へんろ旅 41日目(晴れ)
76番金倉 77番道隆寺 78番郷照寺 79番高照寺 80番国分寺 
(30キロ少々。)
 日落ちて 遠いシグナルを聞く 宿一人
 あと何日 指折っている 一人旅
(ここ何日か同じ人たちと後になり先になり歩いている。60代から70代の人が5人。時々話すが一人旅はかわらず。ただ歩く。)

へんろ旅 42日目(晴れ)
81番白峰寺 82番根香寺 83番一宮寺
(高松市栗林公園の近くまで30キロ今日もまた山。遍路ころがしだそうです。)
(遍路ころがしばかりでなく一日中登ったり降りたりでしにものぐるいという感じだった。雲辺寺ではほとんど休まず登れたが、このところ少しの登りでもすぐ息が切れる。香川はあっという間だと聞いていたが、毎日、すごくきつい。)

へんろ旅 43日目(晴れ)
84番屋島寺 85番八栗寺 86番志度寺 87番長尾寺
(30キロほど、小さな山なのに、息が切れて休んでばかりいた。暑い日だった。)
旅の夜も 最後になり 時計の音聞いている

へんろ旅 44日目(晴れ)
88番大窪寺
(15キロほど、きつい道を避けようとして結局かなり遠回りをした。5時に出て、9時に到着した。女体山は目が回った。足に踏ん張る力がなく何度か転んだ。
10時のバスで宿に帰り、荷物をとって、そのまま電車に乗り瀬戸内海を渡って一路家に向かった。

遥かなる あの空の果てから 越え来る

{あとがき}
これでへんろ旅はおしまいです。みんなは1番札所まで歩いて、お礼参りに行くのですが、私はそのまま帰りました。
あの、小さな村や、町を縫って果てなく続く道を懐かしく思い出します。そして、たくさんの親切な人たちを。またいつの日か呼ばれたら、いそいそと出かけることでしょう。

長い間ご愛読ありがとうございました。

2004年7月12日(月)

       妹空並刻

遍路のたび 目次
へんろ旅38〜40日目