納豆手づくり講座

家庭でも簡単にできますよ。

材  料
大豆    1升
納豆菌  50g

 *目安として 大豆1升で約3kgの納豆ができる
ワンポイント (粂田美智子さん)
 納豆菌は、みそづくりに使う酵母菌と相性がよくありません。作業の前には、酵母菌にさわらないように気をつけ、みそ作りの後に衣服を着替えるようにします。

納豆作り作業手順
「1」大豆を選ぶ
 色合いがよく、形の整った大豆を選ぶ。
ごみなどを取り除き、虫食いなども取り除く。
「2」大豆を洗い、水につける。
 大豆についている泥や雑菌などをきれいに洗い流し、水につけておく。
「3」大豆を煮る
 圧力釜(1升釜)で 5合ずつ、2回に分けて煮る。
まず強火で17分、噴いてきたら弱火で15分煮て、10分蒸らす。(煮豆のときと同じ要領で、圧力釜の性能により、時間は若干違う)
つまんでみてつぶれる程度が目安。
ワンポイント (粂田美智子)
 硬すぎると、納豆の甘味が出ませんし、逆に、柔らかすぎると、納豆菌を混ぜるときにつぶれてしまうので、注意しましょう。
「4」納豆菌を加える。
 大豆が煮えたら、ざるで水気を切って食品保存容器(タッパーなど)にとり、納豆菌を加えてかき混ぜる。
 まんべんなく菌を混ぜるために、大豆を入れた食品保存容器を30回以上揺する。
味は納豆菌によって変わる。粂田さんが使っておられるのは、粉末の納豆菌。
納豆菌の目安は 大豆1升につき50グラムほど。
粉末の場合 大さじ2杯程度のぬるま湯にといておくとよい。
ワンポイント (粂田美智子さん)
 大豆がさめてしまうと発酵しにくくなるので、一連の作業は特に素早くするのが、最大のコツです。
「5」発酵させる。
 発酵機で発酵させる。発酵機がなければ家庭用の電気コタツで発酵機の代用させることができる。
平均45℃で、12時間寝かせると出来上がる。
ワンポイント (粂田美智子さん)
 発酵は温度管理が大切。コタツに温度計を入れておいて、時々確認してください。
 容器は食品保存容器のままでもよいし、弁当箱や鍋に詰め替えてもいい。ただし 必ず ふたをします。
「6」保存する。
 保存料を使わず無添加なので、冷蔵庫に入れて保管する。
おいしく食べられる期限は7〜10日間ぐらい。
直射日光には当てない。
ワンポイント (粂田美智子さん)
 小さな容器に小分けし、冷凍しておくと便利です。
味も変わらずに 長期間食べられます。

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