-Diary-

難しいことは容易く、簡単なことこそまだ出来ないのが化学。

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2008.02.29

そして日常に戻る。実は来週実験報告というかなりピンチな状況。


2008.02.28

4日目-excursion。グループごとでフリー切符片手に東京観光....ということで定番の浅草寺と東京タワーに連れていくことに。


2008.02.27

3日目。

このイベントのメインターゲットはnanotechnology and nanoscienceということらしい。まったくもって場違い感がひしひしとしたりしなかったり。

グループプレゼンテーションにむけたグループ内でのディスカッションで上がった話題の一つに、物理のひとと化学のひとで同じ(ような)ものに対する用語の違いがあります。たとえば、我々がHOMO-LUMO gapと呼ぶところのものに対する、band gapとか。そもそもoccupied orbitals/valence band, unoccupied (|vacant|virtual) orbitals/conducting bandというところから、相互理解をするためには暗黙ではなく明示的に言わないといけないよね。

そういう視点で考えると面白い。私あたりは、ナノの世界というとどうしても巨大なというイメージが拭えないのだが、彼らに言わせると普通より小さくなったので新しい世界が広がるという。私は分子一個の構造、その中での原子の一つ一つの役割を考えるが実際に扱うのは6.02e+23の世界。彼ら曰く波動関数は何処までも広がっているもので何処の原子の上にどうのこうのとは言わないらしいが、ものを作る局面ではナノ粒子を一個一個数えてやるという。違う世界の人々とお話しするのは重要ですね。世界が広がるというか。


2008.02.26

2日目。昨日と同様の濃密なスケジュールが続く。今日のグループディスカッションはRohrer先生(STMを開発されたひとです)。問いも答えも自然が与えてくれる。解くべき課題それ自身が解決策を内包している、だそうな。

ポスターを持ってくるように指示があったので持ってきて掲示したものの、ポスターセッション用の時間は用意されなかったので、ほとんど貼り逃げ状態。学振サイドでは昼食時とかコーヒーブレイクの時間とかで何とかして欲しいという説明だったが、そういった時間には他にするべきことが有るからねえ。


2008.02.25

1日目。ご自身もノーベル賞受賞者である江崎先生の基調講演を始点として、ノーベル賞受賞者たち他の講演がいくつか。公演後のグループディスカッションでは白川先生とお話しする機会をいただきました。何より大事なのは継続すること(continuity)。あと、時々はラボの用事を全部忘れて休養をとること.....それでもアイデアが降ってくるときには降ってくる、だそうです。

学生参加者としては国内から20名程度、アジア太平洋(じゃないとこのひともいましたが)地域から60名程度、都合80だそうな。国籍も分野も違う8人で一グループとなり食事とかディスカッションとか。食事一つとっても文化の違いが色濃く反映されるので興味深い。

ホテルで持ってきた作業用PCをインターネットにつなげようとして、つながらない。こういうとこのはだいたいどこもDHCPでIPアドレス自動配布なんだが....。しばらく試行錯誤して、ようやく、しばらく前にDHCPクライアントサービスを停止していたことを思い出した。ラボだと固定IPだから、クライアントをサービスで動かしておくのはそれだけ資源の無駄遣いだから切っておいたんだったね。それをすっかり忘れてどつぼにはまっていた。起動させれば難なく使用可能に。


2008.02.24

日曜日ですが、スーツを着てポスター持ってつくばへ。第一回HOPEミーティングなるものに出席するためです。旅疲れと風邪のせいでかなりきつい。

発達した低気圧のために全国的に大荒れ。東京でもめちゃめちゃな暴風が吹き荒れて電車網が麻痺状態。


2008.02.23

温泉街でおみやげを買っていたら雪が降り出してどんどん激しく。


2008.02.22

研究室のスキー旅行で野沢温泉。しかし風邪が治ってないようで体調がよろしくない。

初級者コースでゆるゆると楽しみました。


2008.02.19

東芝がHD-DVDからの撤退を表明。これで次世代DVDはBlu-rayに一本化されるか。結局、既存の製造設備との親和性や、薄い記録層位置といった弱点をもたないことによるカートリッジレスといった初期段階でのスペック優位性など、相手の先端技術ゆえの弱点を攻撃するセールスポイントは、相手がある程度売れるようになれば意味を失う、ということか。売れるようになれば量産体制が整うし、大口ユーザーのスペック要求にあわせて技術も進化するので、大本のデザインの優位な方が勝つわけね。示唆に富む話だこと。

フィデル・カストロ氏が引退するそうな。まあ年だからねえ。

海上自衛隊のイージス艦が漁船と衝突..... 今日はほんといろんなことが起きるなあ。


2008.02.18

コソボ自治州がセルビアから独立宣言。


2008.02.17

どうも風邪をひいたっぽい。ここ一月くらいの無理が祟った感じ。

久しぶりにちゃんと日曜日できたので、Fortune Arterialをフルコンプリート。

最後までやると、派手にばらまかれた伏線がきれいに回収されてる。はにはにのときとくらべると著しい進歩か。しかし途中はハラハラしましたね。特に悠木姉妹のルートでは。このまま謎は謎のまま放置されて終わってしまうのではないかと。

この作品は、複数のルートにまたがってばらまかれたり回収されたりしている伏線を登場人物と共に追っかけていくのが楽しみひとつでしょうから、ここでネタばれするのはよろしくないでしょうからあまり書きませんが。吸血鬼ものということが盛んに宣伝されていますが、それに気を取られ過ぎると本質を見失います。ファンタジーの道具としてはあるでしょう、もうひとつ。高速治癒をもたらし、身体能力を改良し、不老不死を達成する赤きT******aが。

私としては、千堂瑛里華endも好きですよ? けしてハッピーエンドではないとおもいますが、そういう終わり方も。


2008.02.16

クロラミン万歳。

.....すみません取り乱しました。ここ一週間の懸案だったある実験がなんとか生成物がとれてきたもので、つい。4通りの方法を試して、最後に用いたNH2Clを作用させる方法だけがうまくいったので。

しかしこれ原料なんだよね。まあ新規化合物にあと一段階ですが。

空の境界の劇場版アニメ、先日第二章と第三章を観てきました。第二章は......観る前にもう一度本を読み返して行ったのだが、失敗したなあと思いました。本を読んでいるのと一緒。絵に起こして眺める必然性が感じられませんでした。まあ原作通りにやらざるを得ない作品ですから、原作で提示されている以外の要素を提示するわけにはいかないでしょうし、そうなると第二章のように物語としての起承転結と主張を持たない話では、単品でアニメ化されてもねえ、という感じがしました。

第三章は、これまでのところ一番映画向きかな。登場人物がそれぞれの思惑で動き回るからね。それとこのお話単品で起承転結があるせいでしょう。見所としては......やっぱ藤乃が橋をねじってしまうとこかな。映像化しがいがあった感じがします。惜しむらくは、文中、式のモノローグにある表現で、空の境界という題目の意図をのべているところが作品に反映されなかったことかな。というより、三作とも、そういった概念的な話を全部すっ飛ばずことで、意味不明になりがちな原作を映像化できる代物に変えている側面がありますからね。仕方ないことかもしれません。


2008.02.14

ようやく一連のデスクワークがひとまず片づいた。しかし実験量が絶対的に不足している。そしてもうしばらくするとまた実験できなくなるからなあ.......


2008.02.12

雨。

文献紹介。今回のお題は"Non-Innocent Ligand Complexes"で。redox-activeな配位子を有する遷移金属錯体のお話。どんなものがnon-innocentなのかという話から始めましたが、最後にはどんなものでもnon-innocentに成りうるという話になってしまいました。


2008.02.09

晩に雪が降り出しあっという間に積もる。深夜には雪はやんだが風が。


2008.02.08

前の時津風親方が傷害致死容疑でとうとう逮捕。それを受けて相撲協会は右往左往。


2008.02.03

未明に降り出した雨は明け方雪に変わって激しく積もる。

時間はないのだが気分転換にとFortune Arterialをプレイ。とりあえず千堂瑛里華storyの最後まで。吸血鬼ものということで期待してましたが.......なんというかこれはこれで驚愕の終わり方。というか何も片づけないで終わりっていいのか?


2008.02.01

文献紹介とかお金下さい書類とか借金の棒引き申請書の作成とか対処すべきことがいっぱい。久しぶりに追い込まれている感覚。

300万円棒引きしてくださいっていうのも虫が良すぎる話ですけれど、修士課程のときの分もあわせると借財は500万超えますからね....利息はつかないということになってますが、やはり減らせるものは減らしておきたいです。

日本学生支援機構の奨学金の返還免除の話。修士課程終わるときにも申請しましたが、忘れた頃に落選通知が来ましたからね。通るひとっていったいどんなすばらしい業績あげたんでしょうか。

M2の皆様は修士論文提出日。お疲れさまです。

F氏から修論いただきました。team_azobenzeneのひとから貰うのは二回目ですが、ああもうそんな時間が経ったんだなあと。感慨深いものがあります。


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