あとがき
著者 高田敞
これで、宇宙論改訂版は終わります。あまり進歩しなかったけれど,それなりにはがんばったつもりです。
ビッグバン宇宙はとても不思議な宇宙です。神様が10の32乗回くらい手品をし、しかもそれが、10のマイナス24乗秒の間に行わなければならないくらいふしぎなことです。いわゆる、普通なら荒唐無稽というやつです。全ての現象や、物質や、エネルギーが今の宇宙にはありえない法則で動いている世界だということが分かっていただければ幸いです。
その点、わが輪廻定常宇宙論は、全ての法則が、ニュートンとケプラーで十分出来上がる宇宙です。そんな簡単なことで宇宙ができるわけがないと考える方は、すばらしく不可思議なビッグバンを信じていてください。ビッグバン論は矛盾を解決するためにまた新たな矛盾が生まれるという断末魔の状態に陥っています。天動説の最後と同じ状態です。キャッチフレーズばかりがでかくて、中身は言葉の手品にしか過ぎません。
やがて、この輪廻定常宇宙論のすばらしさが分かるときが来るでしょう。
と、なんだか大上段に振りかぶったままおしまいにします。
ここまで読んでいただいた方にお礼申し上げます。
平成17年3月18日 妹空並刻記
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