東京都内にあり、永い歴史の中で乗り物が好きな少年たちの好奇心を満たしてきた交通博物館が来年春を以って閉鎖されます。
そして2007年には埼玉県さいたま市で新たに開館される鉄道博物館に展示品が移転されます。
今回はその歴史を1ページ収めるべく東京は秋葉原にある交通博物館の模様を紹介させていただきます。

平成17年11月27日
入り口付近で出迎えてくれるD51型蒸気機関車と0系新幹線電車の前面です。
最近の乗り物関係の博物館ではおなじみのシュミレーターは交通博物館にも展示されています。
1872(明治5)年 鉄道開業時に新橋-横浜を走っていた機関車も展示されています。
私の世代には、小学校の国語の教科書に掲載されていた「機関車やえもん」でおなじみの1号機関車です。
この日は「さよなら交通博物館特別展示 乗り物模型蔵出し大公開」
という特別展示がありました。
交通博物館は多くの乗り物の仕組みをわかりやすく知らせるために多くの多くの模型を用いた展示が行われてきました。
「さよなら交通博物館特別展示 乗り物模型蔵出し大公開」の模様です。
「さよなら交通博物館特別展示 乗り物模型蔵出し大公開」にて
C55型蒸気機関車の模型です。
流線型デザインが特徴です。
鉄道コーナーの展示にて
JR総武線西船橋駅で平成5年まで使われていた発券機です。
鉄道コーナーに展示されている8600型蒸気機関車(左)とC57型蒸気機関車です。
鉄道コーナーにて
鉄道模型のパノラマ展示です。
いまだに運転時間には長蛇の列で人々を魅了してやみません。
鉄道以外にも2階には自動車やバイクも展示されています。
写真はホンダ製の白バイです。
2階 自動車コーナーの展示にて
国鉄バスの1号車です。
2階 船舶コーナーの展示です。
各種船舶の模型が展示されています。
3階にある映画ホールです。
現在ある多くの博物館がVTRなどを利用した展示を行っているのに対して街の映画館と負けずとも劣らぬ施設を有しているあたりは同館がもつ歴史を感じずにはいられません。
航空コーナーにて
1階から吹き抜けになっている天井には全日空で使われていたヘリコプターが展示されています。
航空コーナーにて
JAL(日本航空)の整備服です。
航空コーナーにて
JAL(日本航空)の機長とキャビンアテンダントの制服です。
航空コーナーにて
日本トランスオーシャン航空の機長とキャビンアテンダントの制服です。
航空コーナーにて
全日空の機長とキャビンアテンダントの制服です。
航空コーナーにて
朝日新聞社の取材機です。
航空コーナーにて
B747-400のモックアップです。
私の世代にとってはこのようなモックアップを見るとTBSドラマ「スチュワーデス物語」を思い出します。
屋外に展示されているSL弁慶号です。

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