ジャスミンの風

                                         
                                           
マラウイ便り 4-1



Muli bwanji ? (= How are you ?)
Zombaに滞在して四ヶ月近くになります。元気に過ごしています。
一時は厚手のセーターを着込まなければならないほど寒くてちょっと風邪気味の時もあったのですが、10日ほど前から日増しに暖かくなり、今は
朝夕でもセーターが要らないくらいの晴天の続く陽気になりました。どうやら最寒期は過ぎたようです。

ホテルの部屋の水道水が時々濁ったり、浴室の湯が出なかったりすることもたまにはあり、また停電(時には半日以上も)もよくありますが、また
かという感じでもう慣れっこになりました。



 業務の方は、7月から新会計年度に入り、金の探査については既に昨年度からボーリングや化学分析等を始めているので、結局今年度から
の新規計画ということでダイヤモンド探査に絞って担当することにしました。
場所は、ここZombaから北へ100kmほどのマラウイ湖の南端部に位置するMangochiという街の西側に広がる山地で、つい先日地質調査所の
担当者たちと2日間かけて下見に行って来ました。


Mangochiの街に近づくと道路の両脇にバナナの木が多く見られ、標高が500m程度と低いせいかかなり暖かく、半袖でちょうどよいくらいでし
た。そこから左折して街中を外れ地道を西へ向かうと、あちこちに人間の背丈ほどもある蟻塚や奇妙な枝振りをしたバオバブの木々・色んな種
類の椰子の木が左右に見えてきます。
赤茶けたLaterite(紅土)の凸凹道をドンドン登って行くと、途中幾つか通り過ぎた集落ではどこでも子供たちが笑顔で手を振ってくれます(時に
は居合わせた大人たちも)。手を振り返すと声を出して答えてくれるのがうれしい。
現場の場所を何度も訊ねながら、くねくねと細い地道を登って行くと潅木の中に民家が一軒また一軒と点在するようになり、やがて見晴らしの良
い綿花畑やキャッサバ畑のある一軒家に到着。ちょうど一家で杵と臼を庭先に持ち出してきて、シマ(彼らの主食)用のmaize(白っぽいとうもろ
こし)を粉にしているところでした。




そこで車を降り、途中で出会ったおばさんから買った茹でたmaizeをかじりながら、地元の若者の案内で歩いて現場に向かう。「この地下にはダ
イヤモンドが眠っている、見つかればマラウイはリッチになれる」等冗談を言いながら、登ること30分余りでようやく現場に到着。一面潅木や雑
草の生える平らな丘で、周辺を歩き回るとダイヤモンドを抱く可能性のある母岩として知られるKimberlite と思しき露頭跡が残っています。間も
なく近くの民家周辺でテント生活をしながらここで調査を開始することになるのですが、長らく待機していたので楽しみでもあり、またうまくいくの
だろうか?という大きな不安もあります。次に繋がる何らかの兆候でも見出せれば、と期待しているのですが……。







                                         
                                           


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