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JVC Jazz Festival with Blue Note Tokyo 20th
Bunkamura オーチャードホール
2008.3.1 18:00 (2nd set)
PAT MARTINO が参加するので慌ててチケットをゲットしたが、COTTON CLUB でも公演があるのが判明。しかし、見たことのない大西順子と、大御所の THE CRUSADERS も共演するので、取り敢えず納得してそのままに。
◆ JUNKO ONISHI solo
JUNKO ONISHI:p
- set list -
Stardust
正確には、"Stardust" を含む、20分以上のソロ演奏。ピアノのテクニックは素晴らしく、20分以上も表現できる蓄積があるのは凄い。ソロでも、飽きるという事はなかった。
Take The 'A' Train
残り時間を見ながら、ササッと終了。
◆ THE HARVEY MASON TRIO
PAT MARTINO:g , TONY MONACO:org , HARVEY MASON:ds
たった3曲で終るとは!演奏開始直後は、3人がお互いのプレーが聴き辛そうだったが、サスガに徐々に調整して、最後は何とか辻褄を合わせた。フュージョン・ドラマーの巨匠の HARVEY MASON は、4ビートでのプレーでも独自の世界を確立させていた。
- set list -
4 on 6
PAT MARTINO によるこの曲のオルガン入りトリオでの演奏は、聴いた事があるようで、実はなかった。そういえば、Lee Ritenour がオルガン入りで、HARVEY MASON も参加させてやっていた。PAT MARTINO のインプロバイザーとしての実力をまざまざと見せ付けられた。
B♭ Blues
ミドル・テンポによるノリノリの演奏。PAT MARTINO のオルガンとの相性の良さが、またも証明された。
Mac Tough
"Live at Yoshi's" のパターン。TONY MONACO のノリノリが絶頂に達した。
◆ THE CRUSADERS
21世紀を迎えて枯れまくった THE CRUSADERS 。お馴染みのテーマのリフ、メンバーの淡々としたソロ、名人芸の域に達していた。JOE SAMPLE のキーボードは Fenders Rhodes に加えて Wurlitzer も使用、レトロ感を倍加させていた。WILTON FELDER は相変わらずだが、生で聴くインプロビゼーションは絶妙。NILS LANDGREN のトロンボーンによるテーマのユニゾンはサックスと完璧にマッチしており、一本の楽器であるかのように思えた。NILS LANDGREN のアドリブも非常に素晴らしい。ギターの RAY PARKER Jr は、ソロとバッキングで渋いプレーに徹底。楽曲の半分はピックを使わず親指を駆使していた。ちょっと聴くとルーズだが、リズムは絶対に外さないプロフェッショナルなギターであった。STEVE GADD の安定感も聴きもので、CRUSADERS というバンドの中で、まるで空気のように音楽に完全にフィットしていた。しかしソロでは、往年のスティック・ワークの冴えを見せた。現在の STEVE GADD は、CRUSADERS あたりの音楽で最も実力を出せるように思えた。
JOE SAMPLE:key , WILTON FELDER:ts,ss , RAY PARKER Jr:g,vo , NILS LANDGREN:Tb , NICK SAMPLE:b , STEVE GADD:Ds
- set list -
Sweet 'N' Sour
Creepin
Free As The Wind
往年の名曲が続く。
Snow Flake
STEVE GADD のソロがあった。
Street Life
インスト・バージョン。
Put It Where You Want It
幾多の名ギタリストが手掛けたリフを、RAY PARKER Jr が担当。シンプルなフレーズでソロをとるが、リズムの切れが非常に素晴らしい。
(EC) Ghostbusters
RAY PARKER Jr がいて、この曲を演奏しなければ寂しいが、THE CRUSADERS でやれば聴いていて恥ずかしい。今回は後者を選択。歌詞の "Ghostbusters!" の部分を、"CRUSADERS!" に替えていた。この曲はあっさりと短く終って、コンサートもつつがなく終了。
(and others)
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