7/27 3日目(最終日)


 いよいよ最終日。ここは前日の夜からのお話を書きましょう。

 1時半に解散して自分の部屋に戻ったら、O山・岩君の二人が寝ていた。
 二人を起こさないように静かに入って眠りにつく。
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 3時間後、時間にして午前4時半。空は明るくなっている。が、周りはまだ寝ている。さすがに起きてる高校生もいない。
 もちろん僕も寝ていた・・・が、目を覚ました。
 ふと横を見ると、隣で寝ている岩ちゃんの手が僕の布団に侵入していた。
 最初は振り払って、何とか寝ようとする・・・が、岩ちゃんの寝相はひどく、いつの間にか斜めになって、僕の布団に体の半分が新入している。
 運の悪いことに僕らは3人で寝ていたのだが、僕はその真ん中で寝ていたので寝返りを打って逃げようとするも、反対側ではO山が気持ち良さそうに寝ていたので寝返りを打てない。
 しょうがないので部屋を出て、階段付近にあるロビーに行き、そこのソファで寝ることに。
 すると、先客がいた。湯沢だった。
 「何だ、Y沢も寝る場所がなくてここで寝てたのか」
・・・大きな勘違いだった。彼は昨晩のコーヒーで体の具合が悪くなっていたので、トイレの近いロビーで寝てたとの事。
 僕も他のソファで寝ることに。まあ30分くらい。これが意外に気持ちいい。

 5時過ぎに部屋へ戻ると、岩ちゃんが自分の布団に戻ってたので寝ることに。
 ・・・5分後、また侵入してきた。今度は真正面から。
 避けるようにO山の方に寄る僕。すると、ストーカーのように岩井が近づいてくる。
 思わず心の中で
 「この野郎!!」
と思った。
 「これはダメだ」
と、いち早く悟った僕は再びさっきのロビーへ。
 今度は一人だった。湯沢は部屋に戻ったようだ。
 今度はそこで1時間近く寝た。けっこう深い眠りだった(と思う)。

 6時過ぎ、朝練の為に目を覚ましたM沼さんが
 「おいD、何でこんな所で寝てるんだ?」
と聞いてきたので、部屋での出来事を脚色して大げさに伝えた。早朝でも頭は冴えてたのね。
 その後、部屋に戻ってぐっすりと眠ったのはいうまでもない。無論、朝は走れなかった。

 7時過ぎ、朝練から戻ってきた岩ちゃんが、
 「D先輩、ゴメンなさい!」
と言ってきた。優しい僕は、
 「許しません」
と言ってやった・・・ってんなわけないでしょ、ちゃんと許しましたよ。
 O山は寝ぼけつつも二人のやり取りを見て笑ってた。

 朝食はカレーライス。しかも具がいっぱい。お腹が空いてたのでけっこう嬉しかった(^○^)
 
 朝食を済ませた後、急いで荷物をまとめ、宿を出る準備をした。
 そして、宿を出る時、キャプテンのA野君の号令に合わせ、
 「お世話になりました」
と挨拶をした。う〜ん、高校生だねえ。

 それから車に乗り、小田原へ。
 今日乗る車はカーナビ付のだった。最初はどう使えば良いか分からなかったが、これがまたけっこう使える。
 おかげで道に迷わず(っつ〜か小田原までは間違えないけどね)箱根の山を降りた。
 車は2念男子が中心になり乗っていた。そして、助手席には湯沢が乗ってた。
 Y沢は終始寝ていた。
 小田原の鈴廣の近くのコンビニで車を停め、高校生を下ろす。そして買出しをした後、走らない高校生を乗せて岩井が運転する車と茅ケ崎まで行くことに。
 僕の車には女の子が3人と湯沢が乗った。
 まずは湯沢を小田原の駅で降ろした。帰らせるために。ここで湯沢とは別れた。

 ここからは茅ケ崎まで軽いドライブ。
 正直、緊張してましたよ、この時。だって運転手(僕です)以外女の子だよ。ある意味ハーレムっすよ、これは。
 まあ、ちょっと緊張しながらもナビを見ながら運転する。
 途中、T口さんから
 「先輩!!」
と声をかけられ、ドキッとする。
 「先輩、音大きくして下さい」
・・・何だ、ラジオのことか。でも、このおかげでけっこうリラックスできた。
 その後はナビを見ながら
 「これで道に迷わないんですか?」
ってS田さんに聞かれたんで、
 「僕みたいな方向音痴でも大丈夫だよ!」
って言った。するとT口さんが
 「先輩!これ信号一つ先ですよ!」
・・・えっ、いきなり間違えた。凄い赤っ恥。
 「でも、ここからなら何とか正しい道に合流できますよ」
と言われ、
 「実はこれ近道」
とか言いながら誤魔化したが、周りの目はちょっと引いてた。
 その後は、2,3回道を間違えそうになるがその都度S田さん、T口さん、T田さんの3人に注意されながら進む。どっちが大人だか分からなくなったわ、この時だけは。

 途中からは真っ直ぐだったので、間違えることもなく進む。
 ここでは、音楽の話や、部活の話題等で盛り上がった。特に、島谷ひとみの新曲で盛り上がった。

 茅ケ崎に着いた後、近くのコンビニで岩井の車を待つことにした。
 そこで、女の子グループに、
 「先輩って、今幾つなんですか?」
と聞かれ、
 「24歳だよ」
と答えた。
 「え〜、うっそ〜?全然見えない」
と言われ、
 「幾つに見えたの?」
と聞くと、
 「O山先輩と同い年で36歳くらいに見えました。昨夜女子内で話題になりました」
と言われた。
 ・・・ちょっと待て!まだ四捨五入すれば20代なのに・・・。
 それより悲惨なのはO山だ。彼は僕の2コ下なのに・・・。
 女の子たちからは
 「まだ先輩はマシですよ。奥山先輩は先輩と同じ位に見えるって言ったんですし」
・・・オイオイ、そういう問題じゃないだろう。

 岩ちゃんと合流し、コンビニで買出しを済ませ、駐車場に停める。
 それから海岸へ行き、故障者組と練習することに。
 「JOGをする人たちは僕らに着いて来てね」
と岩ちゃんが声をかけJOGを始める。すると誰も着いてこない。走ってるのはOBだけで、高校生は全員歩き。マジっすか〜!

 1時間ほどJOGをしたが、その間岩ちゃんと色々話した。けっこう楽しい一時だった。

 練習終了後は駐車場へ戻り、皆のゴールを待つ。
 30分後くらいに練習組みが約30kmの道のりを無事完走。そこには、去年マネージャーだったI井さんも。多分女の子では唯一の完走者だったのでは?すんごいね〜。

 それから海岸へ行き、昼食を摂り海へ。僕も行きました。そこで高校生に埋められ、恥ずかしい思いもしました。まあ、これも良い思い出かな?う〜ん、どうでしょう。

 駐車場へ戻り着替えてから、茅ヶ崎駅まで高校生と一部のOBを送り、解散。みんな〜、楽しかったよ(^○^)

 そこからレンタカーを返しに行き、M沼夫妻に岩ちゃん・O山と5人でM沼車に乗って帰宅。
 車の中では皆爆睡・・・僕と運転手のM沼さん以外。でも、僕もそれまでの疲れがド〜っと出て眠ってしまった。

 そして、7時になり家の近くのスーパーに着く。結局家の側まで送ってもらった。
 どうもありがとうございました。

 今回は金曜の夜からというハードスケジュールだったけど、とても楽しい3日間でした。
 翌日、翌々日と仕事中眠かったのはいうまでもない。
 うお〜、夏休みが欲しいヨ!

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