業務の方は、前回から進めていたMangochi西地区(ダイヤモンドの母岩である
Kimberliteの露頭あり)で追加の詳細調査をしてボーリング位置を3ケ所設定したの
ですが、他地区とのボーリング機器の調整,燃料費等の経費の不足,雨天等の問題で
未着工のままで待機中というところです。一方、今回新しく設定したMangochi東地区
(その昔に川の中で小さいダイヤモンドが見つかったという記録のある所で、対象面
積約200km2)では、広大な森林地帯であるため「衛星画像解析」の探査技法を用い
てKimberliteを探すべく、テキストを取り寄せて調査所職員共々勉強中です。ちょうど
ボツワナで日本政府の肝入りで「Remote Sensing Project」が立ち上げられ、マラウ
イも参加を表明しており、これからのその技術習得が待たれるところです(昨年、任国
外旅行でボツワナを訪ねた際に、その概要をヒヤリングして来ました)。
また、1月の半ばに調査所の技術ミーティングがあり、そこでマラウイに来て以来の
当方の夢である「地質博物館設立構想」を披露しました。当国には豊かな自然(山地
や湖,温泉他)があり、様々な種類の宝石を初めとする有用な鉱物があり、同時に地
震や山崩れ等の自然災害に見舞われることもあるので、その実態をマラウイ人,特に
将来を担う子供たちに知ってもらうための施設です。資金や場所,人員の問題等あり
ますが、今年度の調査所の実施目標のひとつとして取り上げてもらえることになって
います。今後の楽しみです。
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