マドリッドは、1561年にトレドから首都を移したことで、小さな村からスペインの中心地へと変貌した街です。
今でも、かっての国王たちの威光をを示す華麗、荘厳な建造物が建ち並び、芸術都市として必見のところが数多くありますが、そのうち「王宮」や「プラド美術館」などついてご紹介します。
「スペイン広場」です。 1930年に、セルバンテスの没後300年を記念して造られた記念碑が立つ広場で、お馴染みのドン・キホーテとサンチョ・パンサの像も立っています。 |
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左と下は、「王宮」の写真です。 1764年に完成された王宮は、御影石で造られたもので、イタリア・フランスの影響を受けたバロック様式がメインとなっています。 ヨーロッパ随一を誇る巨大な宮殿には、贅を尽くした2500もの部屋があるそうです。 現在は迎賓館として使われています。 |
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1819年に設立された、「プラド美術館」です。 スペイン王家が収集した膨大な美術コレクションが展示された世界でも有数の美術館です。 |
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この美術館には、プラドの3大巨匠の「ゴヤ」、「ベラスケス」や「グレゴ」をはじめ著名な画家の9000点を超える膨大な絵画が収蔵されています。 右は、「ゴヤ」の銅像です。 |
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宮廷画家として、マドリッドの王宮で活躍した「ベラスケス」の、絵画史上最高の傑作といわれている「ラス・メニーナス」です。 フラッシュは、禁止ですので折角の名画もありのままにお見せすることができません。 |
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「ゴヤ」の絵です。 スペインで初めて女性の裸体を描いたことで、ヨーロッパ美術史上最もスキャンダルにみちたとされる2枚の絵で、「裸のマハ」と「着衣のマハ」です。 |
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神秘的な独自のスタイルを創った画家といわれている「グレゴ」の、「聖アンデレと聖フランテェスカ」です。 長く引き延ばされた人物像が特徴的です。 |
2002年10月15日