釧網本線(2010年SL冬の湿原号)出撃フォトをご紹介いたします


senmou-honsen



釧網本線(釧路〜標茶)

釧網本線「2011SL冬の湿原号」の撮影に1月29、30、31日と出撃してきました。前週は運行開始慣例の「川湯温泉」までの延長運転の二日間したが、残念ながら翌週の29日からは通常の釧路〜標茶間になります。川湯温泉延長運転の撮影をはじめは計画しておりましたが、魅力の「石山」呪縛を断ち切るために今回は翌週の三日間に変更いたしました、と言いつつも31日の重連運転が気になったのも事実です。今年の釧網本線通常運転区間の釧路〜標茶間は例年よりも積雪が少ないようでしばらく雪も降っていなかったようで、沿線の山々の日の当たる南斜面の雪は融けて結構地肌が見えていました。今回は接近戦での撮影を考えて撮影場所を選定していましたが・・・釧網本線に来て雄大な釧路湿原に立つとどうしても「俯瞰」をしたくなります。結局、到着の29日のみ追いかけの接近戦で、30、31日は高いところに登ってしまいました。各撮影場所では冬ならではの爆煙に恵まれ、30日の茅沼駅では「SL冬の湿原号」到着寸前に“気まぐれな”「丹頂鶴」が正面に登場したり、発車間際に“危ない横切り?”があったりと、思わなぬ写真も撮影できました。各沿線では鉄道ファン、撮影者、観光客に答えるように見事な爆煙、ドレーンのサービスをしてくれた「SL冬の湿原号」の運転士さん、機関士さんに本当にお礼を言いたいと思います。


2011年1月30日(2日目)












塘路〜茅沼 Canon EOS 7D / Canon EF70-200o F2.8L IS USM
/ Canon EXTENDER EF2.0×U
◇コッタロ展望台からは釧路川とシラルトロ湖の間を横断する釧網本線が見渡せます。
白煙をきれいに棚引かせて現れた「SL冬の湿原号」は雄大な釧路湿原の中を颯爽と走り抜けていきます。
(築堤に沿って撮影側にある木々がSLにかかる箇所が多くあるため、SL通過前の気動車での確認が大切です)












茅沼駅 Canon EOS 7D / Canon EF70-200o F2.8L IS USM
/ Canon EXTENDER EF2.0×U
◇線路上から立ち去った気まぐれなタンチョウは、なんとなんとSL到着間際に再度線路の上に戻ってきました。
汽笛なしの静かな発車の動き出しを感じたのか、逃げるように線路脇におりて行ってしまいました。
手前に羽ばたくのを期待したのですが・・・そうはうまくいきません!









茅沼駅 Canon EOS 7D / Canon EF70-200o F2.8L IS USM
/ Canon EXTENDER EF2.0×U
◇タンチョウもいなくなったので手前に構図を変えた瞬間です。
落葉松の中にいたタンチョウが、動き出したSLの前を二羽続けて素早く羽根をひろげて横切っていきました。
「SL冬の湿原号」のヘッドマークと合わせて“良い飾り”になりました。






茅沼駅 Canon EOS 7D / Canon EF70-200o F2.8L IS USM
/ Canon EXTENDER EF2.0×U
◇ようやく構図を整えてのがこのカットです。
正面を狙っていた撮影者は数人でしたがラッキーな写真を撮れたのではないでしょうか。






茅沼〜塘路 Canon EOS 7D / Canon EF70-200o F2.8L IS USM
/ Canon EXTENDER EF2.0×U
◇茅沼駅先の踏切を通過した「SL冬の湿原号」は釧路湿原に向かいます。
風に煽られた爆煙は客車を包み、さらに逆光で霞みます。