ジャスミンの風

                                         
                                           
タイの旅
-2- バンコク

  


4月15日(火)

ホテルの部屋で快い目覚め。
昨夜は暗くてわからなかった窓の外の風景。目の前いっぱいにチャオプラヤー川がひろがっています。
思わず、「タイに来たんだなー」と実感。朝の光と、行き交う船にしばらくうっとり・・・
タイに着く早々、自由行動の日。昨夜「1日目からフリーで大丈夫ですか?」とチャイさんに心配されたけれど、平気平気!私は2度目のタイ旅行。でもこ
の前来たのは、1998年11月。アジア大会の前。4年半も前になる。街も変わっているだろうし・・・でも、なんとかなるさ。
まずはサートンの船着場を目指す。
目的地は、ワット・ポー。ここへ行くのは、渋滞知らずの水上交通が一番。ありました、1日乗り放題の船のチケット。さっそく乗り込みます。このボート、
観光船も兼ねているので、ガイドのお兄さんが一生懸命説明をしてくれます。でも、悲しいかな言葉がわかりません。でも、快い川風に吹かれ、川辺の景
色に見入っている間にター・ティアンの船着場に到着。
船着場のざっとうを抜けて広い道路に出ると、ありました、ワット・ポーが。自動車や、トクトクが行き交う道を横切り寺院の門へ。
この前来た時とは比べものにならない賑わいです。4月12日から15日までは、タイのお正月なのです。境内には、仏様にお供えする蓮の蕾や、金箔など
のいろいろなお供え物を販売するテーブルが並び、よくわからないけれど、ありがたそうな説法する僧侶、それに聞き入る人々。タイのお正月はまず仏
様なのです。
ワット・ポーで有名なのは巨大な寝釈迦仏です。長さ46m、高さ15m、迫力です。




まずは、お参りに・・・ウン?背中に何か・・・冷たいものが・・・「A Happy New Year」・・・。タイのお正月は「水かけ祭」なのです。振り返ると・・かっこいい若
者が。おもわずニッコリ「A Happy New Year」言ってしまいました。私も娘も単細胞なのです。
仏様に手を合わせ、無事お参りをすませ、再び境内へ。
今日は、物売りの人達もいっぱい店を出しています。お土産をブラブラ見ながら、何かいいものはないかな?おお!ありました、おばさんがドリアンを売
っています。日本人は嫌がると言われているドリアン、たべた〜〜い!初、ドリアンに挑戦。幸い、一個売りではなく、二切れパックにして売っています。
ちょっと木陰で一休み。二人でドリアンをまず一口。トロ〜〜〜リ。これはいける!今まで話に聞いていたような強烈なニオイもありません。おいしいんで
す。後日、チャイさんから聞いたところによると、ドリアンにもいろいろな種類があって、タイのドリアンはニオイの少ないものが多いそうです。タイへ行か
れる方は是非お試しください。美味しいのに当たればハマリます。




タイ独特の寺院を堪能した後は、再び船へ。
遠くに暁の寺院や、王宮を眺めながらもとのサートンの船着場へ戻ります。
少し遅くなってしまいましたが昼食です。せっかくタイに来たのだからタイらしいものが食べたいねと意見は一致。タイの宮廷料理を味わうことにしました。
ガイドブックでさがし「タンジン」へ向かいました。住宅街に建つ、王族の館を利用した邸宅風の店内に通されました。
静かな店内(食事時間をずいぶん過ぎていました)に、行き届いたサービスのウエーター。
美しく盛り付けられ、味も満足な料理の数々。品のよい辛さ、上手く使われたスパイス。どれをとっても満足な食事でした。
その上また、お値段にもビックリ!!お店で一番高いスペシャルコースが1000バーツ(約3000円)。美味しい上に、食べきれない程の量(私達親子は常
から沢山食べるほうです)。これを日本で食べると・・・うーーん?
この美味しさで、このお値段。いちおしです。是非ご賞味あれ。
満足して表へ出ると、住宅街も水掛祭。人々の軍団からニッコリ笑ったおじさんがこちらへ向かってスタスタと・・・手にはバケツが・・・キャーーーー!
「おじさん!カメラ!カメラ!濡れたらた・い・へ・ん!」
おじさん、ニッコリ。「OK、OK」。カメラにかからないように、バケツからペッペッと。
「A HAPPY NEW YEAR!」ヒヤリとした瞬間でした。
今夜のお楽しみ、アジアホテルにある{カリプソ}のニューハーフ・ショー。
しっかり自分達で予約も入れました。600バーツ、約1800円です。席も選ばせてくれます。
一度ホテルに戻り、シャワーをあび、着替えて、サッパリとして夜のショーを楽しみます。
ダンスあり、コメディーあり、楽しいひと時を過ごしました。
帰りのお楽しみは出演者との記念撮影。きれいなお姉さん(?)にうっとり。

             

でも、現実はキビシイです。人気のオネエサンの前にはお客さんが殺到!
もろ、チップの入りも違うのでしょう。モーションをかけながら横目でそれを見ている新人達。
オネエサン予備軍の男性ダンサー達。きっと、次に見に来た時には美しいオネエサンに変身しているでしょう。みんなガンバレ!


                                         
                                           


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