導入期のレッスンについて
導入期のレッスンについて
ピアノ教師としてレッスンを始めて、かなりの年月になりますが、いまだに初めて習いに来られる生徒さんのレッスン導入期には、いろいろ考えたり悩む事が多いです。
いろんなノウハウは持っていますが、お子さんは1人1人違いますものね。
どんな性格かな?
どこまで理解できるかな?
歌う事が好きかな?
音楽を聞くのは好きかな?
どんなアプローチがいいのかな?
これなら興味が持てるかな?
などなど。。。
実際にレッスンをしながら、生徒さんの様子に合わせて様々に頭を巡らせ、反応をみながら進めていきます。
まったくピアノに触るのも初めてなら、
「レッスンって何???」
状態から始める場合、まずは少しづつ少しづつ。何回もレッスンを重ねるうちに、お互いの交流も深まり、性格もだんだんわかり。。。そうするとレッスン内容もどんどん良くなってきますし、いろんな事がスムーズに行えるようになってきます。(*^_^*)
特に小さなお子さんの場合は、レッスンしているというより、お母様からみると遊んでいるように見えるかも知れません。
本人が先生の言うとおりにしていない事もあるでしょう。また、本人が全然違う事をしていて、先生の歌やピアノを聞いていないように見える時もあるでしょう。
それでも私は構わないと思っています。実際には歌やリズム、ピアノの音は、お子さんの耳に届いているのですから。
いろんな音楽体験が、少しづつ少しづつお子さんの体にしみ込んでいて、時が来れば形となって現れると考えています。
時間をかけて音楽が好きになるよう育んでいけば、いつの間にかいろんな事が出来るようになっていくものだと思います。
いろんな事が噛み合ってレッスンがスムーズに運ぶようになるまで。。。波に乗るまで、ちょっと時間がかかる場合もありますが、長い目で見て頂ければと思います。
次は、『聴く』について。