きみこむ日記                                         銀色文字トップに 戻る
   2011年7月〜12月                                  さらに過去の日記は こちら


  ※各アドレスの紹介について、このページは過去ログのため直接リンクは 
   切ってあります。 ご了承下さいませ。



   12・31

   今年最後の日記は、恒例の個人的ランキングです。


   映画館に足を運んで見たのは、ライブビューイングやゲキ×シネ含めて16本。
   生の舞台も16本でした。 
   オペラ座関連は「inロンドン」、四季版を京都と東京で1回ずつ。
   震災ははもちろん、プライベートな事情もあって劇場に行く機会は
   減りましたが、それでもどうにか東京2回京都1回の遠征を
   実現できたのは、ありがたいことでした。


   まずは劇場公開映画のベスト3。

   1位  ハリー・ポッターと死の秘宝・・・シリーズ最終作にふさわしい迫力でした。
         スネイプ先生の最期に涙。。でも、ラストのハリー達にはちょっとビックリしたなあ。

   2位  ステキな金縛り・・・中井貴一さん演じる検察官がマジックでピンポン球を口から出してみせる場面、
         本編の流れを止めるほど、いくつもいくつも出てくるので
         前方の観客席から 「・・・なんでそこまで?」 ってスクリーンに向かってツッコミが。
         場面よりもその素朴なお茶の間感覚に、思わず客席大笑いってこともありましたっけ。
         三谷作品は劇場で客席一体となって笑うのが、一番正しい見方だと思います。

   3位  グリーン・ホーネット・・・アメコミ出身映画は色々ありますが、これはまさにB級の楽しさ。
         同じお金持ちヒーローなのに、バットマンのような悲哀とか
         アイアンマンみたいな高い志は全くありません。
         主演のセス・ローゲンがコメディアン出身ということもあるのでしょう。
         助手 (昔ブルース・リーが演じたカトー) の有能さのみに助けられてる
         いい加減でわがままで、下品なガキ大将みたいなヒーローです。
         でも、凸凹コンビのコミカルなアクションバディものとしてとらえれば、
         悪役もどこかとぼけてるし、楽しめる映画でした。
         カトー役のジェイ・チョウがまたお肌すべすべ、高校生みたいで可愛かったな〜。


   次点は「ブラック・スワン」 と 「相棒 劇場版U」。

   今年は残念ながら映画館に4回通った昨年の 「瞳の奥の秘密」 みたいな
   個人的大ヒット作はありませんでしたが、バラエティに富んだ作品が多かったような気がします。



   続いてはミュージカルと演劇から。


   1位 ウィキッド(福岡)・・・福岡公演は3回行って演目の魅力を再確認しました。
        長期連投のキャストも多かったけど、イベントもありましたし堪能させて頂きました。

   2位 風をむすんで(東京)・・・東京で思い立って当日券で行きました。中川さんはもちろん
        藤岡さんのコミカルな演技が最高でした☆ 

   3位 三銃士(博多座)・・・豪華なキャスト陣がそのまま博多に来てくれました。吉野さんのケガで
        急なキャスト変更があったりして裏は大変だったと思います。
        勢いと愛嬌のある演技が楽しい作品でした。 
        トークも別料金で有料にできるレベルでしたよねあれは(笑)。


   次点は、「オペラ座の怪人 inロンドン」。 25周年の節目に日本中の劇場で
   これを見ることができる幸せに感謝でございます。


   今年のオペラ座ファンの大ニュースは、約5年ぶりの新ファントム登場でしょうか。
   パンフレットには今井さんのお名前もあるそうなので、こちらも期待大です。
   あと、 「ジーザス・クライスト=スーパースター」 に、ついに芝ジーザスが降臨なさいましたし
   吉原光夫さんがジャン・バルジャンに抜擢された新生 「レ・ミゼラブル」 も
   話題になりましたね。


   ふりかえれば、震災の影響で上演が中止になった舞台やイベントが沢山あり、
   エンタメ分野も、これまでのスタンスを考え直さざるを得ない1年だったと思います。


   それでも、これだけ映像コンテンツが多様化してる中で視聴率40%のテレビドラマが
   飛び出したりするのを見ると、良質な作品はいつも求められているんだなと感じます。


   2012年、ファントム様はまだしばらく東京在住でしょうし、東宝では 「エリザベート」 「ルドルフ」 など
   新キャストを迎えた再演が続くようですね。 「ウイーンミュージカル・コンサート」 も楽しみ♪
   

   石丸さんがいらっしゃらない 「壁抜け男」 はどうなるのかなあとか
   元四季の濱田めぐみさんのご活躍などあれこれ気になりつつも、来年は
   平和で穏やかな年でありますようにと願わずにいられません。



   行く年に惜別と感謝を、来る年に希望をこめて。



   では皆さま、どうぞ良いお年をお迎え下さいませ(^^)。





   12・27

   今日は早めの仕事納めで、私も冬休みに入りました。
   さて大掃除・・・・・は、忙しいのを理由にそのへんに置いといて(笑)
   楽しみなのは、大晦日の 「東急ジルベスターコンサート」。


   テレビ東京さんのサイトによると、テレビ放映のある
   2部で井上芳雄さんが 「ウェストサイド物語」 から
   「トゥナイト」 と 「マリア」 を歌って下さるようです。
   テレビ雑誌には井上さんが司会を担当されるという記事も
   出ていました。


   年越しのラヴェル 「ボレロ」 も楽しみだけど、やっぱりファンとしては
   ミュージカル俳優さんと年越しを一緒にできるのが嬉しいですね♪





   12・24

   全国的に雪模様のクリスマスイブ、皆様いかがお過ごしでしょうか。
   うちは今年私と母の二人だけなので、ショートケーキを買うことにしました。
   白い生クリームとチョコケーキどちらがいい?と聞いたら、母の答えは 「両方」。
   あーまーそうだよね☆


   さてさて、あっという間に千秋楽当日になってしまいましたが
   「ダンス・オブ・ヴァンパイア」 観劇のお話です。
   私が観たのは浦井アルフレート、知念サラ、新上さんの日でした。


   雪の中で始まる音楽、アルフレートと教授が登場して
   タイトル文字が赤と青に変わる大画面を見たら、もう胸が一杯になって
   最初から思わず涙。。。


   振り返ればV観劇は約2年前の博多座以来ですが、浦井アルフは
   博多でのご出演はなかったので、ホントにお久しぶり。
   浦井さんは手足が長いしメイクが映えて相変わらず綺麗な俳優さんです。
   しかし、ふにゃふにゃぶりがやや挙動不審な浦井アルフ君、スポンジを頼まれる
   「風呂場だね」 あたりで、知念さんがちょっと笑ってましたよね。


   以前見た浦井アルフは、市村さんとの共演に緊張してたのかもしれませんが
   石川教授との組合せだと、回数も重ねてかなりリラックスしてるのかな。
   アドリブがかなり多くなってる印象を受けました。 アドリブって楽しいけど
   やりすぎるとくどくなっちゃうし、加減が難しいなあ。


   知念さんは 「ミス・サイゴン」でも 「ルドルフ・ザ・ラストキス」 でも思いましたが
   すごく丁寧に役柄に向き合っている印象があります。
   ブリッコ的でない可愛さに加えて、優しさと上品さがあるのが魅力でしょうか。


   ところで舞踏会のドレス、デザインが変わりました? チェック柄というのは
   カジュアルすぎて演目の雰囲気にはそぐわないような気もするのですが
   もしかして今流行の大人数アイドル仕様?(笑)。


   今回、新キャストとして大注目だったのがヘルベルトの馬場さん。
   吉野ヘルベルトが西洋風耽美派とすれば、馬場ヘルベルトは
   和風美形おネェ派。 すごく綺麗だけどあんがい気さくで、話してみれば
   良いヤツかもという雰囲気の美青年です。


   初登場シーンで、アルフと嬉しそうにおしゃべりしたりしてますが
   あのへんは演出が変わったのでしょうか。
   コメディとはいえ、テイストとしては一応ホラーですから、
   できればあまり最初から獲物に親しくしないで欲しかったな〜。


   お風呂でアルフが襲われるシーンも結構振付が変わってました。
   衣装が黒いスリップになってましたが、あれだと女装趣味があるみたい。
   以前のようなブラウスシャツとあくまで男モノのTバックの方が
   男性っぽさが残って良かったような気がします。
   馬場さんは声がとても良い方ですし、次はまた別な役がらで
   見てみたいと思いました。


   新シャガールと新マグダのお二人は、パンチのきいた歌い方で
   とっても新鮮でした。 片田舎のオヤジさんとしてはちょっとイイ男すぎるというか
   素朴さには欠けるけど、この演目のロックっぽい音楽にはああいう声がピッタリかも。


   石川さん、駒田さん、阿知波さんはいつもながらの高値安定。
   悪夢のアルフの化身は東山さんですよね。
   この方エリザなどで何年も見ていますが、変わらないしなやかな動きと
   端正で切なげな表情は、ホントにエロティックでたまりません。
   松澤さんの「悪夢」ボイスも健在で嬉しかったな〜。


   そして楽しみにしておりましたクロロック伯爵。
   ホントこの役は外見といい歌の性質といい山口さんにピッタリですね。
   上背のある黒マント姿、囁きを含んだ甘い歌声からパワフルなロングトーンまで
   サラやアルフを誘惑する、悪ーい大人の魅力に満ちあふれています。


   で、個人的な今回一番のサプライズは1幕の前半にありました。
   通路から伯爵が初登場して、「神は死んだ」 を歌いながら上手へ移動。
   歌い終わったら奈落へセリ下がり・・・かと思ったら、そのまま客席の階段へ。
   (へぇー帰りも通路を使うように変更されたんだー)
   と、思いながら見ていると、客席に降りてきた伯爵さまが表情も変えず
   たまたま通路席に座っていた私の真ん前へ。


   (??たたた立ち止まった〜???)


   時間がなくて今回ブログチェック等をしていなかった私は
   伯爵がピンスポットで立ち止まってお客を見下ろす、という
   新演出をまったく知りませんで☆


   内心驚きまくっていた私にはずいぶん長く感じられましたが、
   実際はたぶん数秒間だったんだと思います。
   伯爵様は、全然意味がわからずポカンとしてる九州の民草を
   しばし見下ろしてから、また悠然とお城に帰って行かれました。


   いやー心臓には悪かったですけど、バースデー観劇に
   思いがけないプレゼントを頂いたと、ありがたく記憶にとどめておきたいと思います。
   クロロック伯爵に魅入られるサラの気持ちをちょっぴり味わえる、貴重な体験でした。


   今日はクリスマスイブ。
   千秋楽もきっと雪ふぶきが華やかに舞ったことでしょうね。


   レミゼやエリザベートとはまた違う魅力にあふれた
   ミュージカル 「ダンス・オブ・ヴァンパイア」 に、また会える日を
   楽しみにしております。

   素晴らしい舞台を、ありがとうございました♪





   12・22

   遠征話の途中ですが、お友達からメールを頂いたので取り急ぎ☆


   東宝サイトで 「エリザベート」 「ルドルフ」 の新キャストが発表になったそうですね。
   うわートートにマテ・カマラスさんが登場ですか〜。 
   「ファントム」 にルカスさんが出演なさった時のことを思い出しますけど
   やっぱり日本語で歌うんだろうなあ。
   (そうでないと初見のお客様には???ですものね)


   以前ウイーン版のDVDで見たマテさんのトートは、かなり気性の激しい
   青年という印象でしたが、日本人キャストの中でどんな
   トート像を造り出して見せてくださるのか、地方公演へのご出演は
   あるのかどうかも含めてかなり気になります。


   「ルドルフ」の方は、井上さん以外は総入れ替えという感じのキャストになりました。
   個人的には耽美な雰囲気を盛り上げた岡ターフェと
   知念ステファニーがいないのはちょっぴり残念ですが
   元四季の吉沢さんら新キャストへの期待も高まるところです。
   こうなってみると初演メンバーでのCD、ホント作って欲しかったな〜☆





   12・18

   今回の東京遠征、最初の観劇は電通四季・海劇場でのオペラ座です。
   東京自体は今年6月にも来ましたが、海劇場は何年ぶりでしょう。 
   約2年の東京公演中、ほぼ月イチペースで通ったのが
   夢のようでもあります。 いや今となっては夢でしたホント(笑)。


   東京公演の楽しみは、なんといっても生オケ。
   指揮の吉住さんは前回の東京公演でも拝見してる方ですが
   今回は前方席だったので、指揮姿がよく見えました。
   ほっそりした左手の繊細な動き、眼鏡の知的なルックスで
   ひそかに大好きなマエストロです♪


   さてさて本編。
   高井ファントムは1週間のお休みがあったこともあってか
   美声の歌も怒鳴り声も元気一杯。 
   あいかわらず苫田クリスだと独占欲も一杯ですね(笑)。
   先日のオペラ座 「inロンドン」 の印象がまだ残っているので
   色々と思い出しながら見ておりました。


   ムッシューフィルマンの平良さんは個人的に初めてですが
   渋いバリトンが素敵なオジサマですな〜。
   演技は青木フィルマンのような茶目っ気とか柔軟性は
   これからなんだと思いますが、増田アンドレとの声のバランスも良いし
   今後に期待大☆って感じです。
   支配人コンビはシリアスな物語の中にあって、コミカル担当ですので
   そのへんの演技配分は難しそう。


   しっかしこうして見るとオペラ座って、支配人からレイエさんにブケーまで
   主要男性の平均年齢高いなあ。
   はっきり青年だとわかるのはラウル子爵ぐらいですよね。
   (あ、もしかするとピアンジも・・でしょうか☆)


   デビュー以来、登板回数を順調に伸ばしている中井ラウル。
   ロングランで大変かと思いますが、熱血子爵さまを元気に演じていらっしゃいました。
   京都公演でも思ったのですけど、中井さんのラウルって良い意味でナチュラルですね。
   過去に見た舞台を思い出すと、特権階級らしさを出すために
   高貴というかやや傲慢な雰囲気をかもしだすパターンもあったように思うのですが
   中井ラウルにはそういう感じはあまりないような。


   でもワールドツアーで見た海外ラウル俳優さんが、結構高慢な人物像だったので
   ファントムとの対比を際だたせるため、もしくは昔の貴族らしさの表現としては
   そちらが正しいのかもしれません。 
   ラウル俳優のどなただったか、「子爵としての振るまいを身につけるため
   背中に長い定規を入れていた」 という話をしていらっしゃましたっけ。


   それはともかくとして、中井ラウルのナチュラルぶりが光ったのはオペラ座の屋上。  
   これたぶん苫田クリスの演技ゆえもあると思うのですが
   なんか今回とびっきりラブラブモードでした☆
   キスの後、クリスがぴょんって飛び跳ねるように可愛く抱きつくもんだから
   思わず余計回っちゃったよ俺ーって感じ(笑)。


   こうなると高井ファントムの執着ぶりも健在なので、三角関係としては上等ですよ。
   攻撃的な 「お前たち二人に 宣戦布告だ!!!」 に心の底から共感しました☆


   熱の入った本編が終わった後のカーテンコール。
   1階後方はかなりの数の高校生団体が入っておりまして
   ちょっと拍手のボリュームが足りず。 3人で幕の隙間から出てくるパターンは
   ありませんでした。 でも、個人的には生オケと濃いバトルが
   堪能できて大満足です。 やっぱりオペラ座の音楽は良いな〜♪ 


   と、幾分オペラ座熱でフワフワしながら1日目を終えたのです、が。
   さらなるビックリは、翌日の 「ダンス・オブ・ヴァンパイア」 観劇で待っていたのです。


   (すみません、続きはまた後ほど。)



   「オペラ座の怪人」 東京公演 12月14日(水)マチネ

   当日のキャスト

   オペラ座の怪人 高井治  クリスティーヌ 苫田亜沙子  ラウル子爵 中井智彦
   メグ・ジリー 西田ゆりあ  カルロッタ 種子島美樹  マダム・ジリー 横山幸江
   ムッシューアンドレ 増田守人  ムッシューフィルマン 平良交一
   ピアンジ 半場俊一郎  ムッシューレイエ 田代隆秀  ムッシュールフェーブル 深見正博
   ブケー 佐藤圭一

   オーケストラ指揮 吉住典洋





   12・15

   仕事関係の用事も兼ね、どうにか段取りをつけて
   一泊で東京に行ってきました。
   観劇は 「オペラ座の怪人」 と 「ダンス・オブ・ヴァンパイア」。


   家の状況もあり、ホントは迷ったのですけど
   もう数ヶ月前から決まっていた用事だし
   父はリハビリ段階に入ったのを幸い、母のことも
   姉に一晩頼むことにいたしまして。


   たまたま誕生日と重なっていたのですが
   いやーこの抱き合わせは濃い〜☆ 


   両方とも重厚かつ官能的な演目で
   忘れられないバースデー観劇になりました。
   のちほど日記で感想を書かせて頂きたいと思います。





   12・11

   毎日忙しくて、テレビドラマがなかなか見れません。
   かなり低レベルな悩みではありますが、ホントです。
   「家政婦のミタ」 「11人もいる!」 「相棒」 「妖怪人間ベム」
   もう録画がたまるたまる☆


   映画も 「三銃士」 や 「マネーボール」 等色々チェックはしてたけど
   オペラ座に行くのが精一杯だったなあ。
   舞台も 「ロッキーホラーショー」 が年明けに福岡公演なのですが
   こちらもちょっと無理そう。


   それでも、来年1月に公開される映画 「J・エドガー」 は
   ぜひ見たい!と意気込んでいます。
   アメリカFBIの初代長官になった実在の人物ジョン・エドガー・フーヴァーを
   描いた作品でクリント・イーストウッド監督の作となれば、個人的には大注目。


   歴代大統領の個人的な情報をファイリングしていたため
   だれも彼には手を出せず、長く権力の座に君臨したものの
   自らの私生活は謎に包まれたままの 「怪物」 フーヴァーを
   イーストウッド監督がどんな風に描き出しているのか
   今からとっても楽しみです♪





   12・7

   「オペラ座の怪人 25周年記念公演 inロンドン」 話の続き。

   2幕は通常よりも3倍ぐらい人がいる豪華なマスカレードからスタート。
   通常の舞台とはセットや映像の使い方がかなり変更されていますが
   演技面でも屋上でクリスが座り込んで泣いていたり
   小さいところがちょこちょこ四季版と違ってて面白いな〜。


   いよいよ盛り上がる2幕の終盤。
   クリスにキスされて、ラウルの首の紐を切る前にファントムが
   新しいキャンドルにオルガン側から火を移すという動作が
   あって、ちょっと新鮮でした。


   クリスとラウルが去るのにボートは使わず、下手側の階段へと
   二人を追い立てるファントム。 
   立派なガタイなのに、階段に座り込んで泣いてるのがなんだか
   可愛いというか可哀想というか、ほろりときてしまいます。


   でもその後一番ビックリしたのは、指輪を返しにきて涙ぐみながら
   彼の手にくちづけるクリスですよ。
   このクリスは完全にファントム寄りなんですね〜。



   さてカーテンコールに続いては、ロイド・ウェバー氏や関係者が登場。
   歴代(現役含む)ファントム俳優さんとサラ・ブライトマンさんによる
   ナンバーがとても盛り上がりました。


   海外ファントム俳優さんにはあまり詳しくないので、見ている時には
   どれがどなたか、よくわかりませんでしたが、結構なご年配(に見える方)でも
   素晴らしい声量で聞かせて下さるのはさすがのひと言。
   根っからのオジサマ好きとしては、若々しい青年ファントムよりも
   色気とオーラで断然こっちの方がアリ!って感じでした☆
   歌の披露はなかったけど、初演ファントムであるマイケル・クロフォード氏の
   お顔も見ることができて嬉しかったです。


   そんなこんなでたっぷり3時間、素晴らしい時間ではありましたが、
   あえて苦言を呈するなら、地元でロングランを続けてる
   本編と内容があまり変わらないってのは、「25周年記念」 という特別な
   イベントとしてはやや物足りなかったかな。


   歴代ファントムやサラ・ブライトマンさんが顔を見せたように
   25年の歩みみたいなものが、ファンには期待されていたんじゃ
   ないかなあという気もします。


   もしかしたら記念DVDボックスでそのへんは網羅されているかもしれないし
   過去キャストを連れてくるのは、あれが限度かもしれないのですけども。
   それでも映像として残ってるものがあるでしょうし、
   なにしろロイド・ウェバー氏が目の前にいるんだから、もっと大胆な
   イベントが可能だったんじゃないかと、私のような欲の深いファン(笑)は
   思ってみたりするわけです。


   とまあ、好き勝手に書きましたが
   DVDボックスが発売されるのにもかかわらず、映画館でこれを
   公開して下さった企画者の皆さんには、ホントに感謝してます。
   関東地区では四季版効果もあってか、再上映も実施されているとか。


   25年の年月を経てもなお、輝きを失わない 「オペラ座の怪人」 が
   これからも世界中のファンに愛されていくことを祈ってやみません。


   いずれ 「エリザベート」 みたいに、日本を含め世界中の
   ファントム俳優さんが一堂に会する機会があれば嬉しいなあ♪

   (・・・と、やっぱり最後まで夢をあきらめきれないオペラ座ファンでした・笑)





   12・3

   昨日、「オペラ座の怪人 25周年記念公演 inロンドン」 を
   上映最終日に見てきました。
   ぎりぎりまで行けないかもと思ってた上、開演直前に
   父の転院のことで病院と電話打合せをしたりしてホントに
   バタバタでしたが滑り込みで行けて良かった☆


   内容は皆さまご存じの通り、舞台本編をほぼそのまま
   ホールで上演してみせるという趣向です。
   ちゃんとオークションから始まり、オーヴァチュアが流れたら
   久々のオペラ座に胸が一杯になって泣けたな〜。。。


   シャンデリア落下なしとか、象不在とか
   細かい部分はいくつか変更されていますが
   そのぶん(?)アンサンブルさん増量で、歌も人数もボリュームたっぷり。
   「マスカレード」 でお猿さん部隊が3組いたのには
   (いくらなんでも増やしすぎ) と笑ってしまいました。


   私は海外ファントムといえば、ソウルで見たワールドツアーの
   ブラッド・リトル氏しか知りませんが、今回のラミン・カリムルー氏の
   ファントムは威勢の良いパワーボイスが印象的でした。
   地下でクリスに命令する 「歌え!」 「私のために!」 で
   手を振りまわしながらがんがん怒鳴ってるし、熱血指導ぶりが
   松岡修造先生みたいでちょっと可愛い(笑)。


   映像だと顔のアップショットが見られるので、クリスティーヌ役・シエラさんの
   演技の細やかさがわかって大変良かったです。
   たとえば1幕の地下、「Music of the night」 で
   ファントムの歌声に包みこまれ、高められ、惑乱されていく場面。


   四季版では催眠術でクリスがずっとうとうとしてるような印象だけど
   あれって、ホントはもっとセクシュアルな暗示が強いんだなあ。


   「静かに ひろがる闇」 から囁くように始まった曲が
   色とりどりの声を響かせながら進んでいって。
   「心の おもむくままーー!」 のラストで盛り上がった瞬間
   クリスが衝撃を受けたように身体を震わせ、ノドをのけぞらせて
   目を閉じるというのは、一種の絶頂感を表しているわけですね。
   その直後 羽交い締めシーンになって、背後のファントムに寄りかかり
   はぁとため息をつく演技は完全に 「手の中に堕ちた」 って感じ。


   クリスが現実の肉体ではなく、音楽とファントムの声に
   魂まで抱かれている流れとして、あの羽交い締め動作の
   意味が初めて腑に落ちました。(あくまで個人的な見解です)


   これはラウルには絶対与えることができない
   喜びなわけだし、音楽の道に生きる人間としてあれを体験したら
   殺人犯だと知っても、そりゃあ簡単には逃れられないよねえ精神的に。


   だからこそ、ファントム自身も彼女の実際の身体にはなかなか触れなくて
   キスいっこでメロメロになるという終盤のヘタレぶりが際だつのではないでしょうか。
   (そう考えると二人の間に現実の子供が・・・という続編の設定は
    やっぱり無理があると思う☆)


   と、1幕だけでなんだか長くなっちゃいました。
   続きはまた後日、書かせていただきます。




   11・29

   NHK 「歌謡チャリティコンサート」 を見ながら書いています。
   五輪真弓さん久しぶりに拝見しましたが、「鳥になれ 大らかに」 の
   声の伸びやかさは変わらず。 独特のオーラがありますね〜。
   次々に歌手の皆さんが色んな歌を披露して下さるこういう番組
   飽きがこなくてとっても楽しい♪


   さてさて、すっかり忘れていましたが(スミマセン)
   帝劇 「ダンス・オブ・ヴァンパイア」 開幕おめでとうございます。
   聞くところによると演出の変更もあるようで、新キャスト含め
   かなり気になるなあ。


   私も一応12月のチケットを持ってはいるのですが
   家の用事しだいってことで、予定は未定であります。 ふー。





   11・24

   さすがに寒くなってきました。
   あわててロングコートを引っ張りだしたりしております。
   ここ数日、うちの父の体調不良で手術だ入院だと
   バタバタしておりました。


   母も高齢者ですし、なんだかんだと手を取りますが
   こういう時にフリーランスで時間の自由がきくのは
   せめてありがたいものです。
   それに、知人友人、姉や兄の温かい支えがあってこそ
   日頃の平穏な生活があるんだなあとつくづく思ったり。


   先日見た地元の小劇団系のお芝居は
   10代20代30代の女性が3人で恋や仕事の悩みを語るという内容でした。
   小池徹平くんステキー☆とか言っているあたりから始まって
   学生の彼氏と社会人の彼女で亀裂が生じたり
   彼氏の部屋から出てきた知らない女性とのプリクラに激怒したり
   ずっと独身かもしれないから、自分磨きに精を出そうかと悩んだり。


   女優さんの熱演もあってとても面白かったのですが、帰り道に友人と話した感想は
   「40代以降の悩みは、あんな可愛いもんじゃないよねー(笑)」


   たしかに自分自身のことだけじゃなく、家族はもちろん
   義理の親戚やコミュニティにいたるまで
   仕事以外の人間関係もあるし、親の介護に
   子供の進学就職、自分の健康問題や金銭面の問題など
   まあ悩みもバラエティに富んでいくものですね。


   私自身、こうして実際に両親の看護や介護を
   真剣に考える年令になると、しかし改めて
   好きなモノとか好きな人とのひとときって大事だなあと痛感します。
   以前に比べて長い時間は難しくなったけど、ミュージカル音楽に触れる瞬間は
   やっぱり本来の自分自身でいられるし
   観劇友達と俳優さんや演目話をする楽しさは、
   以前以上にきらめきを増したような気もします。


   医療機関やデイサービス施設等で沢山のお年寄りを見ると
   「人間の活動期ってあんがい短いものなんだ」と感じますが
   だからこそ、好きなものに自分からふれられる幸せを大切にしたい。

   このサイトを通じて得た多くの出会いにも、改めて
   心から感謝の気持ちで一杯です。


   ・・・というわけで、うちの父についてはどうぞご心配なく。
   いつでも 「愛と小ネタあふれるファンサイト」 精神は健在です♪

   (それに自分がいくつであっても小池徹平くんは確かに可愛いよね・笑)





   11・20

   中日×ホークス戦の中継を見ながら書いています。
   8年間ずっと待っていました。 
   日本一おめでとう☆
   7戦目までもつれこみ、どちらが勝っても不思議はない
   まさに実力伯仲の日本シリーズでした。


   ペナントレース1位になっても、新ルールの壁にはばまれ
   日本シリーズになかなか出られなかったホークス。
   やっとつかんだ日本一に、いつも忍耐強い表情が多い
   秋山監督のこらえきれないような涙に、私も思わずうるうる。。。


   8年前の夜、ホークス戦の試合中に
   帰宅していたら、近所の家の窓から
   「ぱっこん ぱっこん」 と、メガホンの音が
   聞こえて微笑ましく感じたのを思い出します。


   ソフトバンクホークスの皆さん、
   地元に帰ってきて日本一を決めてくれてありがとう。
   今夜はゆっくり勝利の余韻にひたりたいと思います。
 
   (そして、明日からはセール三昧ダ!笑)





   11・18

   クリスマスソングが街に流れ、少しずつ年末気分が近くなる11月。
   大晦日の恒例 「東急 ジルベスターコンサート」に
   井上芳雄さんが出演されることを知りました。


   このコンサート、2部形式のうち後半はテレビで放映され
   年越しの瞬間にフィナーレを目指すオーケストラ生演奏が有名ですね。
   今年は 「ボレロ」 で挑戦することが決定しているとか。


   井上さんのご出演は前半のみかなあ。
   ちょこっとだけでもテレビ出演があると嬉しいのですが☆



 

   11・15

   ミュージカルファン・サイトではあまり需要なさそうな話かも・・で、ごめんなさい。
   週末、アニメ 「TIGER&BUNNY」 の映画館ライブビューイング・イベントに行って来ました。
   まさかこの年になってアニメイベントに参加するとは思いませんでしたが
   大好きな声優の遊佐浩二さんを見たい!という誘惑に負けまして(笑)。


   結果、行ってみて大正解☆ とっても良かったです。
   今は四季の舞台もイベントも福岡では見られないし、こういう生の熱気とか
   ファンの盛り上がりみたいなものに飢えてたのかなあ自分。


   さてこのイベント、本舞台が神奈川でありまして同時中継という形で
   全国100カ所以上の映画館で見ることができました。
   ライブビューイングとしては史上最高の上映数と動員数だったそうです。


   私が観たのは夜の部。 博多駅のT−ジョイだったのですが
   公式パンフレットは一人2冊までという制限があったにもかかわらず
   開幕40分前には完売。 1スクリーンかと思ったら2会場使ってたので
   予想以上の人出だったのかも。


   で、可笑しかったのがTジョイ博多の開場案内アナウンス。
   アニメ本編をまねて男性スタッフさんが張り切った雰囲気でアナウンスし始めたのですが
   「タイガー&バニー HERO AWARDS 2011」 という長いイベント名で
   カミカミのぐだぐだに(笑)。
   それなのに登場人物の決めセリフ 「See you!」 だけカッコよく言い抜けたので、
   待ってるお客さんからも笑い声が挙がってました。
   きっとあのスタッフさん、アニメファンなんでしょうねー。


   こういうイベントは初めてでしたが名セリフ集あり、生アフレコあり、挿入歌の生ライブあり。
   全体の構成がとってもよくできていて、転換もスムーズ。 声優さん達の魅力も
   物語の魅力もしっかり引き出してくれたんじゃないかな。
   お目当ての遊佐さんも司会を担当なさったので、しっかり生声が聴けて大満足。
   加えてとにかく女性ファンが多くて歓声がすさまじく、従来のヒーローものというだけでない
   キャラクター人気が伺えました。


   イベントでの大きな目玉は 「2012年 劇場版 制作決定」 の発表。
   本放送は9月で終了しているだけに、今後の新展開があるというお知らせは
   最近この作品が好きになった私にとっても嬉しかったです♪


   途中、声優の森田成一さんが、
   「放映前の下馬評は悪かったけど、ぼくは第1回の台本を読んだとき
    流行るかどうかはともかく、絶対これは面白い!と思いました。」
   と、振り返っていらっしゃいました。
   これには私もホント同感。 良い作品だからこそ、放映中からどんどんファンが増えて
   全国イベントから映画化までたどりついたんですよね。


   イベントタイトル 「HERO AWARDS」 は、今年一番活躍したヒーローを決めて
   表彰するという設定からスタートしたのですが、劇中劇を経て、結局のところ
   順位なんて決められない、人を助け街の平和を守る気持ちに上下はないという
   結末になって、これもなかなか良かったなあ。


   このアニメの人気要因のひとつは、主人公ヒーロー・虎徹の人間くささ。
   子持ちでやもめの30代後半。 体力にも能力にもかげりが見えてきたけど、
   平和への熱い思いだけは誰にも負けない、ちょっぴり昭和の匂いのする部分だと思います。
   人情家で面倒見がよくて、ときどき暴走してクールな若い相棒に呆れられつつも
   いざという時には、自分の身を挺して仲間や市民を守ろうとする虎徹に誰もが魅せられてしまう。
   ドラマ 「相棒」 でいうなら、亀山さんと神戸くんがコンビを組んだらこんな感じに近いかも。


   イベントの最後、声優さん9人が揃って並び
   「北海道の皆さん、ありがとうございましたー」 「中国四国の皆さん、楽しんでいただけましたかー」など
   ライブビューイングで見ているお客様へのご挨拶がありました。
   その最後の最後に
   虎徹役の平田広明さんから、被災地・東北のファンの皆さんへ熱いエールが。
   「震災後、戦っている東北の皆さんにいつも元気をもらっています。 これから冬が来るけど
    熱い気持ちで前に進みましょう。  誰でも皆、誰かのヒーローです!!」


   もう、この言葉には思わず胸がじーん☆
   会場も全国の映画館で見るお客様も同じ気持ちだったんじゃないでしょうか。


   友情、信頼、勇気、平和。 願うだけでなく行動すること。
   王道ヒーローものは、もう昔からやってて飽きられてそうな気もしたけど
   やっぱりこういう気持ちへ憧れは、どんな時代でもなくならないんだなあと実感しました。

   素晴らしい作品のパワーにひたり、楽しいひとときを過ごせたことに心から感謝です♪

   
   ※ちなみに現在、アニメ本編は一部地域でテレビでの再放送が始まっています。
   レンタルはもちろん、動画サイトやバンダイチャンネルなど配信先もありますので
   もし興味をお持ちの方がいらっしゃれば、ぜひ一度ご高覧下さいませ(^^)。





   11・12

   評判が良いと聞いてテレビドラマ 「妖怪人間ベム」 を見ました。
   マンガの実写版ってどうしても陳腐な印象におちいりそうな上
   アイドル主演だとどことなく視点が甘くなりがちですが
   人間ドラマとして想像以上にまじめに取りくんでるんですね。
   これに比べると三角関係のドラマ 「蜜の味」 の方がよっぽどホラーだわ(笑)。


   子供の頃見たアニメは気持ち悪くてあまり好きじゃなかったけど
   ずいぶん雰囲気が違うのは、ベム・ベラの美貌とベロの可愛さゆえでしょうか。
   とくにジャニーズの亀梨くんのベムは憂いのある表情に
   メイクがよく映えて綺麗〜。


   人間になりたいと願う彼らを通して、「思いやり」や「悲しみ」など
   人の心の機微の大切さ、同時に弱さも感じられてなかなか味わい深いです。
   このドラマ脚本を担当しているのは、個人的に大注目している
   アニメ 「タイガー&バニー」 の西田征史さん。 いやーさすがです☆
   新しくドラマを見る楽しみがひとつ増えました。





   11・8

   NHKで秘かな人気を誇る長寿ミニ番組 「名曲アルバム」。
   11月のラインナップに、ミュージカル 「ラ・マンチャの男」 が
   入っています。


   登場する曲目は、はやっぱりこれ 「見果てぬ夢」。
   ドン・キホーテの騎士道精神、正しいことを為すために
   遠い星に手をのばし続けようと歌う、大好きなナンバーです。
   この番組の良いところは、音楽だけでなくゆかりの場所や
   風景が解説と共に楽しめることですね。


   今回はセルバンテスの故郷であるスペイン・マドリードの
   風景が紹介されるみたいです。
   井上芳雄さんがこの曲をテレビドラマの中で歌ってらしたのを思い出しますね〜。
   誰もいない夜のオフィスでネクタイをほどき、シャツの襟をくつろがせながら
   静かに歌い出し、徐々に高揚感に満ちてラストまで歌い上げるあのシーン、
   すっごく懐かしくなりそうです☆


   放送予定表(NHK)
   http://www.nhk.or.jp/meikyoku/schedule/s1111a.html





   11・5

   先日、演出家志望の友人とワークショップに参加してきました。
   福岡市文化芸術振興財団が主催する、
   「Fukuoka in Asia 舞台芸術創造発信プロジェクト 俳優・ダンサーのためのワークショップ」です。


   講師は、空間再生事業 劇団GIGA 演出家・山田恵理香さん。

   参加者18名で、「走る」をテーマに「走らないで走る」を表現したり、3日ぐらい
   走り続けないといけない設定を自分の中に作ってからやってみたり。


   グループでストーリー的なまとまりを作るワークは、思いがけないアイディアが
   出てきたりして刺激的〜☆
   後半は「親友もしくは友人と交わした約束」「人間不信のエピソード」というテーマで
   各自が自分の体験を紙に書いてみることになりまして。
   最後に山田さんが前半で作ったワークとそれぞれのエピソードを
   構成、演出しながら即席で朗読劇を作って下さいました。


   ひと通り演じてみてから、振り返って初めて山田から明かされたタイトルは
   太宰治の「走れメロス」。
   なーるほど、このタイトルを最初に与えられていたら、先入観が
   入ってしまったでしょうけど、なにも知らずに作ったからこそ、色んなアイディアで
   動けたんだな〜と納得しました。


   常日頃の運動不足もあって、私はややヨレヨレですが(笑)、
   とっても良い体験になったと思います。
   しかし演出家って責任重大ですね〜。





   11・2

   ローカル情報でごめんなさい。
   福岡市天神にある映画館 ソラリアシネマが11月末に
   閉館するにあたり、今月はファイナル企画として
   22本の過去作品を上映しているそうです。


   再映リストを見ると、さすが女性好みのチョイスが多かった
   ソラリアシネマさんらしいラインナップですな〜。
   ミュージカルファンとしては 「ドリームガールズ」 に
   ストローマン女史の 「アクロス・ザ・ユニバース」、そしてなんといっても
   ジェラルド・バトラー版 「オペラ座の怪人」 が嬉しい☆


   鑑賞料金は850円。マイケルジャクソンの 「THIS IS IT」は
   11月30日のみ大音量上映だそうです。 
   アカデミー賞受賞作品も多いですし、これは要チェックです♪





   11・1

   11月とは思えない暖かい1日でした。


   さて、個人的に最近気になっているアニメ作品があります。
   それは 「TIGER&BUNNY」。
   今年の9月までテレビと動画配信サイトで放映され、大人世代からの
   人気が高かったみたいです。


   私自身は普段アニメにふれる機会もあまりなく、福岡ではテレビ放映も
   なかったのでリアルタイムでは見ていません。
   (動画サイトはマイPCが古くて見られないし・・)
   でも今年の6月だったかな、脚本勉強のために購読している
   雑誌 「ドラマ」 で第1回目の台本を読んで 「これは面白い!」 と
   感心しておりました。


   作品をひと言で表現するなら、街の平和を守るヒーローもの。


   でも見た目と設定がこれまでのヒーローとはちょっと違います。
   彼らはボディスーツにスポンサー企業のロゴを入れ、テレビ中継で
   犯人を確保するとポイントが加算される仕組み。
   つまりキメセリフも視聴者を意識したものにしなくてはならないサラリーマンなんですね。


   そんな状況下、平和への思いは誰より熱いけどリストラ寸前の
   主人公ヒーローが、扱いにくい若い後輩とコンビを組んで
   事件にぶつかっていく・・というストーリーです。

   ボディスーツにソフトバンクやカルビー、Amazonに牛角など
   実在の企業が登場することで、マーケティング戦略の一環として
   注目を集めたという記事が「日経流通新聞」にも掲載されていましたっけ。


   脚本とシリーズ構成を担当した西田征史さんは、もともと映画やドラマの脚本がメインの方。
   アニメを手がけるのは初めてということで、かえって
   それが成功の要因になったのかもしれません。


   よく考えてみると、信念を通そうとする熱血先輩と
   ドライな現代っ子の後輩が、最初はいやいやながらコンビを組んで・・みたいな構造は
   「バディもの」 として昔から世界中で人気ありますしね。


   絵もアメコミ風で綺麗ですし、上品なユーモアがあるセリフもなかなかのものです。
   私自身はまだ最終話まで見てないのですが、今後テレビドラマ「JIN−仁」みたいに
   良質なメイド・イン・ジャパンとして海外でも評価されると嬉しいなあ。





   10・28

   毎週土曜日の夕方に、FMラジオで放送されている長寿番組があります。
   サントリーの提供する 「サタデー ウェイティングバー AVANTI」。


   先週の放送内容に 「分厚い小説」 というテーマで
   作家や書評家、装丁家からジャーナリストまで
   それぞれの分野から興味深いお話が紹介されています。


   ミュージカルでおなじみ 「レ・ミゼラブル」 完訳本や、
   映画化でも話題の 「三銃士」 の話題もありまして
   なかなか興味深いです。


   あらためて思うけど、レミゼのミュージカル版は
   長大な原作のエッセンスを、よくまああれだけの舞台に
   おさめきり、しかも感動だけ倍加させたものですね〜☆

   番組公式サイト (29日夕方以降は、過去の放送欄を参照下さい)
   http://www.avanti-web.com/thisweek/index.html





   10・26

   21日から映画館での公開が始まった
   「オペラ座の怪人 25周年記念 in ロンドン」。
   ご覧になった皆様からのメールを拝見すると
   時間も人数もボリュームたっぷり、かなりの見応えだそうですね。


   私の地元福岡では、11月26日〜12月2日までの1週間限定で
   上映されることになっています。
   時間帯がまだわからないのですが、私はちょうど出張があって
   週末は無理そう。 平日のどこかで行きたいんだけどな〜。


   シアターガイドさんの公式ページに、プロデューサーである
   キャメロン・マッキントッシュ氏のインタビューが掲載されていました。
   1年をかけてこの企画をロイド・ウェバー氏とともに温め、
   やはり劇場での上演しかないという結論に達したそうです。
   DVDも出ますけど、やっぱり映画館の音響設備で
   あの雰囲気に浸りたい☆☆


   先にご覧になった皆様、「ここポイントだから見落とすな!」ってとこがあれば
   ぜひぜひ教えて下さいませ(^^)。


   インタビュー (シアターガイド)
   http://www.theaterguide.co.jp/theater_news/2011/10/24_02.php





   10・23

   少し前になりますが、書きそびれていたので
   今日は森山未来さん主演映画 「モテキ」 を見てきた話。


   私は原作マンガもテレビドラマも全く見ていないので今回がお初です。 
   恋愛下手な男性が突然モテるようになって右往左往する話・・
   という大まかなストーリーは知っているつもりでしたが、
   映画版は予想とはちょっと違っていました。
   もしかしてそのへんはテレビドラマでやったのでしょうか。


   サブカル好きな31歳の藤本幸世(森山さん)が、ニュースサイトに関わるライターになり
   ツイッターを通じて知り合ったのが長澤まさみさん演じる美由紀。
   可愛くてスタイルがよくてサブカル趣味が合って、おまけに
   酔ってキスしてきたりする美由紀に、藤本はすぐにメロメロになっちゃいます。 
   でも彼女はなーんとなく本心がつかめない女の子で、藤本の恋はどうなる?というのが
   物語の大筋です。 


   途中で藤本が美由紀の友達るみ子(麻生久美子さん)から告白されたり、ガールズバーの女の子と
   泊まっちゃう(ただ酔って眠ってただけ)シーンはあるけど、「モテキ」 というほど
   女性からの複数アプローチはありません。
   なので正直言って、これって結局普通の恋愛映画では?という感じは否めず。


   でも、前半ミュージカル風に森山さんが街の人たちと歌い踊るシーンとか
   カラオケみたいな字幕付き画面で、藤本の心情を表すコミカルな場面は面白かったなあ。
   大江千里さんの 「格好悪いふられ方」 をはじめとする懐かしい音楽の
   数々も当時を知る世代としてはたまりません。


   それに長澤まさみさんと麻生久美子さんが二人とも可愛い☆
   まるで太陽と月のように、雰囲気の違う魅力があって良かったです。
   個人的にはリリー・フランキーさん演じる墨田が、るみ子の髪をかき上げるようにしながら
   後ろから抱き寄せるシーンが、しっとり大人の色気が感じられる映像で好きでした。
   (だからこそ、藤本のいきなり女の子の胸をつかんじゃうような稚拙さも際だつってことでしょうし)

   
   演者さんはリリー・フランキーさんや金子ノブアキさんなど脇役のすみずみまで
   キャラクターと演技がピッタリ。 とくに金子さんは藤本の恋のライバルとして
   最高のキャスティングだったのではないでしょうか。
   対する藤本を演じる森山さんの細やかな演技は、あまりにも真実味がありすぎて
   森山さん自身が誤解されそうだ(笑)。   


   とまあ、色々書いてきましたが
   見終わってみて、なにより 「モテキ」 という言葉の最強ぶりが一番印象に残りました。
   このタイトルって観客にいろんな夢を見せちゃうんですよねたぶん☆





   10・20

   ドラマ 「相棒」 シーズン10 初回2時間スペシャルを見ました。
   いきなりの 「花の里」 閉店にはビックリ。
   犯人解明のヒントを得たり、事件の後味をほっこりしたものにしていた
   あの場所がなくなって、脚本家さん達も大変じゃないのかなあ。
   なにより、右京さんの寂しそうな顔を見るのはちょっとツライです。


   しかしツライといえば、神戸くんの過去話も厳しいものでした。
   殺人の罪をのがれた犯人がいて、えん罪で刑務所に入った人がいて
   それをあえて見過ごした法曹家がいて。


   正義はどこにある!という話ですが、そこに関わった警察官の神戸くんも
   真実を見極める目を感情に曇らせていました。
   しかも偽証した過去があるとなると、神戸くんの今後にも
   なんらかの影を落としそう。 
   右京さんが言っていたように、実際に追及されることはないとしても
   神戸くん自身はそのことを知っているわけですから、罪の意識から完全に
   解放されることはないわけですね。


   大河内監察官の神戸くんへの、異常なほどの優しさというか甘さはなに?という
   邪念もついわきますし(笑)、なんだか今シーズンの 「相棒」 は最初からダークな雰囲気があって
   今までとは違う展開になりそうな気もします。





   10・17

   12日に無事デビューを果たした、東京 「オペラ座の怪人」 の
   大山ファントム様ですが、週末に観劇したお友達からの情報によれば
   ラストシーンでマントがうまくイスの背にかからず、とうとう消えられなかったそうです。
   (メグはマントを取る仕草だけをして、隙間からそっと出てきたマスクを手にとって
    最終ポーズだけはなんとか決めたとのこと)


   昔、芥川さんが同じようなアクシデントに見舞われたという話を
   聞いたことがありますが、いやーご本人も客席もハラハラドキドキしたでしょうね〜。
   あのイスの背にはスタッフさんか誰かがひかえていて、
   マントの固定を手伝ってるんだと思っていましたが、そうでもないのかなあ。


   今週は高井ファントムに交代みたいですし、次の大山ファントム登板時には
   どうか無事に美しいラストシーンを迎えられますように。



   さて、話変わって。
   録画していたドラマ 「蜜の味」 を見ました。
   このところずっと連続ドラマはご無沙汰でしたが、脚本が
   大石静さんだし、予告編を見て面白そうだなあと思ったもので。


   第1回なので登場人物の紹介が中心で、展開が唐突な部分もありましたが
   全体にはなかなか面白かったです。


   主人公は榮倉奈々さん演じる直子。 10歳ほどしか離れていない叔父の雅人に
   恋をして、田舎から東京の医大へ出てきます。
   結婚はかなわなくても、大好きな雅人の近くにいられると喜んでいた直子ですが
   実は雅人にはすでに、美しい女医の恋人がいて。


   で、外科医の雅人を演じるのがARATAさんで、恋人の彩役に管野美穂さん。
   このキャスティングを見ただけで、三角関係の展開が予測できそう。


   ARATAさんって私はあまり意識して見たことがなかったのですが
   この雅人役は良い! 目が小さいわけではないのに、なぜかはっきりしない感じとか
   ぼんやりほの暗い雰囲気が色っぽいな〜。
   まさにドロドロに巻き込まれそうな薄幸モテ顔といいますか(笑)。
   NHK土曜ドラマの主演でも共通点のある
   大森南朋さんとちょっぴり印象が似てますよね。


   今週はまちに待った 「相棒」 が始まりますし、できれば 「南極大陸」 も
   見ようかと思ってるのですが、予想外にARATAさん目当てに
   こちらもチェックしてしまいそうです。
   (でも管野さんがあまりに怖くなったら、ヘタレの私はすぐ脱落しそうだ☆)





   10・14

   ミュージカルファンにはおなじみの人気演目 「キャッツ」 が
   NHK 「あさイチ」 に登場するそうです。


    ・10月21日(金)
     8時15分〜「あさイチ  特選!エンタ」


   番組公式サイトを見ると、 「スタジオでミュージカルの1シーンを
   再現していただき」 という紹介がありますから、四季俳優さんが
   生放送にご出演ってことでしょうか。


   なかなか全国放送ではお目にかかれませんので
   これは嬉しい♪





   10・13

   お友達からメールを頂いて、
   「レ・ミゼラブル」 新演出での上演決定を知りました。
   東宝さんの公式サイトでも発表されていますが
   2013年4月〜10月にかけて、東京・大阪・名古屋・福岡での
   四大都市公演になるそうです。


   今日から全キャストオーディションの1次募集が
   始まっているのですね。
   気になる元四季俳優さんの登場・・はあるのかなあ☆


   2年後となるとキャストの予想は全くつきませんが
   新演出がどんな感じなのか、かなり楽しみです♪





   10・9

   四季を退団した濱田めぐみさんが、
   9月からブログ開始していらっしゃることを知りました。
   演目名は出さないものの、四季時代の思い出話も
   少しだけ出ています。


   地方公演は今後あまりないかもしれませんが
   また濱田さんの舞台を見たいな〜☆

   濱田めぐみさん 公式ブログ
   http://ameblo.jp/megumi-hamada/





   10・5

   グリコのカプリコといえば、昔からおなじみのチョコレート菓子。
   新しいテレビCMに大森南朋さんがご出演だそうです。


   眼鏡はかけてないけど、大森さんのスーツ姿が
   個人的にハマリまくった「ハゲタカ」の鷲津政彦に
   ちょっぴり似てて懐かしい〜☆


   しかし、最近シリアスなのに実はコメディって感じの
   CMに縁がありますね大森さん。
   久しぶりにカプリコをかじってみたくなりました。


   グリコ・カプリコ公式サイト CMギャラリー
   http://www.glico.co.jp/caplico/cm/index.htm





   10・2

   早く日記を書きたいと思いつつ、家の用事が
   重なってバタバタしておりました。
   東京「オペラ座の怪人」も無事に開幕しましたね。
   新ファントムの出現はいつになるのか、
   かなり気になります。


   さて、去る9月28日。
   博多座 「三銃士」 大千秋楽に行ってきました。
   公式ブログでもカーテンコールの様子がアップされていますが
   山口さんの言葉には泣けます〜。


   ケガで途中降板した吉野圭吾さんへの報告はもちろん
   代役をほんの数日で務めることになった原さんと
   その影響で生じた役代わりで大変だった
   松澤さんへのねぎらいの言葉は、東京公演を
   見ていない私の胸にもあったかく響きました。


   それにしても井上さんの 「お母さん」 ネタはもう鉄板ですな(笑)。
   最近32歳にして車の免許をとった井上さん、
   博多座に自分で運転してきたと自慢げに語ったものの
   車を持って帰ってもらうために、やっぱり助手席には
   お母さんが一緒だとちょっと恥ずかしそうに告白してらっしゃいましたっけ。
   (9月8日のトークショーで出た話題です)


   本編の感想も少しだけ。
   私の観劇は今回が2回目でしたが
   細かいところがわかってきて、ホントに楽しめました。
   楽ならではのアドリブもありましたし
   (宿屋で「あなたにキスしたいぐらいだ!」のシーン。
   井上さんがホントにジェームズ役の坂元さんにキスしちゃった時の
   どよめきというか、客席の悲鳴は凄かった☆)


   三銃士のアドリブ満載ギャグは楽しさ一杯。
   とくにポルトス、お腹にさわられて 「やん!」 とか
   クロワッサンで汗をふくアトスに寂しそうに 「拭かないで・・・」 とか
   なんかいちいち可愛かったな〜。


   カテコで石井さんから
   「岸さんはどんなに受けなくても、ギャグをくりだし続ける忍耐力があります!」
   と、ホメ言葉だかなんだかわからない(笑)賞賛を受けていましたが
   個人的には、かなり笑わせていただきました。
   カテコではどの演目でも比較的冷静な印象の岸さんが
   今回は珍しく、言葉につまっていらっしゃったので、もしかしたら
   ご本人にとっても特別思い入れが深かったのかもしれません。


   それから、音楽に関していえば
   2回目で慣れてきたせいか、心に残るナンバーが多かったのも
   印象的でした。 これはぜひ、日本初演版のCD作って欲しかったなあ。
   主役級の顔ぶれをこれだけ一気にそろえるのは
   次の再演時では難しいかもしれませんしね。


   今月末には洋画版 「三銃士」 も公開されますし
   まだしばらくは、思い出の余韻にひたっていたい気持ちです。


   震災後の影響も受けつつ、東京から博多と熱のこもった舞台を
   見せて下さった 「三銃士」 カンパニーの皆さん、ホントにお疲れさまでした。





   9・26

   先週、レディスデーにお友達と
   映画 「探偵はBARにいる」 を見てきました。


   これは大泉洋さんと松田龍平さん演じる探偵と運転手コンビが
   札幌ススキノを舞台に事件の謎を追う・・というストーリー。
   大泉さんの演技力はさすがですが、2枚目半というよりは
   2.8枚目くらいの探偵さんでしょうか。
   かなりコミカルなシーンもあります。
   ただ暴力シーンも結構あるので、R12指定は納得です。


   松田龍平さんは個人的には映画 「ハゲタカ」 以来。
   話し方などが独特で好きなのですが、あまりイメージが固定しないうちに
   どんどん色んな役に挑戦して頂きたいものです。


   制作陣はドラマ「相棒」スタッフが多く参加しているということでしたが
   なるほどテイストが2時間ドラマ風という気もしました。
   というより、もしかしたら80年代の邦画に近いイメージなのかなあ。
   ネタバレは一応避けますが、ラストで判明した犯人が起こす
   事件シーンのスローモーションなんて、松田優作さんの 「野獣死すべし」 みたいで
   「うわーベタだ・・・☆」と思わず唸ってしまうほど懐かしい感じです。


   事件解決ですっきりさっぱりというよりは、ちょっぴり切ない感じですが
   大人向けの娯楽作品としては、なかなか楽しめるのではないでしょうか。


   それにしても、あれがススキノじゃなくて
   博多の中洲だったら、探偵のイメージも変わるのかも。
   「サラリーマンNEO」 に出てくる 「博多よかばい食品物語」 みたいに
   博多弁の暑苦しーい探偵さんってのも良さそうです。
   (運転手は福岡出身の妻夫木さんあたりで、クールにエロ可愛くお願いしたいな〜)





   9・22

   劇団四季公式サイトに
   「オペラ座の怪人」 お稽古場の様子がアップされました。


   新ファントムにキャスティングされたという大山大輔さんって
   私は初めて見るお名前ですが、劇団員ではないみたいです。
   オペラ歌手として外部で活躍されてるとのこと。


   ファントムの演技をする写真の雰囲気からすると
   大山さんは結構がっちりしたタイプかな?
   年令も若いし、パワフルな恋するファントムになりそうですね〜。
   なんだかラウルを「若造」呼ばわりするのに困っちゃいそうだ(笑)。

 
   遠征と新ファントムが重なるかどうかは、音楽の天使さまのみぞ知る、ですが
   久しぶりの新ファントム、ぜひ良いコンディションでデビューを飾って頂きたいものです。
   なんだったら、宣伝を兼ねてテレビ出演とかして下さってもいいのよ〜♪





   9・19

   「三銃士」 観劇話 その3。

   この作品、シリアスな中にもコメディ要素が結構沢山あります。
   とくに前半は楽しいですね〜。
   ダルタニヤンが故郷を離れる際に、両親が贈ってくれた馬。
   名前が「じゃがいも号」ってのも可笑しいんですけど、
   人間が二人入ってずんぐりした着ぐるみの馬の姿がもう、鉄壁な出オチです(笑)。


   ほかにもダルタニヤンが三銃士たちと決闘のスケジュールを入れる場面、
   コンスタンスに詩を読んであげる場面、バッキンガム公とのことを
   誤解して倒れ込む場面など井上さんが身体を張って
   笑いを取ってくれます。 激しく動いた後ですぐ歌ったりしなくてはならないし
   ホント体育会系の作品だなあ。


   アラミスやポルトスには残念ながらほとんどソロはありませんが、
   アトス役の橋本さんは大きな見せ場がありました。
   恋人の思い出と、情熱を歌うロック調のナンバーです。
   「クリスタルの天使」 ってなんとなく歌いにくそうな歌詞ですな〜。
   しかしさすが橋本さん、ロングトーンもお見事でした。


   さて、色々書いてきましたが振り返ってみると、それぞれの場面は
   楽しかったり格好良かったりするのですが
   正直言って全体のまとまりとしては中途半端な印象もありました。
   原作がさらに長い 「レ・ミゼラブル」 に比べても
   テーマがはっきりしてるようで分散されているというか。


   有名な 「一人は皆のために、皆は一人のために」 の誓いが
   結局どこでどんな風に結実したのかがわかりにくいし、
   ダルタニヤンの成長を軸にしながらも
   コンスタンスとの恋、アトスとミレディの悲恋、ルイとアンヌ王妃の絆など
   ちょこちょこつまみ食い的に出てくるので、感情移入してるヒマがないような。
   感情移入してるヒマがないから、あまり色気も感じられないし
   ミュージカルではアクション表現にも限度があるので、そちら方面での
   カタルシスも少なく。


   お面やサーカスみたいな場を使う、寓話的かつサイケデリックな演出は
   好み次第だと思いますが、個人的には今ひとつ意味合いが
   よくわからなかったなあ。
   うーん、このへんは観劇1回では理解しにくいのかもしれません。


   最後に博多座ならではの感想も。
   毎回スイーツが山盛り出店ですが、今作も
   チョコレートショップやクロワッサン、ジェラートに
   ロールケーキにトロピカルジュース・・・と目移り状態です。
   三銃士とからめて三色パッケージのお菓子も結構ありましたし
   お土産にはどれも良さそう。


   そうそう、売店のアイスモナカの包装紙、手書きで
   リシュリュー様の似顔絵がついていました。
   この絵が可愛くていまだに袋が捨てられません☆


   早いもので博多座公演ももう後半戦。
   最後まで、俳優さんスタッフの皆さんが元気で舞台を務められますよう
   心からお祈りしております。





   9・15

   観劇話の途中ですが、2日連続で市外に出張したり
   知人の訃報に接したりでちょっとバタバタしております。


   そうそう、お友達からのメールで知りましたが
   「エリザベート」 2012年 東京、大阪、名古屋、福岡の
   4大都市公演決定だそうですね。
   5.6月に帝国劇場、7月博多座、8月が中日劇場で9月が梅田芸術劇場。
   なんだかジグザグ状態というか、距離が遠い移動の仕方ですが、
   ともかく地方での上演決定は嬉しいかぎり♪


   前回公演で好評だった新トートの登場はあるのか?
   元四季俳優さんの動向も合わせて、続報が待たれます。





   9・11

   「三銃士」 観劇話 その2。


   この作品で数少ない主要女性陣、ミレディとアンヌとコンスタンスは
   それぞれまったく違う魅力で楽しませて下さいました。
   女性だけの三重唱、案外珍しいような気もしますがとっても綺麗で良かった♪


   瀬奈さんはシシィの男っぽいイメージが強かったのですが、
   ミレディは美しいだけでなくしっとりした女らしさもあって良かったです。
   男を手玉にとる峰不二子的な役柄かと思ったら
   アトスへの恋情に泣いたり、権力者に利用される哀れさもありました。
   さすが元タカラジェンヌ、殺陣もしっかりこなしてて素敵です。


   コンスタンスは和音美桜さん。 歌の上手な方と聞いていたのですが
   歌はもちろん、ふんわりした雰囲気や丁寧な仕草も可憐な女優さんですね。
   しかし、あんなにあっさり命を落としてしまうとは思わなかったので
   タッチの差で間に合わなかったダルタニヤンの嘆きぶりに、私も涙。。。


   そんなこんなの諸悪の根元、リシュリュー枢機卿。
   立ち位置は悪なんですけど、企みがなかなかうまくいかないので
   ヘタレ親衛隊にガッカリしてる場面があんがい多かったなあ。
   狩り場で暑そうにしていたり、コミカルな場面もあります。
   セリフはうろ覚えですが 「私も狩りを楽しむぞー。おー」 みたいな
   仕草の可愛らしさときたら、もう誰かに責任とってほしいわ(笑)。


   枢機卿が意識的に高くて柔らかい声を作り、前で手を組み合わせたまま
   ルイ13世を丸め込もうとする場面、やや前屈みというかへっぴり腰にウケてしまいます。
   が、居室に戻り、ミレディのドレスに手をかけて肩を露わにしたり
   悪事を命ずるあたりは低音の悪役ボイスで色気倍増。
   二人きりになっちゃえば、なんたってシシィとトートだもんな〜と
   方向違いの感心をしておりました。


   ただ、今回座席の関係もあったのかもしれませんが
   どのナンバーも歌詞がやや聴き取りづらかったのが残念。
   とくに2幕の山口さんの歌はマイクパフォーマンスに気を取られているうちに
   終わってしまったので、内容があまり把握できず。
   あ、でもプロテスタント嫌いなのはよーくわかりました(笑)。


   書いてるうちに色々思い出してきました。
   あともう1回、感想話を続けさせて頂きます。





   9・9

   やっと見てきました博多座 「三銃士」。
   最近忙しくてブログめぐりもできていないので、皆さんの評判はよく知らず。
   NHKの人形劇のイメージが強いまま行ってきたのですが
   結末が違うのでまずそれにビックリ☆
   (たしか人形劇ではコンスタンスもミレディも死ななかったはず)


   1回目なので、とにかく筋を追うので精一杯でしたが
   セットや衣装はなかなか豪華ですね〜。
   中央に立つ巨大な3本の剣が、船のマストになったり
   天井の飾りになったり、階段がお墓になったりと転換の工夫が楽しい。


   ダルタニヤンの井上芳雄さんは、もう最初から飛んだり跳ねたり歌ったりで
   元気一杯。 殺陣も想像以上に回数あるので、これは大変そう。
   三銃士(橋本さん、岸さん、石井さん)は、かなり濃いめのイケメン揃いですが
   お顔のタイプが似てるので(衣装も同じだし)、年配のお客様には
   区別がつきにくいかも。


   アトス以外はソロがほとんどなくてもったいないけど、皆さんホントに
   仲が良くて、コミカルシーンも楽しそうに演じていらっしゃいました。
   個人的にはアラミスの石井さんが、ハンカチのかわりにクロワッサンで
   優雅に汗を拭く場面が一番可笑しかったです。


   コミカルシーンでは、坂元さんのジェームズの間の良さと
   井上さんとの息ぴったりぶりが良かった。
   2枚目のようで結構天然なバッキンガム公との
   デコボココンビぶり、側転をしてみせたり
   なんだかんだでオイシイところを持っていく坂元さんはさすがです☆


   そして吉野圭吾さんから交代になったロシュフォール。
   原さんは元四季俳優さんで、体格がよくて剣がひゅんひゅん風を切るほどの
   パワフルぶり。 眼帯も恐ろしげであんなに強そうなのに、
   出てくるたびに負けちゃうヘタレ親衛隊です(笑)。
   想像するに吉野ロシュはもっと華やかな感じだったのでしょうか。
   武骨で男っぽい原さんもいいけど、吉野さんも見てみたかったな〜。


   というわけで
   女性陣と枢機卿、楽曲についての感想はまた後ほど。





   9・6

   博多座 「三銃士」 観劇まであと少し。
   今日、博多座から早くも来年1月の 「SHOCK」 案内がついた
   会報が届きました。


   期間は2012年 1月7日〜31日まで。
   上演日25日間は 「三銃士」 と同じですが、上演回数はこちらの方が
   34回とちょっぴり少ないんですね。
   (ちなみに三銃士は37回。 よく見ると休演日は9月15日1回だけで、そのあとは
    千秋楽まで、13日間連投上演。お疲れさまでございます)


   チケット設定は1階も2階も全部A席扱いで13000円。
   3階のみB席で9000円だそうです。
   博多座会員は、最低1枚は確保できるはずですが
   今回は希望日が保証できないので、第3希望まで書くようになってるし
   電話追加予約もなしみたいですから、チケット確保はかなりの激戦になりそう。
   滅多にないチャンス、1回は見てみたいなってことで私もさっそく申し込みました。


   ジャニーズの皆さんをナマで見るのも初めてですし、心から楽しみです。
   (もうーいくつ寝るとお正月〜♪)





   9・3

   読書関連で軽ーく秘密を公表(笑)。
   すごい小説を読んでしまいました。
   木原音瀬 (このはらなりせ) さんの
   「美しいこと 上・下巻」 (蒼竜社) です。


   この作品、あえてジャンル分けするならBL(ボーイズラブ)なんですが
   実際はそんな軽い表現ではおさまりがつかない名作でした。


   主人公は28歳の営業マン・松岡洋介。 松岡はちょっとしたイタズラ心から
   メイクをし女性用の服をまとって街に出ます。 べつに変態趣味とかではなく
   別れた彼女が残していったメイク用品を試してみたら、ビックリするぐらい
   可愛く仕上がったのでつい・・・という感じでしょうか。
   しかしある夜、街で思わぬトラブルに巻き込まれてしまいます。


   そこへ通りがかって松岡を助けてくれたのが、同じ会社の総務社員、5歳年上の寛末基文。 
   部署が違って面識は無かった上に、美しい女性の姿をした松岡に寛末は一目惚れ、
   もろもろの偶然が重なって、松岡は悪いと思いつつも 「江藤葉子」 と
   名乗って寛末と会うようになる・・というのが全ての発端です。


   主人公が性別を偽る話といえば、最近なら 「花ざかりの君たちへ」 とか
   古い映画 「トッツィー」 に 「お熱いのがお好き」、ミュージカルでは
   「ラ・カージュ・オ・フォール」 等色々ありますね。
   いずれもコメディタッチですが、こちらは全く違うムードになります。


   というのも、寛末は結婚を考えるほど本気で 「江藤葉子」 が好きになるし、松岡も
   寛末の、やや鈍感だけれど素朴で純な人間性に心底惹かれてしまうから。
   しかし葉子は架空の女性ですから、いずれはどちらも行き止まり。
   さて、二人はどうする?どうなる?というのがこの作品の主題です。


   導入は突飛な感じですが、それぞれの心理が丁寧に描かれるので
   読者はどんどん引き込まれてしまいます。
   小さなエピソードやセリフ、小道具の使い方が抜群にうまくて
   さすが「木原マジック」と言われるだけあります。
   ある種自業自得の展開とはいえ、松岡が抱える片恋の切なさ、くるしさが胸に迫り
   先が気になって、もう最後までページをめくる手が止まりません。


   女性向けBLって基本的にハーレクイン同様、ファンタジー構造で成り立ってると思うのですが、
   この題材でコメディにもファンタジーにもせず、シビアに 「人を想う」 という
   課題に登場人物を徹底して向かわせた木原さんは凄いと思います。
   普遍的なテーマだからこそ読者は松岡と一緒に心から泣き、笑い、胸を痛めることが
   できるんじゃないかな。 


   ここでは結末には触れませんが、終盤までにまず間違いなく泣きます(断言)。 いや、ホント。
   (あ、誰かが死ぬとかそういう悲しい結末ではありません。 たぶん涙は温かいです)


   日頃BL作品をあまり読まない私は、木原音瀬さんを今回初めて知りましたが
   独特の地位を確立している、とってもファンが多い作家さんみたいです。
   他のBL作家さんがまず書かない部分を攻めるあたり、本来は一般小説向きの人なのかも。


   2ヶ月ほど前に会った、乙女ゲームのシナリオライターさんが
   「ユーザーの数は普通の恋愛モノの方が多いけど、書き手の才能はBLの方に多く
    集まってると思います」 と仰ってたのを思い出します。


   「美しいこと」 はすでに舞台化もされておりまして、この6月が再演だったとか。
   雑誌 「ダ・ヴィンチ」 で分野ランキング1位になり、朝日comの書評にも
   「下巻が刊行されるまで待ち遠しくて気が狂いそうだった」 と書かれたこの作品、
   えーBL?と食わず嫌いは勿体ないと思います。
   (ただ18禁表現が若干ありますので、苦手な方はご注意のほど)





   8・31

   読書三昧です。
   仕事関連もありますが、恋愛小説やノンフィクションもふくめて
   ここ数日で読了12冊。
   睡眠時間はかなり圧迫されてますが、ハマッてる時期は
   あまり疲れないのが不思議です。


   さて今日は、福岡 「ウィキッド」 千秋楽のお話。


   イベントも含め5ヶ月で観劇4回はあまり多くありませんでしたが
   主要キャストの変更もあって、どの回も楽しめました。
   それにしても、まさかの江畑エルファバ完走はすごかったな〜。
   後半戦のグリンダは苫田さん。 フィエロは北澤さんだったので
   オペラ座ファンとしてはどうしてもクリス&ラウルにしか見えません(笑)。


   李さんのフィエロがダンス派とすれば、北澤さんのフィエロは断然歌派。
   北澤さんはとってもまじめな方なので、歌わない時はダンスも余裕なのに
   歌い始めると歌メインになって一気に真剣な表情になるんですね。
   不埒なプレイボーイと自分に厳しい優等生が同居する北澤フィエロ、
   苫田グリンダに抱きつかれてやや遠慮がちなのが、なんだか微笑ましい☆


   本編は1幕最初からアンサンブルさんも気合いが入って、素晴らしい舞台でした。
   なかでも前回も拝見した山本貴永さんのネッサローズがすごかった。
   靴に魔法をかけられるシーンは、今までのネッサはなんだったの?と思えるくらい
   凄まじい愛憎の表情で、短い時間ながら場の空気を変える熱演です。 


   本編終了後、主要キャストがそれぞれの場面で少しずつ歌う
   特別カーテンコールがありました。
   でも、一番オイシイところをさらっていったのはディラモンド先生ですね。
   高らかな 「めえ〜〜〜」 に客席が大ウケでした。


   何度も何度も繰り返されるコールでは、苫田さんが投げキスをしたり
   江畑さんの頬にキスしたり。 
   客席からは 「ありがとう。また来てね」 の横断幕を掲げた
   お客様からの掛け声もばんばんかかり、お祭り気分の熱烈コールで
   盛り上がりました。 


   翌日の地元新聞に 「目標の稼働率80%はクリアしたし、来年も
   3〜4ヶ月程度の福岡公演を考えたい」 という四季の談話が出ておりました。
   ホント、「また来てね」 は客席全体の心からの本音だったと思います。


   4月3日の開幕から8月28日まで5ヶ月弱。
   俳優ならびにスタッフの皆さん、素敵な舞台をありがとうございました。





   8・27

   地元テレビ番組 「座・博多座」 を見ました。
   内容は、開幕が9月3日に迫った「三銃士」の紹介です。


   9月8日と12日の夜の部についても、トークショーが追加されているようです。
   今回のトークショーは山口さんの出演はないみたいでちょっぴり残念。
   ですが、井上さんに橋本さん、坂元さん、今さんなどトーク上手の面々が
   ずらりと揃ってますので、これはかなり楽しみです♪


   (思い起こせば 「ミス・サイゴン」 のトークイベント、坂元さんと橋本さんが
    勢いでキスしちゃったので泉見さんが舞台上で固まったり、大変なこともありましたっけ・笑)





   8・24

   最近縁あって、ドラマCDを聴く機会がありました。
   私はゲームはやらないし、アニメも今はほとんど見ませんが
   こちら側の世界って知らないうちにすごい事になってるんですね〜。


   恋愛系のドラマCDでは、声優さんがキスの音もリアルなラブシーンを
   演じていらっしゃるし、海外ロマンス小説好きな私としても
   「こりゃあ本が売れなくなるはずだわ・・・」と感嘆するほかありません。
   きっと映画やアニメの声優さんも以前より層が厚く、レベルが高くなってるんだろうなあ。


   そんな中、端正な声が大好きな声優・遊佐浩二さんの出演作を見ていて
   「ベルサイユのばら」 ドラマCDを知りました。
   ずっと昔にもアニメになりましたが、今回のCD版はアントワネットからロザリーまで
   すべて男性声優さんが演じていらっしゃるのだそうです。
   考えてみれば宝塚や歌舞伎、スタジオlifeなどの例もありますから
   決して不思議ではないのでしょうか。


   ネット上のレビューを見ると、オスカル役の森川智之さんの評判がとても良いみたいですね。
   今年の秋には外伝「黒衣の伯爵夫人」も新に発売されるとか。
   あのお話は原作マンガが悲しくも美しくて好きだったので、遊佐さんもフェルゼンで参加だし
   ちょっぴりコワイモノ見たさで試してみようかな。





   8・21

   山口祐一郎さんご出演のテレビ「おはようサタデー」を見ました。

   白っぽいボタンダウンのシャツをノーネクタイでカジュアルに
   着こなしたスタイルで登場した山口さん。
   女性インタビュアーさんから「三銃士」での役柄を尋ねられて
   「友情や愛情を全部じゃまする・・(目を見開いて) カタキ役でございますー!(笑)」


   ミュージカルの魅力は「感情をどこまでも音楽的に表現できるところ。」
   解放というか、リミッターがないところが一番素晴らしいと感じていらっしゃるそうです。


   今年、デビュー30周年を迎えるにあたり、振り返れば18歳から24歳頃まで
   不遇の時代もあった。しかし、その当時の劣等感やハングリーな気持ちが
   今のエネルギーの蓄えになっていると思いますとのこと。


   日頃心がけている事は?「アスリートのようなものなので、健康管理。」

   そういえば、以前ダンス・オブ・ヴァンパイア関連のインタビューでも
   「(握手の)手があたたかいですね」といわれ「ええ、肉体労働者なんでね」と答えた山口さん。
   (優しいおだやかな笑顔と肉体労働者っていう言葉のギャップが妙にエロティックに響きましたっけ☆)

   
   これからの夢、野望は?
   「ありません。本当にありがとうございました(深くお辞儀)。
   これからは縁側で赤いちゃんちゃんこで・・」と言いつつ、リシュリューが
   赤い衣装が多いのでちょうど前倒しですね、ってまたあいかわらずインタビュアーさんを
   可愛く煙にまきつつ(笑)、楽しそうに笑う山口さんでした。





   8・17

   アンドリュー・ロイド・ウェーバー版 ミュージカル「オペラ座の怪人」 が
   ロンドンで初めて上演されたのは、1986年10月9日。


   今年25周年を記念して、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで
   10月1日と2日に、記念コンサートが開催されるそうです。


   四季の東京公演が初日変更になったのも、これが関係してるのかな。
   コンサートの公式サイトもオープンしているようですし、これからの情報が楽しみです。

   http://www.phantom25th.com/





   8・13

   今週の水曜日、「ウィキッド」 お友達とソングセミナーに行ってきました。
   福岡公演最後のイベント+夏休みということもあってか
   参加者は親子連れ、学生さん含めて460人を越えていたそうです。


   イベント司会は男性アンサンブルの山田真吾さん。 
   あの衣装は、劇中で子供ライオンを脅かす役人役かな。
   とってもトークが上手で、あちこちで笑いをとっていましたね。


   ソングの指導はリーダーの宇都宮さんはじめ男性女性のアンサンブルさん数名が担当。
   観客の練習が始まる前に、司会をバトンタッチする山田さんが
   「じゃ、私は(キャナルシティ内の)ムーミン・カフェでお茶してますから(笑)」


   練習発表の題材は、エメラルドシティにエルフィとグリンダが到着した時の歌です。
   人数が多いのでグループは7つ。 低音と高音に分かれて練習しました。
   やってみると結構難しいので、観客席がザワザワしていると宇都宮さんが
   力強く励ましのひとこと。
   「皆さん! 歌は、気持ちです!」 要するにヘタでもいいから気合いってことですね(笑)。


   ひと通り練習が終わったら、1グループずつ舞台に上げてもらい、照明も本編通りの
   キラキラエメラルド色の中で歌いました。
   40人近くいた女子中学生グループは、なんと合唱部。引率の先生が一番ノリノリで
   楽しそうだったな〜。 
   ほかにも楽譜をまったく見ないで歌う方あり、グリンダ風に振付して踊っちゃうグループあり。
   参加型イベントを、みんな楽しんでる感じで良かったです。


   全グループの発表が終わった後、山田さんから
   「最後に全員でもう一度歌いましょう」 という誘導で歌い始めまして。
   ラストの 「♪陛下がお呼びです さあ〜〜〜♪」 のところで
   中央のせり上がりからオズの衣装をつけた松下武史さんが
   歌いながら登場したのでみんなビックリ☆
   あの美声でロングトーンの大サービスもあって、もうやんやの大拍手大喝采です。


   終演後スタッフ、俳優の皆さんはお疲れだったと思いますが、待ち時間に成田蔵人さんが
   ミニダンスを披露して下さったり、最後まで心遣いと明るさにあふれた
   ホントに素敵なイベントでした。 
   皆さん、楽しいひとときをありがとうございました。





   8・10

   7日は 「オペラ座の怪人」 東京公演の 
   第1期会員先行発売日でしたね。
   皆様の戦果はいかがだったでしょうか。


   私は今回も初日は見送り、帝国劇場 「ダンス・オブ・ヴァンパイア」 との
   抱き合わせが望める日程で押さえました。
   それにしてもさすが東京、なかなか電話がつながらなかったなあ。


   京都公演から1ヶ月ちょっとでの東京開幕ですが、
   やっぱり毎回気になるのは新キャストの行方です。
   

   この秋の新 「ソング&ダンス」 に高井さんか村さんが
   入りそうな気もするし、今回こそは新ファントム登場を
   期待してるんですけどどうなんでしょうね。
   いっそ 「出る出る詐欺」 に慣れてる四季ファン(笑)の度肝を抜くような
   あっと驚く新キャスト・・・なんてのもアリだと思います☆





   8・6

   先月の話になりますが
   トークイベントがご縁でできた観劇友達と一緒に
   「下鴨車窓」 田辺剛さん脚本・演出による
   舞台 「人魚」 を見てきました。


   時代も場所もよくわからない小さな漁村。
   若い漁師を喰うという人魚が生け捕りにされ、村の長老達に
   世話を押しつけられた兄妹を中心にした物語です。


   このところ、小劇場系舞台といえば
   現代もののコメディ寄りで、セリフ連発ギャグ満載みたいな
   作品が多かったので、静かで端正なセリフ回しの今作は
   ただそれだけで演劇らしい演劇を観たなあという印象。


   とらわれた人魚はグリーンのロングドレスを着た女性が、網にねそべって
   演じているのですが、肉感的な体格に似合わないガラガラ声で悪態をつくのが
   人間でない異界の生物という感じで面白かったです。


   男を惑わせるという人魚の歌声をめぐって、さまざまな思惑が交錯する中
   口の悪い人魚の世話を黙々とする妹。
   そのうち、妹が思いを寄せる男が不用意に人魚に近づいて
   食べられてしまいます。


   兄がだまって大量の血糊をモップで片づけ、
   人魚が「殺したんじゃない、目の前にきた食べ物を食っただけだ」と
   悪びれることなく語るそばで、ひたひたと押し寄せる妹の無言の殺意。


   ずっと事のなりゆきを心配していた占い師の老婆だけが
   ただ一人残るラストシーンは、嵐の大音響とともに心に残りました。


   書籍界でもライトノベルが大人気の昨今ですが、
   こういう純文学の香りただよう作品もまた良き哉、でございます。





   8・2

   先日、ご趣味というかボランティア的な立場で、婚活のお手伝いを
   なさっているTさんとお話する機会がありました。
   Tさんは人と接するお仕事を長くなさったそうで、あたたかく包み込むような
   笑顔が印象的な女性です。
   昔の日本では、縁結びに熱心で世話好きな方が親戚中に一人は
   いたのでしょうが、現在ではTさんのような方がとても貴重な存在に思えます。


   伺っていて面白かったのは、皆さんが相談前に必ず語る希望についてのお話。
   たとえば、紹介前の女性が 「私はこういう性格だから、
   こういう男性が合うと思います」 と、自己分析をかねて仰ったとしても
   実際に結婚が決まる相手を見ていると、あまり当たってないことが多いのだそう。


   前もって想定していることはあくまで想定であって、実際のところは
   会って話してみないとわからない。
   要するに 「思いこみ」 で視野を狭めてる可能性があるってことなんですね。
   更に言えば趣味や好みが違う、というところからスタートした方が
   あとから共通点を見いだしたり、自分の新しい側面を見いだしたりして
   案外うまくいくこともあるのだとか。


   私は就職支援のお仕事も一部やらせて頂いてるのですが、
   考えてみるとこれ仕事選びにも活かせるヒントだと思いました。
   やってみてはじめて知る自分自身の才能もあるし、向いてるはずだと
   思った仕事が実際には・・・ということもあるでしょう。


   婚活も就活も、無駄な回り道は避けて第一志望で即決めたいところ。
   ですが、自分の思いこみだけで志望をせばめずに、プロの意見も
   参考にしながら活動範囲を広げてみる、というのも大切なことだと思います。


   で、ちょっとした余談・・。。
   私が現在独身だということを知ったTさんは私を見て一言。

   「きみこむさんはね、年下の男性もイケると思いますよ」

   「えええー!!!(まったくの想定外☆)」





   7・30

   今月はじめに1階のエアコン取り付けで
   バタバタしたばかりなのに、今度はおとといから2階の
   私の部屋のエアコンが故障して、またクーラー難民状態です。
   幸い今度はすぐ取り付け工事に来てもらえそうですが、
   1ヶ月の間に2回もエアコンを買い換えるなんて、今年は
   ホント色んな意味でホットな夏でございます☆


   さて話かわって。
   もう数週間前になりますが、縁あって脚本家お二人のイベントに行ってきました。
   現在は京都で演劇活動を手がける 「下鴨車窓」 主宰の田辺剛さんと
   北九州市の劇団 「飛ぶ劇場」 の演出・脚本家を担当する泊篤志さんのトーク。


   今度上演される作品のお話から戯曲賞選考の裏話、劇団運営の苦労談など
   どれも面白かったのですが、中でも印象に残ったのがオーディションのお話です。
   「入団オーディションにどうしたら受かりますか?」 という質問に答えた泊さん。


   「ぼくが選びたいのは演技力の有無より、黙って立っていても3分間見続けられる人」。
   舞台を横切っただけでも、「また見たい」 と思わせる何かがある人なんだそうです。
   それってよほど容貌スタイルが良いか、挙動不審な人?と、ざわつく客席。
   司会者さんからも 「それはハードル高いですねー」 と言われていました。


   でも、あとで考えてみると、たしかに大勢の中でなんとなく目につく人っているし
   人気俳優さんの写真は、3分といわず長時間眺めたくなる魅力がありますよね。
   演技力はあとからの訓練でも身につくけど、そういう一種の「華」は
   持って生まれたものだからってことなのかなあ。


   ミュージカル俳優さんには 「歌」 というまた別の武器というか判断材料がありますが
   こちらにも単なるうまさとは別のものが求められているのでしょう。
   

   登場した時は普通のオジサマなのに、いったん歌いだせば
   女優さんにも負けない華と、暗い深みに引き込む麻薬のような魅力で
   ベテラン演出家をうならせた・・・であろう我らがファントム俳優さんの
   オーディションをついつい想像してしまうトークイベントでした。





   7・26

   今年の夏は節電対策の一環でクールビズが
   一気に浸透してきましたね。
   ノーネクタイの男性陣を見ると、クラシックなスーツ好きとしては
   仕方ないことだけどちょっぴり寂しかったり。


   クールビズ自体は良いことだと思うけど、ネクタイがないおかげで
   恋人のネクタイを引っ張ってキスをせがむ、という美味しい場面なんかも
   世の中から減少してるのかなあ・・(暑さのせいでやや妄想気味)。


   そんな中、テレビでニュースキャスターさんのネクタイ姿を見るのは
   個人的に眼福のひとときです。
   しかし、NHK夜7時のニュース、武田アナウンサーの
   ネクタイの柄はいつも不思議〜。
   先週だったか、武田さんがストライプとは言えないぐらい幅が太い、白と茶色の
   染め分けネクタイを締めて登場なさった日は、もううちの夕食時の話題独占でした☆





   7・23

   帝劇で上演が始まったミュージカル 「三銃士」 の評判が
   気になりつつ、今年の秋には洋画が公開されることを知りました。
   タイトルは 「三銃士 〜王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」。

   オーランド・ブルーム氏、ミラ・ジョヴォヴィッチさんらの出演で
   10月28日公開とのこと。
   公式サイトの予告を見ると、3D上映ということもあり
   かなり派手なアクションシーンが用意されているようです。


   しかし考えてみると、ミュージカルファンは
   いつも俳優さんを立体で見るわけで
   帝劇だって立派な 「三銃士 3D版」 だよね(笑)。
   




   7・20

   映画 「ハリー・ポッターと死の秘宝 part2」 を見てきました。
   私は片方の視力が極端に悪くて3Dは疲れるので、2Dでの鑑賞です。


   原作未読なので、細かいところはよくわからないまま見てますが
   なにしろ映像に迫力があって面白かったです。
   それにスネイプ役のアラン・リックマン氏が大好きなので
   魅惑のベルベット・ヴォイスが聴けて嬉しかったな〜。


   前編ではほんのちょっとしか出番がなかったスネイプ先生ですが、
   今回は大きな見せ場があって大満足。
   最後に彼が望むのは、ただ 「あの人」 と同じ目を見ることだけなんですね。
   いじらしさに泣けます。。。


   終盤近く、元校長のダンブルドアがハリーに語るセリフに
   「言葉こそが魔法だ」 「言葉が人を傷つけ、ときに人を癒す」 という感じの内容がありました。
   これにからんで、ダンブルドアは自分の過去の言葉を
   「力は求める者に与えられる」 のではなく 「力はふさわしい者に与えられる」 と言い直します。
   裏をかえせばいくら求めても、ふさわしくない者には与えられないと言ってるわけです。


   長い年月を経てハリーに突きつけられる真実は過酷ですが、逃げずに
   それを受け止めた瞬間から新しい展開が生まれて来るということなのでしょう。


   さて本編が終わって、流れるエンドロールのまあ長いこと長いこと。
   もしシリーズ1作目から数えたら、きっとこの何十倍もの人が関わってきたわけですよね。
   さらに感慨深いのは、すべての始まりはたった一人の女性の
   頭の中から生まれた物語だということです。


   原作者のJ・K・ローリングさんは1作目の執筆当時、生活保護を受けるシングルマザーだったとか。
   彼女自身にとっても「言葉が全てを変える魔法」だったのですね。


   公開してすぐのため、あまり細かい結末には触れませんが、
   シリーズ最終章にふさわしい出来映えでした。
   DVDになるのはもう少し先でしょうし、もう1回観に行こうかな。





   7・17

   暑い3連休、皆様いかがお過ごしでしょうか。
   私は家で雑事に追われております。
   あー早く映画 「ハリー・ポッター」 が見たい☆


   ところで今週、俳優の平 幹二郎さんがテレビにご出演だそうです。
   番組サイトによれば劇団四季 「ベニスの商人」 のお話もありそうだし、
   お稽古風景や舞台映像なんかも期待できるかしら。


    ・7月21日(木)13時05分〜
     NHK総合 「スタジオパークからこんにちは」





   7・14

   お友達に教えていただきました。
   元四季俳優の柳瀬大輔さんが、8月に福岡でライブを開催なさるそうです。


   四季退団後、主に東京での歌唱指導やライブ活動中という話は
   耳にしていましたが、ついに地方でのライブ実現なのですね。
   柳瀬さんのブログによれば、谷内愛さんや上田亜希子さんといった
   懐かしい顔ぶれもゲスト出演予定とのこと。


   7月下旬に東京で、福岡は8月6,7日の開催だそうです。
   11月には舞台 「星の王子様」 にもご出演なのですね。
   柳瀬さんがお元気そうでまずはなにより。
   地元民としてライブの成功をお祈りしております。


   ※詳細は柳瀬さんのブログをご参照下さい。
   http://ameblo.jp/taiyo0425/





   7・11

   先月公開された映画の原作マンガ 「星守る犬」 を読みました。
   これは切ないです。 もう読後は涙涙。。。


   主人公が報われないまま犬と一緒に死んでしまう物語と言えば
   「フランダースの犬」 ですが、あれとはまた別の意味で泣けます。
   しかもさらにつらいのは、今の日本では
   持病ゆえに仕事を失い、家族の支えもなく孤独な死を迎えるという
   人生の展開が、必ずしもあれはフィクションだからと言えないこと。
   今年出版された続編はもう少し救いのある内容になっているらしいので
   こちらも機会があれば読んでみようかなと思っています。


   しかし読後あらためて振り返ると、個人的に
   村上たかしさんといえば、やっぱりギャグマンガ 「ナマケモノが見てた」 ですよ。
   連載当時から読んで、単行本も全部持っていたので
   今回久しぶりにお名前を拝見して嬉しかったです。


   「ナマケモノが見てた」 時代の村上さんが
   「アララギ派」 のように教科書に名を残す団体を作ろう!という
   高い(?)志で友達数人と創作グループを作ったものの
   することがないのでとりあえず皆で相撲をした、というエピソードが懐かしいなあ。


   デビューから20数年。
   この作品の大ヒット&映画化で大きな花を咲かせることができたんですね。
   正直言って絵そのものはそう上手じゃないのですけど(失礼)、村上さんにしか出せない
   味のある作品で、これからも大いに活躍していただきたいと思います。





   7・8

   高井さんが配達人に登場したり
   「オペラ座の怪人」東京公演が決定したりと
   色々ニュースには触れているものの、
   家のことでバタバタしてゆっくりネットを観る時間がとれずにいました。


   それでもようやく無事にクーラー取り付け完了。
   父の夏カゼも治ったようだし、ちょっと一息ついているところです。


   さて、そんな中でなんとか時間を作ってお友達と見に行った
   「ゲキ×シネ 薔薇とサムライ」 のお話。
   天海祐希さんと古田新太さんのダブル主演(ですよね)で
   劇団☆新幹線が昨年上演した話題の舞台です。


   まずはなんといっても天海さんの美貌と格好良さにほれぼれ♪
   宝塚の元トップさんはどなたもそうですけど、大事なキメ動作に
   たけているので、ここぞという時の、絵になり具合が素晴らしいです。
   かなり衣装替えがありましたが、冒頭の女海賊衣装が
   一番天海さんらしくて良かったな〜。


   古田さんはヨーロッパに流れてきた石川五右衛門役。
   いつも怪しげで本音がつかみにくいけど、今回は義理人情にあつい
   大泥棒でした。 あんがい正統派でちょっと残念(笑)。


   新感線の舞台では音楽や歌もよく登場しますが
   今回は 「ミュージカル 薔薇とサムライ」 としても良かったんじゃないかと思うほど。
   とくに浦井健治さんと天海さんのデュエットは、これ東宝ミュージカル?と
   思いたくなるような大ナンバー。 
   「エリザベート」 を彷彿とさせるダンスの振付もあったりして
   パロディでも楽しませて頂きました。
   浦井さんの、大げさで笑顔が暑苦しくて、すぐ歌いたがる王子様は最高です☆


   そして特筆すべきは橋本じゅんさん演じる
   乙女ごころを持ったむさ苦しいヒゲ海賊。 
   こういう役は橋本さんの独断場だなあ。
   あのがっちり筋肉質のガタイが不思議と可愛く見えてしまう
   衣装デザインの素晴らしさに感服しました。
   あれは原宿あたりにお店出しても良いと思います(笑)。


   ただ全体としては劇団☆新感線としてはやや甘め路線なのでしょうか。
   「蛮幽鬼」 みたいな殺伐&謀略ものが個人的には新感線らしくて
   好きなので、その点では物足りない気もしましたが
   勧善懲悪で爽やかな大団円は、いつみても楽しいものです。


   休憩はさんで3時間半の上映時間がホントにあっという間でした。
   地方の民にとって、ありがたいの一言につきるゲキ×シネ企画。
   気が早いけど、もう次の作品がわくわく楽しみです。





   7・3

   このところ日記を書くのが遅くなってしまいました。
   実は両親のいる1階のクーラーが今年故障しまして
   現在、工事の順番待ち。


   6月末から暑くなったり不順な天候に心配していたのですが
   父がさっそく夏カゼをひいてしまいました。
   ダースベイダーの吹き替えもできそうな声になりまして
   クーラの使える私の部屋で養生することに。
   となると私が部屋のパソコンで夜ごそごそするわけにも
   いかず・・ってわけでございます。


   しかし、こうなってみると父より年上のうちの母
   (実はうちは母が一回り以上年上なんです)
   の丈夫さというか、辛抱強さに感服しますね〜。


   もちろん扇風機とか冷たい飲み物とか、色々な策は講じてるわけですけど
   我慢するとなったら一切文句は言わず、大好きな本や雑誌を
   1日中読みふけってる姿は、ある意味修行僧のようでもあります。


   工事予定日は5日。
   特殊な場所にクーラーを取り付けてたので、うまくいくかどうかわかりませんが
   一日も早く平和で快適な環境が両親の部屋に戻ることを、
   私もクーラー難民のひとりとして、心から祈るばかりです。