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2001.06.02 銅(II)フタロシアニン合成(II)

先月合成した銅フタロシアニンを精製し、 青紫色粉末状結晶を得た。このものを何かにこすりつけてみると、 確かに青色をしているが、結晶自体は何となく赤みの光沢があって 紫色になっているのには驚いた。
かなりたくさん生成したが、まだ乾燥していなかったため、 秤量は今度。

[Cu(pc)]
fig.16 Copper(II) phthalocyanine

CAS Number []


2001.06.09 銅(II)フタロシアニン合成(III)

銅フタロシアニンは完全に乾燥すると赤みが減って紺色に見えた。 水が配位して遷移吸収波長が変化していたのだろうか?
今日は、銅フタロシアニンを濃硫酸に溶解し、水でこれを沈殿させる 方法で精製を行った。 乾燥後秤量したが、理論量を超える収量であったので、 フタロシアニンと同じくらいの安定性をもつ副生成物 (おそらく中間生成物)が存在するように思われる。


2001.06.16

国分寺実験教室。


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