海上自衛隊 FLEET WEEK2015



海上自衛隊では2015年10月18日に行われる観艦式にあわせて、参加する艦艇の係留地である横須賀(吉倉桟橋)、横浜(大さん橋、新港ふ頭)、木更津(公共埠頭)にて参加する艦艇の一般公開や各種のイベントが10月10日、10月11日、10月14日、10月17日に行われました。
ここでは10月10日に横浜(大さん橋、新港ふ頭)で行われた艦艇の一般公開の様子を紹介します。

新港埠頭
新港ふ頭では潜水艦救難艦「ちはや」と訓練支援艦「くろべ」の一般公開が行われました。
写真奥:艦番号403 潜水艦救難艦ちはや
写真手前:艦番号4202 訓練支援艦くろべ

潜水艦救難艦 ちはや
遭難(事故)潜水艦から乗員を救出することを主任務とする艦。深海救難艇、深海潜水装置、医療設備をそなえており、平成12年3月に就役してから平成13年8月のえひめ丸行方不明者捜索、平成23年6月には東日本大震災への災害派遣でも活動しています。

潜水艦救難艦「ちはや」に搭載されている深海救難艇(DSRV)
深海救難艇(:Deep Submergence Rescue Vehicle、DSRV)海中で遭難や沈没した潜水艦から乗員を救出するための専用の潜水艇です。
潜航深度は潜水艦の潜航深度の関係もあり防衛機密です。
遭難潜水艦に密着し乗員を救出後に浮上するレスキューチェンバー方式を採用しており、下部には電磁石が取り付けられており遭難潜水艦に接近し仮止めします。

潜水艦救難艦「ちはや」の艦橋
護衛艦に比べて横に広いのが特徴です。

「ちはや」に展示されていた潜水服
飽和潜水を行うための装備です。
掃海を行う部隊の装備とは色と形が違うことに注目です。

訓練支援艦「くろべ」(写真右 艦番号4202)
護衛艦に対して対空訓練支援を行う艦。
無人標的機や76ミリ速射砲が装備されています。
無人標的機 MQM-74チャカV
対ミサイル用の無人標的です。
シースパローなどの対空ミサイルの訓練に用いられます。

76ミリ速射砲
対空・対水上の両方に活用できる高性能兵器です。


護衛艦いずも
第一護衛隊群に所属するヘリコプター搭載型護衛艦。
全長51メートルの全通甲板を持ち海上自衛隊が保有する最大の艦艇です。
単独での戦闘能力を持っていた「ひゅうが」に比べて、ヘリコプター運用能力に重点を置いており、兵装はSeaRAMとファランクスCIWSが2機ずつ装備されており魚雷も装備されていない。

護衛艦いずも 上甲板
全長51メートルの全通甲板です。
就役当初「空母」ではないかとの情報がありましたが、ご覧の通り、航空機を発艦させるカタパルトもなければ、着艦の際に必要なアレスティングワイヤーもないことが確認できると思います。

甲板に置かれている車両
艦載されている航空機に事故が発生した場合に使用される消防車両です。

CIWS(PHALANX)
艦艇用近接防御火器システム
捜索・追跡レーダーと火器管制システムを一体化した完全自動の防空システムです。対艦ミサイルからの防御が主目的です。

SeaRAM

従来の近接防御火器システムであるPHALANXに比べて射程距離が長いのが特徴です。
アメリカ海軍のインデペンデント級戦闘艦に搭載されているものと同型です。
これにより「ひゅうが」よりも防空能力がアップしています。
このSeaRAMが配備されているのは「いずも」が初です。

第3〜第5甲板を用いて設けられたハンガー
航空機や車両を格納することが可能です。
2つの昇降機が設置され、第1昇降機は「ひゅうが」型と同様のインボード式、第2昇降機はデッキサイド式を採用しています。
昇降機の様子はこんな感じです。






飛行甲板に搭載されたSH6-J
ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)の名の通り、SH60型の哨戒ヘリコプターは7機が搭載可能です。
今回は舞鶴基地の23航空隊がきていました。

護衛艦「いずも」の特徴であるサイドランプ
艦の側部(ポートサイド)に大きな出入り口があるのが「ひゅうが」以降のDDHの特徴です。
ちなみにこの位置にはデッキサイド方式の第2昇降機が取り付けれています。

格納庫に展示されていた艦旗
ロゴマークは「ヤマタノオロチと天叢雲剣」がモチーフです。
ちなみに先代「いずも」は大日本帝国海軍の装甲巡洋艦で日中戦争のときに第三艦隊旗艦として上海に派遣された歴史を持ちます。
海上自衛隊 (マイウェイムック)
このページで紹介させていただきました訓練支援艦「くろべ」の艦内の様子や乗員が紹介されています。
海上自衛隊「いずも」型護衛艦モデリングガイド (シリーズ 世界の名艦 スペシャルエディション)
このページで紹介できなかった「いずも」の魅力はこちらで
国防女子
隠れた海上自衛隊の魅力を知ることができます。
<戻る>