ドイツは、1997年に、ミュンヘン、ハイデルベルグ、ローデンブルグやホーヘンシュバンガウなどを訪れたので、2度目の訪独となる今回は、東部のドレスデン、マイセン、ベルリンとポツダムを訪れました。
ドイツには、22カ所にも及ぶ世界遺産がありますが、私が訪れた世界遺産について紹介します。
ポツダムとベルリンの宮殿と庭園
Palaces and Parks of Potsdam and Berlin
世界遺産である「ポツダム・ベルリンの宮殿と公園」のうち、ベルリンのシャルロッテンブルク宮殿は、見る機会がありませんでしたが、ポツダムの「サンスーシー宮殿」についてご紹介します。 プロイセン王国の華麗な宮殿であります「サンスーシー宮殿」は、ドイツ・ロココ様式の最高傑作と言われております。 サンスーシーとは、フランス語で「憂い無し」と言う意味だそうでありまして、王が、親しい友人と哲学を語ったり、音楽を楽しむために建てたとも言われております。 左の写真の宮殿のドームの下に「sans sou ci」の文字が見えます。 |
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約300ヘクタールの地に、サンスーシー宮殿、新宮殿、中国茶館、シャルロッテンホーフ宮殿等7つ(?)の城をもつこのアンサンブルは、ヨーロッパでも最大規模を誇る宮殿の一つであるといわれております。 写真は、モクセイソウの植えられたテラスとパテレ(平土間)を持つ「サンスーシー宮殿」です。 |
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サンスーシー宮殿内の建物です。 | ||
サンスーシー宮殿から北西に少し離れたところにある「ツエツィーリエンホーフ宮殿」は、ドイツ最後の皇帝の皇太子が、1917年にポツダム郊外のハイリゲン湖のほとりに建てたイギリス風の小さな領主館です。 1945年の夏には、ポツダム会議が開かれ、アメリカのトルーマン、イギリスのチャーチル、ソ連のスターリンなどによって、敗戦国ドイツが、二つの国に分断されることが決定された、という歴史的瞬間をむかえたのがこの館です。 会議が開かれた部屋を見学しましたが、当時のままに残されておりました。 宮殿の一部は、現在ホテルにもなっておりまして、庭園はこれもまたイギリス風の造りの大変美しい庭園でありました。 |
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同 上。 |
2000年2月25日