赤くて甘くて酸っぱくて
そんな魅惑的な味?
〜魅惑のストロベリー〜
ファーストキスはレモン味?
じゃあその後は?
「ん〜vやっぱり新一の唇って魅惑的v」
快斗君誘われまくりvv
「…………快斗」
「ん? なあに?」
「………頼むから突然訳の解らない事を言うのはやめてくれι」
ソファーに座って本を読んでいた新一の肩を引き寄せて耳元で囁けば、ガックリと肩を落とされた。
「だって〜新一の事見てたらそう思ったんだもん」
「………勝手に思うな。」
思われる方は激しく迷惑だ。
「酷いなあ。ほんとの事なのに〜」
だって新一の唇ってば真っ赤に色付いててストロベリーみたいなんだもんv
「……………」
本当の事なのに思ったことを更に続ければ、新一は思いっきりフリーズしてしまって。
快斗は首を傾げつつ、そのまま誘われるままに新一の唇に軽くキスを落とした。
「ん〜vやっぱり新一の唇は魅惑的〜vv」
甘酸っぱいストロベリーみたいv
「………お前いっぺん死んで来い…」
そのままもう一回キスしようとすれば、やっと自分を取り戻したらし新一にやっぱりと言うか何と言うか素敵に頭を殴られて。
頭を抑えつつもめげずに抱きしめようとすれば更に殴られて。
「っぅ…新ちゃんてば相変らず暴力的…」
「お前がくだらない事言うからだろ!!」
「下らなくないもん! ほんとの事だもん!!」
「うるせえ!!」
魅惑のストロベリーに魅せられた快斗が最後に黄金の右足をくらって撃沈したのは言わずもがな…。
END.
よく行くインターネットカフェにあるストロベリーアイスがこの名前(笑)
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