アルルのローマ遺跡とロマネスク建築
Roman and Romanesque Monuments of Arles


 アルルは、ジュリアス・シーザーが建設した街で、ローマ時代には首府が置かれ、中世には宗教の中心地として発展したところです。
 その歴史は、今も街の至る所で見受けられます。
 ローマ時代の最大のモニュメントは、円形闘技場と古代劇場です。


ゴッホのマスク  古代劇場への道すがら(公園?)、写したゴッホのマスクです。
古代劇場  古代劇場の外側の写真です。
 紀元前1世紀に建てられた当時最大級の劇場で、半円形の階段式客席が舞台を見下ろす劇場ですが、現在は2本の円柱を残すだけとなっています。
古代闘技場  この巨大な古代闘技場は、1世紀末に造られたそうで、ローマで見たコルッセオより古いものだと聞いて驚きました。
古代闘技場入口  古代闘技場の入口の写真です。
 直径136m、短径107mのこの闘技場は2万人が収容可能で、現在でも闘牛が行われているそうです。
 
レピュブリック広場  中央にオベリスクの立つレピュブリック広場です。
 正面に見えるのが市庁舎、右側が、サン・トロフィーム教会です。
サン・トロフィーム教会  ローマ遺跡の多いアルルの町に、珍しく中世の香りを漂わせるロマネスク様式のサン・トロフィーム教会です。
 教会正面入口の彫刻は、プロヴァンスのロマネスクの典型と言われています。
「夜のカフェテラス」のカフェ  フォーラム広場にあるゴッホが描いた「夜のカフェテラス」のモデルとなったカフェです。

2001年7月21日

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