2006(平成18)年7月17日 東京海洋大学 越中島キャンパス(東京都江東区越中島2-1-6)にて海の日を記念した行事が行われました。 東京海洋大学 越中島キャンパスは2003年まで東京商船大学としてわが国の海員養成の国立大学がおかれており現在も東京水産大学と東京商船大学が合併し東京海洋大学海洋工学部があり現在も海員養成する本拠地となっております。 当日、越中島キャンパスでは重要文化財「明治丸」の特別公開、百周年記念資料館の特別公開、研究室・実験室等公開が行われました。 |
東京海洋大学百周年記念資料館 1978(昭和53)年に開館した資料館です。 今も商船教育において後進の育成に貢献しています。 |
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機関学関係の展示船の心臓部であるエンジンに関係した展示が行われています。 |
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航海学関係の展示1船にとっての頭脳である航海学関係の展示です。45点に及ぶコンパスや六分儀などが展示されていました。 画像は国際信号旗 |
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航海学関係の展示2練習船「大成丸」に関する展示練習船「大成丸」は昭和20年10月9日 午前11時に神戸港沖の瀬戸内海で磁気魚雷に接触し沈没しました。当時177名(うち実習生130名)が乗っており41名(うち実習生31名)が行方不明または死亡という惨事となりました。 百周年記念資料館ではこのとき実習生として乗務し82歳になられるボランティア(元日本郵船社員)の方が当時の模様を語ってくれました。 「四方を海に囲まれて貿易によって成り立つわが国にとって海運は重要な産業でこれからの若い人にもっと海運に携わって欲しい、そのためにも私はあと10年はここで語り続けます」といったボランティアの方の言葉が重みを感じました。 大成丸についてはこちらをご覧ください。 |
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航海学関係の展示3練習船に備え付けられていた救命浮環と救命胴衣です。旧学校名である「東京商船大学」と記されています。 |
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航海学関係の展示4百周年記念資料館には多くの船舶模型が展示されています。写真は海王丸です。 |
東京海洋大学百周年記念資料館について |
重要文化財 明治丸明治7年に灯台巡視船として竣工しこの間に明治天皇も幾度も乗船。明治9年には東北・北海道巡幸の帰途に横浜まで座乗され7月20日に横浜港に到着したことから現在の「海の日」の期限となっています。 明治29年に商船学校練習船として譲渡されました。 昭和53年には船としてはじめての重要文化財に指定されました。 |
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明治丸の舵輪帆走時に利用される舵輪です。 |
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明治丸の船室 |
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明治丸の在りし日の姿を描いた油絵 |
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明治天皇御座所主甲板のの右舷後部に設置されています。公室、寝室、浴室の3室が続いてます。 |
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明治丸のサロン明治天皇も座乗された船にふさわしい豪華なつくりです。 |
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明治丸の操舵室機関運航時に利用される舵輪です。 |
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明治丸の船長室操舵室のすぐ下に設けられています |
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明治丸の後方の船名表示 |
高圧燃料噴射燃焼装置です。 ビデオカメラとパソコンを用いてエンジンの燃焼の様子を公開してくれました。 |