きみこむ日記                                         銀色文字トップに 戻る
   2012年1月〜6月                                  さらに過去の日記は こちら


  ※各アドレスの紹介について、このページは過去ログのため直接リンクは 
   切ってあります。 ご了承下さいませ。



     6・29

     いつのまにやら2ケタ回になっちゃいました。

     きみこむのオペラ座乙女ゲーム 「PersonA」 日記 その10。
     (タイトルつけますので、苦手な方は回避してください)


     ラウル攻略の仕上げです。
     グッドエンド2つはすでに終わってるので、残りはバッドのみ。
     今回ばかりは心の準備をしていただいた方が良いかも。


     このルートとにかく病んでます。 
     ラウルだけじゃなく、時にクリスも病んじゃうので、まさにどこを切ってもヤンデレルート。 
     なにしろ 「あの男はやめとけ」 と警告する怪人が、至極まともに
     見えるんですから、ホントすごい☆


     バッドエンドの始まりは、不幸な事件。
     クリスがなかなかラウル一筋にならず、「好き」 とは言ったものの
     気持ちをふらつかせているうちに起きた出来事が、ラウルをおかしくする原因になります。


     クリスが音楽の天使様から 「今日は特別なレッスンをしよう」 と
     催眠術の中でキスされて夢うつつのまま、半ば強引に抱かれてしまうのですが
     それをラウルが目撃してしまうんです。


     普通なら中に飛び込んで止めるところでしょうけど、
     クリスの声が拒んでる様子ではなかったので (催眠術のせいだけどラウルは知らない)
     ショックを受けて逃げ帰ってしまうラウル。


     でもここ一応ベッドシーンではありますが、イラストはなく文章もあっさりめで
     また18禁ダシにされてる怪人の扱いにはやや不満な私。
     どうせバッドエンドの引き金になるのなら、音楽の天使様の
     とろけるようにセクシーな 「特別レッスン」 ぶりも
     ちゃんと描写してほしかった気も致します。
     

     それはさておき。


     この後、表面上は優しくて明るい幼なじみの恋人だけど、少しずつラウルの言動が
     変になるのがこわかったな〜。
     折しも怪人からの手紙がアパートに届いたことから、ラウルに勧められて
     シャニー家の屋敷に移るクリスですが、普通にお茶を飲んでいたのに、
     オペラ座の話題になったとたんにラウルがいきなり激昂したり、はずみでクリスの指に
     こぼれた紅茶用ミルクを指ごとしつこく舐めたり。 


     そんな感じなので、このルートの18禁場面には、甘さと恐さがつきまといます。
     クリスの両手首を強引に頭上でひとまとめ、怪人との記憶がよみがえって乱暴をいやがるクリスに
     かまわず空いてる手で執拗に愛撫しながら


     「クリスティーヌ、僕とはいや?」
     「ごめんね、でもこうしないと、きっと君は誰かのところに行ってしまうんだろ?」
     「あれ、君は強引なのが好きなのかと思ってたのに違うんだね」
     「ね、ちゃんと言って? 僕が欲しい?」
     「クリスティーヌ・・・言って、クリスティーヌ」
     「君のすべてが欲しい。 体だけじゃなく、心もすべてが」
     「そんな目で見られたら、がまんできなくなる」
     「まだ終わってないよ」


     終盤にいくにつれ、言葉責めもどんどんエスカレートしますし
     グッドエンドルートでの、あの初々しいベッドシーンはいずこって感じですな〜。


     終わった後、擦れて赤くなったクリスティーヌの手首の痕を愛おしそうに何度も撫でながら
     「僕がつけた痕は、すべて消えなければいいのに」 と、つぶやくラウルは
     声優さんのわざと抑揚のない演技もあいまって、サイコホラーそのものです。


     しかし魅力という点では心が荒んでるラウルの方が、声に切ない艶と
     一種の凄みがあって、妖艶な色気も5割増し。 
     明るいお日さまの笑顔は見せかけで魂は闇の手に堕ちてるという、二重人格ぶりを
     声優さんが見事に演じてくださったと思います。


     全部が異常なのではなく、ラウルがいつも通りの純粋で優しい笑顔をちゃんと見せるから
     クリスも不安を感じつつ
     「あれは気のせいだったのかも」 「大丈夫、いつものラウルよね」 と、自分に言い聞かせて
     さらに事態の悪化を招くんですね。 このへんコワイけど、流れがよくできてるなあ。


     途中でレミィから 「あまり彼の言うことを信用しすぎない方がいい」 と忠告されたりもするのですが
     結局ぎりぎりまで、ラウルを信じてしまうクリス。


     最終的にたどりつく結末は、どれもクリスだけを求めるラウルが大暴走です。


     結婚を反対したフィリップに、ラウルが手作りの料理を差し入れて、
     フィリップの身体が弱っていく毒殺未遂疑惑の中、クリスを屋敷に軟禁して
     「君を一生離さないから。 小鳥みたいに逃げようとしたら羽根を切り落とさなきゃ」 とラウルが微笑むエンド、
     結婚してシャニー家を出て二人で暮らすものの、ラウルの異常に強い嫉妬心に
     クリスが不安を隠しきれないエンドってのもありました。 


     でも、なんといっても最悪度マックスの結末は
     あまりにも激しい情交に気を失っているうちに、クリスがウェディングドレスを着せられ
     真夜中の教会に連れて行かれる場面。
     優しくベールをかけてあげながら (ここ、ミュージカル版と似てるのがちょっと面白い)
     ラウルが二人だけの結婚式を申し込みます。 

     「断るなら、このまま君を殺して僕も命を絶つよ」 


     さらりと言ってるけど、目は本気。
     しかもラウルのマントは誰かの大量の血で汚れているし (これ実はあっさり始末された怪人のもの)、
     思わず恐怖に後ずさりしたクリスに、躊躇なくラウルの軍刀が。 

     薄れゆく意識の中でクリスが耳にするのは、ラウルが自身に刀を突きたてる音と
     「これで僕たちは一緒にいられる。  心から愛してるよ。 ずっと、永遠に」
     と、優しくささやく声だった・・・・・・というわけで、そうです。まさかの無理心中エンドでございます。


     いやービックリしました。
     原作やミュージカルではクリスのために最後まで命がけで頑張るラウルが
     愛情が発端とはいえ、まさか直接クリスに手を下そうとは☆


     クリスが死ぬバッドエンドは他のルートにもありますが、闇組織の追っ手に撃たれたり
     剣で戦うレミィをとめようとして怪人に誤って刺されたりで、怪人だって
     決して故意じゃありませんでしたからね〜。


     いやはや、恋愛の明と暗という点で、まことに衝撃的なラウルの専用ルートでした。 


     それにしても、このゲームがきっかけでオペラ座に興味を持ち、ミュージカルをご覧になる乙女ユーザーさんが
     もしいらっしゃったら、ラウル子爵にどんな先入観を持たせてしまうのかと、
     そこだけはちょっと気になるわ(笑)。



     さて、これで終了かと思いきや、実はキャラクターの専用ルートは終わっても
     「Others」 ルートというのが残っておりまして。
     要するに番外編なのですが、中身をありていに言えば 「クリスをはさんだ三角関係対決」。
     ジェラシーありーの背徳的な展開ありーの、18禁サービスルートみたいです。
     はー乙女ゲームって色々と濃いな〜。


     というわけで、
     ここまで来たら気分はもう 「ポイント・オブ・ノーリターン」、
     よかったら、いま少しおつきあいくださいませ。





     6・25

     1日中雨の日曜日。
     劇団四季ミュージカル 「サウンド・オブ・ミュージック」 福岡公演初日に行ってきました。


     私はこの演目、2004年の5月に博多座で見ています。
     その時はマリア 大地真央さん、トラップ大佐 今井清隆さん、 マックス 太川陽介さん
     エルザ 杜けあきさん、 ロルフ 原田優一さん、 リーズル マナカナ姉妹で交代 という配役。
     (詳しくは当サイトの観劇日記をご参照ください)
     8年も前ですが、2回行ってその後映画で復習したこともあり、かなり記憶が残っていまして
     四季版は、どう違うのか楽しみにしておりました。


     結果的にいえば、予想したほどの違いはなかったかな。 あまりにも映画でよく知られた
     物語ですし、さほど変えられないのかも。
     歌に関しては、さすが四季。 主要キャストはもちろんアンサンブルの皆さんも素晴らしかったです。
     それにしても、冒頭の修道院での讃美歌、1幕最後 「すべての山に登れ」
     2幕ラストのコーラスまで、オイシイところは修道院長が全部持っていきましたね(笑)。


     井上さんのマリアは、「55ステップス」でもイメージができていましたので、全く違和感なし。
     子供たちと踊りながら歌うシーンは、ケガをしないようにサポートする動作もあるようで
     かなり気を使うと思いますが、笑顔がとってもキュートでした。
     それに衣装替えが案外多くてこれが大変そう。


     ただ、大地マリアの演技が恋する前と後の変化があまりに素晴らしかったので
     その印象からすると、トラップ大佐との恋から、大人の女性としての変化は
     あまり感じられなかったかな。


     芝さんのトラップ大佐はなにしろ声がカッコいい。 情緒的というより
     的確な印象の 「エーデルワイス」 は、きまじめなトラップ大佐らしいナンバーに聞こえました。
     でもマリアとダンスを踊るシーン、なぜ見てるこちらもあんなに照れたんだろう☆


     勅使瓦さんは 「アイーダ」 以来でしょうか。 3枚目路線で笑いを取るマックス、一見能天気そうだけど
     実はかなりの策略家で、目端のきく男ぶりがとっても良かったです。
     子供たちにもすっかりなじんでる様子でしたね。


     そして、小さいながらも歌にダンスに演技にとフル稼働の子供たち。
     初日の緊張はすごかっただっただろうな〜。 
     どの子役さんも上手でしたが、個人的にはクルト役の東くんの笑顔と 「おやすみ」 時計ダンスの
     頑張りぶりが特に印象に残りました。


     全体を通じて、歌の安定感は四季に軍配ですが
     セリフは東宝版の方が個人的には好みだったように思います。
     たとえば、マリアが修道院に逃げ帰ってきた場面。
     お祈りするとき以外は口をきかないマリアについてシスターの報告は
     四季版はたしか 「嬉しそうでもあり、悲しそうでもあり」 だったけど
     東宝版では 「ひどく幸せそうでもあり、ひどく不幸せそうでもあり」 
     と、なっておりまして。


     どちらもアンバランスなマリアの心情を感じさせるのですが、
     後者の方が含みが大きく、どんな様子なのだろうという興味がわくといいますか。
     同じように、トラップ大佐との会話も、恋愛パートは少ない演目ながら
     できればもうちょっと、余韻を感じさせてほしかった気もいたします。
     (ま、これはオペラ座好きとしての好みの問題でしょうか)


     さて、これから夏休みを挟んで10月まで公演は続きます。
     家族でも安心して見られる演目ですし、どうぞイベントや本公演で盛り上がりますように。
     福岡に四季公演が帰ってきてくれたことに、心から感謝の観劇でした。


     2012年6月24日(日) マチネ・初日

     当日のキャスト

     マリア 井上智恵  トラップ大佐 芝清道  修道院長 秋山知子  エルザ 田野聖子
     マックス 勅使瓦武志  シュミット はにべあゆみ  フランツ 青山裕次
     シスター・ベルテ 久居史子  シスター・マルガレッタ 保城早耶香  シスター・ソフィア 山本志織
     ロルフ 一和洋輔  リーズル 五所真理子  
     フリードリッヒ 水流健心  ルイーザ 中原茉鈴  クルト 東倫太郎  ブリギッタ 辛島玲奈
     マルタ 黒木理代  グレーテル 畠山和心菜


     【男性アンサンブル】

     井上隆司  柳隆幸  中橋耕平  深堀景介  藤木達彦  菱山亮祐  荒井孝  諏訪友靖


     【女性アンサンブル】

     長寿真世  松尾千歳  松本菜緒  小島由実子  兼田怜奈  山本詠美子
     久保佳那子  小林貴美子                                   (敬称略)





     6・22

     台風が過ぎ、今日は青空がきれいな久しぶりのお天気。
     ようやく衣替えを全部すませました。


     さてさて、大好きなドラマ 「相棒」 から、今日は嬉しいニュースが。
     あの伊丹刑事が主役になったスピンオフの映画が、来春公開だそうです。
     公式ブログを見ると、及川光博さんもご出演なんですね。
     たぶん神戸くんはちょこっとの出番だと思いますが、その後の彼の姿が
     見られるのは嬉しいなあ♪


     今回は伊丹刑事とタイプの違う若い刑事がタッグを組んで
     事件にあたるというストーリーらしいですが、なんだか
     ついにここまで来たかー、という感じでもあります。
     まだ半年以上先の話ですし、その前に通常のドラマシリーズがありますが
     今からもうかなり楽しみ☆





     6・21

     雨の中、映画 「外事警察 その男に騙されるな」 を見てきました。
     「ハゲタカ」 のスタッフに 「相棒」 の脚本家、NHKドラマが元となれば
     骨太な映画を期待してしまいますが、期待以上の面白さだったなあ。


     コミカルシーンは徹頭徹尾ゼロ。 
     国際的なテロや犯罪を追う、警視庁公安部 外事警察の姿を描く作品です。
     テレビドラマは見ておらず、先日放送されたリミックス版もまだ
     さらっとしか見てないのですが、それは全く無問題。


     主役の住本は静かな物腰で情を感じる部分があるのに、どこか底の見えない
     闇も感じられる男で、渡部篤郎さんが 「公安の魔物」 にピッタリだったと思います。
     「ケイゾク」 の刑事役も良かったけど、こちらも代表作になりそう。


     事件は盗まれた核物質と原子爆弾を作る技術者をめぐって、
     国際的な展開を見せますが、田中泯さんが出てくるとどうしても
     「ハゲタカ」 「龍馬伝」 を思い出しちゃうな〜。
     真木よう子さんも利用される女性という点で 「運命の人」 とダブりましたが
     シリアスな展開にはこのくらい重い雰囲気が心地よいのかな。
     韓国人俳優さんも、さすが動きにキレがあってよかったです。
     あと 「カーネーション」 の尾野さんもキリリとした雰囲気が魅力的でした。


     事件の顛末にもラストシーンにも意外性があって
     最後の最後で 「あーこういう話だったんだー」 という驚きがありますので
     これから見ようかという方は、できるだけ前情報を入れずに
     お出かけになることをおすすめします。


     NHKドラマ出身の映画は宣伝が少ないせいか、なかなか興行収入が上がりませんが
     これは大人向けの邦画としては、まずまずの出来ではないでしょうか。
     ぜひ劇場に 「騙されに」 行ってみてくださいまし。





     6・18

     きみこむのオペラ座乙女ゲーム 「PersonA」 日記 その9。
     (タイトルつけますので、苦手な方は回避してください)


     ラウルの兄、フィリップ・ド・シャニー伯爵攻略の続き。
     グッドエンドひとつしか済ませていなかったので、残り4つを一気に片付けましたが
     予想以上に面白かったです。


     このルートは、クリスと結ばれたラウルが軍人として遠征してからが本番。
     遠征前にラウルはクリスにプロポーズ、フィリップには身分の違いを理由に反対されるものの
     二人の気持ちは固く、帰ったら結婚しようと誓います。


     しかし、ある日シャニー家に呼び出されたクリスにフィリップが伝えるのは
     戦闘でラウルの部隊は全滅したという知らせでした。
     「手遅れだとわかっていますが、それでも結婚を反対したことを悔いています。」
     と、謝罪するフィリップ。


     最愛の恋人と弟を亡くした悲しみを共有し、ときに子供の頃の思い出を語り合い
     慰めあううちに、フィリップとクリスの気持ちがだんだんと近づき・・・・・と、なるわけですが。
     このへんの心情が、小さなエピソードと共にかなり丁寧に描かれていてとてもよかったです。
     安易に恋愛感情を表明せず、互いが片思いだと思ってるところが良いですな〜。


     で、それなりの時間がかかった後、ようやく二人が想いを確かめ合って結ばれます。
     「きっと幸せにします。」
     「ラウルに恥じぬように、生涯貴女だけを愛します。」
     「優しくします。 いいですね?」


     でも優しいだけじゃなく、のっけからいろんなテクニックを使って
     18禁場面がねっとり長いのもフィリップルートの特徴でしょうか。 さすが最年長、年の功(笑)。


     フィリップからのプロポーズを受け、クリスが承諾してこれでエンドかと思いきや
     またシャニー家に呼び出されたクリスが聞かされる言葉は
     「ラウルが帰ってきたんです」
     実は死にかけていたところを助けられ、ずっと民家でかくまわれていたんだそう。


     ラウルが生きていたのは嬉しいけれど、クリスがはたして前と同じ気持ちに戻れるか?
     というのが、最終分岐のポイントですね。


     結果的に言えば、二人のことを知ってラウルが身を引くエンドもあれば、フィリップが自分の心を抑えて
     ラウルとの結婚を勧めるエンドもあり、ラウルにホントのことを言えないまま二人の関係を続けるという
     やや中途半端なエンドもありました。


     が、個人的にはエンドに至るまでのフィリップとラウル、クリスの葛藤が面白かったな〜。
     まだ本調子でなく家で静養するラウルの体調を気遣って、ホントのことを言えない二人は
     恋人としてふるまうわけにもいかず、理性で互いを遠ざけます。


     ラウルの方も、クリスの心が自分から離れているのを薄々感じていて
     ある日、不安が高じて見舞いに来たクリスをベッドで抱きしめようとしますが、
     首すじにキスマークをつけたところで拒まれ。

     部屋を飛び出したクリスが、廊下で出くわしたフィリップからカーテンの陰に
     押しこまれ抱きしめられる場面がなかなか熱かった☆


     「ラウルが (痕を) 残したんですね?」
     「あなたは私のものだ!!」
     「本当はラウルのもとに行かせたくない。 あなたがラウルと過ごしている間、
      ・・苦しくてたまらないのです」
     「あなたを独占したい。 私だけのものにしてしまいたい。」


     日頃は冷静で大人な印象の人物だからこそ、感情のたががはずれた時の
     爆発力はたまりません☆ 
     声優さんの、切なくて切羽詰まった声の演技も素晴らしかったです。
     ラウルには気の毒だけど、ここで私はフィリップ全面応援派になりました。


     最年長なのにもっとも18禁場面が多く、クリスを口説き落とすという意味では
     一番の恋愛テクニシャンだったなあというのがフィリップルートの感想です。
     それに精神を病むエンドがなかったのも、個人的には安心ポイントだったかな。


     正統派のベッドシーンも豊富ですが
     ラウルの部屋の隣で、「声を聞かれたくないなら、口をしっかり覆っておいてくださいね」 と
     言いつつ絶対声が抑えられないようなことをするとか、どんだけエロティックな御仁なんだ。


     その頃、怪人はというと・・・・・・すみません、聞かないでください(笑)。



     さて、残るはラウルの攻略仕上げです。
     ミュージカルでもおなじみの子爵さまですが、この人を最後にしてよかったよ。
     バッドエンドのバッドぶりはもう伝説レベルでした・・。





     6・14

     先週末、イキウメの舞台 「ミッション」 福岡公演を見てきました。
     脚本演出の前川知大さんは読売演劇大賞他いくつも賞を受賞している
     若手実力派。 初めて舞台を拝見しましたが、さすがとっても良かったです。


     舞台は変わり者の叔父がいる兄キヨタケと弟キヨミを中心に、二つの家族と周辺の人物が描かれます。
     この叔父は主夫をやっているのですが実は 「世界のバランスをとる」 という
     秘密の仕事=ミッションを持っているのだと、エリートサラリーマンのキヨミに語るところから
     皆が少しずつ変化していく物語。


     前川さんの舞台はバンパイアとか宇宙人が登場する一種SF的味わいが
     特徴と聞いていたのですが、今回はいかにも異界から来たという人物は描かれず
     叔父が言っていることも、真実なのかどうかはあいまいなまま。


     キヨミが落石事故にあってケガをしたのはなぜか? 入院中のキヨミが
     病室の窓から手を振ったのを見て交通事故にあった人がいるのはなぜか?
     だいたいキヨミに当たった石はどこから来たのか? 
     叔父の言葉に導かれるようにエリートサラリーマンの道を捨て、
     ケガをきっかけにキヨミの心の旅が始まります。


     世の中に偶然があるのかないのかというのは、だれでも一度は感じること。
     そのことにひとつの答えを見出している叔父は、一般の人から見れば
     公園でおかしな動作をしたりしてる (本人としては世界の呼びかけにこたえて
     バランスをとっている) 変人ですが、演じている役者さんのひょうひょうとした
     役作りの上手さとセリフ回しの力量で、ぐっとこの人物が魅力的に
     描かれていたように思います。 


     終演後に買った戯曲 「太陽」 巻末の対談の中で、ラーメンズの小林賢太郎さんが
     この役者さん(安井順平さん)について 
     「彼はもともとコント畑の人でしょ?
     すごいポテンシャルを持ってるよね。 ああいう技術者がカンパニーにいるとホントにいいよね」
     と、ほめてらっしゃいましてなるほど納得。


     これまでほぼミュージカル一辺倒でしたが、やっぱり演劇は食わず嫌いをせずに
     見てみるべきだなあと改めて感じた、有意義な時間でした。





     6・11

     実はここ数年、ずっと肌の不調に悩まされてきました。
     もともとこれといって肌トラブルはない方だったのですが、5年ほど前から身体はなんともないのに、
     顔の皮膚だけ荒れたり小さな吹き出物ができたりで大不調。


     これは大変と化粧品や洗顔料を変えるのはもちろん、皮膚科や漢方内科に
     通ったり枕や寝具を総取り替えしてみたり。
     アレルギーや更年期障害の検査をしてもらっても、原因はつかめないまま。


     ですが、ごく最近ある習慣を変えたところ、不調が半減。かなり楽になりました。
     その習慣とは、食事の内容です。


     基本的にお酒もタバコもやらず、夜食も食べない、間食もあまりしない。 薄味好みの方だったので
     大きな問題はないと思っていたのですが、どうもそうではなかったようです。


     気がついたきっかけは今年のGW。
     連休で家にいることが多く、肌に悪いはずのメイクをしてないのに、いつも以上の絶不調。
     困ったなあと思いつつ、その数日前から日課になりつつあったヨーグルトを食べようとしたら口が開きません。
     気持ちは食べようと思ってるのに、身体が拒絶してる感じ。
     やっと気がつきました。 「あ、これだ!」


     そこから色々調べてみたり子供の頃の体験を思い出してみて、自分の体には
     乳製品が合わないんだと確信しました。 
     味だけならヨーグルトもチーズも牛乳もバターも大好きだし、いろんな料理に
     入っている原料ですが、和食中心にすればかなり減らせるはず。


     ついでに油分が多い牛肉や豚肉も控えるようにして、魚と野菜、鶏肉、海藻類、それから
     発酵食品を日本古来の植物性のもの(納豆、ぬか漬け、味噌)で取るように心がけてみたところ、
     赤みやかゆみがほんの数日で半分になりました。


     でもこれって考えてみれば、昔の日本人が食べていたものに戻ってるだけですよね。
     それに顔のことばかりに気を取られていましたが、気がつくとカサカサ荒れがちだった
     足のかかともいつのまにツルツルしっとり。
     不思議なことに、あれほど毎日飲んでいた紅茶やコーヒーをあまり美味しく感じなくなり、
     体の内側に風が吹いているような気持ちの落ち着きも感じます。


     そうそう、どうも目が痛くてPCに向かう集中力が・・・と言っていたのも軽減しました。
     仕事のおつき合いで外食する機会もあるし、肌もまだ完全に元通りというところまでは
     行ってないのですが、(たぶん年齢やストレス、紫外線など他の原因もあるのでしょう)
     お薬やサプリメントに頼ることなく改善の糸口が見えたのは、個人的に大きな前進です。


     当たり前ですけど、私たちの体ってホントに日々食べているものからできてるんですね〜。
     これは私個人の体験ですが、もしかして同じような不調に悩んでいる方がいらっしゃって
     何かのヒントになれば幸いです。





     6・8

     きみこむのオペラ座乙女ゲーム 「PersonA」 日記 その8。
     (タイトルつけますので、苦手な方は回避してください)


     支配人秘書レミィ攻略話の続き。
     レミィはほかの登場人物よりもエンド数が多くて、オリジナルキャラなだけに
     話を広げやすいのかもしれません。 バッドエンドもある意味遠慮なしです。

     というわけで、このエンドのタイトルは 「もう遠慮はしない」 (笑)。


     クリスティーヌが誰と恋仲になっても、怪人がオペラ座を騒がせているのは変わりない中
     ある日、楽屋でクリスは怪人にさらわれてしまいます。
     気が付けば地下の部屋でベッドに縛られていて
     怪人が何か手に持っている模様。 それは何?と尋ねたら
     「おまえを天国に連れていく飲みものだ」


     まーた変なお薬ですかいダンナ!


     18禁場面はいいけど仮にも怪人なんだから、催淫剤だけに頼らなくても
     ペルシャ仕込みのアレとかソレとか(知らんけど)あるんじゃないでしょうかね〜。。


     「この美しい身体をあの男にも触れさせたのか」
     「あの男の記憶など、私がすべて消してやろう」
     「クリスティーヌ、ああ・・・やっとおまえを私のものにできる」
     「私を憎みたいなら憎めばいい」


     と、色々言いながらの18禁場面が続きまして、不思議なのはこの後。
     「私をどうするつもり!」 とクリスが睨みつけると 「おまえはどうしたい?」 
     当然クリスとしては帰りたいわけですが 
     「わかった、途中まで送ろう」 ・・・って、どゆこと?


     あれだけ執着していたのに、なぜかあっさり地上に返してくれました。
     その後、恋しいレミィのもとを訪ねるクリスティーヌですが、結局のところ
     今までは前置きで本題はこれからなんだろうなあ。


     レミィはクリスの胸元に残るキスマークから何が起こったかを知り
     「わかってる、おまえは何も悪くない」 と言いながらハンカチで執拗にぬぐいます。
     そのうち、「おまえのためなら何だってしてやるから」 「もっときれいにしてやる」 と
     身体中を舌で清めようとするあたりから、なんだか異様な雰囲気が。


     はー、これが今流行りの(?)ヤンデレくんですか〜。
     愛情が濃すぎて異常な執着になり、そのうち 「おまえが心配だから」 とクリスにオペラ座を
     休ませアパートに軟禁しては、夜な夜な出かけていくレミィ。
     どうもクリスに近づく害虫(おもに男性たち)を 「粛清」 している様子。 
     やがて怪人もカルロッタもレミィの手にかかり、徐々に孤立するクリスティーヌの
     不安な表情で終わる・・というエンドでした。


     一応恋愛というスタイルはとっているものの、こういうのって完全にサイコホラーだなあ。 
     結末はともかく、怪人が18禁用の濃い目のおダシみたいな扱いになるのは
     ちょっと切ない気も致します。 
     せめて、彼ならではの魅力的な誘惑を披露して欲しいもんです。


     さて、次回はやや息切れしつつも、フィリップの攻略を一気に行きます。
     でも正直言ってあまり期待してなかったこのルート、やってみたら
     ドラマティックでなかなか面白かった☆





     6・5

     ゲイリー・オールドマン主演の本格スパイ映画 「裏切りのサーカス」 を見てきました。
     70年代の英国諜報部を舞台に、引退した諜報員が依頼を受けて内部にいる
     ソ連の2重スパイを探すというお話。


     
派手なアクションもカーチェイスもなく、地味に渋いスーツ姿のオジサマが暗躍する映画で
     アカデミー賞にもノミネートされ、イギリスでは興行収入がとてもよかったとか。
     
東京での好評を受けて公開劇場が増えてきたようで、4月の公開からずっと待ってましたが
     
やっと福岡にも来てくれました。


     
謎解きがあるので結末には触れませんが、綿密に練られた脚本と独特の空気感のある映像、
     説明セリフを極力省いた映像で、まさに「映画らしい映画」という気がしました。



     建物やファッションはもちろんですが、70年代の車が好きな方には、たぶん垂涎ものじゃないでしょうか。
     
舞台経験も豊富なイギリス人俳優を揃え、これでもかとイギリス映画のプライドを(情報部の恥部もですけど)
     見せつける作品ですが、公式サイトで予習していかないと、おいてきぼりになるのは確実。



     しかし、これはスパイ活動の裏表が主眼ではなく、「忠誠心と友情(もしくは愛情)」の物語でもあります。
     
わかりにくい映画ですが、登場人物たちの視線の演技はぜひ見てほしいなあ〜。
     
ハマったら最低2回は見ないと気が済まなくなる作品だと思います。
     (もちろん、私もできればもう1回行きたいです☆)





     6・3

     シアターガイドさんのニュースで知りました。
     ヒュー・ジャックマン主演の映画 「レ・ミゼラブル」 の予告編が先週公開されたそうです。
     ジャベールはロングヘアじゃないのかな。
     舞台でも悲しいけどファンテーヌの転落は、相当リアルになりそう。
     わずか1分半程度の予告ですが、レミゼの舞台が思い出されて涙が出ます。。。


     日本での公開は12月とのこと。
     全国で見ることができる映画ですし、ミュージカルファンにとって
     嬉しいクリスマスプレゼントになりそうですね。


     そういえば、今夜のテレビ 「EXILE魂」 には市村正親さんが登場、
     「ミス・サイゴン」の楽曲も披露されるそうですし、こちらも楽しみです♪





     6・1

     きみこむのオペラ座乙女ゲーム 「PersonA」 日記 その7。
     (タイトルつけますので、苦手な方は回避してください)


     怪人のメインルートは終わったものの、これでもまだ全体の6割強しか攻略が
     済んでいないので、せっかくならともう少し進めてみてます。
     が、先にグッドエンドが多く来たので、残ってるのはバッドエンドが中心らしく
     なんだか恐るおそるって感じ。


     で、今日はオリジナル設定の、支配人秘書レミィの攻略。
     実はこの方、一番の爆弾を抱えてらっしゃいました。
     ゲームの冒頭、クリスには行方不明の兄・カイルがいることが語られるのですが
     このレミィがカイルその人だそうなんです。
     子供の頃、闇組織にさらわれ、家族を捨てる誓いを立ててその世界で生きていたので
     名前も違うし、簡単には兄だと名乗れないという設定。


     クリスがオペラ座の団員になれるのは、カフェで歌っているクリスをレミィが見かけて
     推薦してくれたからだし、無口で礼儀正しく感情を表に出さないながら
     彼女をずっと陰から支えてくれるのは、そういうわけだったのね。
     恋愛フィクションである以上、禁断の関係が登場するのもわからないではないけど
     好き嫌いの分かれそうなリスキーな設定だな〜。


     クリスの方は兄と知りませんから、レミィルートに入ると自然と恋心を
     持ってしまうわけで、そこから先が大問題。
     兄妹だとクリスが知っても恋愛を続け、リシャールの手助けで二人で外国へ逃げて暮らすエンドや
     組織の掟を破ったと追われ、途中で二人とも撃たれて死んでしまうエンド、
     (ご丁寧にメグやリシャール、ダロガ達がクリスとレミィのお墓参りをするという後日談つき)
     クリスを守ってレミィだけが命を落とすエンドもありましたっけ。


     私自身が一番納得できたのは、淡い恋心を抱いたものの実の兄だと知り
     揺れているうちにラウルにプロポーズされ、クリスがシャニー夫人になることを決断するエンドです。
     このルートのレミィは、妹の幸せを祈ってくれる誠実な人。(当然18禁シーンはありません)


     本当のことを知っているのは二人を除けばレミィのボス・リシャールだけなのですが
     彼はウェディングドレスの仮縫いをするからと自分の館にクリスを呼び、なかば強引に
     写真屋にレミィとクリス二人の写真を撮らせます。


     遅れてきたラウルは 「どうしてウェディング姿のクリスが自分以外の男と写真?」 
     と、不審そうなのですが、何も言えないレミィのために
     嫁入り前の家族写真を残してやろうとする、リシャールの粋なはからいというわけ。
     やっぱりここでもリシャール、いい男だ☆


     一方、怪人はというと・・・・・・・えーと、どうしてたっけ?(笑)。


     レミィはゲームオリジナルの人物ですし、結構話が重たいので
     「オペラ座の怪人」 からは意識的に離れて行ってる感じなのかも。


     ただ、レミィのルートで怪人が積極的に出張ってくるエンドがひとつありましたので、
     次回に譲りたいと思います。
     でもこれがまた、怪人が18禁要員で不思議なストーリーなんです〜☆





     5・28

     地元福岡で開催されている
     「輝ける皇妃 エリザベート展」 に行ってきました。


     今回の展覧会の大きな目玉は、シシィが実際に宮廷で使った生活用品や
     アクセサリー、衣装類の展示。 個人所蔵のものも来ているそうで、
     特に有名な星形の髪飾り 「シシィの星」 は、やはり見ておきたいところです。


     髪飾りはもちろん、ウエスト50センチをささえた黒いコルセットや、扇、
     亡くなった長女の髪が入っているとされる
     黒い飾りのついた十字架など、初めて目にする品が珍しく
     予想よりもシシィの写真や肖像画が多くて見ごたえがありました。
     シシィの乗馬の腕前は、競技会で賞をとるほどだったんですね。
     馬好きらしく、馬の飾りのついたカフスなど精巧なアクセサリーが
     印象に残りました。


     当時の宮廷での貴族の暮らしぶりをうかがわせる展示も
     ありまして、秘密の扇の使い方 (あおぐ速度で恋心があるかどうかがわかったり 
     開けてみせる扇の骨の数で約束の時刻を伝える等) のエピソードは面白かったな〜。


     展覧会を見て、当たり前なんですけど
     エリザベートが120年ほど前、実際に生きていた人で
     舞台で描かれる身内の不幸や、心の自由を求めてさすらう旅が
     ホントにあったことなんだなあと改めて感じました。
     極東の小さな島国で、自分の物語を沢山のお客が見に来ていることを
     ご本人はどう思っているんでしょうね。


     会場出入口ではミュージカル 「エリザベート」 の映像が流れていました。
     博多座はとりあえず2公演行くつもりですが、今回大好きな今井さんや岡田さんもご出演ですし
     あーなんだかまたエリザ熱が出そうです☆





     5・27

     きみこむのオペラ座乙女ゲーム 「PersonA」 日記 その6。
     (タイトルつけますので、苦手な方は回避してください)


     怪人ルートのエンド3は 「絶望の光」 というタイトルがつけられてます。
     バッドエンドの一種なんでしょうけど、これは18禁ネタを濃くするための読者サービスって感じかな。


     白い服の美しい音楽の天使様の姿でクリスティーヌの前に立ち、
     夜ごと歌のレッスンをする怪人。 
     このルートでは、様子がおかしいと怪しんだラウルが楽屋の窓から中をのぞき
     クリスが天使ではなく、黒マントにマスクをつけた怪人と話しているのを目撃。
     そのことをクリスに話して、もうレッスンは受けないと約束させたところから分岐します。


     怪人が嫉妬と独占欲にかられて取った手段は、地下での監禁と
     小瓶に入った催淫剤による支配。


     「おまえはこれからずっと私と共に暮らすんだ」
     「いつまで抵抗できるかな」
     「黙っていてはわからないなぁ」
     「私が欲しいのか」
     「してほしいと言えば願いをかなえてやる」
     「おまえが望むのなら、いくらでもしてやろう」


     ピックアップするセリフでお分かりのように、口移しでむりやり薬を飲ませてから
     ずーっと18禁場面です。

 
     「愛してる。 絶対に逃がさない」
     「お前は私だけのものだ」
     「まだ足りないんだろう」
     「何度でもおまえの中に注いでやる」


     薬は毎日のように飲ませるのに、わざと数日間手をふれず
     クリスティーヌの方から求めるように仕向けるシーン等もありますが
     ちょっと面白いのは、怪人がベッドでも着衣のままなこと。


     やっぱり服を脱いでマスクだけしてるのは絵柄的に微妙だし
     神秘性が失われちゃうからという配慮なのでしょうか。
     たしか途中までは黒っぽい手袋もしてたような。


     それにしても、プロの声優さんって上手いですね〜。
     こういう収録はスタジオで立ったままマイクに向かってするそうですが
     過呼吸になりそうな激しい演技の臨場感がスゴイ。


     薬のせいでクリスが止まらないので、怪人が応える
     「・・・ああ、わかってる・・・もう一度、私が欲しいんだろう?」 の
     やや上ずったようなかすれ声なんて、ミキサーさんとか監督(?)さんとか
     大勢の人前で普通の姿勢のまま出してる声のようには聞こえません☆


     そんなこんなで体勢を変えたベッドシーン3回の後、最終場面は
     行方不明のクリスティーヌを心配したラウルが、彼女を探して地下にやってくるところ。
     入りくんだ暗い通路をたどり、一条の光が漏れる重い扉を開けると・・・・・。
     ラウルが目にした光景はあえて見せず、ここで暗転となってのエンド3でした。



     うーん、乙女ゲーム的にはこういうのもアリなんでしょうけど
     エリックの過去もクリスのプリマドンナ話も
     オペラ座モンシャルマンへの復讐もストーリー的に全部すっとばして
     一方的な執着愛で終わるってのもな〜。
     なんだか、これすべて怪人の妄想というか
     夢オチみたいなぶっちぎり感ですよね。


     純情一途なエリック青年と、いきなり薬を使う悪者ポジションの
     両極端な展開しかないのがちょっと物足りない気もします。
     レミィなんてエンド8まで用意されてるし、怪人ももう一つぐらいは
     別のエンドがあっても良かったんじゃないでしょうか。


     たとえば怪人のおかげでクリスがプリマドンナになれるエンドとか、
     ラウルとの三角関係に悩んだあげく、地下で暮らすことを選ぶエンドとか
     (これはミュージカルファンとして永遠の夢ですよね)。


     怪人には音楽の才能とか催眠術、手先の器用さ、発明などいろんな能力があるし
     18禁場面でも他のキャラクターとは違う雰囲気を醸し出してほしかった気もします。
     薬に頼るだけじゃなく、その気になれば多様な魅力でクリスをメロメロにできたはずですし。


     個人的にはクリスティーヌに対する一番の純情ストーカーとして
     ベッドのそばにひざまずき、震える指先でクリスの足のつま先からキスしていくような
     粘着愛撫が絶対あると思ってたんだけどなあ。


     いろんな事件のせいでオペラ座にいられないのなら、二人一緒にペルシャへ
     旅立つエンドとかでもよかったかも。
     そうそう、ペルシャといえばこのゲームにはダロガがいるんですけど
     一番古くから知ってる風だったのに、結局3つの怪人ルートには
     まったく絡んできませんでした。 これがまた謎です☆


     怪人のメインルートはこれで終わりですが、他のキャラクターのルートでは
     まだまだ怪人が登場するようですので、よかったら
     もうしばらく日記におつきあい下さいませ。 





     5・23

     東京で上演中の 「エリザベート」 について、
     日経新聞に劇評が掲載されていました。


     タイトルは 「帝国の没落に日本の滅びを感じとる」。

     ミュージカル 「エリザベート」 が日本の観客に人気を得ている理由が
     考察されているのですが、ハプスブルク家の滅亡が近づく展開が
     ドラマティックで魅力的なのは確かだと思うのですが
     現代日本の経済とか震災後の影響から日本の没落感を
     感じ取っているのでは? というのは、ちょっとうがちすぎじゃないかなあ。


     先日、恋人にふられた女性たちを描いたある演劇を観劇した後で
     「現代日本が経済不況の中で失いつつある価値観を感じました」 という
     感想を述べている方がいらっしゃいまして、
     その時に感じた違和感と似てるような。


     もちろん、舞台観劇から何を受け取るのかは個人の自由。
     ですが、こういう劇評に時々見られる 「現代社会への警鐘」 的な表現って
     どうも着地の形を整えているだけで、実感を伴わない文章のような気がします。


     記者さんがホントにこう感じてるならそれはそれでよいのですけど
     10年以上前から宝塚版や東宝版を見てきた観客の気持ちを
     代弁してるかといえば、それははなはだ疑問なわけで。

     
     個人的には、音楽性やシシィという謎多き女性の生涯への興味はもちろん
     ウイーン版から日本版に生まれ変わる時に、宝塚という土壌があったことに
     その褪せない魅力の一端があるんじゃないかと思います。

     でも、これだってあくまでひとつの見方ですし、それぞれの胸の中にこそ
     真実はあるってことですよね。


     日経新聞 劇評
     http://www.nikkei.com/life/review/





     5・20

     きみこむのオペラ座乙女ゲーム 「PersonA」 日記 その5。
     (タイトルつけますので、苦手な方は回避してください)


     ようやく怪人ルートに入れました。 設定されているエンドは3つですが
     エンド1と2はほとんど一緒というか、最後の最後で少しテキストが
     プラスされているだけだったので、実質エンドは2つかな。


     このゲームの怪人って、エリックとしてクリスやラウルと子供時代に面識があったという
     設定なので、年齢不詳とはなっているけどたぶん20〜23歳程度。
     ラウルとほぼ同じ 「若造」 くんです。


     原作やミュージカル版では、ファントムがクリスを見初めるのはオペラ座に来てからという
     設定になっていますが、こちらのエリックは父を亡くしたクリスをずっと見守り、教会経由でお金を送って
     ひそかに援助していたという話になっています。
     そのうえ、マスクで隠している顔のひどい傷も、子供の頃クリスを庇ってできたものなので
     (クリスはその記憶を熱病のせいで失っていますが)、ホントにすべてを捧げているんですね。


     そのせいか、自分の芸術的才能やオペラそのものに対する執着はさほど強くなく、
     ペルシャにはいたみたいですけど、どちらかというと催眠術と手品の方が得意な感じ?
     ただ、オペラ座を作ったモンシャルマンに人生をめちゃくちゃにされたという過去もあるようで
     エリック個人の復讐も一つのテーマになっている模様。


     それにしてもリシャールがプリマドンナに抜擢する人事権に加えて芸術的才能とレッスン能力を
     持ってるところが、この怪人の押しの弱いところだな〜。
     醜い顔ゆえに地下に追いやられて世を恨む、という発想もなく
     ただひたすらにクリスの幸せ (=プリマドンナとしての成功) を願ってる純情ぶりが
     わかってくるので、原作とはまた別な意味で不憫というかなんというか。


     そんな怪人のルート、ほほえましかったのはしばらくクリスと地下で
     生活を共にする場面でした。
     レッスンの合間に、クリスの好きなお菓子を沢山作って食べさせたり
     クリスがお返しに料理を作ったものの失敗して、エリックが黙って食べてくれたり。
     そのうち、クリスがエリックへの恋心を自覚して二人は結ばれるけど
     怪人を狙う暗殺者とかモンシャルマンへの復讐、カルロッタとのトラブル等々で
     話はどんどん破滅的な方向へ。


     エリックは最後の晩、地下でクリスにウェディングドレスを着せます。

     「私と結婚してくれないか」
     「今、この場でおまえと式をあげたい」
     「約束する、生涯おまえだけを愛すると」
     「もうこれで思い残すことはない。愛してるよ」

     キスだけの清らかな式に、ちょっと泣けました。


     翌日、カルロッタがプリマドンナを務める舞台でシャンデリアが落下、オペラ座は爆発炎上。
     地下の湖で 「連れて行って」 と泣くクリスにエリックの答えは

     「ここでお別れだ」
     「幸せになるんだ」
     「どこにいても見守っている」
     「私のことなど忘れて暮らすんだ」


     決意が揺るがないことを察したクリスが、最後にエリックのマスクをはずして、顔の傷に
     「あなたを愛しています」 と、泣きながらキスをするくだりは、ミュージカル版のエッセンスも
     上手に取り入れてるなあと感心。


     ラストは、数年後エリックを待ちながらひとりで暮らすクリスティーヌが
     「夢の中であなたに会いたい」と願いながらうたたねをするエンドが2。
     エンド1は、そのまま眠りから覚めたらドアのノック音がして、
     待ちに待った懐かしいエリックの声がする・・というものでした。


     想像していたエンドとはずいぶん違いましたが、
     純情エリック青年とクリスの恋の結末としてはアリかな。


     残るひとつ、エンド3については、次回に譲りたいと思います。
     これが18禁シーンがフル装備のエンドで、まあとにかくビックリしたよ〜☆





     5・16

     先週末、福岡演劇フェスティバルの参加作品のひとつ、
     劇団鹿殺しの 「暴れん坊 銀河鉄道の夜 前張り2012」 という音楽劇を
     見てきました。 


     観劇友達に誘われたので、どんな作品なのか知らないで出かけたのですが
     舞台に俳優さんが並んでみてビックリ。 
     ベージュの肩パッド2枚を縫い合わせたという前張りで、ちょこっと
     隠してはいますが、男性6人がほぼ全裸です。 
     先週 「テルマエ・ロマエ」 を見てきた私にとっては、「ひとり裸まつり」 状態ですよ(笑)。


     主役のジョバンニだけは女性(演出の菜月チョビさん)なので、きちんと服を着てまして
     途中で歌って踊るライブが入るものの、ストーリーはたしかに、あの 「銀河鉄道の夜」。


     お客様も私も最初は裸んぼ姿に大笑いでしたが
     ラスト、ジョバンニがカンパネルラの死を知るあたりでは
     シーンとなって、幻想的な背景とセリフに思わず涙。。。


     劇団鹿殺しは路上でのパフォーマンス活動で有名だそうで、
     途中で挿入されるライブはエグザイル、レディガガ、2PMなど歌もダンスも相当なレベルです。
     でも、みんな前張り姿なんだよなあ(笑)。


     ギャグシーンも盛りだくさん、面白かったのと同時に
     あらためて 「銀河鉄道の夜」 という作品の凄さを思い知りました。
     オペラ座の怪人もそうですけど、どんなパロディにも耐えられるって、
     やっぱり原作の揺るがない底力あってのことなんでしょうね。


     アフタートークでは、これまでの活動が少し紹介されていました。
     菜月さんは福岡出身で、関西の大学に進んで脚本担当の丸尾さんと劇団を結成。 
     東京に出てくるまでは神戸の牛丼屋さんでアルバイトをしていたんだそう。
     ある日の夜中、二人一緒に勤めていた店の厨房で
     突然、丸尾さんがどんぶりとお玉を持つ手を止めて、
     「もう、いやだ。 もう牛丼をつぎたくない!」 と言いだして、
     それが東京進出のきっかけだったというお話が面白かったな〜。


     そんなわけで突発的に東京に7人で出てきたものの、アルバイトはしないことに
     決めていたので収入がなく、バンに乗って路上ライブを
     毎日毎日7年近くやっているうちに、演劇とライブ活動で注目されるようになったんだとか。
     その間ずいぶんと警察に職務質問されたり、叱られたりしたそうです。


     それが今では東京の有名劇場で、公演を打つ人気劇団のひとつになったんですから
     いやはやそのパワーの持続力はスゴイものですね〜。
     来年はまた福岡でも本公演が予定されているとか。
     「今度はちゃんと服着てますので(笑)」 と、チョビさんがおっしゃっていました。

     次回作を心待ちにする劇団が、またひとつ増えて楽しみです。





     5・13

     なぜか回を追うごとに長くなる、
     きみこむのオペラ座乙女ゲーム 「PersonA」 日記 その4。
     (タイトルつけますので、苦手な方は回避してください)


     今日は怪人以外では最後の攻略対象人物、支配人のリシャール。
     メインのエンドは2つだけ設定されていました。
     お気に入りは、クリスがめでたくプリマドンナになって
     いつまでも鳴り止まない拍手に包まれる晴れやかなエンドです。



     リシャールは作曲家として国内外で高い地位を確保しつつ、支配人として経営手腕も発揮。
     しかも闇組織のトップとして裏の顔も持つという、なかなか複雑な設定です。
     ミュージカル版のアンドレとフィルマンに、ファントムの要素も加えたような人物ですね。


     外見が神経質そうなメガネ顔なので、どんなドS担当かと思ったら
     これがなかなか硬派な魅力があってちょっと惚れそう(笑)。


     なにしろ気が短くて口が悪くて、クリスにずけずけ遠慮なく言うんです。
     プリマドンナになるには歌の技量が足りないことを指摘されて落ち込むクリス。
     でもクリスがうつむいて街を歩いているのを見かけると
     「辛気くさい顔だ」 「お前のかっこうは貧相すぎる」 と
     ちくちく言いながら何着もドレスや香水を買い与えて
     「舞台では外見も重要だ」 「その香りが似合う女になるよう努力しろ」 と、一言。
     つまり言い方は乱暴だけど、ちゃんとプリマドンナとしての心がけ教育をしてるわけ。


     支配人業も忙しいはずなのですが、ピアノを弾きながらの
     歌のお稽古への熱気がすごい。 芸術家というよりすっかり体育会系の鬼コーチです。 
     しかし疲労がたまって、クリスの体調がすぐれないときはちゃんと察して
     蜂蜜入り紅茶を黙ってふるまってくれたり、こういうところがニクイ。


     あのー音楽の天使様のレッスンがすっかりかすんでますが・・・☆


     面白かったのは恋愛もこの調子で、いつもリシャール主導の命令口調でずんずん進むこと。
     二人が結ばれた後、支配人室に呼んで、新しいドレスに有無を言わさず着替えさせ
     左手の薬指に指輪をはめて、パーティに連れて行き
     招待客に向かって、さらりと
     「私たちは将来を誓い合った仲です」。


     「???」 と目を白黒させるクリスに
     「この指輪で結婚を申し込んだことくらい、気がつけ!」
     って、いくらなんでもそりゃ無理だよ〜と思わず大笑い☆


     でも、後半にいくにつれてリシャールの愛情深さが、どんどん表にでてくるので、
     このひと口は悪いけど一度懐に入れた相手は絶対に裏切らないんだろうなあと
     クリスとともに信頼感が高まっていく流れが素晴らしいです。


     こんな調子なので、クリスは女性としても芸術家としてもリシャールに首ったけ。
     怪人がクリスに 「これ以上、あの男のレッスンを受けるな」 といくら脅しても
     リシャールは彼女をプリマドンナにする力と地位と熱意と愛情を持っているわけで
     これは叶いませんな〜。


     その上ラスト、クリスがさらわれて地下で乱闘になったらリシャールは
     闇組織のボスとしても本領発揮。
     一発怪人の腹にピストルの弾をお見舞いして、躊躇なくとどめも刺そうとします。
     怪人の最後の言葉
     「クリスティーヌ・・・また、お前に会いに来る」 が、またいじらしくて可愛そうで。
     もうずっと良いとこなしで、ルート的に仕方ないけどちょっと切なかったなあ。



     さてさてだいぶ慣れてきた18禁シーン、リシャールのルートは
     最初だけは嫉妬がらみでやや乱暴でしたが、後半はとっても優しく
     クリスのことを繊細に気遣いながら、情熱的なベッドシーンを展開してくれました。 


     それにしても、まったく初めての女の子に、立ったまま正面からって
     ホントこのゲームの男性陣はけっこう無茶させますな〜☆





     5・10

     昨日のレディスデ―。
     原作マンガを読んで以来、公開を心待ちにしていた映画「テルマエ・ロマエ」を見に行って
     女性客一杯の客席で心置きなく笑ってきました。


     重々しい口調でローマ帝国の歴史を語るオープニングからすでに
     「ベン・ハー」とか昔の歴史映画みたいな真面目さが可笑しいです。

     いちばん個人的に面白かったのは、タイムスリップ時にはなぜか必ず
     朗々としたオペラが流れ、登場人物がラテン語で会話するはずの場面では
     日本語に重ねて〈バイリンガル放送〉の注意書きが出たりする、とぼけた演出。


     いやー浴槽を泳ぐワニの姿に、わざわざ「ワニ」って字幕がついた時には大ウケしました☆


     原作マンガのエピソード十分予想できる面白さでしたが、加えて映画だからこそ
     表現できる部分と、原作にはない結末を持ってきたところは評価に値すると思います。



     阿部さんがふやけそうなくらいお風呂に入って、文字通り体を張った熱演も素晴らしいし
     全編を通してお風呂と人間への「愛情」が感じられるのが良かったな〜。

     この映画を見たら、だれでも温泉か銭湯にゆっくり浸かってみたくなるんじゃないでしょうか。
     何百年何千年たっても、人間がお風呂の気持ちよさを愛する気持ちは変わらないんですね。


     そういえば私も小さいころ、住んでいた家にお風呂がなかったので毎日両親と
     銭湯に通っておりました。

     友達が脱衣かごに足がハマって抜けなくなったり、壁のポスターの
     「福岡県公衆浴場環境衛生同業組合」という長い名前を覚えようと必死になったり
     小さな思い出が沢山あります。

     ちなみにうちはフルーツ牛乳よりもコーヒー牛乳派でした(笑)。


     エンドロールのすみずみまで気持ちよさそうなお風呂の情景にあふれた映画、
     ぜひ劇場でたくさんの人と笑いを分かち合っていただきたいと思います。


     あ、そうそう。市村正親さんも持ち前の濃ーい顔に濃ーい演技で、ローマの皇帝を
     好演しておられましたよ。 
     ラストでとってもカッコいいセリフのある、美味しい役どころでした☆





     5・7

     ゲーム日記はちょっとひと休み。


     最近東京のミュージカル情報をあまりチェックしてないのですが
     気がつけば、渋谷に新しくできた東急シアターオーブでの
     「エリザベート」 ガラコンサート等、来日公演がいくつも発表されていたのですね。


     昨年、アニメにハマッた 「タイガー&バニー」 も8月に舞台版が上演決定してるし
     やっぱり東京は魅力的な演目が一杯だな〜。
     実は夏に東京に行く用事ができそうなので、ぼちぼち調べているのですが
     見たい演目が沢山ありすぎてホント迷います☆


     「ルドルフ ザ・ラスト・キス」 新演出版も見たいけど、新納さんと田代さんの人気作
     「スリル・ミー」 も気になる〜。 大山ファントムの登板日程が前もってわかってれば
     オペラ座優先で考えたいんですが、こちらは直前まで様子見かな。
     東京の新名所も増えてるようですし、もしオススメの場所があれば
     ぜひ教えてくださいまし♪





     5・3

     きみこむのオペラ座乙女ゲーム 「PersonA」 日記 その3。
     (タイトルつけますので、苦手な方は回避してください)


     ゴールデンウイーク、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
     私はまだファントム攻略ルートにすら入れていません。
     どうも他のキャラクターをある程度クリアしておかないとルートが開かないようでして。


     というわけで、レミィとラウルの次は原作にも登場する
     ラウルの兄フィリップ・ド・シャニー伯爵様でございます。
     グッドエンドひとつだけ終わりました。


     このゲームでは年齢不詳のファントム以外はきっちり年齢設定されてまして
     クリスティーヌ 20歳。 ラウル 22歳。 リシャール28歳。 レミィ 25歳。
     フィリップは、攻略できるキャラクター中では最年長の35歳。


     彼には政略結婚にそなえ恋心の通わない許婚者がいるという設定で、
     「優しく大人な包容力のある性格」 とマニュアルに出ています。
     たしかに物腰がやわらかくて丁寧だけど
     こういうのも年の功ってヤツでしょうか、とにかくスマートなのに押しがつよい!


     楽屋に花を持ってくるのはもちろん、クリスが好きそうな演劇の本(しかも初版本)をプレゼントしたり
     本を貸すからと屋敷にたびたび招いては、花を見せたりパーティやバレエ公演に誘ったり。
     15歳も年下のクリスにずっと丁寧語で接してますが、じわじわと距離を詰められ
     気が付けば膝枕と手料理に、ちょっぴり後ろめたい気分のかくれんぼ遊び、しまいに雨の中
     びしょぬれでクリスの部屋に訪ねてきておいて、
     「貴女にそのつもりがないなら、扉を開けなければよかったんですよ」 って
     クリスのせいにして抱きしめちゃう。

     「私を拒まないでください」
     「嫌がっているようには見えませんよ」
     「いけませんか?」
     「だめです、逃がしませんよ」


     主導権を持たせているようで、すっぽりと包みこんでしまう
     この手練手管ときたら、はーこれは到底かなわないな〜。 
     ファントムのライバルが若くて熱血、ある意味単純なラウルだったからよかったものの
     このフィリップが恋敵だったら、三角関係も成り立たないうちにクリスをさらわれてお仕舞だね。 


     結局フィリップは政略的な婚約は解消、クリスティーヌを伴侶に選びます。
     最後に怪人と大立ちまわりがありますが、グッドエンドはもちろんフィリップの勝利。
     クリスはフィリップをかばった怪我がもとでプリマドンナの道はあきらめるものの
     二人はずっと幸せに、という結末でした。


     18禁シーンでは夜中とはいえお屋敷のバルコニーでコトに及んだり
     言葉づかいは紳士的でもやることは大胆な伯爵さま。
     だーかーらー全く初めての女の子を最初から上にさせるのは無理ですってば(☆)


     聞くところによると、フィリップの声を担当しているのは、表名義でも変態演技のうまさに定評のある
     ベテラン声優さんだそうで、グッドエンドでこれだけ濃厚じゃあ、バッドエンドでは
     どんな凄いことになるのかと、正直楽しみというよりちょっとコワイです〜。





     4・29

     きみこむのオペラ座乙女ゲーム 「PersonA」 日記 その2。
     (タイトルつけますので、苦手な方は回避してください)


     ようやくレミィエンド1回目を迎えました。

     実はあれからレミィが熱を出して具合が悪くなりまして。
     雨やら雪やら降る中をあれだけ歩き回ればそりゃねー(笑)。


     自分のアパートで休むようにクリスが言い、
     看病してレミィの寝顔を見ながらようやく自分の恋心を確信。


     キスをして 「好き」 とささやいたら、レミィも目をあけて
     「私も同じ気持ちです」 ってキスを返してくれる・・・・・・で、フェイドアウト&エンドロールという
     18禁要素もなく、とっても優しくて綺麗な結末でした。


     あーよかった、いきなり態度が豹変したり、こわい結末が初回でなくてよかったよ。


     まだあまり耐性ないのですけど、他のプレイヤーさんの感想をネットで見ると
     登場人物が精神的に病んだり、殺されたり、監禁されたりでハードな
     結末も用意されているようです。


     しかし、よくそんなにどんどんクリアできるな〜。 テキスト量もかなりあるし
     読んでいくとかなり時間がかかりそうですが、初心者とはコツのつかみ方が
     違うんでしょうね。


     というわけで、今はラウルのルートに入ってます。
     たぶんベストエンドに近いと思うので、一途にクリスを愛するまっすぐな青年子爵さま。
     ファントムがキーッとなってるし、これからが地下のトライアングルかな。
     

     (追記)


     ラウルのグッドエンド2つ終わりました。
     ベストエンドは晴れて二人は教会で結婚式。 神父さまの言葉を待たずにキスして
     笑われる・・・というほのぼのしたラウルとクリスで締めです。


     兄のフィリップには結婚を反対されるし
     最後になって怪人にクリスをさらわれたりで大変だったけど、終始一貫して
     クリスとラブラブだったのが良かったなあ。


     ただ、ファントム派からすると怪人が単なる横恋慕の悪人で終わるのが
     ちょっと切ない。 ミュージカル版ではかつては歌を愛する心を重ねた
     恩人としての情がクリスにもありますが、このルートでは
     クリスにとっても 「催眠術で私をだましたひどい奴!」 なので、
     ファントムに対してそのへんの恩義はまったく感じてない模様。


     それはともかく、地下でのトライアングルは手に汗握る展開で、なかなか面白かったです。
     負傷したラウルを地下の檻に閉じ込め、必死で追ってきたクリスに
     (ここ、ミュージカルと反対なんですね)
     怪人が自分を受け入れるように言います。
     「私はお前を傷つけない、だから私を・・・・」


     当然拒絶されて怒るファントム。 今度は二人の絆を引き裂くため、ラウルに
     「今ここでクリスティーヌを愛していないといえば、(ラウルの)命だけは助けてやる」 と脅かすのですが
     ラウルの答えは 「生涯、愛するよ」


     「そうか。 ・・・本気で死にたいようだな」 って、ここのファントムの囁き声が怖かった〜。
     文章で読む以上に、声優さんの迫真の演技があるので
     ファントムの嫉妬や狂気がひしひし感じられます。


     結末がわからないのでドキドキしましたが、間一髪でフィリップや軍の部下たちの助けが入り
     二人とも助かりました。 ファントムへのキスで改心ということはありませんでしたが
     怪人は煙のごとく姿を消して行方知れずのまま。 という展開も
     ミュージカル版のイメージに近かったような。


     あ、そうそう18禁場面、こちらはちゃんと(☆)ありました。
     クリスとラウルが初めて同志っぽく、「すごく緊張してる」 「よかった一緒だね」 とか、
     なんとも初々しいベッドシーン。
     しかし、不慣れなのはわかるけど、初めての女の子に
     良い場所は 「もう少し上」 とか具体的に指示させるのはどうかと思います子爵様(笑)。





     4・27

     オペラ座の怪人を題材にした、乙女ゲーム 「PersonA」 届きました。
     はい、人生初のゲームが18禁です。 
     悪い大人でスミマセン(笑)。


     さっそくインストールしてみましたが、これがなかなかうまくいかず。
     あれこれ試してようやくゲームが始まりホッとひと安心。
     ですが、こういうゲームって結構ボリュームあるんですね〜。
     クリスがカルロッタに意地悪されたり、1日だけ特別講演で主役に抜擢されたものの
     そのあとばらく鳴かず飛ばずになったり。


     3時間かかって、まだひとつもエンドに到着していません。


     攻略できる登場人物はおなじみ怪人、ラウル以外には
     ラウルの兄フィリップ、支配人のリシャール、
     それからリシャールの秘書であるレミィの5人。


     今はレミィのルートに入ってるようですが、雪の中を二人で歩いて
     子犬を助けたり市場に買い物に行ったりしてるばっかりで
     クリスは恋もせず一人ぽっちのまま。


     しかも、早くファントムのルートに入ってみたいのに
     いろいろと変なことが起きて危ないからと
     クリスの楽屋を秘書室に移されちゃいました。


     18禁場面を見る仕様なら、せめてファントムかラウルをお初にしたいけど
     うむむ、どうも別の物語に誘導されそうな気がします。 
     (このレミィさん、すごく怪しい匂いがするんです☆)


     需要があるかどうかはわかりませんが、
     できれば途中経過をお届けしようと思ってはいる
     きみこむのオペラ座乙女ゲーム日記、どうなりますやら。。。





     4・24

     先週開幕した四季 「間奏曲」 幽霊役に
     われらがファントム俳優、佐野正幸さんが登場なさったそうです。


     振り返れば数年前、柳瀬大輔さんの幽霊役の白塗り扮装に
     いろんな種類の衝撃を(笑)受けたのを思い出しますが、そっかーあれを今佐野さんが。
     女の子にちょんと押されて、佐野さんならやっぱりどこか爽やかに
     ゆーらゆーら揺れてるのかしら。


     しかしオペラ座も結構キャストぎりぎりで回してる印象なのに、
     佐野さんホントにひっぱりだこだな〜。
     (高井さんは待機として、村さんはもしかしてアスペクツお稽古?) 


     「間奏曲」 はセリフが結構難解な上に
     1回しか見てないので記憶があいまいですが
     独特の空気感とリューズの可愛さが印象に残っています。
     それに前回は、内海雅智さんもご出演でしたが、ラストに良い声でちょこっとだけ歌うのが
     また、えらくもったいない焦らしプレイでしたよね(笑)。





     4・20

     久しぶりに映画館に足を運んで 「アーティスト」 を見てきました。


     舞台は1920年代から30年代にかけて。
     映画の主流がサイレントからトーキーに変わる中
     凋落するサイレント映画のスター男優・ジョージと、対照的に
     トーキー映画で脚光を浴びていく若い女優・ペピーの恋物語です。


     昔、自宅にあった古い映画雑誌に、サイレント映画のスターの写真が載っていまして
     子供の頃、ダグラス・フェアバンクスやルドルフ・ヴァレンティノの甘い色男ぶりを
     飽きずに繰り返し眺めたことを思い出しました。


     今回の主役ジョージ・ヴァレンティンには、当時の美男俳優さんの雰囲気がすごくよく出ていたな〜。
     素顔のジョージは垂れ目でよく笑い、茶目っ気のある陽気な男。
     でも序盤で 「ロシアの陰謀」 というサイレント映画を撮影する時は、眉間にしわをよせて
     極端に憂いのある表情のままパーティ会場を歩き、ダンスをします。


     サイレント時代の俳優さんたちの、やや大仰な演技を忠実に再現してる感じが素晴らしい。
     ここの撮影のオンオフの切り替えの見事さにはもう惚れぼれ☆
     恋心を抱くペピーと踊っていると、どんどん演技の膜がはがれてきて
     優しい普通の表情に戻ってしまうところも面白かった。


     妻がいる身であり、スターのジョージは簡単に 「好き」 とか気持ちを口にしないけど
     楽屋で、掛けてある自分の上着にこっそり身をすり寄せているペピーを
     見つけたときのまなざしなど、セリフがないぶん細やかな表情がとても素敵でした。


     それに、なんといっても助演男優賞ものの素晴らしい演技を見せていたのが
     ジョージの相棒であるペット犬です。
     ストーリー全体はわりに単純なメロドラマながら、このわんちゃんの演技で
     ぐっと彩りが豊かになったのではないでしょうか。
     ほかにも脇を支える運転手や映画会社の役員達の、渋い演技も光っていました。


     アカデミー賞作品賞をとって話題になったとはいえ
     モノクロ無声映画ということで地味な印象もあるのでしょうか。


     でも、個人的には同じく古い映画への想いを描いた
     「ヒューゴの不思議な発明」 よりはこちらの方が好きだったなあ。
     フレッド・アステアやジンジャー・ロジャースに代表される
     古き良きミュージカル映画へのオマージュもありますので
     舞台好き、映画好きには最後まで楽しめる作品だと思います。





     4・17

     ローカル情報でごめんなさい。
     現在、福岡市博物館では
     「輝ける皇妃 エリザベート展」 が開催されています。


     今回世界初公開になるのがシシィの星形の髪飾り。
     これは個人所蔵だそうで、ほかにもシシィが使ったアクセサリーや
     扇などを見ることができるとのこと。


     4月30日には中川晃教さんゲストでトークショーも開催されるようです。
     福岡出身で、しかも 「エリザベート」 「ルドルフ」 両方にご出演の
     井上芳雄さんに来そうなお話では?という気もしますが、
     中川さんはウイーンミュージカルつながりってことなのかも。


     博多座会員向けの小冊子 「喝采」 最新号(エリザベート号)を持参すると
     当日券1300円→1000円になる博多座会員割引もあるそうですし
     ぜひ、どこかで時間を見つけて行きたいと思っています。
     会期は6月17日まで。 詳しくは公式サイトをご覧ください。





     4・13

     先日発表された、読売映画・演劇広告賞。
     我らが 「オペラ座の怪人」 四季公演の広告が優秀賞を受賞したことを受け、
     読売のHPに受賞作品が掲載されました。


     対象は去年の12月2日版 読売新聞の朝刊カラー広告だったんですね。
     予想に反してグリーンの色合いがちょっと珍しい感じ?
     12月ということで、クリスマスカラーをイメージしてたのかなやっぱり。


     読売新聞 広告ガイドHP
     http://adv.yomiuri.co.jp/yomiuri/kksyo/engeki.php





     4・10

     やっちゃいました。 

     悩んでたけど、とうとう予約しました。
     オペラ座の怪人を題材にした乙女ゲーム 「PersonA」 です。


     旧PCだとスペックも足りないだろうと思っていたのですが
     最近新しいPCに買い換えたし、人生で1回くらい
     体験してみるのもいいかなってことで。


     もともと学生の頃からゲームにあまり興味がなかったので
     家にゲーム機の類もないし、携帯ゲームもちょこっとやってすぐ挫折した私。
     ちゃんと結末までたどりつけるのか不安ですが
     オペラ座の世界がどんな恋愛アドベンチャーに変換されてるのか
     がんばって覗いてみようと思います。


     発売予定は4月27日。 
   
     もしゴールデンウイークに更新が滞ったら、アレのせいで
     発熱したか寝込んでるんだなと察してやって下さいませ。





     4・8

     昨日からNHKで放送が始まった 「glee」 を
     録画で見ておりました。


     以前から評判は聞いていたものの見る機会がなかった
     このドラマ、のっけからミュージカルやポップス、カントリー等の
     名曲がどんどん出てきてもうワクワク☆
     個人的にはジョン・デンバーの曲がすごく懐かしかったです。
     トニー賞ノミネート経験もある、シュースター先生役の
     マシュー・モリソンさんの歌声がさすが、綺麗でした。


     それにしてもレミゼの 「オン・マイ・オウン」 はいつどこで聞いても
     メロディの美しさがきわだつな〜。
     歌っていた女の子役は、レミゼにご出演だった坂本真綾さんが
     吹き替え担当していらっしゃるそうで。


     アメリカのドラマらしく人種もそれぞれ、先生は家庭の危機に瀕しているし
     合唱部メンバーにもマイノリティ境遇の生徒がいて、
     色々な偏見や差別があからさまに描かれています。
     いじめや下品なジョークが結構キツイのは、昨今のアメリカ事情を
     反映してるのでしょうか。


     そんな中で音楽という絆がどうやって彼らを強くしていくのか。
     これから半年、じっくり楽しみたいと思います。
     週末の新しい楽しみが出来ました♪





     4・5

     昨夜の 「ライオン・キング」 途中から見ました。
     なんだかえらく泣けたな〜。
     たぶんミュージカル観劇ご無沙汰中なので
     禁断症状だと思うのですけど、改めて作品の素晴らしさも
     実感しました。


     アニメ版は数年前に1度見たきりだったのですが
     色が綺麗でやっぱり楽しい☆
     アニメならではのコミカルな動き、ちゃんと
     舞台版でやってるんだなあと感心する場面もあったりして。


     それに、スカーとの戦いに勝った後、雨が降るやや暗い画面の中を
     シンバがプライドロックに登る場面に思わずゾクゾク。
     あれは父への弔いであり、少年期の終わりであり、次の時代の幕開きを
     もたらす恵みの雨でもあるのですね。


     アニメを見たら、四季の 「ライオンキング」 がとっても恋しくなりました。
     悪役声がハマリすぎなのに動きはなぜかふわっと乙女な(笑)村スカーに
     また会いたいなー♪





     4・2

     昨夜放送されたドラマ 「SPEC 翔」 見てました。
     久しぶりのSPECワールド、楽しかったです。
     なんといっても大好きな北村一輝さん演じる
     吉川(よしかわじゃなく、きっかわ)の濃ゆいキャラクターが最高☆ 
     暴力対策課から来たせいか
     昔ながらの極道風(やや横山やすしさん調)なんだけど
     案外いい人キャラなのが可笑しい。


     ついこないだまで 「妖怪人間ベム」 で気弱で
     ほんわかしたマイホームパパ刑事を
     演じていた人とは思えません。
     この方もホント憑依型俳優さんなんですよね〜。


     前回のテレビシリーズを見てないと内容についていくのは
     難しい感じでしたが、映画への導入としてはまずまずだったんじゃないかな。
     懐かしいスペックホルダー達が再び登場する中
     個人的に一番嬉しかったのは、安田顕さん演じるウンノ先生。
     あいかわらずあの目、あの声、あの雰囲気が色っぽくてもうたまりません。
     ドラマの中でも 「ちょ、ちょっとエロいよ」 と言われてましたし、
     そういうキャラクターなんだなあと納得。


     吉川はまさかの途中退場?で残念だけど、昨日のドラマで
     映画を見に行く楽しみが増えました。
     今月は出張続きで忙しいんだけど、できるだけ早めに行くぞー☆





     3・30

     年度初めの仕事繁忙期を前に、あれこれと
     雑用を片づけております。
     新しく買ったPCもようやくインターネットには
     つながりましたが、ソフトの導入や設定はまだこれから。
     旧PCがホントに使いやすかったので、なかなか重い腰があがりません。


     ところで、久しぶりにテレビ雑誌を買って知りました。
     来週アニメ映画 「ライオンキング」 がテレビ放映されるそうです。
     四季ファンには舞台ですっかりおなじみですが、一般の皆さんには
     こちらの方がポピュラーなんだろうなあ。


     声は劇場公開版のままみたいなので
     今は亡き小林アトムさんのプンバァ登場なのですね。
     北海道公演が無事に一周年を迎えたLK、久しぶりに
     私も見てみようと思います。


        ・4月4日(水)21時〜 TBS系列
         水曜プレミアムシネマ 「ライオンキング」





     3・27

     先週末、久しぶりにお友達と舞台観劇に行ってきました。
     演目は東京の人気劇団ハイバイの 「ある女」 です。


     この作品は、OLのタカコが恋愛していた森が既婚者だと知る
     ところから始まる一種の転落劇。
     割り切れないながらも森からお金をもらい、関係を続けるうちに
     セックス教室の講師小林と出会って、森のために技術を向上させるつもりが
     いつしか売春をする流れになってしまい・・・というお話。


     あらすじを書くと暗いけど、タカコはだれかに強制されるわけでなく
     自らその道を選んでいくので結構ドライな印象です。
     性的なセリフや場面が多いのですが、コミカルで舞台的な演出で
     そのへんのバランスが、とってもよく考えられていたと思います。


     タカコを演じるのはハイバイ主宰であり作・演出の岩井秀人さん。
     カツラとブラウス、スカートで女装しているものの仕草や声はゴツイ男のまま。
     最初はすごく違和感があるのですが、脚本と演技の力で
     女性にしか見えなくなるのがスゴイ。


     悪人ではないけど愚かしい女タカコと、森や小林などウソをつく
     男達の人間模様にぐいぐい引き込まれてしまいました。
     結末は裏切りにつぐ裏切りで、タカコがえーっとビックリするような
     ひどい目にあうのですが、これって女優さんが演じていたらすごく抵抗があったかも。
     そういう意味でも男性が演じることで
     生々しさを緩和する寓話的な効果があるんだなあとつくづく感心。


     東京公演ではタカコがダブルキャストだったそうで
     そちらのバージョンも見てみたかったなあと思います。
     決して後味が良いとは言えないのですが、ムダのない構成と
     俳優さんたちの演技で、なぜか忘れられなくなる
     不思議な魅力の作品でした。





     3・23

     inロンドン版発売など、最近色々な話題を提供してくれる 「オペラ座の怪人」。
     シアターガイドさんの記事で、2010年12月に四季キャストで
     吹き替えた 「金曜ロードショー」 素材を
     収録したブルーレイ版が発売されるのを知りました。


       ・「オペラ座の怪人」 Blu-ray コレクターズエディション 
         2012年4月27日発売 (初回限定生産)
         定価6,090円 (Amazon、HMVなど発売元によって値引あり)


     テレビ放映時に一部カットされた部分については
     オリジナル英語音声もしくは日本語字幕で対応とのこと。
     四季俳優さんの追加収録とかコメンタリなどはないってことでしょうか。


     映画DVDは持ってるし、テレビ録画もあるんだけど
     高井ファントム、沼尾クリス、佐野ラウルの歌声を保存するというのは
     なかなか魅力的ですね〜♪





     3・21

     ドラマ 「相棒」 シーズン10 最終回が放送されました。
     神戸卒業のニュースからそれなりの日数がたっていたので
     ショックは少なかったけど、できればもう少し明るい卒業で
     あって欲しかったかな。


     クローンとか妊娠した女性が出てくるお話は、どうしても
     デリケートになりがちなのに、いくら必死の脅しとしても
     神戸くんに 「始末します」 なんて警察官らしからぬ言葉を
     言わせるなんて、これまでのキャラクター作りはなんだったの?という
     残念感は否めず。


     それでも特命を去るのは本人の決断かと思ったら、
     裏から手を回された強引な人事だったとなると
     殉職よりは良いけど、なんだか切ないお別れですね。


     結局、大河内監察官との関係も明らかにならなかったのは
     まだ先があるってことなのかなあ。
     制作側もどんな卒業にするか悩んだはずなので
     一応、再登場の余地を残しておきたかったということなのかも。


     で、次の相棒は誰なんでしょう?
     神戸くんがとっても魅力的なキャラクターだったので
     正直言って「意表をついた」と言われても想像がつきません。


     誰が来てもあれほどしっくりは行かなそうだし
     もういっそ、人はやめて警察犬ってのはどうでしょ。
     右京さんなら動物と会話するぐらいの特殊能力は
     ありそうだし、雄々しいシェパードを従える右京さんも
     なかなか絵にはなりそう☆

     (スミマセン、ちょっと寂しいせいで可愛い系の空想に走ってます)





     3・18

     8年ぶりにパソコンを新しく購入しました。
     思いおこせばこの 「銀色文字」 を作ろうと大晦日の夜中に
     突然思い立って、元日に買いに行ったんですよね〜。
     サイト運営もお仕事関係も含め、大した故障もなく
     よく頑張ってくれて感謝してますよマイPC。


     今も大きな問題はないのですけど、ただ年数がたつと
     スペック的に色々と難しい面もでてきて
     (動画がスムーズに見れないとか、新しいソフトのダウンロードを受け付けないとか)
     ようやく重い腰を上げたというわけでございます。


     これで色々快適・・・・・・かと思いきや、新マシンでの
     インターネット接続がまだうまくいきません。。。
     古い機種でできたものが、どうして同じメーカーなのにできないのでしょ?
     これを機に接続方法も一緒に見直しかなあ。
     せっかくの機会だし、これもひとつの勉強ってことで頑張ってみまーす☆





     3・15

     ようやく確定申告が終わってホッとひと息ついています。
     待っている書類がなかなか届かなかったりして
     今年のようにギリギリになったのは初めて。 
     あーこの開放感をぶつける観劇予定がないのが残念だな〜☆


     ところで、舞台関連の動画とニュースサイトが
     オープンしているのを知りました。
     今後はよくあるインタビューだけでなく、舞台中継とか
     実験的なイベントなんかも期待したいところです。


     舞台系動画・ニュースサイト 「エントレ」
     http://entre-news.jp/





     3・11

     日本という国、日本人の気持ちが大きく変わった大震災から1年。
     友人のセラピストさんのイベントにお手伝いで出かけておりました。
     14時46分に会場全体で黙祷を捧げ、今後の復興への
     誓いを新たにしております。


     親しい人を失った悲しみはとても1年で癒せるものではありません。
     私自身、3年9ヶ月前に伴侶を失いましたが
     正直言ってようやく少し落ちついたかなと感じられるようになったのは
     丸3年を過ぎてからです。 
     家族や知人だけでなく、住居や仕事を失った打撃は、多くの人に
     今後何年も何年も影響を残していくことでしょう。


     毎年のように台風や大雪、地震や火山噴火などの自然災害にみまわれる国、日本。
     それでも結局私たちにできることは想い合い、助け合うことしかありません。
     行動の大切さを忘れずにいたいと改めて思う1日でした。





     3・7

     11月から入院していた父の退院が今週金曜日に決まったとたん
     お見舞い客の対応や、ケアマネージャーさん等との打合せで
     バタバタしております。 体調も低空飛行のままですが
     これは季節的に仕方ないのかな。


     来週のウイーンミュージカルコンサートも、父の大学病院への
     付き添いのため残念ながら今回は断念。
     しばらくミュージカル観劇ともご無沙汰ですが、
     せめて映画やCDでエンタメ不足を補わねば。


     ところで、明日8日の21時からBSプレミアで放送される
     「世界ふれあい街歩き」 で、韓国ソウルの大学路(テハンノ)地区が
     特集されるそうです。
     ここは140もの小劇場が建ち並び、韓国では一番演劇活動が
     盛んと言われる地域。
     若いアーティストの卵たちの姿を見ることができそうです。





     3・4

     福岡は雨模様の日曜日になりました。
     私は熱は下がったもののノドの炎症が取れずにいます。
     んー明日はまた病院行きだなこりゃ。


     さてさて、シアターリーグさんの記事によれば
     第68回 読売映画・演劇広告賞で、劇団四季 「オペラ座の怪人」 が
     演劇部門の優秀賞を受賞したそうです。


     ちなみに最優秀賞は、演劇部門が「国立劇場開場45周年および10月歌舞伎公演」
     映画部門は 「コクリコ坂から」 広告とのこと。


     この賞は1年間に読売新聞東京本社版に掲載された新聞広告の中から
     優秀な作品を表彰するというものだそうで、調べてみたら
     昨年はミュージカル「モーツァルト!」も受賞していたんですね〜。


     四季のチラシやポスターを見る限り、「オペラ座の怪人は凄いらしい」のコピーとか
     オペラ座の広報デザインそのものはあまり変わってないような印象ですが、
     読売新聞広告には、新しいデザインが出たのかなあ。
     いずれ公式サイトに受賞作品が掲載されるのを、楽しみに待ちたいと思います。





     3・1

     雪が降ったり黄砂が降ったりと
     気温も大きく変動する今日のこの頃。 
     皆様いかがお過ごしでしょうか。
     私は花粉症はないはずなのですが、どうも
     今年は調子がイマイチです。
     もしかすると風邪、それとも黄砂の気管支炎かなあ。


     そんな体調の中でしたが、前もってチケットを買っていたので
     映画 「ヒューゴの不思議な発明」 を見てきました。


     公開直後なのでネタバレは避けますが、
     予告編で受けたイメージとは結構離れてるなーというのが第一印象。
     ハリーポッターみたいな冒険ファンタジーかと思ったら
     機械じかけの人形ではなく、人形を作った人物の
     人生や情熱に再び光があたる、という内容でした。


     ヒューゴはわけあって駅の時計台にひとりで隠れ住む少年。 
     亡き父親譲りの才能で、時計や機械の調整をしたりしています。
     父が亡くなる直前まで修理にかかっていたのが、博物館の屋根裏に
     放置されていた機械仕掛けの人形でした。


     人形の背中にはハート形の鍵穴があり、その鍵がないと
     最終的には動かない模様。 ヒューゴが孤児になった寂しさを
     乗り越えるために、父が残した謎を解こうとするというストーリーです。


     前半、人形が動き出すまでのテンポがあまり良くなくて
     ちょっと間延びしましたが、後半から終盤にかけては
     テーマがハッキリしてきて良かった。
     機械を修理することで人の心の傷も癒されること。
     機械はもちろん人間にも必ずそれぞれの目的があること。
     ヒューゴが終盤で叫ぶ言葉や、映画の中で登場するフィルムシーンに
     思わず胸が熱くなりました。


     正直言って、脚本には未解決が残ってるし
     これはアカデミー賞をやらないわけにはいかんよねという
     あざとさもないではないのですが、映像の美しさは十分に楽しめる作品だと思います。
     あ、そうそうジュード・ロウ氏の使い方が贅沢なんですよー奥さま☆





   2・26

   この週末、土曜日は仕事で出張。
   日曜日は確定申告の準備をしておりました。
   毎年自分と父の分両方をやってるのですが、今年は
   父が入院中なので、忙しい中資料の前準備もせねばならず
   期日に間に合うのかやや不安です。
   あー早く仕上げて映画見に行きたいな〜。


   というのも、公開中の 「ドラゴンタトゥーの女」 「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」に
   公開予定の 「戦火の馬」 「ヒューゴの不思議な発明」 「シャーロックホームズ」 など
   この春は気になる作品が一杯。 
   DVDでは味わえない臨場感や音響の醍醐味をいずれも期待しております。


   ところで、ローカル情報で恐縮ですが
   「ミス・サイゴン」 公式サイトを覗いてみたら
   9月22〜23日の日程で、北九州公演 (北九州ソレイユホール) が
   3公演追加になってました。
   来年年明けまで待たずに、カンパニーの皆さんに
   会えそうです♪





   2・23

   「オペラ座の怪人」 グッズは昔からいろいろありますが
   先日、ネットで見かけたのはファントムのマスク型をした
   パソコン用ワイヤレスのマウスです。


   実際には逆さま向けで使うのでしょうか。
   これをオフィスで使ったら、なんだか畏れ多いというか
   ちょっぴりコワイような気もするな(笑)。


   DressCircle 商品紹介ページ





   2・20

   無事に札幌出張を終えて帰ってきました。
   お天気は良かったけどさすが冬の北海道、ずっと氷点下。
   札幌駅で外に出たとたん、肺に入る空気の冷たさに
   思わず咳き込みましたよ。
   それでも氷点下4度か5度はあったかい方らしいです。


   到着した日はそのまま泊まりで2日目がお仕事本番。
   終了後、関係者の皆さんと夕食に出かけました。
   白子やラーメンサラダ、ほっけ、ジャガバター、蟹など定番の
   北海道グルメを満喫。 


   で、男性担当者さんとお話していたら
   最近九州から招いた、私も知ってる
   某ご年配経営者さんの接待の話題に。


   「2軒目でスナックに行ったんですけど、あのジイサマが
    女の子に 『護身術を教えてあげる』 とか言いながらやたら触ろうとしてですねー」

   「あらーそれは大変だったでしょう」 
   と、あいづちを打つ私に深くうなずいていらっしゃいました。

   「はい、大変でした。 

    うらやましくて。」


                              ・・・そっちなんだ(笑)。





   2・17

   この週末、また寒くなりそうな予報の福岡ですが
   私はさらに極寒の場所へ出張です。
   じつは人生初の北海道。  
   仕事で札幌へ3日間行くことになりました。


   なにしろ仙台より北には行ったことのない九州の民、
   恥ずかしながらガイドブックの 「足元の準備は万全に」 の文章に
   (・・・・どゆ意味?) と考えてしまいました。


   一応、先方の担当者さんに電話で色々ときいて
   準備はしていくのですが、最高気温が氷点下という
   未体験でどうなりますやら。
   観光をするヒマもなさそうですが、一番残念なのは
   札幌 「ライオンキング」 がスケジュールの関係で見れないこと☆


   そんなわけで、日記更新は数日お休みでございます。
   皆様もどうぞ楽しい週末を♪
   




   2・14

   お友達からメールを頂いて知りました。
   四季のオペラ座キャストに、今日付で佐野ラウル登場だそうで☆
   全くチェックしてなかったのでビックリ。


   佐野さんがラウルとして舞台に立つのは (映画吹き替えを除けば)
   2006年6月18日公演以来ですから、約5年8ヶ月ぶりですかー。
   中井さんはビーストだし、岸さんが別の舞台にキャスティングとか
   そういう突発事情なのかしら。


   ファントムをやってからラウルに戻った(?)俳優さんって
   たぶん世界的にも珍しいですよね。
   クリスにはもちろん、メグやマダムジリーにも優しくて
   若造にしては懐の深い大好きな佐野ラウル、
   久しぶりにお会いしたいです〜。





   2・11

   このところ、父の病院通いやら仕事で忙しいと
   いいつつも 「ロボジー」 「Jエドガー」 「ベルセルク」 と
   たてつづけに映画を見に行ってます。 


   ある意味癒しというか、ストレス発散してるんだろうなあ。
   なにしろ、父の病院がキャナルシティから徒歩1分。 
   これで劇団四季来てたら、大変なことになってたよ(笑)。


   ところで、映画といえば
   ご存じミュージカル映画 「ウェストサイド物語」 をフルオーケストラ付きで
   上映するイベントが、今年の9月に予定されているそうです。
   演奏は佐渡裕さんと東京フィルハーモニー交響楽団。


   残念ながら東京と大阪のみですが、こういう形式のコンサートは
   アメリカ、イギリスでもすでに開催されているんだそうです。
   映画「ウェストサイド物語」は、50周年を記念したDVDボックスも
   最近発売されましたし、ホントに長く愛される名作なんですね。





   2・7

   今日の午後、ネットニュースを見てビックリ。
   テレビドラマ 「相棒」、今シーズンで及川光博さん卒業なんですね。
   この3年でようやく相棒として信頼と絆がしっかり結ばれてきたのに
   ちょっと早すぎじゃないでしょうか。


   右京さんとはまた違うスタイリッシュな魅力に加え
   賢さや可愛いさが適度にあり、右京さんにツッコミもできる貴重な
   キャラクターなのに、もったいないなあ。


   次の相棒は男性には決定してるそうですけど、一体どなたになるのでしょう。
   うーん、個人的予想としては亀山さんに近いタイプの熱血刑事って感じかな。
   暴れん坊ぶりが手に余って特命に来たという設定で
   アクションもびしばし行けるようにする・・とか?


   それにしてもあんなに神戸くんを気に掛けていた大河内監察官との
   関係性とか、伏線をあと数回でどのくらい回収してくれるのか心底気になります。
   つらい過去を持つ大河内さんの為にも、神戸くんの卒業が
   悲しいものにならないように、それだけはお願いしたいわ〜☆





   2・5

   先週、ネットニュースでミュージカル 「レ・ミゼラブル」 映画版についての話題を
   見かけました。
   舞台版のオリジナル・キャストであるコルム・ウィルキンソン氏と
   フランシス・ラッフェルさんの映画出演が決まったそうです。


   私はあまりこちら方面をチェックしていませんでしたが、
   すでに映画版のジャン・バルジャン役にはヒュー・ジャックマン氏、ジャベール警部役に
   ラッセル・クロウ氏、エポニーヌ役にテイラー・スウィフトさん、コゼット役に
   映画 「マンマ・ミーア」 のアマンダ・セイフライドさんが決まってたのですね。


   コルムさんといえば、初演のジャンバルジャン、フランシスさんはエポニーヌだった方。
   ですが今回の映画版ではそれぞれ司教と娼婦として登場とのことで、なんだかもったいないような☆
   ちなみに映画版は12月に公開予定だそうです。日本公開はもう少し先でしょうか。
   そういえば、「ミスサイゴン」も映画化の話がありましたが、あちらはどうなったのかな〜。





   2・2

   先日、博多座で上演中の「endless SHOCK」を見てきました。


   ジャニーズ系の舞台は全く初めて。
   さぞ若い女の子ファンでごったがえしてるかなと思いましたが、
   どうも博多座会日とファンクラブ日をきっちり分けてあるようで、
   いつもの公演と変わらず、カーテンコールでも黄色い声援はほとんど聞かれませんでした。
   (もちろん冷めていたというわけではなく、大きな拍手で感謝を伝えたという意味で)



   オフブロードウェイの劇場が題材になっていると聞き、なんとなく
   「クレイジーフォーユー」 みたいなラブコメ調のものを想像していたのですが、
   結構ダークというかシリアスな展開でビックリ。


   ショーを作り、ショーを続ける上での苦悩や喜びをテーマに、
   若い俳優さんたちが本気で涙をこぼすシーンもあります。



   主役の堂本さんはもちろん、40人以上の出演者による文字通り
   身体を張った熱演、華やかな衣装と激しいアクションは素晴らしかった。
   とくに、男性陣約20人が舞台のあちこちで激しい殺陣を繰り広げるシーンは
   その早さと近さがすごくてもう胸がドキドキ☆


   危険な階段落ちやフライングなど、「そこまでしなくても・・・」というところまで
   やっちゃうのが、この舞台のサービス精神なんでしょうね。
   私は特別ジャニーズファンというわけではありませんが、

   「今こうして生の舞台を見てるってスゴイことなんだなあ」と、思わずジーン。


   「命を燃やす」


   終演後、ふと こんな言葉が胸の中に生まれた一夜でした。




   1・30

   オペラ座の怪人を題材にした乙女ゲーム 「PersonA」。
   主要キャストが発表になる等
   3月の発売に向けて動きが出ているようです。


   ・・が。
   イベントのページを見ると、なんだか脱力するな〜。
   私はゲームをほとんどやらずに過ごしてきたので
   よくわからないのですけど、これってクリスティーヌが
   ルートごとに違う男性と恋愛しちゃうわけですよね?


   しかも18禁だけあって、内容もかなり直裁的そうだし
   オペラ座の体裁はとっていても、ファントムの苦悩などは
   まったく別ものになってそうでコワイ☆


   声優さんの名前は裏というか、18禁仕様の
   別名義だそうです。 
   ファントム役の声優さんは表名義のドラマCDや吹き替えで
   聞いたことがあるし、興味はあるのですけど
   なんだか色んな意味で衝撃うけそうな気がします。


   それでもやってみる覚悟なら、オペラ座ファンとしては
   ひっくり返すためのちゃぶ台も標準装備(笑)?





   1・27

   世界的なデザイナー石岡瑛子さんの逝去を
   ネットのニュースで知りました。
   石岡さんはアカデミー賞、グラミー賞受賞者であり、
   「シルク・ド・ソレイユ」、北京五輪開会式、
   それからミュージカル 「スパイダーマン」 の
   衣装デザインでも有名な方です。


   昨年2月NHKの 「プロフェッショナル仕事の流儀」 で
   ご活躍の姿を見てわずか1年。 まさかこんなに早く
   亡くなってしまうなんて、と驚きました。


   この番組の録画は今も大事に取っておりまして、
   見直してみました。
   NYにアトリエ事務所を持ち、タフな精神力で
   スパイダーマンのコスチューム制作に
   取り組む様子はパワフルのひと言です。


   色鉛筆でデザイン画を描いているときは
   「子供のお絵かきみたいで楽しいの」 と笑い
   衣装のフィッティングでは繰り返し修正する真剣な表情に。
   「1ミリが、世界を変える」 
   「すべてのデザインには意味がある」
   いずれも石岡さんの信念を表す言葉です。


   「Timeless」 時代を超えるものを残したい。 
   あまりに早い旅立ちは残念ですが、
   石岡さんのデザイン魂はきっと今後も
   忘れがたい印象を、見る人に残していくと思います。

   ご冥福を心からお祈りいたします。





   1・24

   ただいま九州にも寒波襲来中です。 


   先週知ったのですが、人気漫画を原作に
   映画化された 「大奥」 続編が、テレビドラマ&映画化されるそうです。
   両方の作品に別の役柄で登場するのが、堺雅人さん。
   将軍役には多部未華子さんと管野美穂さんが予定されているとか。


   私は映画のあと原作マンガを読んだのですが、男女逆転しながらも
   ちゃんと実際の歴史の流れを踏まえている物語がホントに凄い作品ですね。
   たとえば有名な 「江島生島」 事件もちゃんと男女逆なのですが、
   その人物像(とくに大奥に勤める江島)のオリジナリティには感服しました☆


   テレビドラマは10月から、映画は12月に公開とのこと。
   大好きな堺さんがどんな風に1人二役を演じるのか、今から楽しみです。


   くわしくはこちら↓ シネマカフェ記事
   http://www.cinemacafe.net/news/cgi/release/2012/01/11970/





   1・21

   「オペラ座の怪人」 続編 「ラブ・ネヴァー・ダイズ」 のブルーレイ版発売を
   記念して、東京で試写会があるそうです。
   シネマカフェさんのサイトで応募が始まっている模様。
   (締め切り・・・1月末  試写会・・・2月8日)
   色々な意味で賛否両論の続編、試写会は大ツッコミ大会になったりして☆


   くわしくはこちら シネマカフェ
   http://www.cinemacafe.net/news/cgi/present/2012/01/11998/





   1・18

   東宝サイトに 「エリザベート」 製作発表記者会見の、オーディエンス募集が出ましたね。
   1月31日、月末の平日のお昼間だなんて、相変わらず勤め人には
   キビシイ日程だな〜☆


   それと、 「ミス・サイゴン」 のキャストローテーションも発表になったそうです。
   公式サイトを見て知りましたが、エレンに元四季の木村花代さんが
   決まっていたのですね。


   もう少し早かったらキムでも充分行けたと思いますが
   今の雰囲気ならやっぱりエレンかな。
   木村さんなら優しさとや可愛らしさをそなえたエレンになりそうです。
   それにしても、木村さんもいよいよ東宝ミュージカルですか。 
   「レミゼ」 への出演も今後ありうるのかなあ。


   九州では熊本のみ、しかもほぼ1年後ということで
   できれば広島か東京どちらかに行きたいのですが、予定は全く未定です。
   しかしいつどこに行っても泉見トゥイに会えると思うと、
   本気であとさき考えずに全国に出没してしまいそう☆





   1・15

   今週、久しぶりに映画館に出かけて、トム・クルーズ主演映画
   「ミッション:インポッシブル ゴーストプロトコル」 を見てきました。


   5年ぶりのシリーズ最新作です。 
   監督を変えながら4作目まで来ましたが、今回はとてもまっとうな
   アクションスパイ映画になっていたのではないでしょうか。
   次々に繰り出されるアクションと秘密道具、クレムリンにドバイにインド、アメリカと
   変わる風景も刺激的だし、お正月に見る娯楽映画としては最高に楽しめる仕上がりになっていました。
   が、個人的にはまっとうすぎてちょっぴり物足りない面もありました。


   たぶん私がオールドファンに「やりすぎ」とひんしゅくを買った、ジョン・ウー監督の
   「M:I 2」 でこの作品を好きになったヘンタイ(笑)だからだと思います。
   (あの白い鳩パタパタ〜とスローモーションは彼の美学ですよね)


   それに、イーサン・ハント個人戦でなく、チームとしての戦いになるのは
   「007」シリーズのような路線から完全にはずれる意図かもしれませんが
   その結果イーサン個人の魅力がちょっと薄れた気もします。


   シリーズ2で見せた無邪気かつ無意味な笑顔(ややバカっぽいんだけど
   そこが最高に良かった)の連発もないし、新たなロマンスもない。
   組織に切り離された孤独感も、チームの仲間がいることで悲壮感が薄まっちゃうし、
   絶対イーサン・ハントでないといけないって感じではなくなったような。
   せめてチームメンバーがもう少し強烈だったら良かったのかなあ。
   諜報員なのにメンタルが弱くてヘタレな分析官は可愛かったですけども。


   もちろんアクションに関しては文句なし。
   不死身すぎるやろ!というツッコミは置いといて、最初から最後まで
   スピーディで多種多様で楽しめます。
   とくに終盤の立体駐車場での乱闘はドキドキしましたね〜。


   しかし、最後の最後にもうひとつ不満が。
   イーサンがある人物と見つめ合うのですけど、
   あれはあんなに長く見せてはいかんのじゃないでしょうか。


   例えるなら、
   通り過ぎた残り香に振り返ると、もう誰もいない。
   でも、たしかにここにあの人がいた・・・・。
   というレベルに留めておいて欲しかった気もします。


   と、いろいろ言ってますが、40代であの肉体を保ってる
   トム・クルーズはやっぱり凄いし、次回作があれば結局見に行くんだろうなあ自分☆





   1・13

   このところ色々と話題を提供して下さってる 「オペラ座の怪人inロンドン」。
   もうすぐDVD発売ですけど、各地の映画館で上映されるスケジュールも
   随時追加されているみたいです。


   福岡でも上映館を変えて再上映されていたとは知りませんでしたが
   こういう現象があるということは、結構成績が良かったんだろうな〜。
   特典付きDVDも嬉しいけど、映画館の大スクリーンと音響効果は
   やはり格別の素晴らしさがあると思います。





   1・11

   今日はこの日記には珍しく、韓国ドラマのお話。


   大好きな声優・遊佐浩二さんが出演ということで
   レンタル開始されたばかりのドラマ 「ジャイアント」 を観てます。
   昨年韓国で放映されて視聴率40%以上の人気を誇った作品だそうで
   たしかに面白い!


   この作品は1970年から現代に至るまで、都市開発の裏側を舞台に
   親を殺され家族と引き離された青年の復讐と禁断の恋、巨額の冨をめぐる陰謀など
   さまざまな要素がからんだ骨太のサクセスストーリー。


   韓国ドラマを日頃あまり見ない理由のひとつは
   登場人物の名前が覚えにくいことなのですが、今回の主人公は覚えやすいです。
   だって名前が イ・ガンモくん。 がんもどきかgu−guガンモですよ(笑)。


   子役も脇役も皆うまいし、いわゆるイケメン中心キャストではなく
   あくまで演技派を揃えた本格ドラマという評価みたいです。
   私はレンタルで見てるのですが、明日12日(木)13時05分 から
   BSフジでも放映が始まるとか。


   60話という大長編ですが、見て決して損はしないドラマだと思います。
   ちなみに、遊佐浩二さんは悪役ボスの息子役で、冷酷非情な悪人なのにロマンチスト。
   恋人の前ではメロメロになる男で、これがまた良い声すぎてたまりません☆





   1・8

   今朝のテレビ 「題名のない音楽会」 録画を
   10回近くリピートして見てます。
   今回はアメリカの巨匠作曲家ジョン・ウィリアムズの特集でした。
   彼の作曲による映画音楽をベスト10形式で紹介していたのですが
   そのラインナップがスゴイ。


   2位以下 「シンドラーのリスト」、「ジョーズ」、「E.T.」、「ハリーポッターと賢者の石」
   「スーパーマン」、「レイダース失われたアーク」、「ジュラシックパーク」、
   「屋根の上のバイオリン弾き」、「未知との遭遇」 ときて、1位が 「スターウォーズ」。


   どれも必ず耳にしたことがある大納得の作品ばかり。
   「ジョーズ」 なんて映画全編を観たことがない人にだって、海の底から
   なにかがやってくる不気味さがしっかり伝わりますよね。


   この10本を世界中で一体何人のお客様が観たのかを考えると、ジョン・ウィリアムズ氏が
   どれほどのヒットメーカーなのかよくわかります。
   しかももうすぐ80歳という年齢で新作を発表し続けているのですから、素晴らしいのひと言。


   それにしても、フルオーケストラで聴く 「帝国のテーマ」 と 
   「スターウォーズ メインテーマ」 は良かったな〜♪
   映画音楽好きにはたまらない番組でした。


   あーまだまだ語りたい(笑)。  さて皆さんは、どの映画音楽がお好きかしら。





   1・6

   今年の夏から全国公演が予定されている 「ミス・サイゴン」。
   公式サイトを覗いたら、全国公演日程が掲載されていました。


   7月1日の東京を皮切りに、広島、名古屋、山梨ときて再び東京と仙台。
   その後、3ヶ月のブランクをはさんで12月から静岡、大阪。
   2013年初頭に熊本、長野、岩手で千秋楽というのが大まかな流れみたいです。


   んーと、九州は熊本オンリーですか? 
   もちろん来て下さるだけでも、ありがたいのですけど
   東宝製作で博多座はもちろん、キャナルシティ劇場も北九州芸術劇場も
   あるのにちょっと意外でした。
   でも劇場未定の場所もあるみたいですし、まだ追加の
   可能性はあるのかな。


   今回のツアーは簡易版ということで、ヘリコプターなどの大型セットはないと
   思いますが、あのドラマティックな展開と音楽の素晴らしさは必見・必聴なので
   未見の方、お近くの方はぜひぜひご検討下さいませ。
   あー私も早く大好きな泉見トゥイに会いに行きたいなー☆


   「ミス・サイゴン」公式サイトはこちら
   http://www.tohostage.com/miss_saigon/index.html





   1・3

   お正月休み、皆様いかがお過ごしでしょうか。
   私は元日の夜はドラマ 「相棒」 を見ておりましたが
   今回とっても面白かったです。


   斎藤工さんは「ゲゲゲの女房」で知った俳優さんですが
   顔だちが端正なだけでなく、秘めた想いとかちょっと脆さを
   含んでる表情が綺麗で良かった。 
   斎藤さんは身長180センチ超、モデル出身でミュージカル経験もあるそうですし、
   舞台にももっと来て下さらないかなあ。


   ドラマ本編は、右京さんと神戸くんがほとんど別行動になりましたが
   神戸くんが必死で残した手がかりを、右京さんが確実に
   拾っていってくれるという展開に、二人の絆が感じられましたね。
   冒頭の正月飾りの伏線がちゃんと回収されていくところは
   おーなるほどーって感じ。


   芹沢刑事が撃たれて半泣きになる伊丹刑事たちや
   角田課長、米沢さんらの連携など、それぞれのキャラクターに
   ちゃんと見せ場があって、長い放送時間も
   あまり長く感じませんでした。
   ただ、撃たれて丸1日もたってない芹沢刑事が
   えらく元気そうに恋人と写真を撮ってるのはやや無理が
   あるかなという気もしたけど、これも寂しい伊丹先輩への
   愛ゆえ(笑)でしょうか。


   で、最後にウケてしまったのがやはり大河内監察官。
   本心はきっと心配でたまらなかったはずなのに、
   むっつり、しかめ顔のままで、剣道の手合わせについて
   電話で話すあのヤセ我慢ぶり☆


   太田愛さんの脚本は必要以上に人が死なないし、刑事ドラマとしては
   甘めかもしれませんが、登場人物への
   愛情が感じられて個人的には好きです。
   太田さん、きっと神戸くんが一番のお気に入りだよね♪



   さて話かわって。
   「徹子の部屋」 に市村正親さんと鹿賀丈史さんがご出演だそうです。
   たぶん 「ラ・カージュ・オ・フォール」 の宣伝がメインかな。
   四季関連のいきさつは他の番組でも聞いたことがありますが
   このお二人はとにかく仲がよくて、トークも息ぴったりで面白いんですよね。


    ・1月5日(木)13時20分〜
     テレビ朝日系列 「徹子の部屋」





   1・1

   新年あけましておめでとうございます。


   今年は時間的にも精神的にも
   お雑煮を作る余裕がありませんでしたが、
   姉が作って兄が届けてくれたので、おかげさまで
   母と二人お雑煮とおせち料理を頂くことができました。
   色々な支えがホントにありがたいことです。


   ところで、四季公式サイトで「オペラ座の怪人」東京公演の延長と
   イベントが発表されていますね。
   延長は予想の範囲内ですけど、イベントタイトルが
   「ファントム・トーク・シアター」 に 「ファントム・メモリアル・デー」 、
   「ファントム・ミュージカル・アカデミー」 って、妙にファントム連呼ですな〜。


   これだけ押してくるからにはファントム俳優さんも出るんだよね? 
   というファン心理をついた四季さんのトラップなんだろうかコレ(笑)。


   さて2012年はどんな年になるのでしょう。


   今年も変わらず 「愛と小ネタあふれるファンサイト」 をめざして精進いたしますので
   どうぞよろしくお願い申し上げます☆