの年齢を過ぎた頃から、死というものが身近に感じられるようになってきました。若い頃のように時間が際限なくあると思っていた、いやどれだけ生きることができるなんてことは考えもしなかったときが懐かしい気がします。限られた時間の中でやりたいことは色々ありますが、時間とお金の制限もありますし、なかなか思ったようにはいきません。生きるって難しいですねえ(当たり前ですが)。

 先日は渋谷のストリートを駆けるホストたちを描いた加藤実秋「インディゴの夜」を読みましたが、今日からは池袋のストリートを駆ける若者を描く池袋ウエストゲートパークシリーズの最新刊「反自殺クラブ」を読み始めます。さて、今回のマコトたちの活躍は?

2005年3月12日(土)
映画三昧

  昨日は金曜日なので、映画館がメンズデーで入場料金が1000円でした。2週間限定で上映されていたケヴィン・スペイシーの「ビヨンド・the・シー」が昨日で終了してしまうので、仕事帰りに寄ってきました。360人が入る劇場に、入場者はわずか30人。メンズデーだったのでもう少しはいるかなと思いましたが。オススメ映画ですが、勧めようにももう上映は終了してしまいました。もったいないなあ。
 今日から「ロング・エンゲージメント」の上映が始まりましたので、さっそく朝一番の回に行ってきました。ちなみに入場者はわずか6人。良い映画なのに客が入りませんねえ。レンタルビデオで後日借りる人が多いのでしょうか。でも、やはり映画は暗い映画館の中で大きなスクリーンで見なくては。テレビでは気持ちが入り込んでいきません。
 次の土曜日からはアカデミー賞脚本賞を受賞した「エターナル・サンシャイン」が封切りとなります。なかなか一般受けしないチャーリー・カウフマンの脚本ですが、ストーリーを読むとおもしろそうです。見に行かなくては。

2005年3月10日(木)
確定申告です

  確定申告の受付終了まであと5日。今日は午後から休みを取って確定申告に行ってきました。
 サラリーマンの僕としては、普通は源泉徴収がされるので確定申告の必要はありません。ただ、昨年度は派遣元からの給料と、派遣先からの残業手当の支給がありました。二カ所から給料等を支給されている場合はサラリーマンでも確定申告の必要があるのです。
 税務署の駐車場は満車で入れないし、税務署周辺は、近くのデパートが休業日を利用してのお得意様招待日とやらを催していたので、そこに来た客で大渋滞。結局30分ほどかけて、ようやく近場の駐車場に入ることができました。
 これでは、税務署もかなり待たなければならないかなと覚悟して行ったところ、スムーズに手続きが済んでしまって、15分ほどで終わってしまいました。時間がかかることを予想して半日休みを取ってきたのですが、だいぶ時間が余ってしまい、こりゃ儲けたとばかりに家に戻ってのんびりできました。来週も忙しいし、こんな日もあっていいでしょう。おかげで加藤実秋「インディゴの夜」読了です。

 アマゾンに注文しておいた「インファナル・アフェアU 無間序曲」がようやく届きました。韓国映画もいいですが、この香港映画もいいです。ゴールデンウィーク公開のパートVを前にもう一度じっくり見直しておかなくては。 

2005年3月9日(水)
春めいてきました

  昨日、今日と気温が上がり、すっかり春めいてきました。それとともに周囲に増えてきたのはマスクをする人です。マスクと言えば昔は風邪を引いた人でしたが、最近では花粉症の人です。これからの時期、マスクをしている人はまず花粉症と思っていいでしょう。今年はスギ花粉が去年の倍以上飛散するそうで、新たに花粉症になる人も増えるのではないかと言われています。僕が子供の頃は花粉症の人なんて見受けられませんでした。そもそも花粉症なんてことば自体なかったです。冬ならともかく、春になってマスクなんて考えられませんでしたねえ。ニュースで聞くところによると、戦後大量に山に植えられた杉が、一人前に育ってきたことが原因だそうです。花粉症、本当に辛いようですね。
 今週末から「ロング・エンゲージメント」が公開になります。「アメリ」の監督のジャン・ピエール・ジュネ、主演のオドレイ・トトゥのコンビによる作品です。原作がセバスチャン・ジャプリゾの「長い日曜日」というミステリだそうですので、これは見に行かなくてはと思っています。ただ、Rー15ということになっていますが、どうしてなんでしょうか。戦場場面がかなりリアルだと聞いているのですが、それが原因でしょうか。

2005年3月8日(火)
人事異動の季節

  年度末が近づいてきました。人事異動の季節です。巷では、今度はどこへ異動しそうだという声がこそこそと聞こえます。
 僕は今の勤務先には派遣をされてきているのですが、派遣の目的の仕事は、今月で重要な場面が終了するので、順当なら来月から元の勤務場所に戻れるかとも思ったのですが、どうもそうでもないようです。籍のある勤務先は、僕が派遣されている間に、パソコンで決裁をする、いわゆる電子決済というものが導入されており、先日顔を出したら、なんだか浦島太郎になったような気がしました。これでは戻っても仕事について行けるだろうかちょっと心配です。

 ダ・ヴィンチ紙上で京極夏彦さんの「続巷説百物語」の中の「狐者異」がWOWOWで映像化されるという記事を読んで、どういう物語だっけと思って本を開いたのがいけなかったです。結局、おもしろくて全編を再読してしまいました。大部ですが、大部と思わせないほど物語の中に引き込まれてしまいます。そういえば、直木賞受賞作の「後巷説百物語」は積読本になっていたかな。 

2005年3月6日(日)
娘達の送り迎え

  今日は、「オペラ座の怪人」を見に行く娘とその友人二人の送り迎えでした。年頃の娘達は行き帰りの車の中でもかしましいの何のって。父親がいるのに遠慮しながらも、学校の男の子のことを話していましたよ。一人の女の子は男の子に“コクラレタ”そうです。告白されたということなんですって。国語は乱れています!!
 一人の女の子は、字幕映画デビューだそうですが、車の中であの「オペラ座の怪人」の歌を鼻歌で歌っていましたので、すっかり気に入ったようです。それにしても、あの音楽は誰の頭の中にも残りますね。

 森谷明子「れんげ野原のまんなかで」(東京創元社)読了。

2005年3月5日(土)
「海辺のカフカ」文庫版購入

 発売直後から買おうかどうしようか悩んでいたのですが、今日やっぱり買ってしまいました。村上春樹さんの「海辺のカフカ」(新潮文庫)です。ハードカバーで持っているのですが、最初に出版されたものとは少々修正が入っているということなので、堪らずの購入です。本好きの性でしょうか。
 今夜から森谷明子さんの「れんげ野原のまんなかで」(東京創元社)を読み始めました。東京創元社のミステリ・フロンティアシリーズの一冊です(伊坂幸太郎さんの「アヒルと鴨のコインロッカー」と同じシリーズです)。本の帯には「そこでは、誰もが本の旅人になれる」とあり、本好きとしては手に取ってみたくなります。図書館を舞台とした日常の謎を描いた連作短編集です。

 外はまた雪が降ってきました・・・

2005年3月4日(金)
またまた雪でした

 今日もまた雪でした。ただ、明け方から降り始めたので、道路にはまだ積もっていず、無事時間どおり出勤することができました。雪も午前中には止んで、昨日の天気予報では土日も雪でしたが、今インターネットで見ると天気は晴れに向かうようです。よかったです。
 金曜日は映画館がメンズデーで入場料金が1000円の日です。というわけで仕事帰りに「セルラー」を見てきました。携帯電話全盛の世の中らしい映画です。キム・ベイシンガーがいつもの妖艶な女ではなく、家族を守る強い女性を演じています。もう歳も歳ですし、いつまでも妖艶な女で売っているわけにもいかないのでしょう。感想は、後日「2005映画鑑賞の部屋」にアップします。
 3月は、見たい映画が続々上映されます。「ロング・エンゲージメント」も見たいし、「エターナル・サンシャイン」もおもしろそうだなあ。そうそうアカデミー賞を逃した「アビエイター」も見に行かなくては。渋いところでは「サイドウェイ」でしょうか。
 日曜日には、娘が友人たちと「オペラ座の怪人」をまた見に行くそうなので、映画館まで送り迎えしなければなりません。きっと、娘が唆したのに違いありません。弱ったものです。

2005年3月2日(水)
スピッツのこと

 今日の読売新聞に、犬のスピッツが見かけなくなったという記事が掲載されていました。現在血統書の協会に登録されている数はわずか1709頭だそうです。最近人気のチワワは何十万頭だそうですから、その少なさがわかります。なぜこんな話をしたかというと、実はうちの犬はスピッツなんです。それも、一応血統書という紙をつけて9年ほど前にうちにやってきました。やっぱりスピッツはきゃんきゃん吠えるというのが、印象としてあって心配したのですが、意外とおとなしく暮らしています。血統書付きの犬が東京から流れ流れてうちにやってきたのは、何匹か産まれた中で毛の色が真っ白でなかったからのようで、無償であったし、果たしてこの血統証は本物かなあとも思っているのですが・・・。とにかく、こんなに少ない犬種なら、もう少し大切にしなくては。
 オンライン書店から森谷明子「れんげ野原のまんなかで」と加藤実秋「インディゴの夜」が到着しました。どちらも東京創元社のミステリ・フロンティアシリーズです。帰りがけには後藤均「写本室の迷宮」(創元推理文庫)と平安寿子「パートタイム・パートナー」を購入しました。