釧網本線出撃フォトをご紹介いたします


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「SL冬の湿原号」
(釧路〜標茶)


今年の冬も釧網線に「SL冬の湿原号」が走ってくれました。運転期間、日程とも短くなって、1月30日から2月28日までの運転です。今年は残念ながら川湯温泉までの延長運転の設定がなく、釧路駅から標茶駅間の通常運転区間のみのなりました。冬の北海道を走る「SL冬の湿原号」を撮影したく、2月19、20、21日の3日間、出かけてきました。19日の朝に東京から釧路空港に到着すると、冷たい冷たい釧路の空気がなく、逆に暖かく感じるほどでした。今年の釧路は暖冬の影響で、雪が少なく、降るときはドカ雪となるとのことで、残った雪も、14日に降った大雨のため、かなり融けてなくなっていて、線路の枕木が見えてる箇所も多く、雪のあるポイントを選んでの撮影となりました。ところが、20日の夜から未明にかけて、急速に発達した低気圧の通過によって、21日の朝の釧路は雪風景に一変、早朝までの雪は、SLの運行が危ぶまれるほどでしたが、幸いにも「SL冬の湿原号」には雪も止み、日が差してくるほどに天候も回復してくれました。


2016年2月21日







遠矢〜釧路湿原 Canon EOS 5DMarkV / レンズ EF70-200mm f/2.8L IS USM
◇20日の未明から明け方にかけて通過した低気圧は、沿線に待望の積雪をもたらししてくれます。
雪を掻きそうな線路際の撮影場所を見つけて、C11の登場を待ちます。







遠矢〜釧路湿原 Canon EOS 5DMarkV / レンズ EF24-70mm f/2.8L II USM
◇白煙は風に流されてしまいますが、スノープロウで雪を掻くC11と編成を撮影します。
迫力のラッセルとはいきませんでしたが、狙うどおり、旨く雪を掻いてくれました。

※この日は積雪のため、「ノロッコ号」に使用するDE10が最後部に付いてC11をアシストします。
















五十石〜標茶 Canon EOS 5DMarkV / レンズ EF70-300mm f/4-5.6L IS USM
◇線路中央の雪溜まりを、豪快に掻き飛ばしながらルルラン踏切に迫るC11を正面から狙います。
スノープロウで雪を掻き飛ばす瞬間を、連続4カットを貼ってみました。







五十石〜標茶 Canon EOS 5DMarkV / レンズ EF70-200mm f/2.8L IS USM
◇さらに迫るC11を引き付けて、スノープロウで雪を跳ねるC11を撮影しました。







茅沼駅発車 Canon EOS 5DMarkV / レンズ EF24-105mm f/4L IS USM
◇C11とDE10の重連運転となった「冬の湿原号」の発車を、意識することなく見送る丹頂鶴でした。
飛び立つ気配すらない茅沼駅の丹頂鶴でした。







茅沼〜塘路 Canon EOS 5DMarkV / レンズ EF70-300mm f/4-5.6L IS USM
◇思わぬ大雪は思わぬC11とDE10の、貴重な重連運転を演出してくれました。







茅沼〜塘路 Canon EOS 5DMarkV / レンズ EF70-300mm f/4-5.6L IS USM
◇茅沼駅を発車した今日の「SL+DE10冬の湿原号」の全編成です。







細岡〜釧路湿原 Canon EOS 5DMarkV / レンズ EF24-105mm f/4L IS USM
◇釧路湿原駅に到着する「C11+DE10冬の湿原号」を撮影します。







細岡〜釧路湿原 Canon EOS 5DMarkV / レンズ EF24-105mm f/4L IS USM
◇C11+DE10+冬の湿原号客車」の彩りが雪風景良く映えます。
このカットにて、今年の「SL冬の湿原号」の撮影は終了です。
来シーズンも是非、「SL冬の湿原号」の運転を期待したいと思います。





気動車 キハ54系







◇3728D遠矢駅を9時18分に発車した快速列車「しれとこ」が、
雪積る線路上を走り抜けていきます。




◇4725D細岡駅を9時44分に発車した普通列車が、
雪を舞い上げながら通過していきます。




◇3727D網走発を10時01分に釧路行の快速列車「しれとこ」が、
ルルラン踏切を12時43分通過していきます。
正面に付いた雪が、今日の厳しい雪積る釧網本線の工程を物語ります。