へんろ旅 8日目 (晴れ)

22番平等寺23番薬王寺

(龍山荘にいっしょに泊まった人5人と歩き出す。いつものように、すぐにばらばらになり。一人遅れる)

山々に、小鳥鳴きかい 朝始まりぬ
連れ立ちて 来た遍路点々と 山の道
犬一匹 先になり先になり 山の道
今日ははや 山ひとつ越え 朝日さす
道尋ねれば 犬についていけと 教えられ
道案内の 犬消えたら 平等寺
きびたきの 拝んでいる 平等寺
静かなり 木々のざわめく 平等寺
谷の里 光あふれて 蓮華草
万葉の 宴の後か 月夜下
オオタカも 風に向かって ゆさゆさと
大杉を ざわざわざわと 西風のゆく
(月夜とは、弘法大師さんを照らした三日月のことだそう。カガイのことかと勘違い)
背なを押し 山うならせて 風昇り行く
車ふと消え せせらぎの音 風の音
トンネルを抜け 昼ごはんに 鯨食う
(朝、先に進んでいた人ふたりに追いつく。)
山を縫い 山を縫い 山を縫い ただ歩む
(室戸まで82キロの標識)
薬王寺 海風渡り 日が落ちる
(国道55号は山を縫って、海に出た)
(昨日はたくさんの人といっしょだったが、今日の宿は私一人。海のそばなのでとんびがたくさん舞っていた。)
自転車を借り ちょいと海を見に

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