釣れるデカプラグ

ニューコンセプト・ヒラウチペンシル

GIANTDOG-X

メガバスUSAプロチームとともに,’96B.A.S.S.メガバックストーナメントと,ミズーリ州レイクミネトンカのバスマスターズTOP100トーナメントに参戦するためにワンオフ製作されたスーパーカスタムプラグ,それがジャイアント・DOG-Xでした.このワンオフモデルはその後もB.A.S.S.FLW等の米国トーナメントにおいて,実に素晴らしい成績をもたらしています.こうして,米国ファン達の量産化への熱望にこたえて,メガバスUSAを通じて日本のメガバスが製作するのがジャイアント・DOG-Xのプロダクションモデルです.日本では,メガバスからみなさんへ,その素晴らしい釣果を直接お届けします.

 

だれがやっても動く.カタいロッドでも動く.

当時,レイク・ミネトンカ参戦用のジャイアント・DOG-Xを伊東がワンオフ製作するにあたって心がけた事がありました.それは,いかなる体勢でも,そしてある程度,どのタックルでも,「キチンとドッグウォークするトップウォータープラグ」でありたい,という事です.米国トーナメントでは,魚の居場所を探すパイロットルアーとしてトップウォータープラグが有効なルアーとなる場合があります.ランディをはじめとするメガバスUSAプロ達は,頻繁にDOG-XPOP Xをトーナメントで使用します.そして,日本では考えられないようなヘビータックルでこれらのトップウォータープラグがセットされてしまう場合もあります.そこで,量産型のジャイアント・DOG-Xは,ユーザー,タックルを選ばない設計をさらに煮詰めました.ビギナーにとっても,トップウォーター専用ロッドでなくても,わずかな練習で,「かならずドッグウォークさせられる.」というのは,大きな自信と釣果に結びつくはず.もちろん,すばらしいドッグウォークアクションを手軽に生み出すため,レギュラーサイズのDOG-X同様,メガバスだけの慣性バランサーシステム(PAT.P)を導入しています.

 

参戦用ジャイアント・DOG-Xで試験導入したウォーターカットギルを進化導入

ジャイアント・DOG-Xには,トーナメント参戦用のワンオフモデルで試験導入した「ウォータカットギル」(PAT.P)デザインをさらに煮詰めた形状で採用しています.ドッグウォーター時に,ボディーアゴ部に対する水への食い付きが良く,スライド時のターン角度が,ワンオフモデルよりもワイド,かつ,シャープになりました.また,ドッグウォーク時にはスプラッシュをおこし,そして,POP Xのようなとてもナチュラルなサウンドを発してくれるセッティングです.お試しください.

 

超アピール!「ヒラウチ」ドッグウォークアクション

ジャイアント・DOG-Xは,ドッグウォーク時に,ただ左右に首を振るだけではなく,身をひるがえしながらドッグウォークします.水面下のバスにリアルなボディの側面を見せつけながらドッグウォークする「ヒラウチ・ペンシル」なのです.真夏のクリアウォーターでディープ気味に位置するバスや,シルエットがぼやける流れ川でのバスフィッシング,また逆に透明度の低いマッディウォーターのシャローなど,エリアを選ばない強い存在感でアピールしてくれます.

 

ジャイアント・DOG-Xの楽しみ方

@    広域サーフェイスでバスをチェックする.・・・「軽やかなシャープな動き」
メガバスプロチームアメリカの,ランディ・ブロウキャットと,ノースキャロライナ州No.1のスーパープロガイド,エド・ハンコックはシャローサーフェスで活性の高いバスを見付け出す時,ジャイアント・DOG-Xを信じられない程のハイスピードトゥイッチで使用します.元来,大型トップウォータープラグは水流抵抗が大きいので,こうしたシャープで素早いドッグウォークをさせるには,やりづらいものがありました.でもジャイアント・DOG-Xは,ドッグウォーク時に,ボディがロールしてボディ側面で水流を効果的につかむ設計ですから,ミディアムアクション以上の張りのあるロッド(例:DESTROYER F4-66Xなど)を使って素早い連続ジャークを与えれば,スピード感あふれるドッグウォークアクションをこなします.衝動的なリアクションバイトを狙ったアメリカントーナメントプロの釣り方です.時折ポーズを入れると効果的.広域のウィードボトムのサーフェスがさざ波立っている時や,マズメ時のダム湖などでベイトフィッシュがバスにチェイスされて水面を飛び跳ねている時など,こうした素早いドッグウォークアクションが効果的でしょう.こうしたシャープかつスピーディーな動きを多用する方は,伸びの少ないPEラインをご使用いただくと,素早いドッグウォークアクションのタイミングが取りやすくなります.

A    ゆったりドッグウォーク,そしてポーズ.ビッグフィッシュを狙う.・・・「重い動き」
オールディーズウッドプラグの特権であった,水との“からみ具合”も,ジャイアント・DOG-Xは忠実に再現します.軽やかなロッドワークによって「うにょうにょっ」とした首振りができるのです.または,強めのジャークがGOOD.ゆったりとした「ビッタン,バッタン」といった首振りのあと,ポーズ・・・.こうしたスローでダイナミックなドッグウォークも,とても効果的.この時,ジャークベイトのような,フラッシュをともなうダイビングをこなしてくれます.ぜひ使いこなしてください.また,このスローかつダイナミックなドッグウォーク時に,ジャイアント・DOG-Xが起こす引き波の具合もチェックしてください.ウォーターカットギルによって,実に存在感あふれる水の押し方をしているはず.デカバス釣りに良く効く使い方です.シーンと静まり返ったマズメ時のピンスポットで,バスを誘い出す楽しみ・・・.ジャイアントDOG-Xは古典的なウルトラライト・スローテーパーロッドのアクションでも動かしやすいように,「ドッグウォークの立ち上がりの早さ」を実現させています.

B    ノーアクション.ただ引きで,シイラを狙う.・・・「トリッキーな動き」
ジャイアント・DOG-Xのプロトモデルは,実際,海のオフショアゲームでも驚くほど痛快に大型シイラの連続ストライクを取っています.使い方はカンタン.ロングキャスト後,ただ思い切り,「ひたすらリールを早く巻くだけ」です.この時,ジャイアント・DOG-Xは,そのバランスとフラットなボディ側面によって,波と接触した時に勝手にヒラウチを多発し,実にナチュラルなスプラッシュサウンドを発しながら,海のフィッシュイーター達を誘い出します.6月〜9月のオフショアゲームには,ぜひ連れていってあげてください.浮遊物やパヤオまわりでご使用いただく時は,ジャークとポーズをおり混ぜてください.スレたシイラのストライク率がアップします.

C    トップウォータービギナーにとっても,楽しいプラグ.・・・「良く動くプラグ」
大型プラグの場合,つい,大物ねらい専用,とビギナーは連想しがちですが,とりあえず,ジャイアント・DOG-Xをキャストしてみてください.従来のビッグルアーとは違う,軽やかな着水音に驚かれる事と思います.そして,―― 一定のリズムで,ロッドをチョン,チョン,と軽くジャークしてみてください.ジャイアント・DOG-Xは,キチンと左右に首を振るドッグウォークアクションをしてくれているはずです.23回ほど首フリさせたら,数秒ポーズさせてください.―― この繰り返しです.慣れたら,時折,強弱をつけながらジャークさせたり,ジャークのストローク(ロッドティップを動かす幅)を長くとったりして,ダイビングアクションを引き出すことが出来るはずです.ビギナーにとってもジャイアント・DOG-Xは,動かしやすく,トップウォータープラグの動かし方を学びながら釣れるルアーです.そして,使いこなすほどに様々なロッドワークに敏感に反応し,多彩な動きを生み出せる.素晴らしい能力を持ったマニア待望のプラグである事がおわかりいただけるはずです.

 

さらに,水面が風によってさざ波立っていたり,流れ川のバス,マッディウォーター,天候が曇り,小雨,またはマズメ時のローライトコンディションでは,バスにとってルアーの存在感をアピールした方が釣果が向上する事があります.こんな時,ジャイアント・DOG-Xの出番です.ビギナーにとって大型トップの入門シーズンは,6月〜9月がベター.ぜひフィールドで使い込んでみてください.このサイズを使用いただく事にきっと抵抗がなくなるはずです.

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