セゴビア旧市街と水道橋
Old Town of Segovia and its Aqueduct


 セゴビアは、カスティーリャの北の台地にある中世の要塞都市です。
 セゴビアは、一説には、あのヘラクレスが紀元前1076年に街を興したとも言われておますが、ローマ時代の水道橋からスペイン最後のゴシック建築まで記念碑的な建築群が、今も佇む伝統と歴史が交差する街です。


セゴビアのアルカサル   
 旧市街の一番奥の切り立った崖の上に立つ華麗な宮殿です。
 ディズニーの「白雪姫」のお城のモデルになった、三角帽のような屋根、円柱状の塔など、おとぎ話そのままのお城です。
 12世紀に、王宮として整備がはじまり、15世紀の中頃に建てられたものが、19世紀中頃に焼失、再建され現在に至っています。
  
セゴビアの大聖堂  旧市街の中心のマイヨール広場に面して立つ「大聖堂」です。
 スペイン最後のゴシック建築の大聖堂で、その優雅な外観から、「大聖堂の貴婦人」とも呼ばれています。
 16世紀から17世紀にかけて造られたもので、小尖塔や透かし彫りの欄干、派手な装飾を施した後陣などが印象的な建築物です。
世界遺産「セゴビアの水道橋」  2000年の時を越えて屹立する「セゴビアの水道橋」です。
 旧市街の入口に立つ高さ30m、全長728m、122の柱と166のアーチが残っている偉大な水道橋です。
 1世紀前後の古代ローマ時代に造られたもので、巨大な切石を組み合わせて造られた2重のアーチの、ローマ時代の高度な土木技術には驚かされます。

 

2002年10月14日

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