時空の曲がりが生み出す「重力レンズ」は本当に時空の曲がりが生み出したの?
{重力レンズとは、本来は一つの天体なのに、途中にある巨大な重力源によって光が曲げられ、複数の像に分裂して見えたり、明るさが強められたりする現象です}
この現象は、多数観測されている。しかし、この現象が、重力によるという根拠は何ひとつとして存在しない。もし根拠を知っている人がいたら教えてほしい。アインシュタインが言ったから、なんてのは科学の根拠じゃないですよ。それは仮説であって、証拠ではないのすから。
これも、銀河や、銀河団のガスによる光の屈折現象であるとすることができる。なぜなら、銀河や銀河団には水素を中心とした気体が大量に存在することが最近観測された。それも、それまで分かっていた銀河や、銀河団の内部ばかりでなく、星や銀河の見える範囲の外側にも大きく広がっていることが観測されている。地球から見ると、それは宇宙に浮かぶ一滴の水玉のようだ。この気体の塊はそこを通る光を必ず曲げることになる。気体でできた巨大なレンズが浮かんでいるようなものだ。気体が光を曲げるのは、地球大気で実証済みである。重力が光を曲げるというのはまだ実証されていないのと比べと、定説と、仮説の違いがある。
そればかりではなく、最新の観測では、ほとんどの重力レンズで、光の曲がり方と、それを曲げた銀河や、銀河団の質量が合わないということがいわれている。質量が多量に足りないということである。これは、重力レンズといわれているものが、本当はガスによる屈折現象であるということの証拠である。銀河や銀河団の星間物質の屈折率のほうが、相対性理論の重力の屈折率より大きいからである。気体の屈折とすれば、観測値と合うことになるであろう。ここでもエディントンの観測と同じである。気体による屈折のほうがより観測値に一致するのである。
では、この重力レンズといわれている現象が重力によるという根拠はどこから来たのかという問題がある。それは、ここでも、アインシュタインが予言したから、ということだけである。それ以外の根拠は存在しない。これは科学としての根拠にはならない。かえって、中世の科学暗黒時代の、神の予言にぴったりである、というのと同じで、科学を狂わせる元凶になっているのじゃないだろうか。
ここでも、20世紀最大の天才、アインシュタイン様がおっしゃったのだから、が幅を利かせている。科学者にとって、アインシュタインは神様であっても、われわれ普通の人間には神でもなんでもないただの人である。彼をあがめないわれわれはかえって彼の欠点が見えるのである。
まあ、この現象が重力であるというなら、アインシュタインの予言以外の、重力が原因である、という証拠を出す必要がある。今のところそれは存在しない。科学者なのに科学でない根拠だけで決めている。不思議ですねえ。
「わかる時空」への反論