2004年映画マイベスト10

順位 映画名 監督
ビッグ・フィッシュ ティム・バートン
オールド・ボーイ パク・チャヌク
ブラザー・フッド カン・ジェギュ
インファナル・アフェア2 無間序曲 アンドリュー・ラウ アラン・マック
恋愛適齢期 ナンシー・メイヤーズ
ソウ ジェームズ・ワン
ミスティック・リバー クリント・イーストウッド
LOVERS チャン・イーモウ
ニューオーリンズ・トライアル ゲイリー・フレダー
10 グッバイ・レーニン ウォルフガング・ベッカー
 今年は10位以内に韓国映画と香港映画が2本ずつ入りました。アジアの映画も捨てたものではありません。巷では「冬のソナタ」の影響から韓国映画が注目を浴びていますが、ただ単にヨン様だけの韓国映画ではないということは明らかです。
 1位は悩みましたが、父と子の関係を幻想的な映像で描いて感涙ものだった「ビック・フィッシュ」としました。いつものティム・バートンらしい暗さがなく、後味が良かったところが高得点です。
 2位は最近サントラにはまっている「オールド・ボーイ」です。ある登場人物を劇中の年齢に比較してあまりに若い俳優が演じていたのがちょっと違和感がありました。とはいっても、「ビッグ・フィッシュ」とどちらが1位でもおかしくはありません。
 3位は同じく韓国映画の「ブラザーフッド」です。主人公の二人の俳優のかっこよさに注目が集まりがちですが、いまだに朝鮮半島が引きずる38度線問題の悲劇を描いたやはり感涙ものの作品です。
 4位は「インファナル・アフェア2」です。「インファナル・アフェア」の続編ですが、前作の主演俳優のアンディーラウとトニー・レオンが出演していません。しかし、二人の若き頃を演じた若手俳優が素晴らしく、前作を凌ぐといっても過言ではありませんでした。
 5位の「恋愛適齢期」は、なんといっても素敵に歳をとったダイアン・キートンの演技に注目です。
 6位の「ソウ」は、無名の監督の描くスリラーです。見事にやられました。脱帽です。
 7位はアカデミー主演男優賞、助演男優賞を受賞した「ミスティック・リバー」、8位は「HERO」に次ぐチャン・イーモウ監督の「LOVERS」です。竹林のなかの闘いは美しかったですね。
 9位は法廷ものとして、そしてダスティン・ホフマンファンとしては外すことができない「ニューオーリンズ・トライアル」、最後の10位はヘリコプターで運ばれるレーニン像が印象的な「グッバイ、レーニン」でした。
 今年劇場で観た映画は37本でした。これから年末にかけて後3本、40本は観たいと思っています。来年は、希望としては週に1本、年間48本が目標です。