へんろ旅 22日目(晴れ)
38番 金剛福寺

今日こそは 足摺の岬 歩みだす
日白銀になり 海は朝
(5人で歩き出す。このうちの一人は、愛媛のはじめまで、二人は、愛媛の後半に再び顔をあわせ、何日か同じ宿になる。)

波とどろき 砂踏みしめて 浜を行く
汐に乗り いく千の魚 泳ぎより

静けさや 池に蛙 飛び込まず

海鳥の 岩に一羽 ぽつねんと
振り向けば 歩いてきた道 指の間に
波騒ぎ 心騒ぐ 海辺の道

木々の間に 見える色は 空と海
これが足摺 ここが足摺 やっと来た
海うみうみ 全て海 足摺の岬
足摺に ついたと電話す 海煌いている

(今日は簡単な道だったのに、出だしと、最後のところで迷ってしまう。地図をあまり見ていない。宿からの連れと、ところどころでいっしょに歩く。)
 

遍路のたび 目次
へんろ旅 21日目