MEGABASS

Bait-XPAT.

CONCEPT

‘80年代末，メガバス最初のプラグ，ウッド製「Z-Crank」が活躍中，メガバス初のインジェクションハードベイト第1号の生産が開始されました．その名は，「Bait-X」．

シャローボトムで繰り広げた驚異のイレギュラーダート，リトリーブ中に遭遇するミッドストラクチャーを舐めまわすようにコンタクトしてしまうBait-Xの卓越したボトム・リップタッピングは，姿カタチはシャッドなれど，まるで底性甲殻類のエスケープアクションを彷彿させ，数々の素晴らしい釣果を残しました．こうして，Bait-Xはバスが好むベイト達の様々な要素を突出化してパッケージした先鋭的ルアーでしたが，まだ80年代当初のバスシーンには，早過ぎた刺客だったのかもしれません．

やがてメガバスは，伊東が開発した「DEEP-X」シリーズを発表．本場アメリカのメジャートーナメントへの進出を決定づけたモデルとして，今日に至るまで実に数多くの栄光を手にしています．’90年代末には，メガバスクランクベイトの起点である，Z-Crankのシャローモデル「ZC-1」のコンセプトをモダンに継承した「SR-X GRIFFON」がデビュー．そして21世紀の輝かしい幕開けは，「MR-X GRIFFON」によって，訪れました．Z-Crankのミッドレンジモデル「ZC-2」が再現されたのです．

こうして，メガバスが80年代末に提唱した多角的クランクベイトフィッシングは，現在私達が直面している21世紀のサイバーなフィールドにおいて最良の釣果をもたらしています．そんな今だからこそ，Bait-Xの復活がコアなファンから熱望されていることを無視することは出来ませんでした．障害物をアクロバティックにひるがえりかわすグリフォンシリーズのファーストムーバーとは対局する，Bait-Xコンセプトは「ストラクチャーとの濃密なコンタクト」．初代Bait-Xの設計理論を再構築し，モダンテクノロジーによってボトムタッピング専用のスロームービングクランクベイトとして磨きをかけました．初代Bait-X同様，ストラクチャーに潜むスローでニュートラルなバスを相手に，スローリトリーブで使ってこそ威力を発揮するモデルです．

 

■    PATENT.P「ウォーターインテイクビル」＋「ハイドロディフュージングボディ」．
Bait-X独自のハイドロメカニクスは，ルアーがリップラップやレイダウン，橋脚やテトラポッド等，あらゆる形状の障害物に対していかなる傾斜角度，浸入姿勢で差し込んでも，常にリップは水流加圧され，アクションに破綻をきたすことなくストラクチャーにピタリとコンタクトし続けます．居着き型の魚や，魚のコンディションがスローになるほど有利なタイト・クランキングを展開します．

■    卓越したスーパーロングキャストで，ワイドにコンタクト．
軽量なハイフロートウッドで製作されていたにも関わらず，優れた飛びを実現していたZ-Crankのボディを発展させてボディアンダーにエフェクトされたスタビライザーが，逆風下でもコンパクトボディを矢のように直進飛行させる優れたキャスタビリティを発揮．

■    DEEP-Xシリーズの「多目的重心移動PAT.」を採用．
着水後，ボトムに特定したストラクチャーに向かって急速潜行してダイレクトにコンタクト．また，バスの着き場を特定できない広大なリップラップエリアをワイドかつ濃密にコンタクトして，スーパーランカーを探り当てるためにも非常に有効な機能です．

 

 

 

 

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