ジャスミンの風


鉱物図鑑

   ダイヤモンド  Diamond


(キンバーライト)



原 石


加 工 後(ルース)






















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化学組成/モース硬度/比重 C / H=10 / SG=3.5
特徴,種類 構成物質である炭素原子の配列が均一な
ので、丸みを帯びた稜と凸状の面で囲まれ
た八面体あるいは十二面体の結晶を作る。
屈折率が高く金剛光沢(レインボーカラー)を持
つ。地球上で一番硬い鉱物。通常は無色だ
が、不純物の種類によって黄色,褐色から
緑,ピンク,赤,黒等さまざまなバリエーションが見ら
れる。 「征服されない」の意味をもつギリシ
ャ語adamasに語源を持つ。
利用法 宝石として用いられる(ダイヤモンドカット)以外
に、切断,研磨用の工業用材料としても使わ
れる。
産状,産地 地殻より深い高温,高圧下のマントルで生成
し、火山岩(キンバーライト*)および火山噴出物
の中に含まれる。 * キンバーライト; カンラン石と
雲母を主要構成鉱物とするマントル起源の火
成岩で、鉄分を多く含むので強い磁力を示
す。
Mangochi,Rumphi,Mwanzaにキンバーライトの
賦存が確認されている。
備考 4月の誕生石、天秤座,魚座の星座石。
天然のダイヤモンドの98%以上は黄色を帯び
ており、宝石に利用される透明なもの(Blue
white)は1〜2%に過ぎない。ダイヤモンドは4
つのC (colour, cut, clarity-傷-,carat)
で等級がつけられる。宝石用ダイヤモンドの
合成には未だ成功していない。
エピソード 1867年、南アフリカに住む貧しい移住民(ボーア
人)の一人の少女がオレンジ川の川岸で発見
したのが最初である(21.25カラット)。キンバーラ
イト内で偶然見つかったのは1871年のこと
で、以降大量に産出されるようになった。





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