ジャスミンの風

3月28日（水）

今日は終日自由行動の日。快晴！

先ずは王宮を目指します。

皆でマドリッド市内地下鉄体験です。スリが多い事で有名です。こわいのですよ。案の定いました。こちらは大勢。眼が光ってます。それでもポケットへ手
が・・・皆で合図！！無事クリアーしました。降り際に囲んで擦り寄ってくるグループもいます。回りは空いているのに、見るからに怪しい！こちらはオバサ
ンパワー。反対に突き飛ばしながら降り、これも無事クリアー。

そんなこんなしている間にオペラ（OPERA）駅に到着。王宮劇場の横を通り抜け、彫刻が美しいオリエンテ広場に出ます。ヨーロッパに来たんだな・・・と、
周りの風景を楽しみながら王宮へ向かいます。

チケットを購入してアルメリア広場へ。14人の白いジャケット軍団がきっと目立ったのでしょう。地元の女の子に「これはどこへ行けば売ってますか？（モ
チ、スペイン語です）」と訊かれました。「ジャポネ」。ホワイトパールで、朝日にキラキラ光ってきれいに見えたカモ。

そして内部へ。皆、王宮の美しさに感激。さすが宮殿です。私は何度来ても好きな場所なのです。美しい王宮を、姫になった気分で（皆、元姫ですぞ）、
「我が宮殿へようこそ」なんぞのたまいながら廻りました。

さて、一通り見学も済み、ショッピングタイムです。この近くにある皮革製品の専門店「レバント」へ。以前も来たことがあるのですが、お手頃な価格で、良
い製品があります。日本人の店員さんもいて応対してもらい、それぞれに満足なお買い物が出来たようです。

そしてお昼。「本場パエリアなんぞたべたいね〜」と、どこかお薦めのお店を教えて下さいとお願いすると、「私も行くから・・・」と連れて行ってもらいまし
た。もちろんガイドブックにも載っていません。王宮劇場のすぐそばでしたが、連れて行っていただかないとわからない場所でした。階段を上り、2階のお
店へ。壁に飾られた有名人の来店の写真がいっぱい。「有名なのだ」と期待に胸をふくらませ席に付きました。何品か選び注文を。期待を裏切りません
でした。待っていたこの味、この風味。まさにスペインです。出来たてのパエリアを、ウエーターがならんで運んできます。歓声です。見るからに美味しそ
う！いろいろ取り分けて、無事我々のお腹へしっかりと納まりました。満足！満足！

その後、ソフィア王妃芸術センターへむかいました。以前ピカソの「ゲルニカ」を見たときの感動がよみがえります。それまで本でしか知らなかった「ゲル
ニカ」。予想しなかった大きさ、そして生の迫力でせまってきます。

ソフィア王妃芸術センターを出て、ショッピング組とブラブラ組に分かれました。

まず私達は目の前にあるアトーチャ駅に。以前とはグッと変わって美しくなった内部へ入ります。まるで植物園のような構内。そして憧れのアベ（AVE)。ス
ペインの新幹線です。すごく乗りたかったのですが、今回はツアーのため入っていません。次回は乗るぞーーー！乗れない分、AVEと記念撮影であきら
めます。（T_T）

その後プラド通りを北に向かい、少しお買い物。そして一旦ホテルに戻りました。

ここでハプニング勃発！ツアーのメンバー（他のお客様）が突然の入院。我がメンバーにはスペイン語の出来るカズミさん、お医者様の奥様のミドリさん
が居られます。添乗員さんも心細そうなので、一緒に付いてあげる事になりました。旅行中の健康監理は大切ですね。

残りの私達グループは、マドリッドの近郊にお住まいのノブコ叔母さんの知人のアルベルトさんとお食事約束がありレストランへ。ヘミングウェイが常連だ
った「ボティン」へ向かいました。通訳お願いしていた頼みの綱のカズミさんが病院へ付き添っていて居られないので、言葉では四苦八苦。だいぶ皆さん
を待たしたり、思うように料理の注文がいかなかったり、皆さんにご迷惑をかけるハプニングがありましたが、なんとかアルベルトさんにもお会いできひと
時を過ごすことが出来ました。英語での通訳に活躍してくださったイクちゃんに感謝しています。

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