第81夜 ファミコン生誕20周年記念・私的ファミコンゲームベスト10<前編>
ファミコン生誕20周年!
ということで、今月は、ファミコン20周年記念月間としたいと思います。
手始めに、僕のファミコンゲームベスト10を挙げたい。
そんなの興味ない!って言われるのは承知の上で。
第10位 いただきストリート(アスキー)
コンピューターボードゲームの金字塔。ひとりで遊んで面白いボードゲームっていうのは、当時はほとんど無かったわけだから(実は、今でもそんなにないんだけど)、このゲームは貴重だった。「モノポリー」の焼き直し的なゲームシステムだったが、コンピューターでないと実現不可能な「株」のシステムなど、記憶に残っています。
いや、ボードゲームとしては、「桃鉄」もあったんだけど、あれは僕の中では、PCエンジンのゲームなんですよね。
第9位 ドラゴンクエスト3(エニックス)
ひょっとしたら、ファミコンゲームベスト1に挙げる人が多いのかもしれないけれど、僕はこのへんかな。いや、ベスト10に入るだけでも凄いことなんだけど。
いろんな意味で、ファミコンRPGの完成型だったと思う。
このゲームでいちばん思い出深いのが、メモリが足りなくなってしまったため、タイトル画面がなかった(ほんとにギリギリだったそうです)ことと、悪名高き「復活の呪文」がなくなったこと。
しかし、プレイアビリティは必ずしも「そのゲームへの愛着」とは結びつかないもので。
「あのふっかつのじゅもんがさー」とか言えなくなったのが、ちょっと寂しかったりも。
それでも、3人分セーブできるドラクエは偉大かつ良心的。
「そして伝説へ」の歌があったことを何人の人が覚えているだろうか?
鴻上尚史さんが歌ってたんですよね、たしか。
第8位 マリオブラザース(任天堂)
とにかく、最初にファミコンを「欲しい!」と思ったのがこのゲームだった。
だって、最新ゲームが「ゲーセンと同じ」なんだもんなあ、ビックリ!
2人協力(or バトル)ができるというのも画期的。
飽きずにサルのようにやり続けたもんです。
このゲーム、ものすごくテンポがいいんだよね。音楽とかステージ間の切り替えとかの「間」がすばらしい。
もちろん、そんな偉そうなことは、リアルタイムでは全く意識していませんでしたが。
第7位 プロ野球ファミリースタジアム(ナムコ)
まさに野球ゲームの金字塔。
選手に個性がある野球ゲームなんて、信じられない時代のゲーム。
発売当時からものすごく評判で、売り切れ続出だったのですが、一本だけ残っていたのを見つけて、友達とやりました。
しばらく、家にいるときはずっとやってたもんなあ。
いままでの任天堂の「ベースボール」では、4番だから山本浩二(のつもり)とか自分でごっこ遊びをしていたのが、このゲームでは、まさにそのifの世界が現実のものとなったわけで。
しかし、このゲームをやってから、それまで面白く遊んでいた任天堂の「ベースボール」を久々にやると、まるで「ソフトボール」のように感じられるようになったのです。
まさに、「野球ゲームの革命」だったんだよこのゲームは。
第6位 ゼルダの伝説(任天堂)
このゲームをやって、「ディスクシステム凄いなあ」と思うと同時に、間違って洞窟の入り口に入って、ロード時間の苛立ちを感じた人は多いはず。
これほど「アクションRPG」というジャンルを具現化したシリーズは、今でも他にはないんじゃないかなあ。「イース」とか「ハイドライド」とかは、「攻撃モードと防御モードを切り替えて敵にぶつかる」というだけの戦闘なのですが、このゲームは本当に「剣を振る」というアクションで敵と闘えるのです。キャラクターを動かすのが楽しい。
さまざまなアイテムがあって、それを使って遊んでると、また新しい発見がある、っていうゲーム。迷うのが(あんまり)苦にならない。
新しいアイテムを手に入れるたび、森に火をつけまくったり、笛を鳴らしまくったり。
ロードはかったるいけど、ディスクシステム買ってよかった!と思ったものです。
…この後は後悔ばっかりだったような気もしますが。
というわけで、今回は6〜10位まででした。