●英語読み上げソフトを使う |
1.英語読み上げソフトのメリット
2.ReadPlease 2003
3.reporter
4.Microsoft Agent について
英語読み上げソフトを使用することにより、パソコンが英語のテキストを読み上げてくれるようになります。私は最初、この手のソフトの発音やイントネーションがどれほど信頼できるのか、かなり懐疑的だったのですが、自分のリスニングの能力を考慮すれば、まったくそのようなことは問題外であって、そんなことよりももっと大きなメリットがあると考えるようになりました。
試しに、音声合成エンジンに日本語をしゃべらせてみましょう。標準語を話すニュースアナウンサーなどと比べると、「変なイントネーションだな〜。」と感じるのですが、仮に外国人がしゃべっているとしたら・・、「日本語、とってもお上手ですね。ペラペラですね〜!」って言いたくなるほどに上手なのです。方言を話す地方出身の方よりは、パソコンの音声合成エンジンの方が日本語が上手だとも言えるでしょう。
ですから、英語の音声合成エンジンの「シャベリ」に限りなく近く、自分で発音することができれば、英語のネイティブ・スピーカーは、「ペラペラですね〜。」と評してくれるはずです。そして、何よりも大きなメリットは、音声合成エンジンを使用することにより、自分の好みのボイス(男か、女か、米式か、英式か)で、自分のリスニング能力に応じたスピードで、自分の好みの分野、興味のもてる内容の文章でリスニング訓練ができるという点です。
通常の、CD付のリスニング教材では、せいぜい、米語発音で、fast と slow の2段階のスピードで収録されていればよい方です。fast より速くすることはできないし、中間もできない、slow 以下で聞くこともできないのですから、音声合成エンジンを利用してリスニング訓練をした方が、はるかに自由度が高く、自分の能力に応じてきめ細かな教材作りが可能になるのです。しかも、その元となる英文はインターネットで無限に入手可能なのです。
どうですか? 読み上げソフトを使ってみようという気になりましたか?
ReadPlease 2003 (フリーソフト) Homepage http://www.readplease.com/ 1.ダウンロード
2.インストール
上記ダウンロードで [開く] か、[保存] 後実行
- 3.使用方法
- 読ませたいテキストファイルを メニューから [file]-[open] するか、ペーストするか、直接入力して
[Play] ボタンをクリック。対応OS Windows 95/98/ME/NT/2000/XP
- 4.注意
- Free version と Plus vesion(シェアウェア)が同じファイルに格納されています。
このソフトは、単にテキストを読み上げるだけでなく、テキスト表示用のウィンドウをもっています。そこに、読み上げて欲しいテキストを「読み込む」か、「貼り付け」るか、あるいは直接「入力」したあと、「Play」ボタンをクリックすることによりテキストを読み上げさせることができます。表示フォントの種類や大きさを自由に選択することができる上に、読み上げをしている箇所が指定した色で反転してどこを読み上げているのか一目瞭然なので、リーディングの補助としては最適です。
reporter 2.5 (フリーソフト) Homepage http://interhills.power.ne.jp/muratagumi/reporter/ 1.ダウンロード
2.インストール
解凍後、SETUP.EXE ファイルを起動
- 3.使用方法
- クリップボード監視モードで起動しておくと、クリップボードに貼り付けられたテキスト文字列を自動的に読み上げます。
対応OS Windows95/98/NT4/2000
- 4.注意
- Microsoft Agent をダウンロードしてインストールしておく必要があります。
このソフトを使えば、MS Agent キャラクタを使って、テキストを読ませることができます。「クリップボード監視モード」では、読み上げさせたテキストをクリップボードにコピーするだけで読み上げを開始してくれるので、ReadPkease よりも手軽にリスニングの練習ができます。テキストは使用するキャラクタによっては「吹き出し」として表示させることもできますが、「読み上げテキストの表示」という点では、ReadPlease の方が圧倒的に優れていますので、テキストを表示させながら、同時に音声を聞きたい場合には、ReadPlease の使用をお薦めします。
Microsoft Agent は、一言で言うと、おしゃべりのできるデスクトップッキャラクターです。詳しくは、『窓の杜 - 【特集】Microsoft Agentを徹底解剖!』をご覧ください。
● MSAgentを使うための準備以下のファイルをダウンロードして、順番にインストールしてください。キャラクターの表示と音声出力に必要です。インストールはダウンロードしたファイルをダブルクリックすると自動的にインストールされます。● その他の Agent Character のダウンロード
- (1) コアコンポーネント MSagent.exe (391KB)
- お使いのOSが Microsoft Windows XP/2000 ならば、すでにインストールされていますから、コア・コンポーネントをインストールする必要はありません。
- (2) キャラクターファイル
- お好みでダウンロード&インストールしてください。
Peedy (3.3MB) Genie (1.6MB) Merlin (1.8MB)
Robby (2.2MB) James (3.2MB) Charlie (2.2MB)- (3) スピーチエンジン(英語) tv_enua.exe (997KB)
- (spchapi.exe (824KB)←OSがXP/2000の場合)
- (4) スピーチエンジン(日本語) lhttsjpj.exe (3.00MB)
- 日本語をしゃべらすためのものですから、必ずしも必要ありません。
- (5) スピーチコントロールパネル spchcpl.exe(927KB)
- MSAgentの話すスピードを変えたりするために必要です。
上記以外にも非常にたくさんのキャラクタがあります。
他のキャラクタも試してみたい方は、以下のサイトからダウンロードできます。
Microsoft Agent Ring http://www.msagentring.org/chars.htm
the Agentry http://www.agentry.net/