ジャスミンの風
カンボジア気候について
もちろん一年中夏です。と、いっても月によって気温は違います。
室内での温度で、暑い時は34度位、寒い(?)時で24度位です。
戸外の日の当たる所は、もちろん猛暑です。40度はいっているかと思います。
でも、日本の夏より湿気が少なく、日本で感じる40度よりずっと過ごしやすいです。
季節では、11月から2月半ばまでが一番涼しく24度位になります。
カンボジア人は「寒い」といって、けっこう厚手の長袖のジャケットを着ています。
私達には過ごしやすく待ち遠しい季節です。
旅行にはこの季節が最適です。
一番暑いのは、3月後半から5月上旬で、頭がクラッとする位暑いです。
特に4月は最高です。
この季節だけはカンボジアから逃げ出したくなります。
季節としては乾季と雨季に分かれています。
5月中旬から9月下旬までは雨季です。
でも、日本の梅雨のように一日中シトシト降ることはなく、30分から1時間位バケツをぶちまけたように降ります。後はカラとあがります。
但し、夕立のようには涼しくなりません。
地面がやけているので、雨上がりはムーンと蒸気が立ち上ります。
それに雷もすごいです。
最初はあまりのすごさに驚きました。
このすごい雨なのに誰も傘を持っていません。
雨がすごすぎて傘は役に立たないのです。
しばらく屋根のある所でやり過ごせばいいのです。
カンボジアは誰も急いだりしていませんから(笑)
乾季は一ヶ月以上も雨の降らないこともよくあります。
人間贅沢で「お天気がいいわ」なんて言っていても、たまに雨が降るとホッとします。
この時期は、観光にもお天気の心配がなくていいですね。
但し、アンコールワットへの観光でプノンペンからシェムリアップまでトンレサップ湖を通って船で行くコースの時は注意してください。
雨季から乾季の初めには、川岸の水上生活なども見えて楽しい旅です。
でも、乾季の終わりには大変です。
トンレサップ川やトンレサップ湖の水位は、乾季と雨季では10m以上も変わるのです。
トンレサップ湖の面積は、乾季の時は琵琶湖の3倍、雨季になると10倍にもなります。
水がたっぷりあるときは、水深もあり船も心配なく通れます。
乾季の終わりに近づくと、湖の真中の水深のあるところしか通れません。
窓からは、延々水面しか見えません。この時地球は丸いと確認出来るのです。
シェムリアップに近づくにつれ、ますます水深は浅くなります。
プノンペンから乗ってきた大きな船は、入れなくなります。
そこで、一回り小さい船に乗り換え進みます。同じ人数が乗り換えるのでちょっと窮屈。
それでも、浅くなり船底を摺るためもっと小さい船に乗り換えます。8人乗りです。
周りは言葉は通じないは、小さい船になるは、女の子2人だは・・・もしかして売られていくのでは・・・と、心配している間にやっと岸辺へ到着。
無事土を踏むことが出来ました。
水がたっぷりある時期には5時間で着く船旅も、水のない時期には7時間半かかってしまいました。
船を利用される方は、充分季節を考えてお選び下さい。
船旅も、良い季節には快適で、時間があればお勧めします。
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