おまけ:6月22日(日)



「……んっ……」
「おはよう新一v」


 朝ベットで目を覚ますと傍らにはKID…ではなく快斗の姿があった。


「ぉ…ょぅ…」


 低血圧の為、朝に弱い新一はまだ良く現状を理解できていなかった。


「寝ぼけてる新一も可愛いけどそろそろ目覚まさないとね♪」


そう言って快斗は新一のおでこに口付けた。


「か、快斗///」


 その瞬間、覚醒して昨日の事を思い出したらしい新一は顔を真っ赤にして手近にあった枕を快斗目掛けて放った。


「新一、恋人に対してその扱いはないんじゃない?」


 快斗は軽々と枕を避けると、そう言って新一を引き寄せた。
 新一の華奢な体はすっぽりと快斗の腕の中に納まってしまう。


「誰が恋人だ」
「もちろん新一に決まってんじゃんvv」


 そうにこやかに言った快斗に新一は衝撃の一言を発した。


「恋人にしてやった覚えはないぞ」
「へっ??」
「だから、恋人にしてやった覚えはない」
「だって新一俺にくれるって言ったじゃん!」

「昨日だけな」


 流石は工藤新一。約束は約束らしい(爆)


「え!でも、俺が側に居てくれればいいって言ってくれたよね?」
「それは来年の俺の誕生日の話しな」
「………マジ?」
「もちろんだ」


 その瞬間、快斗の視界は真っ暗になった。


「だから、この手を離せ」


 茫然自失の快斗に新一はさらに追い討ちをかける。


「やだ! 一から口説き直す〜〜〜!!!」


 快斗の口からそんな絶叫が出たのはしかたないだろう。
 彼がその後工藤新一を口説き落とす事ができたのか、それは隣の科学者のみが知っている……。







END.


ごめんね快斗…折角誕生日なのに…(苦笑)
でも、『誤算』をupした後気づいてしまったんです…新一さんがはっきり「今日だけ」と言ってるのを(爆)
実は本当は違うラストの予定だったのですが、彼のことだからきっと約束は守るのだろうと書き直しました…。
だけどきっとこの後快斗は激しく口説き直すんでしょうけどね〜♪(笑)
それでは、おまけまでお付き合いありがとうございましたVv



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