「快斗、さっきの本」
「はいはい♪」


 何時もの様に何処からともなく本を取り出した快斗
 それは何時もの光景だったのだが…






便利な便利な快斗君






 和やかに阿笠邸でティータイムを過ごしていた哀は、快斗に対し直球で爆弾を落とした。


「貴方…ドラ○もん?」
「あ、哀ちゃん…ι」

 ド○えもんって………ι


 哀の言葉に快斗はガックリと肩を落とす。


「違うな灰原」


 しかしそこで予想外にも新一から反論をされる事になった。
 その事に快斗が喜びかけたその時………、


「こいつはド○えもん本体でなく、四次元ポケットだ」
「…………そっちですかι」


 更に酷い爆弾が投下された(爆)


「そうね…そっちの方が適切だわ」
「だろ?」

「………二人ともあんまりじゃない?」


 新一の説明(?)に納得した哀に対し泣きそうになりながら何とか反論を試みる。


「俺のはマジックなの!」

 あれは科学技術の賜物でしょ!


 が、しかし…相手は名探偵と灰原女史である。
 勝てる訳がない(爆)


「………十分に発達した科学技術は魔法と区別できない」
「アーサー・C・クラークの第三法則ね」
「でもって、快斗のもある意味魔法と区別出来ない」
「まあ、そうね」

「つまり四次元ポケットと快斗のマジックは同じ…と」
「そうなるわね」

「しんいちぃ〜(泣)」


 何やらいかにもこじ付けの様な論理展開に同意を示す哀と、号泣する快斗。
 しかし、新一さんと哀ちゃん(…)にはまだ言いたい事があるらしい。


「いいじゃない。別に貶してる訳じゃないんだから」
「…そうなの?」
「ああ、別に貶してる訳じゃねえぞ?」


哀と新一の言葉に快斗が泣きやみかけた刹那…。



「「だって便利だし(だもの)」」



 本日最後にして最大の爆弾投下…(笑)


「便利………便利って何〜!!!!」


 阿笠邸は今日も平和である………。








END.


ド○えもん本体はいらないけど、ポケットが欲しいな…(爆)


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