ジャスミンの風

 3/27には最後のプノンペン・カットを行きつけの散髪屋で済ませ、28日からのPPI朝礼でのお別れのあいさつさらにJICAへの総合報告書の提
出および2年間の活動報告会、日本大使館へのあいさつに備えました。29日には運転手とメイドに最後の給料を支払ってこの2年間つくしてく
れた労をねぎらいました。

 30日の朝、大家夫妻と娘さんたち・メイドたちに見送られて、今後とも何らかの形でこの国の発展に携わりたいという思いを胸に、家族と共に
住み慣れたプノンペンの家を後にし、帰途の立ち寄り先、タイのチェンマイに向かいました。

 成田には4/6早朝に到着し、翌7日にJICA本部で帰国報告を行ったあとクリニックで健康診断を受けて、8日

夜ようやく京都の自宅に帰って来ました。

 (感 想)

  プノンペンで一軒屋を借りて家族と共に生活してきましたが、当地の現状にすっかり馴染み、懸念していた

治安上の問題は一切無く、また年中の蒸し暑さや街中の喧騒にも慣れて感染症等の病気にもかからず過ごせたのは幸いでした。年々ひどくな
る交通渋滞を除けば、思っていたよりもずっと過ごしやすい国でした。

  一方、現地の人たちの衣服の仕立てとか車の修理等に対する手先の器用さや、建築工事における仕上げの状況等を見ていると品質管理等
に多少の問題はあるが、適切に指導すれば大きな戦力になり得る潜在能力がある、と感じています(あのアンコール遺跡を築き上げた民族で
すから)。

  果して10年後にはどうなっているでしょうか？

  　　　以　　　　上

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